本格的に初心者なら「イメージでバックアップ」の意味が解りませんね。
そういう私も修理現場に入るまではイメージでのバックアップという物を詳しく知らなかったような気がします。ゴーストで何か出来るという程度。
最近の有名所ではAcronis(アクロニス)もその一つで、外付けハードディスクにも力を入れているBuffaloにライト版がバンドル(付属)する事も有りました。
イメージでバックアップするとは、ファイルやフォルダ単位でも出来ますが、主にハードディスク丸ごとや、パーティションというドライブ毎で圧縮して1つ(または分割して複数)のファイルを作成。それをDVDなどに焼けばバックアップ完了という物です。
PCのバックアップはこれ一本で完璧! 「Acronis True IMage Home 2009」(1/2)
http://bcnranking.jp/news/1001/100115_16215p1.html
BCNのデータは家電量販店などのPOSから取っており大変良い記事が多いと思いますが、失礼ながら宣伝記事は下手ですね。正月真っ只中に上げた最強ベアボーンのニュース然り。
宣伝やPRなどとは書かれていないため分かりませんが、賞賛し過ぎで真実味が無いというか、私がひねくれているだけかも知れません。
イメージでバックアップをする危険性
私が触った事のあるイメージバックアップはゴーストとアクロニスの2種類。
なぜお勧めしないかの理由は、イメージの作成時に失敗しても判らないことが多い。いつ発覚するかは復元した時にぶっ壊れておりエラーなどで強制的に中断。
復元するという事はバックアップする以前のファイルが壊れた、または削除しており引き出そうとしている状況。ここで復元出来ませんでした では、意味が無いどころか精神的ダメージも大きいでしょう。
本当に必要か判断するためにフリーソフトが有る
GIGAZINEがなめるように説明を上から下まで書いているためどうぞ。
Windowsが起動したままの状態でハードディスクをまるごとイメージ化できるフリーソフト「Macrium Reflect FREE Edition」 - GIGAZINE
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090206_macrium_reflect_free_edition/
フリーでも充分使えるどころか結構な高機能。
ディスク丸ごとは時間の無駄になるためやっていませんが、1GBのフォルダでイメージを作った際は、古いAcronisの何倍も速かったと記憶しております。
但し英語。しかしGIGAZINEの説明が完璧なので迷う事は無いでしょう。
しかしAcronisには付加価値が有る
イメージだけならフリーソフトも有りましたが、今度のAcronisは凄い機能が!
システムのパーティションを一時的に保護状態にすることで、新しいソフトやドライバのインストールはもちろん、メール添付の不審なファイルを開くといった操作が気軽にできるようになる。結果として問題が起こっても、再起動時に試用モード適用前の状態に簡単に戻せる
これは有り難い機能。再生ボタンを押して試用(仮想)モードにしておき、使えるかどうか分からなかったり、ウィルスやトロイ入りかも知れないプログラムでも気軽に試せるという事。
しかし残念ながらこれもフリーソフトが有ります。
窓の杜 - 【REVIEW】PCをサンドボックス化、再起動ですべてを“なかったこと”にできる「Returnil」
http://www.forest.impress.co.jp/docs/review/20091208_334128.html
指定した時点以降に行われたPCのあらゆる操作を“なにもしていない状態(nil)へ戻す(return)”ことができるという
元は法人向けの有料版のため、個人利用に限り無料となっております。
初めはこちらを1本でネタにしようかと考えたものの、そのような危ない橋に保険をかけるような人間なら、既に探し当てているかフォーマットしてやり直すだろうと思い温めておきました。
イメージバックアップは衰退し消滅する運命
復元に時間はかかるものの、完成したイメージはDVDからブート(起動)させる事で、自己所有のPCのドライバ入りアップデート済Windowsを作る事が可能。パソコンメーカーが大規模に使う場合で言う所のリカバリディスクというやつです。
そういう使い方なら良いとは思いますが先に書いた通り、一度作ったイメージが完璧に焼けているか、圧縮されているか一旦別のハードディスクなどへ復元して試す必要有り。
更には、DVDが安くなり過ぎたためか安物は粗悪な物が多く、50枚や100枚単位でケース無しのようなDVD-Rなどは、外径までライティングする事が出来ず本来の容量を使い切れない事も有り。更には焼けるものの経年劣化が激しく、尻切れになる事も実際に有ります。
なぜ消滅するかは、BluRayの普及 では無くHDDの大容量かつ低価格化。2TBが2万円を切る時代になぜ4GB程度のDVDに圧縮したイメージを焼く必要が有るのか。
内蔵HDDが500GB~1TBでも実際にフルで使う事はまず無いでしょう。
外付けHDDを1万円前後で購入して直接コピーをするバックアップ方法か。時間をかけて圧縮し、失敗しているかも知れないファイルを保存する方式のバックアップソフトを市場価格8千円出して買うか。
間違っても「PCのバックアップはこれ一本で完璧!」とは言えぬわけで、掃除とバックアップにはうるさい、元パソコン修理人間がやめておけと申し上げます。余計な世話ですが、Acronisに限らず過去の高額商品の荒稼ぎを忘れて、別の方向を探した方が賢明でございましょう。
以上、バックアップは外付けハードディスクを買えという話でした。
僕はイメージバックアップ(非圧縮)を外付けHDDに取る派ですね。壊れたときの復帰が楽チンだから。
しかし、BCNランキングは当てにならないね。もしかすると、もうBCNに協力している量販店の集合体よりも、Amazonの方が売っているんじゃないのかな?
PC家電市場は、まっとうなランキングデータが無くなってしまったので、なかなか真の市場はわかりませんが、情報精度としてもBCNはあまり好きになれませんね。
私はRealSyncというフリーソフトでMyDocument(Dドライブ)をFドライブへ同期させています。もっと速く高機能なソフトが有るとは思うものの、使い慣れて不満が無ければ変えられず。
BCNはPOSデータと有る為、店頭と定義するとオンラインと比較し田舎や年代が高めなデータにはなりそうで。Amazon、楽天、Yahoo辺りのデータをまとめてMM総研がレポートしてくれないだろうかと。
システムドライブのイメージは
OSが危ない時に復元するものだと思うのですが
メーカーに修理を頼んで、出荷状態で返って来たPCに
修理に出す前に作成したシステムイメージを使って
復元することも出来るのでしょうか?
吸ったイメージが壊れておらず、修理交換された部品が全く同じ物なら問題無く戻せるかと。危ない所はBIOSのリビジョン(バージョン)で、発生する可能性が低くリコールとかそこまで行かない、本当に小さな事なら修理時に強制でアップデートされるかも知れず。
100%では無いけれど復元出来ないとは言えないという、まあ何とも言えません。
購入2,3年目で修理に出していれば、交換される部品や
おっしゃる通りBIOSのバージョンが変更されている場合も
ありそうですね。
あまり考えすぎても仕方ないので、一応取っておいて
上手く復元できれば、儲けものと思うことにします。
HDD交換出来る条件で予備が1台有ればそちらに復元すれば良いかと。
A:メーカー修理戻りの工場出荷状態
B:予備 <AからBへ一時的に交換し、Bへイメージを戻す
何にしてもイメージは壊れていないか取った直後に一旦復元し、正常に戻ることを確認した方が安全ですな。
古いPCの処分時に何とかばらして
HDDを取り出したことはあるんですが
自分で交換して動いてくれるかは、すこぶる不安です…
私の場合、件のデュプリケーターとイメージ両方に
手を出した方が無難そうです。