昨日、PCに詳しくない人と数分話していたのですが「そう言えば多かったな」と
思い出したので、「インターネットに繋がらない」時にパソコンを修理に出すのか
回線の不具合かの見分け方を簡単に説明しようと思います。
ちなみにこの画像はLANボードというもので、デスクトップPCのマザーボードに
あるPCIスロットに挿して使います。普通はまずマザーボードに付いていますが、
数年前まで速度の遅い規格も普通にあったので増設することも多かったのです。
LED(発光ダイオード)が抜けていますが、左のACT/LINKと書いてある方のLED(穴)が
点灯していればLAN端子が有効になっている、またはケーブルが接続されている、と
いう意味が多く、ほとんどの場合は緑色です。メーカーによって違う(と思う)
右の10とか100、1000と書いてあるLED(穴)は速度を表しています。
このボードは「10-OFF」なので消灯していたら10M(メガ)、100Mは緑、
1000M(通称ギガLAN)は黄色という意味だと思います。(多分)
MMO(オンラインゲーム)をしていたら突然ラグ(遅)くなって回線が切れ、その後30分くらいずっとGoogleなどにも繋がらず、諦めて電源を切った。LANボードっていくらくらいするのか?と聞かれたのです。
この場合、故障の確率は低いです。
マザーやLAN端子の故障なら、ものすごく運の悪い瞬間に立ち会ったことになりますが、まず間違いなく回線のどこかで不具合が起こっています。
自宅内の機器(PC本体やルータ、ハブ、ケーブル)を足に引っ掛けたとか猫が食べたとかで無ければ外です。後々、回線やプロバイダのWebで障害情報などが載り、翌日には繋がる確率が高いので確認しましょう。今回はこれでした。
原因は3つ考えられ、
1.マザーボードのLAN端子が故障
2.ケーブルの断線
3.LAN端子とケーブルの接触不良
このあたりです。
すぐに修理に出したくなければ、PCショップや家電店でLANケーブルを買って交換してみましょう。2種類あるので、店員が詳しくない場合は「ストレートケーブル」を指定。もう1つはマニアックな人しか使わない種類で覚えなくて良いので書きません。間違えて記憶されるといけないので。
ケーブルを替えても繋がらない(ランプが点かない)ならメーカーサポートへ電話です。
リカバリ(OS再インストール)しろとかマニュアル通りに案内されるかも知れませんが、故意にドライバを入れ直したりアップデートしたり消したり改造したり変なアプリケーションを入れたり設定を変えた覚えが無ければ無意味です。「リカバリしたけどダメです」とテキトーに答えてしまいましょう。
95%くらい故障ではないので修理に出さないでください。
遅い、ということは物理的な問題ではなくて「回線の速度」が遅いということなので、それはプロバイダに聞いてくださいということです。特にADSLは地域によって速度がまちまちなので、8MBとか12、24、48MBなどの契約でもそんなに出ません。
ちなみに私の自宅は数ヶ月前までADSLでしたが、上り1MB以下、下り3.7MBが限界だったので一番安い8MBまで契約を落としました。4年くらい前の契約当時は、よくわからずNTTの勧める48MBにしていましたが意味がありません。※今は光です
残りの5%で故障も考えられますが、「時々切れる」原因はケーブルの接触不良が多く、まれにマザーボードのLAN端子が基盤に対して接触不良などを起こしています。抜き差しが激しい場合はあるかも知れませんがまずありません。
設置接続サービスも一緒に買うか、地元のサポート業者に頼んでください。
特に無線+ルーターのダブルをかませると、私でも時間がかかるいくらい面倒な設定になることがあります。これはルーターのメーカーによって設定が簡単だったり難しかったり、それ以前にモデム(プロバイダ契約と一緒に借りるか買うアダプタ)にルーター機能が付いていたり、組合せによって、どこにIDとパスワードを入れたら良いのか、開放するポートがうんたらかんたら、まぁめんどくさいのです。
電源ケーブルのようにつなげばOK、というものではないので、マニュアルを読んで判らなそうだったら誰かに頼みましょう。
「多分ドライバを適当にアップデートしたから」
「おそらく電話が着信して取る時にルーター落とした」
「よくわからないけど違うマザーボードのドライバをあててみた」
自業自得なので、直せなかったら修理へ出す前に再インストール(リカバリ)しましょう。
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