久々にPC修理っぽい話のような気もしますが、実物ではなく
何かクリアファイルを貰いました。インテルのクリアファイル。
どこがクリアファイルなのか・・・中身見えないので使えない
すぐ捨てるってのも勿体ないので、裏にある写真のマザーを勝手に解説してみます。
ノートPCの中身って、あまり見る機会無いと思いますので、何となくどうぞ。
スキャナで撮って縮小して、パワーポイントで文字載せただけですが
1時間もかかりました。アホだと思います。
もう、何か見ての通りですが、一応何がどうなのか説明入れます。
左に穴が空いたり、四角の空間は放熱用で、シャシー(ケース)内側のフレームに付いてるのだと思われます。右の黒いプラスチックで接続されており、抜く時は左の2つ○を付けた箇所にあるビスを外して左にスライドし、上に持ち上げると外れます。
HDDと同じく、左へスライドすると抜けます。
ピンクの○にビスがあるのですが、ここはケースの外から長いネジで留まっていて、ボトムケースと一緒に外すものです。
なぜかはビスが少ない方が安い、作業工程が減る、軽くなるなど色々な要素があります。ノートはここが凄い。初めて分解した時は(1時間半かかって開けて)芸術品かと思うくらい感動した覚えがあります。
この3つをまとめた理由は外し方が同じで、メモリの両側(画像で言う上下)にある銀色っぽい金具を外側に向かって開く。すると上に向かって斜めに起き上がります。そして斜めに抜く。メモリは、上下に2枚あるので下も同じように外せます。
ターボメモリと無線LANも同じ外し方ですが、どちらも良く見るとビスが2本ずつ留まってますね。今気付きました。これを外して斜めに起き上げます。
戻す時も同じように「斜めに挿して、上から押す」と、カチという音がしてハマります。無理矢理押したり挿したりしないように。
基本的にノートPCは、液晶のフレーム外す時以外は分解に力は要りません。
赤い○を複数付けましたが、CPU周囲の4つがCPUのヒートシンクを留めるビスで、VGA(と思う)周辺3箇所もヒートシンクを留めるネジ穴です。
どちらも中心に四角い白っぽい場所がありますが、ここにうっすらグリスを塗ります。モバイルCPUだと塗らない場合もあるので、ベトベトにしないように。
CPUの左に縦向きにマイナスのビスっぽいものがありますが、これを反時計回りに回すとコキっという音がしてCPUがフリーになります。上に持ち上げるとスッと上がり、取付はその逆。しつこいですが力は要りません。
CPU取付で注意することは、ビスは対角線で留める。分解マニアなら当然でしょうけど、ここをミスるとヒートシンクは銅なので柔らかく、運が悪いと歪んだりします。例えば右上を半分まで回したら左下、左上、右下。そして右上を8割締めて同じ順で締める。最後に増占めして完了。
ヒートシンクのビスはバネが付いているので、ここは最も慎重に。
VGAとCPUの間にあるのがCPUファンで、右へ向かって排気しています。
緑はスピーカーで、元々素人が分解するようには作られていないので、指で力任せに抜くと潰れて使えなくなったりします。青はタッチパッドへの接続で、これは間違いなくトップケースと繋がっています。知らずに思い切り開けると運が悪ければ切れます。
私は運が良かったので、普通に抜けてくれました。
SDカードは見たままです。
参考にはならなかった思うので、元修理人としてアドバイスは
「分解するなら修理に出すな」
これ。やめてください。マジで。
バラすなら自分で最後までやれよ・・・
正直な感想です。
他人が分解したものを戻すのは、かなり苦痛です。
どこまで何をしているのか完全には解らないので怖いのです。
メーカーという名前を背負ったプロの修理に100%未満は不可。
しかし、そういう分解する人に限って高額になった修理代にゴネる。
なぜ自業自得のために、他の修理依頼を遅らせる必要がある。
ぶっちゃけ、こんな修理やりたくない。
私はノートPCの凝縮された構造は、先にも書いたように大好きです。
初めて苦労してキレイに分解できたメインボードには感動しました。
ただ、個人的にノートPCは有り得ないと思っていますので
できればデスクトップにしましょう。
コーヒーとかコーラ飲ませてみたり、ボールペンで液晶とキーボードに
拷問してみたり、そういう点ではノートは最悪なのです。
もちろん使い方次第ですが、まだ時間あるなら過去の記事でもどうぞ。
お疲れ様でした。
パソコン修理、ノートPC編
https://bto-pc.jp/repair/bto-pc-51.html
コメントする ※要ユーザ登録&ログイン