久々に修理ネタですが、メーカーの修理現場にはハードディスクの
デュプリケータ(Duplicater)というものがあります。
単純にハードディスクをハードディスクへ丸ごとコピーするもので、例えば
Aという型番のイメージが入ったHDDが1本あれば、それをマスターにして
複数本のHDDへコピーするというものです。PC不要のスタンドアローン。
業務用なのでもちろん高額です。
デュプリケーター専門店【オフィスプロ MAYU】
http://www.officepro.co.jp/duplicator_hdd.html
24,300円、34,800円ではありません。約24万と35万です。
先に書いた、複数本へのコピーになると桁が更に上がるはずですが、
個人で使用するなら24万のもので充分です。いや、そんな高いもの要らない。
そして、こうなったわけです。
センチュリー、PCレスでHDDのデータをコピー/消去できる「裸族の双子」
マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/26/067/
センチュリーは26日、PCレスでHDDのデータを相互コピー/消去できるHDDクレードル「裸族の双子」(CRF25/35PRO)を発表した。発売開始は3月27日の予定。価格はオープンだが、店頭予想価格は29,800円。
3万が安いかと言えば高いですが、個人用では安くても6万はしており
海外の知らないメーカー製で怖くて使えそうもないものばかりでした。
これも製造は中国か台湾だと勝手に予想しますが、未だにアレな通信で
500GBのHDDが3時間で満タンになってしまうような人はいかがでしょう。
ジャンクの120GBを大量に買って「これは!」と思うHDDは新品へデュプる。
また、クラスタ破損など論理的な故障なら、修復せずコピーしてみたり、
ひどい(というか凄い)時は、運が良ければ読めないくらい壊れたHDDも
無理矢理コピーできることが実際にあります。
個人使用するものでは無いと思いますが、修理業者だったり、似たことを
しているなら安い買い物でしょう。
なぜ安いのかは、センチュリーにしか解らないことがオチでしょうか。
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