ツートップで購入したCorei7機が早々に故障。
私では無く、アラートで抽出されたNireさんの個人ブログより。
Part3とある通り、1から続き4も予定されている途中経過です。
パスワードは聞かれるが、質問には答えてくれない – TWOTOP PC BTO 故障 Part3 - Nire.Com
http://www.nire.com/2009/08/twotop-bto-core-i7-dead-part3/
1から読みましたが、まずはご愁傷様でございます。購入間も無くの故障は他人事ではありません。壊れるタイミングは運と言えましょう。TwoTopに100%非がありますが、ここで私はあえてツートップ側の立場として仮想しようと思います。
■状況
>Part1
・ PC前面の電源ボタンを押しても起動しない
・ マザーボードのLEDが光らない
・ マザー、電源、その他パーツ故障の疑い
・ パーツを外したりエアーを吹くが直らず
さすが詳しい、手本のような確認です。
その後、サポートへ電話されているようでこれも正解でしょう。
>Part2
・ 修理完了まで4~6週間かかると言われた
・ FAXで修理品の発送案内を送って来た
・ 修理依頼の発行に通常の電話代がかかる
・ マニュアルのような応対(0点)
・ トラブル箇所が判っている場合は、部品のみ交換も可能
やはり詳しい。しかし、サポートはどこもマニュアルです。
マニュアルさえ無いアウトソースなサポートセンターも存在します。
部品交換のみ可能は、ドスパラと似ており好感が持てます。
>Part3
・ Windowsのログオンパスワードを教えろと言われた
・ HDDの検査をしなくて良いのでパスワードは教えない
・ 電源が故障というチェック方法や理由を知りたい
・ 1週間放置され、FAXで回答が送られて来た
・ サポートの電話がつながらないのでFAXで質問を送った
・ 担当を変えて別の人に回答をしてもらいたい
思考がまずい方向に行かれています。
トラックバックでお知らせしたいのですが、FC2のせいかうまく打てません。
PCユーザとしてはNireさんに全く同意ですが、ツートップ側のやり方も私には理解できます。まずはツートップはユニットコム(パソコン工房、faith)グループで、修理は島根県にあるという前置きをして要点を書いて行きます。
修理完了まで4~6週間かかるのか?
混んでいない時期ならば、最短4~5日で返却できます。4~6週間とは、見積の回答や不具合症状が再現しなかった場合の最長で有り、サポートが返答する日数の基本です。長く言っておけば短くて文句は言われず、逆ではクレームの元になるからです。
但し、今回のように「5月に購入したばかり」しかも「i7搭載の高級機」ですから、保証期間内であることを考慮してもっと短くしても良いでしょう。まあ、マニュアルなのです。
パソコン屋にも関わらずFAXが多い
基本はFAXで、電話やメールでの連絡は滅多に有りません。
パソコンユーザ全てが2台以上のPCを持っているとは限らないため、初心者からメールアドレスを聞いても無駄、携帯のメールならば受信によるパケット通信料が発生するとトラブルの元です。
電話が無い理由は、単純に時間が長引くためでPCメーカーが最も嫌う連絡手段です。人数の揃っている大企業(DELLやソニーなど)ならば電話も有りでしょう。しかし、ユニットコムは外注のためコストダウンにより電話を避けます。
言った、言っていないを避けることができるためFAXが基本なのです。
トラブル箇所、部品が判るならば単品交換可能
これが一部のBTOメーカーの特長でしょう。
私はドスパラだけだと思っていたのですが、ユニットコムもできるようで。この場合、故障は電源ユニットの確率が高いため、予備の500W程度があれば接続し、電源が入れば電源のみ交換して貰って終了です。
しかし、普通の人は電源を外すなどはまずしないでしょう。マニュアルが無ければ、マザーへ接続するピンアサインが難関かも知れません。メモリやHDDならばまだしも、無理はせず修理依頼が正解です。
なぜWindowsのログオンパスワードが必要なのか
修理完了後にOS上での動作も確認するためです。
要らないならば検査項目が少なくなり有難い。
修理では、故障したパーツのみではなく、全てが完全に正常動作をして「修理完了」となるため、OSをプリインストールしたBTOならば責任を持って全てをチェックします。後日解説しますが、Windowsのパスワードは簡単にクラックできます。メーカー修理では、もちろんそんなことはしません。
HDDを外して修理に出す人が時々居ますが、修理側としては楽です。
検査時間が半分以下になるため、返却も早くなるでしょう。
故障の原因となった理由はチェック方法を知りたい
雲行きが怪しくなって参りました。修理側では、このような要求を出されるユーザをクレーマーとしてリストへ入れてしまいます。なぜ故障したのかは判らず、正確に言えばそこまで調べない上調査する必要も無いからです。
ユーザへは正常動作するパソコンを返却し、故障したパーツはまとめて製造元(多くは台湾や中国)へ修理、または返品として送り付けます。ここで故障した原因が判ったとして、ユーザ過失だったと推測されるならばどうでしょう。有償修理の対象となり、徹底的に調査をすれば時間だけで無く人員も割くため、賠償レベルの請求になります。
この手の質問をされるユーザは1000人に1人いるかどうかなので、責任者が変わって返答に回ることが多く、繰り返しますが原因は不明です。不明だからユーザが「もういい」と言うまで修理は終わりません。
担当を変えて(詳しい人間からの)返答を頂きたい
消費者視点で見ると当然のことと思えますが、1日数百~数千台をいかに早く正確に返却するかという目的を邪魔する存在となってしまいます。言ってしまえば、修理現場でも「交換したから動いたから正常になったから故障は電源装置です」としか言えません。
品質は採用時に問題無しと出ているはずですから、それが偶然故障した、または何らかの条件で動作不良を起こしてしまったならば、その単品に対する検証が必要になります。そこまでするならば、それ相応の技術料が発生するでしょう。
保証書に書いてあると思います。
修理の範囲は、正常動作するよう保守するもので、何が原因かまでは調べるとは書かれていません。残念ながら、スジが通らないことを無料で要求することになれば、本当にクレームとして成り立ちます。
現場を思い出して書きましたが偏っているでしょうか。
要求が多くなるほど保留され、責任者へ近付くほど保留期間は延長されます。どこもそうですが、人間の数はピラミッドではあるものの、業務内容の濃さは上になるほど難しくなり時間も多くかかります。
このように通販でのBTOは原因まで分かりません。知りたいならば、地元のPC屋や電源を自作して何が原因なのかを分解して調べるしか無いのです。そこまでするならば、かなり良質なBTOパソコン屋を開業できるでしょう。
どうしても原因を調べなければならない状況は、電源が火を噴いて家財を燃やしたり、人身事故を起こした場合のみメーカーに責任があります。こうなれば警察を含め、メーカーは原因を報告しなければなりませんが、そうでなければクレーム案件として保留にされます。
この例では、4~6週間では利かないかも知れません。
理由や諦め、修理完了したらすぐに返せが正解でしょう。
修理しているのはTwoTopでもユニットコムでも無いのですから。
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