今回も検索より。
マウスコンピュータに限らず、電源を入れるとBIOS画面が毎回勝手に表示
されてしまうという症状はあります。
BIOSは「Award BIOS」「Phoenix BIOS」「AMI BIOS」の3種類が有名どころで
PhoenixはAwordに買収されたので、どちらもAwordになっていまして
上の画像はAwordです。Phoenix(今はAwordと書いてあります)はメニューではなく
タブのようになっていますが、内容の意味は同じです。
さて、「毎回勝手に表示される」ということは、BIOSが何か設定してくれと
言っていることが多く、ハードルの低いチェック方法として数点書いてみます。
自信が無かったら絶対にさわらないでください。
オーバークロックなどの項目を変えてしまうとハードウェアが故障したり
ドライブの設定を変えてWindowsが起動しなくなったりします。
・ CMOSの電池が切れている
この場合、BIOSのCMOS項目で時間が製造年の1月1日になります。
毎回、1月1日になるので、BIOSが「日時設定しなよ」と毎回促しているのです。
設定は、DateとTimeを現在日時にするだけ。
と言っても、マウスが使えませんので、全部矢印キーでの移動です。
海外なので、日付は左から月、日、年、だったり、日、月、年と設定します。
時間はそのまんま。
変更するには矢印の上下ではなく(これ押すとカーソルが移動します)、
PageUp、PageDownで数値を変えます。
・ ファンの回転数(制御)異常または警告
マザーボード(BIOS)はCPUの温度を常に監視しており、冷却ファンなどの回転も
監視したり制御しているので、ここに異常があると思ったら「大丈夫?」と来ます。
BIOSの数値などに異常があると、その数値が赤や黄で表示されることが多く、
解決するまで毎回BIOSを起動してくれます。
配線が引っかかってファンが止まっていれば、取り除けば良いので簡単ですが
時々止まったり回転数がずっと遅い場合は故障の可能性があります。
直したり制御値をムリヤリ変えたりせず、検査修理に出しましょう。
・ 電圧低下
パソコンは主に5Vと12Vを中心に動作しています。
他にも3Vなど数種類の項目があり、いずれかが規定値を下回ると警告されます。
この場合はどうしようも無く、電源装置かマザーの故障なので素直に修理へ。
電源がそこらへんにすっころがっていたり、交換用のマザーがある変な人は
交換してみましょう。というか、そんな人はこの程度のことお見通しですね。
結局、自分でどうにかできるのはCMOSの電池切れくらいです。
どうにか、と言っても電池交換はマザーの電池ソケットからボタン電池を取り出して
同じ規格のものと交換する、という立派な修理交換作業なので、無理しないように。
ちなみに電池切れの原因は「パソコン使わない時はコンセント抜いとこう」という
エコな人たちです。ご苦労様です。
主電源が接続されていれば、待機電力により電池の消費は抑えられます。
が、それが無ければ1年~2年程度で切れるものです。
他にも原因はありますが、見て解って何とかできるかも知れないのは上記程度です。
BIOS設定画面が毎回表示される時は「うざいなぁ」と思わず「な、何かあったの?」と
心配してあげましょう。電池切れなら、ほっといても問題ありませんが、他の不具合なら
故障へ向かっている可能性があります。
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