キーボードの配列を簡単に変更する方法。
私のキーボード(Realforce106)にはWindowsキーが無い為、Windowsキーの使い道が良く判っていないのでは?と思い、無いなら追加すればよろしい、という事で付けたついでに利用した大変優秀なフリーソフトを紹介。
フリーソフト+レジストリ変更=自己責任にて。
キー配列を強引に変える前に注意する事
検索で迷い込んでしまった人へ、キーを変更する前に。
- @ を押すと [ になる
- UIO、JKLなど右付近のキーが数字や記号になる
前者なら日本語キーボード(配列)が英語キーボードの認識になってしまった可能性が有るので、無理やり配列を変更する前にこちらをご参考有れ。
キーボード・文字入力 がおかしくなった - k本的に無料ソフト
http://www.gigafree.net/faq/keybord/
後者はノートならほぼ間違い無くNumLockがオンになっているだけなので、以下の説明ですぐに解決するはず。
当記事は、正常なキーボードの配列を自分用へ変更するという趣旨。不具合が出ているならば更におかしくなる可能性が有るので、強引な変更はやめましょう。
キーを簡単に追加、無効、入れ替える方法
視覚的に操作出来る上、クリックのみでキーを変更出来るフリーソフト。
Change Key - 窓の杜ライブラリ
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/changekey/
解説より引用。
Windows NT 4.0/2000/XP専用の機能を利用しているため、ソフトを常駐させることなく常に変更した状態で利用できるのが特長
XPまでと説明が有るけれど、2014年2月にリンク先を見ると7まで対応へと更新されていたので遠慮なく使わせてもらいましょう。8は知らないけれどおそらく7と同じ。
常駐しない理由はレジストリを変更している為。簡単に言うと、GUI(見易いコントロール窓)からクリックして「登録」すると、レジストリが書き換わるだけという単純な仕組。
常駐しない=このソフトを消しても変更したキー配列は元には戻らない、という意味なので、レジストリという言葉を知らなかったり書き換えたくないなら、キーを元に戻す時の為にこのソフトは消さずに保存しておきましょう。
Change Keyの簡単な使い方
ダウンロードしたファイルを解凍すると、ChgKey(.exe)というアイコン付きの実行ファイルが有るはずなのでダブルクリックで実行。ここからWindowsの管理者権限が必要。
起動すると下の画像のように背景が紫のキーボード画面が出るので、変更したいキーをクリック。下の例で私は「Scroll Lock」を指定しており、緑キーボードが現れ、右上に青い枠で目印が付いております。
上の例では、マウスのポインタがテンキー左上の「Num Lock」に載っており、私は「Scroll Lock」を「Num Lock」へ変更しようとしている場面。クリックすると紫のキーボードへ戻り、引続き設定変更可能。
完了するならメニューの「登録」を押して保存。変更すると再起動するか聞かれるので、するならOK、後にするなら後でも結構。Windows起動時に読み込まれるものなので一度再起動が必要。
入れ替え以外に無効にも出来る為、最終的に私はこうした。
分かり難いけれど一覧にすると、
- 無効:Caps Lock・・・2~3年に一度しか使わない、稀に誤操作
- 無効:Insert・・・上書きする用途が無い、かなり邪魔
- 変更:カタカナ->Winキー・・・誤操作が多いのでWindowsキーへ
- 変更:Scroll->Num・・・テンキー連打中に指が当たると笑える
私の場合は入れ替えより無効化で誤操作防止の意味が濃い。ちなみにNumLockはマジで邪魔だったのでキートップも入れ替え。
検索していると「CapsLock」と「左Ctrl」の入れ替え例が多くヒットし、何故そうしたいのか私には解らないけれど、そういう需要が多いのか、どこかがパクり元なのか。
レジストリの改造はお勧めはしないけれど、キーボード配列が原因による操作性に不満が有るならやってみて損は無いかと。
次の話はマニアックなので、レジストリの詳細が不要ならスルーしておまけへお飛び有れ。
レジストリの場所とスキャンコード(上級者用)
このソフトがどこをいじっているのか気になったので調べるとこちら。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout
この中に「Scancode Map」が作成されており、中身がどうなっているのか開いた画面が以下。
上の値は、「カタカナ」キーへ「右Windowsキー」を割り当てたのみ。詳しい解説はこちらが分かり易かった。
キーを入れ替える
http://www.losttechnology.jp/Tips/keyscancodemap.html
上の画像と解説の表現が違うので、画像に合わせて言い換えると
- 0000~「00」の8つは無視
- 0008~「02」は変更したキーの数
「5C E0」右Windowsキー、「70 (00)」カタカナキー
0010以降は置換えたり無効にしたキーのスキャンコードを入力しつつ、0008の変更数を合わせて行けば良いという意味かと。
スキャンコード一覧も発見したので画像にて拝借。ソースはPDF注意。
source:http://www.ne.jp/asahi/shared/o-family/ElecRoom/AVRMCOM/PS2_RS232C/KeyCordList.pdf
しかしこの一覧と私の設定ではカタカナキーが違っており、何が原因かは解らないけれど、この一覧に当てはまらないならChange Keyから抽出した方が確実。
Win左↑この辺りのキーを押し、画像右上でポインタを置いている「Scan code」で別窓を開いたところ。コードが判るという親切設計。
レジストリを直接いじるには面倒かつ間違い易いと思われ、素直にこのフリーソフトにお任せした方が効率良いでしょう。
変更を全てリセットするならレジストリ内に作られた Scancode Map を削除してWindowsを再起動すると元通りになるので、変更するより戻す方が簡単。
Windowsキーは必要な人には便利なのか?(おまけ)
特にまとめる事が無いので余談。
なぜ今回このような話をネタにしたかは、冒頭で書いた通り「私の日本語106キーボードにWindowsキーを付けてみたかった」為。
※106・・・一般的な109よりWindowsキーなどが3つ少ない
何故付いていないかは、偶然にも最も安かったテンキー付のRealforceキーボードが安心のP/S2接続、邪魔なWindows無し、106日本語だったというだけ。
しかしそれは昨年まで利用していたXPでの話で、Windows 7ならWindowsキーも何か役に立つのかと夢見た次第。
しかしそれは夢だったと思った一覧がこちら。
source:Windows 7 のショートカット キー | マイクロソフト アクセシビリティ
個人的に不要な機能ばかりで、使わない=慣れる以前の問題。2つほど「これは」と思ったけれどやはり不要。
- Winキー+「R」・・・ファイル名を指定して実行
- Winキー+Shift+左右キー・・・モニタ間でウィンドウ移動
私は普通にWindowsを使っている一般的なPCユーザなので、前者は滅多に使わず、今回のレジストリエディタ起動(regedit)を打つ時は、スタートボタンを押してファイル検索で「regedit」と打つは苦にならず。
モニタ間でウィンドウが移動するのは必要な人も居るのだろうけれど、私は3枚のフルHDモニタは各ディスプレイごとに表示するアプリケーションを決めているので移動する必要が無いという。
ではWindowsキー単発でスタートメニューを開くかと言えば、それも滅多に操作せず、開いた後の操作はキーボードよりマウスでクリックした方が早い。
というわけで、カタカナキーにWinキーを割り当てているけれど、これも誤操作になる可能性が有る為、結局は無効にすると思うけれど、もう少し何か使えないか試しております。
以上。Windowsキーに指や手が当たり邪魔なら無効にすれば良いというわけで、106キーボードを無理に選ぶ必要は無いでしょうな。どちらかと言えば、109でWinキーが邪魔なら無効にすれば良いという1つの方法として。
>最終的に私はこうした。
むしろこの配列で、「無効」の部分はホントに無効だと困ることもありそうなので、意識しないと押せないくらい固くなっているような、そんなキーボードが売られていても良いと思った。
>検索していると「CapsLock」と「左Ctrl」の入れ替え例が多くヒットし、何故そうしたいのか私には解らないけれど、そういう需要が多いのか、どこかがパクり元なのか。
これは98配列が由来かと。昔のPC-98がそういう配列、正確に言うと今のCapsLockの場所にCtrlとCapsLockが並んでいる配列だったのでそれに慣れてしまった人が使うという。
>個人的に不要な機能ばかりで、使わない=慣れる以前の問題。2つほど「これは」と思ったけれどやはり不要。
んー、この表には「Win」+「E」でコンピューターを開くと書いてあるんですけど、実際にやってみると多分エクスプローラーが開くんじゃないかと思います。まぁ7だと初期状態からタスクバーに登録してあった気がするので、やはり使わないかもしれませんが。
あと、慣れたPCでは「Win」+番号でのアプリ起動が便利なんですが、タスクバーにどのキーがどのアプリに対応しているか、番号を小さく表示してほしいですね。覚えないと使えないので。
> 検索していると「CapsLock」と「左Ctrl」の入れ替え例が多くヒットし、何故そうしたいのか私には解らない
Ctrlをホームポジションの列に置きたいんでしょう。
>検索していると「CapsLock」と「左Ctrl」の入れ替え例が多くヒットし、何故そうしたいのか私には解らないけれど
PCからUNIX系を使い倒してると左小指で医者通いになるからでしょう。周りに結構いる(労災申請できるんじゃなかろうか?)。
私も常に微妙な痛みを感じてて少しヤバイ。
FPSとかゲームにも便利だったりするのかも知れませんが
>個人的に不要な機能ばかりで、使わない=慣れる以前の問題
せっかく一覧貼ったのに激しく要らねぇとか言われてんですがソレは仕方ないとしてw、まず、ISMSとかISO認証とってる職場なら、離席時に窓+Lは必須だと思うんですがというか義務付けされてんじゃないですかね?
>Winキー+「R」・・・ファイル名を指定して実行
>一般的なPCユーザなので、前者は滅多に使わず
階層の深いところにあるものを起動するのに捗るいいますか、頻度的にショートカット作る程でもないから私は余計にこっちを使うんですよ
Win+Rしてからのcmd:コマンドプロンプト開く
Win+Rしてからのpowershell:powershell開く
Win+Rしてからのcalc:電卓開く
Win+Rしてからのnotepad:メモ帳開く
Win+Rしてからのmspaint:ペイント開く
Win+Rしてからのwordpad:ワードパッド開く
Win+Rしてからのexcel:Excel開く
Win+Rしてからのregedit:レジストリエディタ開く
Win+Rしてからのmsinfo32:システム情報開く
Win+Rしてからのmsconfig:システム構成開く
Win+Rしてからのnetplwiz:ユーザーアカウント制御開く
Win+Rしてからのtaskschd.msc:タスクマネージャ開く
Win+RしてからのWF.msc:Windowsファイアウォール開く
Win+Rしてからのservices.msc:サービスマネージャ開く
Win+Rしてからのeventvwr.msc:Event Viewer開く
Win+Rしてからのsecpol.msc:ローカルセキュリティポリシー開く
Win+Rしてからのcompmgmt.msc:コンピュータの管理開く
>スタートボタンを押してファイル検索で「regedit」と打つは苦にならず
上でだらだら書いたWin+R(ファイル名を指定して実行)は、一度開いたものはプルダウンメニューに記憶されて先頭の文字を入れた時点でインクリメンタルサーチ補完されるので、打つのが苦にならないどころかイチイチ最後まで打たなくて済むのが利点です
>もう少し何か使えないか試しております
大事なことなので2回書きますが、せっかく一覧貼ってあるのにどれもみんな要らねぇとかダメ出しされてますので(震え声)
一覧に無いやつで知ってるのをいくつか書いときますね(白目)
Winキーのみ:スタートメニューを開く
Win+1~9:タスクバー上のアプリ(左から順に1~9)をアクティブ化
Win+B:システムトレイアイコンの先頭にフォーカス移動
Win+Pause:システムのプロパティを開く
Win+M:全てのウィンドウを最小化(一見Win+Dのデスクトップ表示と同じ)
Win+Ctrl+Tab:スタートメニュー、Quick起動、システムトレー間フォーカス
Win+「+」:Windows7拡大鏡の拡大と縮小
Win+Esc:拡大鏡の解除
Win+→+Enter Windows7だとシャットダウン(XPだとWin+U+U)
Win+F1:ヘルプ表示
>検索していると「CapsLock」と「左Ctrl」の入れ替え例が多くヒットし、何故そうしたいのか私には解らないけれど
たまたま職場のUnix用キーボードが「A」キーの隣にCtrlがあり
VimでCtrlを多用する際、圧倒的に手が楽だったため
普段使うキーボードはすべてCapsLockとCtrlを入れ替えています。
通常の配置ではCtrl打とうとしたら手首捻らないと無理ですからね。。。
タイプ数カウンターを見ると
CapsLockは32日間で0回
Ctrlは32日間で5073回
打ってるので入れ替えることで約5000回/月もの手首への負担が0になりました。
>無効:Caps Lock・・・2~3年に一度しか使わない、稀に誤操作
>無効:Insert・・・上書きする用途が無い、かなり邪魔
昨日も書きましたが、Caps LockとInsertを無効にしてストレスが半減しましたw
NumLock、ScrollLock、無変換、変換、カタカナひらがなローマ字も巻き添えで無効にしましたw
>個人的に不要な機能ばかり
私はWindowsキーは必須です。
特に田+「D」(デスクトップを表示)は良く使います。
>スタートボタンを押してファイル検索で「regedit」と打つは苦にならず。
私は現在メインでXPを使っているのでスタートメニューの検索は使えないんですけどw
その他以下のときにファイル名を指定して実行を使います。
・コマンドプロンプト (cmd) の起動
・エクスプローラー (explorer) が強制終了したときに再起動
・システム構成ユーティリティ (msconfig) の起動
・DirectX診断ツール (dxdiag) の起動
・システムエディタ (sysedit) の起動(Vista以降は英語表記、64bit版ではなし)
ゲーミングキーボードだと、予め2~3個くらいキータイプを無効化できるキートップが付属するモデルもありますね。ちなみにこの類の「キーを押し込めなくする器具」を「キーロック」や「キーストッパー」と言い、高級なモデルのキーボードなら単体で販売されています。
ダイヤテック MXスイッチ専用 キーロック
http://www.diatec.co.jp/shop/det.php?prod_c=1327
ダイヤテック Realforce専用 キーストッパー
http://www.diatec.co.jp/shop/det.php?prod_c=528
興味がある方は検索してみれば、この手のキーロックorストッパーが付属するキーボードを探せますよ。
>無効:Caps Lock・・・2~3年に一度しか使わない、稀に誤操作
質問掲示板でも、この手の救護要請はたまに見かけますね。再起動すれば良いだろ、といつも思うのですが。
>変更:カタカナ->Winキー・・・誤操作が多いのでWindowsキーへ
私もカナキーは滅多に使いませんが、誤操作とは指が当たる、ということでしょうか。ここに指が当たるとは、何だか面妖なタイプをなさっているようで。
トラックボールだって1日で慣れたわけでは無いでしょう。今までずっとWinキーは使用していなかったのですから、別に無理して使わなくて良いと思いますが、要不要の結論を出すのはしばらく使ってからが良いでしょうね。