友人A氏宅の無線LANが不安定との連絡。
無線LAN中継器へ接続すると頻繁に途切れるらしく、途切れるというより数十分繋がらない時もあるとの事で子機の異常が疑われるところ。現場へ行ってみるとおっしゃる通りの障害が発生。
どう対処したか経験メモとして。
障害の原因がルータ側か子機側か切り分ける
文字のみではイメージしづらいと思うので画像も入れましょうか。
親機。
初心者お断りな無線ルータArcher C7評価・レビュー - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/etc/archer-c7-review.html
中継。
初心者ややお断りな無線中継器RE450評価・レビュー - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/etc/re-450-review.html
子機。
無線LAN子機WDC-433DU2HBK実機レビュー・評価 - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/etc/wdc-433du2hbk.html
親機から中継、その中継が子機と接続。
するとノートPC起動から10分前後で無線が切れ始め、短い時でも1分くらい、長い時は私は試していないけれど20分以上繋がらないという。
切り分けてみたところ、これが良く判らない。
- 親機---子機・・・繋がる
- 中継---子機・・・切れる
- 中継---iPhone、iPod touch、Mac、Androidタブ・・・繋がる
- 中継---(PC本体を変えた)子機・・・切れる
2と4番、中継とこの子機の組み合わせだけ切れてしまう、相性問題のような状態になっておりどちらが原因なのか不明。
私の所有物ならばまずは中継器のファームウェアをアップデートしたいところだけれども、ファームの更新で不具合が出たり、失敗で故障しないとは限らない。
では保証期間内なので子機をエレコムへ修理交換依頼するかと言えば、返却まで5~10日くらい必要な上、「正常動作します」で突っ返される可能性大。親機と子機は繋がるのだから。
ならば中継器と子機をセットで送り付けて「繋がらない」と言えば良いかは「他社製品のサポートはしておりません」が脳内再生余裕。
Windows PCを私が持参したノートと取り替えても同じ症状が出てしまうので、OS側に異常があるわけでも無さそう。エレコムのドライバがクソな可能性があるとしても、他の人は使えているのだろうからやはりここだけの話と推測。
となると残された手段は1つ。同型の子機をもう1本おかわりし、その子機で繋がるか試す。無理なら相性が悪い、問題無くなれば先に所有していた子機の不具合。
後者ならば事情を説明しエレコムが納得すれば交換は出来るやも知れず。
中継のファームとエレコム子機との相性問題?
その場で私のアカウントでヨドバシへログインして発注。翌日、職場へ納品されたので帰宅時にA氏宅へ直行。
私のノートで子機を取り替え待つこと5分。切れた。
こうなると他に打てる手は、エレコム以外の子機、確実と思われるメーカーは中継と同じTP-LINK製品の子機へ乗り換えてしまえば良さそう。しかし中継側に問題があるなら、同じ不具合が出てしまう可能性も。
というわけで個人的には最終手段としていたファームのアップデート。ファイルをダウンロードしV1をV2へ書き換え。
source:をダウンロード RE450 - TP-Link
直った。
無線LANルータと子機1つをac対応しても無意味
というわけで子機が1本余ってしまい、Aさんは使い所無いけれど引き取ると言われたものの、私も「いつか使うかも知れない」という絶対に使わないフラグを立ててこちらで引き取る事に。
しかし私の自宅で使うとこうなる。
まず子機から親機へac接続すると最大433Mbpsまで低下。
その後、最大1Gbpsで終端装置やNASまでは行けるものの、光回線が最大100Mbpsまで落ちてしまうのでいくら親機が1G超えしていようと、子機が100M超えしていようと外に出る時の間口が狭く無意味。
しかもWANでは実測60Mbpsくらい、子機から親機は433Mbpsも出ておらず良くて80Mbpsといったところ。WANへ出るなら60Mbps、NASへのアクセスは80Mbps。nより多少は実測速いけれど体感では判らないくらいの差。
オレンジの丸はノートPCなのでバッテリ駆動へ切り替えて移動してみたところ、直線なら5m程度は余裕で50Mbps出るけれど、浴室へ入り壁1枚隔てると20以下まで低下。扉を閉めると10を切ってしまった。
ちなみにNASからメインPCの有線接続なら200Mbpsは余裕で超えるので、計測用に使用したNASや、その間のケーブルの速度には問題ございません。
見通し5m少々で端末を使う環境ならばb/g/nより多少良い、電子レンジのATフィールド展開時に切れない程度の利点しか無し。私は廊下に無線親機を置いているので高速の恩恵皆無。
無線の速度が速いイコール良いとは限らない現状
デカい動画のエンコード(変換)がCPU性能により速くなると似た感じで、LANの速度もデカいデータを転送するならルータや子機が高速なほど効果大。
しかしWANの速度がボトルネックになっている現在、CPUがCore i7の4GHz超えでもメモリが2GBしか搭載されていないエンコードと同様、インターネット側が遅いならローカルエリアのみ。
LANで何をするかは企業でも無ければせいぜいNASのデータを出し入れするくらい。または他のPCへ接続してファイルのコピーや移動する程度で速度を活かせる用途が少なすぎる。
しかも今後はクラウドが主流になり、LANでのデータ保管が限られて行くとするなら、やはりWANがネック。
ADSLのベストエフォートがそうだったように、光回線がいくら100Mから1Gbpsのプランへ変更しても実測100も出ないとかあるある。見たことは無いけれど、ADSLのように40Mプランより12Mの方が実測速いなどもあるかも知れない。
買い替え時にac対応すべきか考え方を勝手に評価すると。
- 何となく高速な方が気分良いのでac対応・・・×
- 故障したのでac対応にしてみる・・・△
- 故障したがまだacは要らない・・・△
- LAN内でデータ転送が多い・・・◯
- WANが実測3桁M行ける・・・◯
- 電子レンジむかつく・・・◯
2と3が△な理由は昔ほどでは無いとしてもまだac対応はb/g/nより比較的高価。そして5GHz帯も電波複数使うmimoで今後更に性能アップするかも知れないので、LANでの用途が無ければWANが高速になるまで安い2.4GHzのみで行く手も。
しかし昨年辺りから事情が変化した点は、中国のTP-LINK製品の激安化が本気過ぎてac対応も高価とは言えないところ。
無意味だけれども数年後に備えて今からac対応しておいても良いとするなら、1~3も◯に近いと言えますな。
要するに正解が無い、もしくは私には分からない。
>頻繁に途切れるらしく、途切れるというより数十分繋がらない時もある
弊社が戯れに導入している社内無線LAN環境と似ている次第。こちらはだんだん接続が悪くなり、ルータの再起動で復活。1週間に1~2回ほどの頻度で再起動が必要。恐らくルータがショボいせい。
>中継器のファームウェアをアップデートしたいところ
件の中継器はそこそこ高いですし、失敗して買い換えまた設定を施すのも面倒ですから、とりあえず安い子機を買い替えてみたくなりますね。私の手元には使わなくなった無線LAN子機が5~6個ありますから、私ならまずそちらを色々と付け替えてみます。
たまに起こる問題としては、ノートPC内蔵の無線LANとUSB子機の無線LANが、同時に1つのルータや中継器へ接続しようとして、繋がっては切れるを繰り返したり、繋がらなかったりしますね。Windows Update後は設定がデフォルトに戻されることがよくありますから、そのような事態に陥ることがままあります。
>ファームのアップデート
これで問題が解決したことを踏まえると、マザーボードのBIOS更新も、あながち「やらなくても良い」訳では無いかもしれませんね。メモリやHDDをうまく認識できない→マザボの故障、で終わらせるのは惜しい事態だった可能性もあり。
>無線LANルータと子機1つをac対応しても無意味
回線契約が1Gbpsではなく100Mbpsなら、無線がac対応である利点は大きく削がれますね。将来的にギガ契約をする予定なら、予め対応機器を揃えておくのも一興だと思いますが。
>ADSLのように40Mプランより12Mの方が実測速い
基地局からの距離が遠いと、そのような事態に陥る可能性があるそうですね。私は50M契約で10Mbpsを超えたことありませんでした。7~8Mbpsくらいだったような。
そういえばスカパーチューナーで同様な時限バグあったな
内容
S○NYのチューナーに新設したところ何時間かするとリモコンが一切反応しなくなる。
メーカーのサービスマンが自宅まで来て現象確認
1回目 基盤交換、とりあえずこれで様子見て→改善せず
2回目 チューナーを交換しただけだったのでアンテナ(既設D×アンテナ)を交換
2回目のこれで解消
推測するしかできないけど
なんらかのエラーログ吐き続けて指定アドレス値がオーバーフローで発症する感じなんかな
あのときはお世話になりましたS○NYのサービスマンさんありがとう(無料
>頻繁に途切れる
私も頻度に途切れるので再起動しています。数日後には途切れるので再起動します。
ファームのアップデートを試そうと思います。