アルティメット誰得記事。
微妙に高級なメカニカルキーボードの静音化用として、サイズ社が発売しているシリコンのリングを1袋購入。装着して音の大きさがどう変わるか、比較用の動画ならぬ音画をアップロード。
現物から参りましょう。
Cherry MX赤軸で静音化リング装着
物はこちら。
型番MXORDP、小さな輪が約135個も入っているので予備、またはグラムで適当に量りぶち込んでいるのか多め。一般的なキーボードならキーは最大109個なので26個以上余る計算。
これをどう取り付けるかは、キートップを引き抜き工具などで取り外し、
裏側の軸へ装着。
普通のキーボードでキートップを抜こうとしないようご注意有れ。
通常のメンブレン方式や昔のノートで主流となっていたパンタグラフは、キーを外せてもラバードームという軸が盤面側に有り、文字通りラバーなのでシリコンを着けても意味が無い。
source:第94回 パソコン用キーボード|TDK Techno Magazine
話を戻すと、全部のキーへ取り付けるとか、掃除の時でも無ければ激しく面倒なので、試しに数箇所へ取り付けて打鍵音を比較。
静音化リング有り無しの打鍵音比較
音が出ても良いなら再生どうぞ。
YouTubeで私が書いたコメントを全文転載。
簡単に感想すると、
- H/Jのような小さなキー・・・大差無し
- テンキー・・・静音リングの効果「大」
- スペースのようなデカいキー・・・効果「中」
テンキーと大きなキーは静音化が期待出来るけれど、小さいキーは静音というより打鍵音が変わる感じなので過度の期待はしない方が良い。
実験台となっているキーボードは、FILCOブランドのMajestouch2(赤軸)で、何故かテンキーがやたらとうるさい。
元からメカニカルキーボードは音が普通のキーボードより大きく、赤軸は荷重が茶軸並に低いので軽い方。慣れなければすぐに底打ちになり、会計でテンキーを使うならフワフワ打っていられないので凄くうるさい。
それが静音化リングを装備する事で半分以上は打鍵音が静かになり、効果はかなり有り。
しかし、このような普通のキー。
これらは音画でHとJを交互に打っている箇所の通り、どちらが静音化リング装備済なのか分かり難く、微妙に音質が変わったと感じる程度。
以上。興味有る人が非常に少なさそうなので検証はここまで。
静音リングMXORDPを勝手に評価(まとめ)
Amazonのレビューを見渡すと、茶軸のような低荷重のキーボードでは効果を実感しづらい傾向が有り、重い黒軸を底打ちするような人なら効果は絶大との事。青はスイッチ音がうるさいので意味が薄いというコメントにも納得。
メカニカルキーボードを使う人は騒音覚悟、またはうるさい点で「だがそれがいい」しているわけで、音を消すというよりクッションとしての役割の方がやや大きいかも知れない。
押し下げの幅が若干小さくなり、底打ちの感触がメンブレンキーボードに近くなります。音が消えると同時に、何か大切なものも消えてしまった気がしてなりません。
クッションと言えども輪ゴムより若干太い程度のシリコンなので弾力が凄いわけでは無く、何かゴミでも挟まっているのかと思える程度。これも黒軸のような重いキーなら恩恵が有りそうと思った。
全てのキーに取り付けるのは面倒なので、テンキー以外にはShiftなどの大きめなキーのみ装着でも良さそう。丸ごと掃除する機会が有り、1個ずつリングを取り付ける暇が有るなら全装備も有りかと。
気付:キーボードの洗い替えはキーのみ交換がコスパ良好
リングの関連商品に出ていたこれ。
source:Amazon.co.jp: FILCO Majestouchシリーズ専用交換用キーキャップセット
約3千円は激安。
何言ってるんだと思ったなら、このキーボード本体は1.6万円くらいする為、キーを外して洗うのだからキーのみ交換すればクリーニングが早く安くなるという意味。
私は縁が有り、メインはRealforce 106、洗濯中は予備として数日間のみMajestouch2で代用という贅沢な事をしているけれど、Realforceのキートップも8千円くらいで販売している為、こちらもキーのみ購入がコスパ良いと気付いた。
今度こそアンタ何言っているんだと思ったなら、Realforceは更に高級で、普通2万円前後するのでキートップのみ8千円でも安いという意味。
余談:低荷重キーボード慣れはリスクも有る
過去の記事では、一度軽いキーボードを知ると他の安物を使えなくなるほど快適と高評価しているものの、逆に言うと他のキーボードを使えなくなるという難点もございます。
ラバードームはすぐに疲れてしまい、アイソレーションはストロークが浅く、キーストロークというより押しボタンなので激しく難しい。また、必ず底打ち状態になるので指の付け根が痛くなってしまう。
というわけで、自宅のみでキーボードを使うなら良いとしても、職場のPC利用で良いキーボードを用意してくれない、私物を持ち込めないなら、フワフワキーボードは知らない方がよろしいかと。
新社会人とかでRealforceとか持ち込むと生意気と思われてしまうやも知れず。私ならやる気が有るなと感心するけれど。
メカニカルなら喧しくてなんぼ、というのが私の考えではありますが、静かなメカニカルが欲しいという考えも分からないでは無し。メカニカルの静音キーボードも有るには有りますから、打鍵感が好みでメカニカルを選んだなら、リングより静音仕様がお勧め。
価格.com - ロジクール G910 RGB Mechanical Gaming Keyboard
http://kakaku.com/item/K0000697161/
メカニカル茶軸の日本語配列キーボード。2万円強。
価格.com - Matias Matias mini Quiet Pro Keyboard US FK303QPC
http://kakaku.com/item/K0000566010/
形だけアルプススイッチっぽいメカニカルの英字配列キーボード。1万円強。
>何故かテンキーがやたらとうるさい。
私が持っているCHERRYの赤軸、ヒツジ先輩と同じMajestouch2の赤軸と2種がありますが、どちらも特にテンキーが他に比べうるさい、という印象はありません。音の質も高さも大きさも、私が聞く限りは他のキーと同等の音です。もしかしたら個体差で喧しいモデルを引いたのやも。
>FILCO Majestouchシリーズ専用交換用キーキャップセット
どうせなら2色成型な豪華仕様のコチラにすると面白い。
ダイヤテック・通販限定:2色成型カスタムキーキャップセット
http://www.diatec.co.jp/shop/2cmold/
会社のデスクで使用しているキーボードは、基本的に安物ですね。一時期はRealforceを持ち込んでいましたが、私は主にノートPCを使って打ち込み作業を行うため、他人が使うPCにそこまでやってやる義理はない、として3,000円以下の安物を使ってもらっています。
個人的にはLogicoolの「Keyboard K120」辺りが、癖もなくオーソドックスで安いキーボードとして適当なため好み。
価格.com - ロジクール Keyboard K120
http://kakaku.com/item/K0000479577/
>テンキーがやたらとうるさい
打ち方の問題、癖かも知れませんな。
テンキーを打つ時は腕が右へ移動するので力が入ってしまうのか、どのキーを打ったか意識する為に打鍵が強くなっているのかも知れない。
>Keyboard K120
実機レビュー用と貸出用としてヨドバシで今ほどポチりまして候。マウスにも対応出来るよう、Logicool M100rBKも同梱。
>アルティメット誰得記事
いやぁそんなことありませんよ。参考になりましたです、ハイ。
キーボードなんて入力できれば何でもいいや、と思っていた若かりし頃、近所の量販店でワゴンセールの安物を買う。が、あまりの打ち難さにキーボードについて調べ、これまで使っていたのはメンブレン、買ったのはパンタグラフと知る。
パンタグラフがどうしても指に馴染まないため、買い換えを検討。メカニカルや静電容量無接点方式も知る。
RealforceやHHKは高価なため、メカニカルの購入を決意。とにかく軽い方が良いだろうと赤軸を購入。が、自分には軽すぎて底打ちが止まらない。
黒軸を購入。赤軸より全然重く、適度な反発感があって良い感じだが、これも底打ちしてしまう。
クリック感がある方が底打ちしないのでは? と茶軸を購入。しかし軽い。赤軸と変わらない。軽いと疲れる。
黒軸に戻す。←イマココ
自分にはメンブレンが向いているのでは? と薄々感付いているのですが、メカニカルな俺SUGEEEなため、黒軸を使い続けてます。ちなみにテンキーレス派です。
相変わらず底打ち連打なので、静音化リング、実は気になってたんスよ。
>実機レビュー用と貸出用としてヨドバシで今ほどポチり
改めて調べてみると、K120はなかなかの高評価品なのですね。Amazonでレビュー91件の星4つ、ヨドバシではレビュー61件の星4.29、価格コムでレビュー12件の星4.56。
Amazon: ロジクール キーボード K120
http://www.amazon.co.jp/dp/B00BJZ2JWC
ヨドバシ:ロジクール Logicool K120
http://www.yodobashi.com/p/pd/100000001001702519/
価格コム:Keyboard K120
http://kakaku.com/item/K0000479577/
個人的なポイントとしては
・キー配列がスタンダードで妙なキーが無い
・キー周りの縁が狭く省スペース
・安い割に保証期間が3年と長い
・静音設計(らしい)ためうるさくない
辺りが気に入って3台ほど仕入れたのですが、世間的にも良い買い物だったようで幸い。
>Logicool M100rBK
画像を見た瞬間にスモーキーブラウンコックローチが浮かんで来たのは内緒として、ケーブルが1.8mとは長くて人によっては便利ですね。そして安心の3年保証。
ただ私としては、どうせ安いマウスを買うならMS製のコレ辺りを選んで頂けると面白かったやも。
価格.com - マイクロソフト Basic Optical Mouse
http://kakaku.com/item/J0000001289/
注目すべきポイントは3つ。
・シンプルで飾り気のないデザイン
・2007年に発売されて未だ現役で発売中
・3年保証
2007年はWindows7の登場前、時期的にはWindowsVista時代。その時から形態を変えずに販売され続けているマウス。欲しいとは思いませんが誰かが買って欲しいと思える一品です。
※注意※
「スモーキーブラウンコックローチ」の意味が分からない方は、興味があっても検索しないように。フリではなく真面目に。画像検索なんぞもってのほか。どうしても気になるなら「コックローチ」をYahoo!辞書か何かで検索して欲しい。
選択したキーを戻すのが面倒で放置していたRealforce106が先ほど復活。
赤軸と比較すると通常の声と囁き並に違う打鍵音の違い、軽く柔らかい独特の感触が素晴らしく、やはり私のRealforceが合っていると実感しております。
底打ちはしても良いと思うけれど、指への衝撃と作業効率を考えると無くしたいところ。軽いキーでも良い人なら、まずは赤か茶軸を常用しつつ騒音を抑えるよう軽く打つ癖を付けるとよろしいかと。赤や茶軸で音を軽減出来る打ち方が出来るようになった時にRealforceへ買い換えると底打ち率が下がると思う。
周囲で誰も持っていない黒と青を打ってみたいヒツジ先輩が私。