パソコンを新しく買った時にやる事リスト10項目。
自分用で使う事になりそうなPCにWindows7を入れる事になったので流れを追ってみました。やはり他人のPCを使えるようにするより自分用PCの方がやり易い。結構偏っているやも知れませんが、新しい発見が有るかも知れません。
無いかも知れません。
いきなり電源を入れてWindowsのセットアップを始めるのは素人。では無く普通。私は若干普通では無い自覚が有るので、まずはメモリのテストから回します。
使うものはパソコン本体とWindows、全てフリーソフト限定。
新しいパソコンのセットアップで初めにやる10の事
メモリテスト、Memtest86+を1~10ループくらい回す
光学ドライブが無ければ先に次の項目(BIOSの設定)に行きますが、有るならCDやDVDに1枚焼いておきましょう。修理現場でも使っていた優秀なフリーソフトでエラー以外に相性が出ている時にも画面が真っ赤になってくれます。
1~10ループとしましたが何回でも気が済むまでどうぞ。私は容量が1~2GBと小さければ2回ほど回します。4GB以上ならおそらく放置して寝るでしょう。
BIOSの設定と時刻を確認
自称初心者の方はスルー推奨。必須では有りませんが、どのような機能が有り何が有効(Enable)/無効(disable)になっているか一応見ます。だいたい2割以上は意味が分かりません。
ここで日時が100年くらい狂っていたら電池が切れている可能性、またはマザーボードが本気で故障している事も有り前もって知る事が出来ます。
主にいじる所はブートの順番。
- WindowsをDVD(CD)でインストールするなら1stは光学ドライブ
- 普段使っているデスクトップなら起動用のHDDを1st Boot
- 光学ドライブが無いネットブックなどならUSBが1、HDD2
ここまで分かるなら、普段起動に使わないデバイスは全部無効にしておきましょう。無駄に探しに行く分、起動が遅くなります。特に音楽CDや映画のDVDを入れて1stが光学ドライブになると数秒無駄です。
ローレベル フォーマット後にOSを再インストール
CPUやメモリ、光学ドライブに異常が有れば結構な確率でWindowsのインストールに失敗します。それを確認する為で普通は再インストールなどやる必要は無いでしょう。
自作に限らずBTOパソコンでは、ドライバを入れ直すなど手間が大量に増えます。しかし新品のパソコンでCPU不良で有った場合、稀にWindows上で不具合(ブルースクリーン)が出るなどの早期発見可。初期不良の交換対応対策として。
私が個人でPCを修理をする際、データを退避した後に高確率でOSを再インストールする理由は、CPUの検査を兼ねているわけです。AMDはスルーしてくれるので意味無し。
ログオン パスワードは設定しない
やたらセキュリティ、情報漏えいなどと注意喚起をされますが、家庭用として普通に使うパソコンならパスワードは絶対に設定しない方が良いです。家族で見られたくないファイルが有るなどの理由ならPCを分けましょう。
- パスワード入力の手間が有るため起動が遅くなる
- パスワードを忘れるとデータが取り出せなくなる
- パスワードを掛けてHDDが故障するとデータ復旧が困難
特に3。HDDが故障してからでは遅いので、故障する前提でパスワードの要否を考えましょう。データ復旧は不可能では有りませんが、かなり難しくなります。私程度の個人には出来ないくらい。
ユーザー名 に本名を入れてはいけない
何らかの原因で情報が漏れた際にフルネームが簡単に流れ出てしまう事に。修理現場では、数百台に一台程度はフルネームを入れられているPCが有りましたがお勧めしません。
Twitterではフルネーム顔出しでやっている人も居ますが日本では馴染み無く。私の頭が古いのかも知れませんが、本名を入れる理由が有りません。ファイルなどに埋め込まれる事も有り、いつの間にか漏れます。コンピュータ名もご注意有れ。
メーカーが入れた余計なアプリケーションを削除
数十分起動して二度と使わない家計簿や、機能が制限されまくった年賀状印刷、BTOパソコンでも多い物は試用期間付きのおせっかいウィルス対策ソフト。セキュリティは重要ですが、メーカーが金目当てに入れているアプリケーションは削除して自分で選びましょう。
但し、ドスパラの診断ツールなど意外と役に立つ項目が有り、DELLのサポートソフトは初心者に優しいと聞いております。
スパイウェア疑惑の晴れないJwordは問答無用で削除です。
Chrome またはFirefoxを入れてIEを使わない
IE(インターネットエクスプローラ)はマイクロソフトがWindowsに標準で乗せている、Webの標準では無いぶっ壊れたWebブラウザです。IE8はまだ良いとして7は問答無用で8にアップデート、6以前は使わない事をお勧めします。
ネットブックなど非力なPCなら軽い事が売りのGoogle Chrome。メモリが大量で長期間にわたり効率良くWebブラウジングをするなら、プラグインが便利過ぎるFirefoxをお勧めします。
Google日本語入力をインストール
Windowsに載り続けているMS IME(マイクロソフトの日本語変換)は学習能力が低く、変換候補も時代の流れに取り残されています。以前なら買ってでもATOKをお勧めしていましたが、今はGoogleが無料の日本語変換を出してくれています。
ダウンロード、インストール、規定の日本語変換にする、この3セット。数分で終わるので使った事の無い人は是非お試しを。MacやLinuxでも行けます。
圧縮ファイルの展開用に IZArcをインストール
ZIPファイルはWindowsの標準で解凍(展開)出来ると思いますが、ZIP以外の圧縮ファイルは結構多い。特にフリーソフトではLZH(脆弱性有り)形式が多く、初心者の方々にはどうして良いか判らない状態になるでしょう。
幅広い圧縮形式に対応し、日本語化もされているIZArcがお勧めです。以前コメントで教えて戴いたLhazもアップデートれており良いフリーソフトと思います。
テキストエディタはTerapad(Crescent Eve)
地味ですがラストはテキストエディタ。
Windows(XP)標準のメモ帳やワードパッドはこれまた使いづらいWindowsのおまけソフト。フリーで高機能なテキストエディタは多く有りますが、初心者用なら私も使っているTeraPadが良いでしょう。設定も直感で分かるかと。
私はWeb用の文字列も書くのでCrescentEveも愛用しています。一見、何でも無いテキストエディタですが、htmlのチェックやCSSの編集に威力を発揮する超簡易エディタです。
一部の人間には必須ならプラス5つのフリーソフト
これやり始めるときりが無いと思うので、私が個人的に必須な5つを。
Winshot(Windows 画面のスクリーンショット)
何年使っているか忘れましたが、未だにこれを超える高機能で簡単なスクリーンショット用のフリーソフトは有りません。このブログに載っている画像はほぼWinshot。
Peggy(開発者向けの色々エディタ)
プログラマ御用達と聞いております。私も最近PHPなぞ書き始めたので時々使用。正規表現がバリバリ使える置換変態向けのソースエディタ。フリーは機能制限版ですが充分。
FileZilla(Webサイトへの FTP接続)
過去記事にFileZillaの使い方有ります。FTP接続のフリーソフトとして簡単かつセキュリティも結構高め。体感かも知れませんがファイル転送はFFFTPより速い。
DAEMON Tools(ISOなどイメージのマウント)
光学ドライブ非搭載なら必須。やたら有料版のダウンロードをお勧めしていますが無料版で充分。軽く10年以上前から使っている気がします。
Thunderbird(メール受送信ソフト)
無料で高機能で結構分かり易い方です。アウトルック(エクスプレス)はセキュリティホールなど狙われ放題なので乗り換えをお勧め。Webメールが有るなら要りませんな。
その他、これは要るだろうという項目が有れば是非コメントにて。
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