先々月辺りから3桁GBのSSDが1万円割れ。
そして8月に入り大容量SSDが更に値下がりしているように見えたのでメモ程度に書き出していると、いつの間にか約30件のデータがまとまってしまったのでグラフ化する事に。見易いよう色を付けたりで1時間要したので文字は少なめで参ります。
大容量SSD=割高、な時期は過ぎたかも知れない。
SSD28種類の最安価格と性能を一覧
価格コム売筋ランキング、2012年8月10日頃の上位5つは以下の通り。
source:価格.com - SSD 人気売れ筋ランキング
1位のインテル120GBは7月下旬頃に掛けて値下がりしていたものの8月に入り緩やかに。2位のプレクスター256GBは旧製品の方ですな。これが値下がった直後に新機種発売でニュースになっておりました。
3位は定番のクルーシャル、しかし容量が高く128GBや64GBでは無く256GBが人気のご様子。4位は良く判らないけれど満足度高めのサムスン。5位は1位と同じインテル330シリーズの240GB版。
7月下旬、プレクスター旧機種の値下がりと同時期に120GBを超える大容量が値下がり、ランキング上位に240~256GBが来ております。直近2ヶ月くらいSSDの価格を見ていなかった人なら漏らすレベルで驚くでしょう。
では価格コム売れ筋ランキング上位30種類より、シリーズ毎にまとまる機種のみで28種類抜き出し。
カラフル過ぎて分かり難いかも知れないので左から説明すると。
- 順位・・価格コムのランキングより1~10、11~21位に着色
- 型番・・シリーズ毎に濃淡で区切っております
- 8/10最安・・2012年8月10日の最安価格
- 容量・・容量
- 1GB単価・・1GBあたりの価格(最安価格/容量)
- 接続・・対応するシリアルATA規格
- 連続・読・・シーケンシャルリード(単位:MB/s)
- 連続・書・・シーケンシャルライト(同上)
- ランダム読・・ランダムリード(4Kまたは不明、単位はIOPS)
- ランダム書・・ランダムライト(同上)
列単位でグラデーションになっている項目は、数値が高い=濃い、低い=薄い。暖色(赤とか)は価格なので低い方が良く、寒色(青など)は性能なので高い方が良し。
個人的に120GB(以上)のインテル製品が1GBあたり100円切ったら本気出す、つもりがいつの間にか70円前後に。
最安はシリコンパワーの256GBで約50円とか、半年前には想像出来なかった安さになって来ております。
安さ優先ならシリコンパワーかA-DATA
シリコンパワーは64と128GBが手頃な価格になっており、SATA2かつメーカー公称の転送速度が控えめなので、安さを最優先する人には人気が有るのかと。
A-DATAは性能高く価格も安め。ランキングが低い原因は、マニアックな人がRAIDで数珠つなぎにする用として購入すると思われ、数が出ていないのでしょうか。
いずれもランダムアクセスの速度を探しきれず、その辺りは万一遅くともRAIDでカバーなどと推測。
PC初心者や私のようなSSD初心者にはハードルが高め。
性能重視ならインテルかプレクスター
過去の記事で330シリーズは性能が低めなので割安と何度か書いているけれど、上のように他のメーカーと比較すると高性能。何と比較し低めと言っているかは1番目に有る520シリーズ。しかしこの一覧を見ると同じ240GBの330と大して変わらない。
プレクスターの256GBはニュースになったやつ、128GBも結構安く、しかしインテルより高め、但し人気有り。何故なのか調べていると、NANDが東芝との事。マニアックな人が信頼性を求め購入するのでしょう。
価格と性能を考えるとこの2製品が現状の本命かと。
なぜCrucial製品の人気が高いのか推測
良く判らないのはクルーシャルで、他社の高性能な新製品が続々と出る中、パっとしない性能の数値なもののランキングは高め。
1年前ならインテルかクルーシャルかの2択な人が多かったと思うけれど、その名残りや実績が評価されているのでしょうか。
先月発売のV4シリーズは性能を落とし低価格で出たけれどコスパ悪目。
というわけで、何となく見て感想をだらだらと書いた為、インテルかCrucialと思っていた固定概念のようなものが吹き飛んだ次第。プレクスターも良さそうですな。
私は個人的に価格優先なので1GBあたりの単価が重要。容量と価格を重ねたグラフを作ってみたのでどうぞ。
容量と価格それぞれ2軸の上限は、最も数値の高いCrucial m4の512GBに合わせてあり、他はそれを1とした場合の長さ。並びが逆になっているけれど気にせず。
価格(オレンジ色)の線がはみ出しているほど価格が高め、容量(緑色)の線がはみ出すほど価格が安め。
大容量ならやはりA-DATAかプレクスターが良さそうに見えるけれど、私は未だにWindows XPを使っているのでインテルで安心を買う事にしようかと。
1GB単価の平均も出してみたので参考まで。
容量が青いセルの行はインテルでデータ数が1なので平均とは言えずそのまんま。上手く表現出来なかったけれど、既に需要の中心は2桁GBでは無く120、128、180GB。またはそれ以上。
1GB単価で見ると、120~512GBまでコストパフォーマンスが同じくらいになっており、以前のように大容量=超高額では無し。
しかし今度は本体価格がハードルとなり、1GB単価が下がったとしても例として私は512GBに3万円オーバーは出せない。ストレージ1本に掛ける費用は1.3万円くらいまでと決めている為。
コストパフォーマンスの面では、最近メモリ8GBが4GBに近付いたような感じなので上を目指しても良いけれど、価値観次第なので人によるでしょうな。
一覧表の性能や転送速度を信じてはいけない(まとめ)
右4列の速度について出来るだけ触れなかったのは、これらの数値がアテにならない為。全く違うとは言えないけれど、最大このくらいのような数値なので目安程度。
速度はSSDの性能以外にケーブルやマザーボード、OSにより変わるものなので、これらの数値を鵜呑みにして後悔せぬよう。
SSDが主流になると(私が)予想し2年近く経とうとしておりますが、ようやく実用的な容量が安めに。
こうなると次はメモリのように
- 大容量が値下がり
- 更に大容量が値下がり->小容量が値下がり
- そして大容量が値下がり
このパターンに入ると思われ、512GBが1.2万円まで値下がりしたら本気出すと言いたいけれど、今使っているHDDがもう駄目かも知れない、と言いつつ1ヶ月経った気がする。
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