リアフォ106のラストクリーニング。
過去記事を検索すると2010年7月頃に購入していたようなので約7年と5ヶ月。新たにR2シリーズへと乗り換えたので106が用無しとなり、他人へ売り飛ばす事にしたため、念入りに掃除してみた。
R2高価だったのでこれで1記事。
一応前置くと、一般的なキーボードは分解したりキーキャップ外せないのでマネして手持ちのキーボードぶっ壊さないように。
キー外せるやつは私の知る限りで、東プレのRealforceシリーズ、PFUのHHKBシリーズのほかメカニカルキーボードくらいなはず。ちなみにPFUは現在は富士通の子会社、中身は東プレが作っております。
なお、汚い画像がいくつか出るので覚悟の上で。
最後なのでRealforce 106を分解クリーニング
最後では無くとも毎回分解して掃除しているのだけれども、今回はキー外すのみでは無く配線とケースも外して掃除。
現在のブツはこちら。他人様宅での撮影なので背景が写らないよう+汚れが見えやすくなるよう明度などを加工しております。
周囲の人へ、新品時1.5万円な7年モノを6千円で買い取り希望とふれ回ってみるとすぐに買い手が決まったので、軽すぎないか1週間少々試してもらったところ凄く気に入ったとの事で5千円へ値引き。1年以内に故障したら返金するとして。
ちなみに私が今これを書いている新品がこちら。
奥行きが少し短くなり、キーが6つ増えたのでRealforce112とでも言いましょうか。こうして見るとなぜスペースキー長くしたのだろう?と漠然と思った。
引取先の人は喫煙者では無い上に若い女性、Aさんとしましょう。さすがに黄ばんだ状態では悪いと思ったので一旦返してもらい掃除して渡す流れへ。ちなみに職業がSE(システムエンジニア)な人なのでリアフォ合うと思う。
キートップ外し画像撮り忘れたので過去記事より流用。
source:ノートPCのキーボードを掃除する方法とRealforceクリーニング
キープラーで真上へ引くと「ガコッ」と音がしてキートップが外れる。結構力が要るので壊れないか割と怖い。
今回は最後になると思うので一緒に風呂へ入る事にした。
洗剤はいつもの液体トップ、入浴剤はヤングビーナス。関係ないけれどヤンビー、コスパ良いし温まり方が違うので冬におすすめ。
なぜ一緒に風呂かは思い出を語り合うわけでは無く、単に湯の方が洗浄力パワーアップするだろうと思っただけ。
かき混ぜた後、翌日まで放置すると少し水がにごった。
前回のクリーニングは半年前。これを見ると年に2回以上はキー外してクリーニングしなければと気持ち悪くなってしまえる。
洗面所ですすいだ後は更に1日ほど浴室内へ吊るして乾かす。
キーボードの中身、裏側の基板。左上のコネクタ1本を外す。
このリアフォに限らず、掃除するための分解ならばRealforceシリーズは全部工具なしでバラバラになる設計。ケースの爪を外せばケースが開き、基板持ち上げてケーブルのコネクタ外す。
表側を二度拭きしなくて良い洗浄液をつけたブラシで磨いた。
今回はいつもの便座除菌クリーナー「まめピカ」では無く、新しいアイテムを使用しております。これ激しくおすすめ。
「セスキ 激落ちくん」で検索すると出る、価格は500mlが340円くらい。
公式の解説によるとpH9.8のアルカリ電解水で汚れを落とすらしく、重曹がpH8.2なので少し強いくらいな弱いアルカリ性。キーキャップもこれで洗えばすすぎ要らないのかも知れない。
良いと聞いて使ってみようと思ったポイントは、ラベルの中央にあるヤニ汚れ。タバコやらない人は知らないだろうけれども、ヤニ汚れは乾いた油並に最強クラスな落ちにくさなのでモノによりマジックリンでも落ちない。
まずはケースの内側、ビフォー。
そして外側、ビフォー。すごく・・・汚いです。
間髪入れずケース外側の掃除後、アフター。
全体的に黄色くなっていたヤニまみれケースが本来のアイボリーに。画像内下のケース底面もひどかったけれど、画像内上の表面やや右カーソル(矢印)キー付近のヤニも見事に落ちた。私の癖で指にタバコ持った時によくここへ手を置くので特に汚かった。
残念ながらケーブルはセスキ激落ちくんでは無理。
両端の緑は防水用に養生テープ巻いた。本来の色は画像中央付近の灰色で、茶色に変色した部分はヤニ汚れ。なぜ2色になっているかは、灰色の部分はキーボードのケース内なので変色していないのだと思う。
というわけで、さすにが浸透して染み付いてしまった汚れまでは激落ちくんでは無理そうなので、この後にキッチンペーパー重ねた上に置き漂白剤(商品名:泡洗浄ハイター)をぶっかけて放置してすすいだらきれいになったが撮り忘れた。
リアフォーはいいぞ(ガルパンはいいぞ風に)
ガルパンが何なのか知らないのは良いとして、リアルフォースはタイピング数パネェ人には最適だと思うというか必須だと感じております。
こういう人には特に。
source:クリック数とタイプ数のカウント結果発表後編(個人別)
リアフォ合うと思う人を想像して書き出してみる。
- タイピングで指が痛くなったり疲れやすい
- メカニカルの赤や茶軸と同じかもっと軽くて良い
- HHKBだがファンクションキー欲しいしEnterデカい方が良い
そして大原則として、キーボードごときに2~3万円くらい出せてしまうタイピング変態に限られること。
Realforce 106は変荷重なので、おそらくEscが55gでホームポジション時に力の入る指のキーは45g、入りにくい所は30gだと予想。今私が使用している新しいやつは意図して全部30gにした。メカニカルの赤と茶軸は45gなので更に軽い。
乗り換えてキーが全部軽くなり大満足、羽毛を打っている感さえあるのだけれどもホームポジションせずタッチタイピングする自分に変荷重も良かったと感じた事は、キーにより重さが違うので打ち間違いに気付きやすかった。
「あ、この重さはKではなく多分L」を無意識に感じ取れるので、全30gになった今はミス時にピンと来ない。ここだけは106の方が良かった。
おそらく一般的なメンブレンや昔のパンタグラフなノートPCの荷重は50~60gくらいと思うので、軽いやつが良く金を積めるなら検討をおすすめ。その前に現物をツクモやドスパラの店頭で試した方が良いでしょうな。
軽すぎて打ちにくいと言われる人も居る。
>キー外せるやつ
富士通のLibertouchも外せますね。メンブレンですがアレも高級なキーボード。キーの1つ1つに、ラバードームだけではなくスプリングを内蔵。ファンも多い。
キータッチをカスタマイズ!メンブレンキーボードの最高峰--富士通コンポーネント「Libertouch」 - CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/20357663/
>新品時1.5万円な7年モノを6千円で買い取り希望
分解掃除して6,000円なら安い方ですね。中古だとジャンク品で3,000~5,000円、傷あり印刷カスレありの完動品で6,000~8,000円、美品で10,000円くらいじゃなかろうかと。
>ちなみに私が今これを書いている新品がこちら。
そういえば今更ながら気づきましたしけれど、Windowsキーが1つ使えるようになったのですね。せっかくですからWindowsキーのショートカットでも活用してみては。
>洗剤はいつもの液体トップ
ちなみに汚れが酷いときは、中性洗剤ではなくアルカリ性(普通は「弱アルカリ性」と表記)の洗剤を選びます。基本的に液体洗剤より粉末洗剤の方が、水に溶かした際に中性へ寄ることを防げるため洗浄力が高いと言えますが、キートップを洗うごときにそんなことを気にする必要は無いと言えば無いです。
ちなみに台所用洗剤で果物や野菜を洗える(食品衛生法に準拠している)製品を使えば、ペットや子供がキーボードを舐めてもそれなりに安全なため、配慮したい方は台所用洗剤がおすすめ。
野菜や果物が洗える食器用洗剤があるのはなぜ? - Excite Bit コネタ(1/2)
https://www.excite.co.jp/News/bit/E1372329745699.html
>乗り換えてキーが全部軽くなり大満足、羽毛を打っている感さえある
30gより軽い荷重のキーボードってあるのですかね。軽ければ軽いほど快適な気がしている私、更に軽い荷重のキーボードを追求してみるのも面白いかな、と思うところ。
仕事が超絶ラクになる! ヨドバシカメラ推薦・キーボードおすすめ14選 | WORK SWITCH
http://work-switch.persol-pt.co.jp/keyboard_best14/
ここ要らなかった。
>私の好みで言うとテンキーは軽い、軽快なタッチが良かったのでキー荷重を軽くしてみた。これが大正解、表計算ソフトで数値入力をしばらくやってみたのだが、実に使い心地がいい。
テンキーは重い方が良いのは経理系な人なら判る。少し触れただけで違う数字が入ってしまうと無理なので重いか、あるいは底打ちする軽い系でなければ説得力ない、せっかくの大風呂敷な5ページが台無し。
しかし今なお1万円少々で購入可能。メカニカルやリアフォのようなタッチが再現可能ならアリかもしれませんな。
>リアフォーはいいぞ(ガルパンはいいぞ風に)
Realforce㌠
「㌠」(サンチーム)がうまく表示されたでしょうか。(失敗してたら、すみませぬ)
サンチームとは (サンチームとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0