先日実施したアンケートの結果発表。
メモリモジュールに関するアンケートその2と題したRAMに対する調査は全10問として、割とマニアックな内容でお送りしたにも関わらず494件の投票を頂戴しており、皆さんどれほどPC変態なのかと驚いた。
ご協力ありがとうございました。
メモリモジュールに関する調査結果2(前編)
私の感想文が不要なら結果のみはこちら。
メモリモジュールに関するアンケートその2
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeLA7fsmtfuzVws3vgFJOnqP4joJf2oD9CynDpyBdpMS9P09g/viewanalytics
回答者は40代中心、世間一般より自作PCやゲーマー率高め。
1.メモリ予算は5万円PCなら1万円以下
ギリ過半数で0.5~1万円、次いで5千円切りが多く合計73%くらい。
現在の相場でいうと1万円未満が過半数ならば2人に1人はメモリ4~8GBが妥当と考えられ、プラス5人中1人は4GBでOKと判断される模様。
自作しない人には、「5万円のパソコン」がピンと来ないと思うので内訳を書くと、CPUはまずCeleronまたはAMDの下位モデルとなり、SSD 250GBクラス、メモリ4~8GB、グラボなし、といったところ。
個人的に5万円PCは事務用としての標準的かつコスパ最強なデスクトップ予算と考えているため、そのバランスならメモリ4GBで充分、しかし今どき4GBx1でさえ時代遅れ感あるので4GBx2でもアリかなとも思う感じ。
2.メモリ予算10万円PCは0.5~2万円
ここまで差が出るとは思わなかった。
PC本体5万円ならばメモリの予算は1万円以下が7割少々に対し、PC本体価格が10万円クラスになるとメモリに1~2万円出せる人が半数くらい居られるとか、1ランクアップしすぎ。
10万円PCがどのくらいかは、グラボありならGTX 1660級またはやや下、Core i5、SSD 250-500GBクラス、メモリは16GBで32GBは予算的に少々厳しいかといったところ。
約3割は1万円未満なので16GB以下で良いのだろうとしても、このアンケートした当時のメモリ価格はまだ16GBで1万円切れるかどうかだったので8GBでOKとする人が3割くらいと見るべきかと。
個人的にはブログ書きつつ3画面でメール受信したり画像ファイルリサイズしたり、YouTube垂れ流しているだけなのでメモリ8GBオーバーさせる意味がわからないのだけれども、メモリ容量を重要視する割合は高そうで少々驚いた。
3.メーカー違いは3人中2人が避ける
回答者は40代が中心、と思えば妥当な結果か。
グラフの緑が40代、オレンジか赤が30代と50歳以上のような割合のアニキ達によるご回答なのでメーカー違いを嫌われる傾向が今でもありそう。
という私もメモリは何枚になろうと、2枚でも4枚でも、6でも8でも全部同じメーカー(厳密にはチップ)で揃えたくなってしまうのはコレクター的な感覚ではなく昔はそれが当たり前感あったため。
同じメーカーでなければイヤ率3人中1人、少し気にするorあまりしない率は各4人中1人くらい。それらに対して全然気にしない率(青)は5.5%であり、メモリ複数枚はセットで買うもの、とする説が現代的にも強い。
昔話ながら失礼すると、大昔の10年以上前はチップどころか販売元が違うメモリを複数枚挿すとかありえないほど相性問題ヤバいとされていた頃が存在した記憶があり、その頃のトラウマが今でもキツそう。
4.性能違いなどは4人中3人が避ける
更に割合は上がり、性能違いをセットで使わない率が過半数。
メーカーまではまだ良いとする人も性能まで違うとなると拒絶される率が高く、性能違いOK率は赤と青を合計して18.4%なので5人中1人くらいと少数派。
私もそうかと問われるとそうでもなく、メーカーが違うとかそういう時点で何でも良いと思うため、容量>メーカー>性能、そうすると別にPC4-19200と22400が混在しようとどうでもOK。ちなみにこの場合は性能の低い方に合わせて動作するだけでデカい問題はございません。
更にちなみにクロック(PC4-22400とか2,800MHz)とレイテンシ(16-16-16-36のような)のどちらを重視するべきかはクロックの方で、レイテンシはオーバークロック遊びするレベルの変態以外は全然気にしなくて良い数値。
DDR2か3くらいからクロックさえ気にしなくて良い、気にしても違いは体感できないと感じているので私は容量しか見ておりません。
クロックが多少違えども価格同じ、または高クロックの方が安い時もあるあるな矛盾も見るので性能としてはクソどうでも良いレベルなのだと思う。
5.容量違いも避ける人の割合が高め
前半ラストは容量違い。
これも個人的にどうでも良いとしており、なぜかは大昔にデュアルチャネルで速度アップ神話は信仰していたものの、現状の数値になるほどメモリが高クロックになるとマルチチャネルの効果は数%程度では?と認識しているから。
容量を気にする、同容量にこだわる人は3人中軽く1人以上で最多。続いて、ほとんど混ぜないを境界とし、あまり気にしない人も割と多めで3割切れるくらい。10年前に同じ質問したなら緑は5割超えていたはず。
私がいつから容量違い気にしなくなったかは、メインPCがトリプルチャネルで挿すスロットに優先順がある変態仕様なマザーボードに遭遇したり、ノートPCでさえ2GB+1GBのような昔でいうデタラメな組合せでも動くと知った頃から。
一概には言えない持論ながら、「メモリ容量はそろえなければデュアルチャネルが~」という言い分、それは昔々のDDR2より前の頃の古い話ではないかと。
DDRの初代や2の頃ならばデュアルチャネルとか意味あったのかも知れない。今そこまで違いがあるようならばシングルとマルチでの比較ベンチマークが燃え盛っているはず。
と思うけれど気分的な問題は今でもありますな。
ソースのCSV圧縮ファイルはこちら。後編は明日、公開になるとこの下へリンクが出るはず。
ご協力ありがとうございました。
2枚買うなら当然 1枚×2 では無く 2枚×1 を選ぶでしょうね。
しかし、自作では無く購入品のPCで初期メモリが4GB×1でもう一枚追加を考えるなら、規格が合うメモリを選ぶだけなんで、嵌まれば良いという選び方をします。
それに安いから追加は8GB(計12GB)も有りでは無いでしょうか。
インテル様の場合フレックスモードで、最初の4GBと8GBの半分はデュアルで、残りの4GBはシングルで動作する仕様では無かったかと。
特に空きスロットの少ないノートPC(メモリ1枚差しで残り1スロットとか)なら既設容量に揃える必要が無い、もしくは既設を抜いて新規で2枚買う必要が無いので有効だと思います。
これもデュアルに拘りがあればですが。
価格1万までと言っても、昨年なら4×2だったのが今なら8×2逝けますから、計8で良いのか、この際16逝っとけという事なのか、判断に悩むところです。
その価格差をSSDに突っ込んだ方が幸せになれるような気が、しなくもありません。
>メモリ予算
私の予想は「5万円PCなら1万円。10万円PCなら2万円」でしたが、案外に偏らないものですね。5万円PCでメモリ5千円未満が22%はけっこう多い。足りなければ後から追加するのでとりあえず安め派、もいらっしゃるのでしょうか。
>相性問題ヤバい
DDR時代までは2枚セットなんぞ目にしませんでしたけれど、2枚セットが登場したのってDDR2時代くらいですかね。Core 2 Duoあたり。記憶が確かならDDR2も1枚入りを2枚同時購入とかしていたため、DDR2が登場してしばらく2枚セットの姿は無かったはず。
>容量違い
格安ノートになら標準2GBに4GBをプラスなんぞありますけれど、デスクトップなら最低でも標準4GBが多いですから、プラス4GBで8GBの場合が多いでしょうか。
>シングルとマルチでの比較ベンチマークが燃え盛っているはず。
PCゲームだとそこそこ上がっていますね。シングルとデュアルで10~20%くらい差が出ること多し。
the比較|デュアルチャネル メモリの効果/シングルチャネルとの比較
https://thehikaku.net/pc/other/dual-channel-memory.html
ゲーミングPCなう|メモリのシングルチャネルとデュアルチャネルを比較
https://gamingpc-now.com/choice/single-dual-channel
ちもろぐ|メモリーは2枚組が必須?シングルチャネルとデュアルチャネルで性能差を検証
https://chimolog.co/bto-ram-single-vs-dual/