ノート修理をしまくり、すっかりノート嫌いになりました。
作業が面倒だったという理由では無く、見積が高額になる為です。
私の金ではありませんが、折角高い金を出して買い、マザー故障、LCD破損、運悪くAC電源基板に不具合。これらは結構高い確率でベアボーン交換になり、当時10万円前後の14~15インチノートで修理費用が6万円以上という、どんなぼったくり料金だよと自分でも思う程の見積になっていました。
今ではCeleron程度ならノート丸ごと5~7万円で買えてしまいます。パソコンとは年々進化し高性能になるもので、修理をするより買い替えた方が安く良い物が手に入るという、環境に優しく無い生活インターフェイス。
さて、エコや環境にも全く興味は無く、修理費用が高額になる事は過去数回書いたので棚に上げるとして。ノートが好きならもちろんそれでも良いと思いますが、カスタマイズが前提で安く長く使える物を求めるならばデスクトップという理由を説明します。
先にデスクトップがよろしくない点。
デスクトップPCの悪いところ
ケースの見た目がダサい
BTOのように、最新パーツの搭載時期や価格で競争の激しい分類ではデザインは二の次、三の次どころでは無く、MOQ(最小発注数)からの単価がいかに安いかを重視します。デザイン?何ソレうまいの?とまでは言いませんが、VAIOや東芝とはハナから勝負をしていない。
基本はAntecやクーラーマスター、コンピューケース(MCJグループ)などを日本の代理店を通して買い付けますが、万単位の製造になると、中国や台湾で金型から造らせる直接取引、有る程度の期間はそのケースで販売を続けるというものです。ソニーなどとの違いはデザイナーの質やこだわり。とにかくダサイ。
マウスコンピュータ、フロンティア、ドスパラ、オンキヨー(旧SOTEC)辺りがこれにあたります。ドス黒く妙なシルバーを載せたり、どうしたらこうなるんだという意味不明なオブジェも時折見られます。
ノートと比較して明らかに騒音が大盛り
ハイスペックを求めるならば充分注意しましょう。ゲームPCの購入や予算が20万以上という気合いの入った人ほど陥りやすい騒音地獄。CPUクーラーがリテール(インテルやAMDの純正ファン)ならば最悪です。特に省電力抜きのQuadなどはうるさくて当然。併せて電源も大容量になるため風量が大きくなり、Celeronで生きて来たユーザにはきついはずです。
ノートは年々高性能になるものの、Atomではファンレス(ファンが付いていない)や、超省電力なCULVでは音が全く気にならない程静かです。DVDやBlu-Rayで映画鑑賞など、高性能パーツ満載のデスクトップでは扇風機を強にして観ているようなものでしょう。
とにかくデカイ、置き場所に困る、ジャマ
キューブやスリム、ネットトップならばまだしも、マイクロやミドルタワーは基本的に最低限の幅が決まっています。マザーボードもマイクロATXと普通のATXという規格が有り基板の大きさも決まっているため、小さくなることは物理的に無理。
家電店の展示を見るならまだ良いですが、知らずに通販の画像を見て実際に家に届くと、想像以上に大きいかも知れません。ミドルタワーならば、確実に高さは40cm有るため、こんなもんをデスクの上に置く時点で何か間違っているような気もします。そして真横に置くとうるさい。
こんなところでしょうか。もっと有れば教えてください。
デスクトップPCの良いところ
ケース内のクリーニングが初心者でも簡単
最近のパソコンはデスクトップに限らずケースの開け方がマニュアルに載っています。メーカーによるとは思いますが、壊れにくいパソコンはここがポイント。最近ではビスの無い手で回せるネジが多く、ユーザが開いてメンテナンスが前提のデスクトップが増えました。手間の無い事は良い事です。
性能で比較するとノートより数万円安い
同じ性能ならば、高性能になるほどこの差は開きます。同じ価格帯ならば、余計なものをオプションにしていなければ間違い無くデスクトップの方が安く付きます。液晶モニタ単体も数年前と比較し製造メーカーが増えているため、ノートには無い安さで性能の高いものを選ぶことができます。
部品そのものが安く、入手や交換が容易
光学ドライブ(DVDドライブなど)が故障しても、最近では送料込で5千円有れば新品を買えます。ケースを開けてビス4本、慣れれば10分かかりません。これと比較しノートならば、同型番またはサイズ(厚みと奥行き)の合った物を探す所から始まり、価格も5千円では利かないことがほとんどです。ノートでも内蔵無線LANやメモリ、HDDはデスクトップとそう変わりませんが、マザー単体はまず手に入りません。
自作や改造できるなら、部品単位で分割払いの進化ができる
ここまで性能を追う人は自由に組み立ててくださいというレベルですが、ちょっとしたCPUのグレードアップやブルーレイ、地デジやサウンドブラスターをPCIへ挿す、が簡単に出来ます。メーカーによりますが、マザーが市販品ならば載るCPUの範囲も判るため、短期間でコツコツと性能を上げることも可能。HDDの搭載数もエンタープライズ級です。
液晶モニタ、キーボードが外付け
液晶が故障し保証が切れているなら買い替えた方が良い時代。ノートではまず無理です。保証期間内ならば修理する価値有りですが、LCD交換の修理代はマザーの次に高額か超えます。デスクトップならキーボードをぶっ壊しても水をかけても2000円有ればそれなりの物と交換可能。ノートのキーボードも万はしませんが単品でのゲットはツテでも無ければ不可能でしょう。
余計な部品や機能は付いておらず、基本は自分で買って付ける
実はこれをネタにしようと思ったのですが、明らかにBTOとは無関係なので別の方向から攻めました。
マイクロソフト、HD 720 p に対応した Web カメラとシンプルで機能的なヘッドセットの 2 機種を10 月 2 日 (金) より発売開始
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3754
ノートではWebカメラが標準で付いている事が多くなりましたが、このような外付けになると徐々に付属の機能では物足りなくなって行くものです。使わなければ無関係ですが、Webカメラも無料では無く製品の価格に載っています。無線LANを使わなければ内蔵は意味が無く、ノートの高額さに拍車を掛けているのです。
色々書きましたが、迷っている人は私に騙されないようご注意ください。
ノートの良い所は、カッコイイ、静か、省スペース、です。
それならナショナルブランドが良いと思いますが、いかがでしょう。
※ナショナルブランド:ソニーならVAIO、富士通ではFMV-BIBLO、など
※10月上旬に書いた下書きをリリースしました。ネタがやや古めです。
>ノートの良い所は、カッコイイ、静か、省スペース、です。
>それならナショナルブランドが良いと思いますが、いかがでしょう。
今は、BTOも周辺機器など自由に選べるようになっています。
デスクトップでも、ディスプレイ、スピーカー、キーボード、ケースなど各メーカーから幅広いデザイン出ていて、中には、見た目がカッコいいものもいくつあり、一概にダサいものとは言えない。
カッコいいデスクトップにするのも、その人のセンス次第。
騒音・スペースの問題も、机の上に置くとたしかに気になるが、設置方法を工夫することで緩和することができる。
ナショナルブランドは、流行を追いかけたデザインになるので、すぐに飽きてしまう。
悪いところはきちんと拘って選べばそれなりに改善できますね。
まぁ拘りすぎるとショップが限られたり、特注か自作するしかなくなりますが…。
騒音についても水冷、ファン、ケース次第で改善できますし、
ケースのデカさはひろゆきさんに同意で工夫次第でなんとでもなります。
寧ろあのデカさとデザインが好きな私のような人種もいますし。
こればっかりは見る人次第だけど、自分的にはドスパラとかのBTOもそこそこかっこいいと思う。
もちろん見る人によってはダサい、センスのかけらもないと感じるかもしれないが、メーカーもソニーなどのデザインしか興味のない人は商売の眼中に入れてないと思う。
安くて高性能(旬のパーツを使用してるなど)なものが欲しいというユーザーを求めているはず。
騒音に関しても最近は防音シート、ファンの交換など簡単な方法で対策はできるはず。知識のない人でも無料で配られている自作のガイドブック等を読めば、ファンの交換くらい出来ない人はまずいないはずです。
それに上記2つの対策くらいならどんなにこだわってもせいぜい2000~3000円程度で収まるはずです。
対策には1円も払いたくないという人だって机の下に置くなどの対策だってあるはず。確かにホコリはたまりやすいです。
しかしそれを掃除できないような人はブランドの静音PCを買えばいいだけのこと。BTOを買うこと自体間違っている。
管理画面からは複数コメントしづらい為表から。
>ひろゆきさん、asaさん、a.oさん
てっきりナショナルブランド信者からの猛反発が来るかと思っていたものの、デスクトップ推奨のような意見を3件も戴き驚きました。
読まれる人間の判断を偏らせない(迷わせる)ように書いた数ヶ月前のストック記事ではあるものの、やはりBTOと言えばデスクトップ。購入する人間個々の判断によるものでございましょう。
今までも良いコメントは多く頂きましたが、濃さという所では記事本文よりコメントの方が良いご意見と思う次第。「良コメント有ります↓」のようなリンクを本文から引けるよう仕組を考えます。
自作もできないような奴なら
圧倒的にノートの方がいいわなww