意識すると結構多いBTO新製品ニュース。
「いや、アンタは常に意識しろよ」と思ったなら私も思ったので4月下旬分となっており、上旬と合わせると27記事分ものニューマシン登場。と言いたいけれど、新Ryzen採用はどこも新規取扱いしているので省略し12種類。
今回はマウスが多くパソコン工房少ない。
最近発売のBTOパソコン(2018年4月下)
マウス5つ、ドスパラ3つ、その他各1で計12。
マウス
金属筐体で約1.1kgの11.6型軽量モバイルノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1119414.html
BTOメーカーにしては珍しいほどの軽さ、1.1kgは頑張った。
しかも薄さ1.3cm程度の割にバッテリ駆動9時間もBTOメーカーにしては大手並に薄く軽くバッテリ長持ち。ACアダプタを持ち歩いても1.2kgは中々のモノ。
しかし利点があれば難点もあるわけで。
CPUがCeleron N3350(1.1GHz/2コア、ビデオ機能内蔵)、LPDDR3-1600 4GB、eMMC 64GB、11.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶、Windows 10 Home
文句ないところはWindows 10 Homeが普通に採用されている程度で、ヤバいところはCPUがAtom未満なクソ性能、もう一つ11.6型でフルHDは無理すぎないだろうか。Win10なら拡大で何とかなるのか。
この手の物理面が良くて中身がヤバいやつは玄人向けだと思うけれど、家電量販店向けとのこと。これを書いている現在はコジマが税込48,384円、ポイント10%相殺で実質43,545円。
昔のXPが終わりかけの頃に一時流行ったミニノートを思い出す。価格と性能が低すぎて良くわからず購入した一般PCユーザ阿鼻叫喚。
こういうのは通販専用にして、「パソコンに詳しい人向けの製品です」とか書くか、「必ずチャットでお問い合わせ~」にした方が良心的だと思う。
マインクラフトつきのペン対応12型着脱式2in1 - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1119401.html
マインクラフト(ゲーム)やったことがないのでよくわからない、2in1ノートでペン操作が合っているのだろうか。説明見る限りではWASDキーで移動、クリックでジャンプとかになっていたけれど。
他のリリース記事によると、こちらもやはり量販手向け、店頭価格は税込6万円くらいなのでポイント相殺で5.4万、マイクラは3千円なので本体部分は実質5.1万円ほどになる計算。
12型にも関わらず解像度はQHD(2160x1440ドット)とやたら高く、CPU、メモリ、EMMcは1つ前の11.6型軽量ノートと似た感じなスーパーロースペック。
これで動くゲーム、マインクラフトが凄いとだけ。
Intel B360チップセット搭載の小型ゲーミングPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1119369.html
マウスのこのケースと赤いライン入りのミドルタワーがいい感じだと思う。
サイコムなどがケースのデザイン良いのは自作用なので当然として、ケースにこだわるべきではないBTOの完成品でこのデザインはかなり良い方な印象。
CPUにCore i5-8400(2.8GHz)、メモリ8GB、GPUにGeForce GTX 1050(2GB)、1TB HDD、500W電源、OSにWindows 10 Homeを搭載し、税別価格は89,800円
モンハンとかグラフィック性能をあまり求めすぎないゲーム用ですな。または描画の品質落としてもゲームが動くならOKな人向け、にしてはGTX 1050は少々貧弱な気がする。
他の特徴としてはマザーボードにB360を採用しているところで、完成品でパソコン買う人はBで良いと思う。機能省略したマザーボードなので安い。
第8世代Core搭載デスクトップに安価なIntel B360モデル - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1118470.html
ケースは普通のBTOなやつなので画像は省略。
これまで第8世代Coreプロセッサに対応するのはIntel Z370チップセットのみであったが、Intel B350でより安価になる。
というわけで、3.6GHzなCore i3搭載、メモリ4GB、HDD 500GB、このバランスで税別約6万円はライトユーザ向けのデスクトップPCとしては王道な組合せと価格。
上手い標準構成と言えば聞こえはいいけれど、悪く言えば何の特徴もない普通のBTOパソコン。メインPCにするならせめてHDDはSSDの標準構成をおすすめ。欲を言えばメモリは4ではなく8GBが将来的に安心か。
最大32コア構成可能なXeon搭載ワークステーション - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/1117839.html
売れたらいいな系と思われる業務用途向けなハイスペック、約43万円よりで3機種。最上位モデルがどう見ても作ってみた系としか。
- OS:Windows 10 Pro for Workstations
- CPU:Xeon Gold 6130(16コア/32スレッド、2.1GHz)x2
- GPU:Quadro P6000(VRAM:24GB)
- RAM:128GB(DDR4-2666 8GB(ECC対応)x16)
- SSD:1TB NVMe(Samsung SM961)
- DVD:スーパーマルチ
- 有線:USB 3.1×2(1基Type-C)/3.0×6、Gigabit Ethernetx2
- 電源:1,200W(80PLUS Platinum)
- 税別価格:1,898,000円
税込約205万円。さすがに延長保証が数千円なわけがなく、ワークステーション用3年が約4万円。2台購入して同じ部屋に置けばブレーカー強制終了待ったなし。
CPUの右端「x2」はXeonが2個搭載のデュアルCPUなので、1個あたり32スレッドならば最大64スレッド。メモリは搭載可能な最大128GBとなっており、何が高価かはグラボ単体で60~70万円、CPU1個20万円オーバーな辺り。
動画な映像編集でもするのでしょうな。
ドスパラ
第8世代インテルCoreプロセッサー搭載 17インチノートPC
https://www.value-press.com/pressrelease/200869
一見するとキーボードが不自然に小さく見えてしまうその理由は17型。
- OS: Windows 10 Home
- CPU: Core i5-8250U(1.6-3.4GHz、4コア/HT、6MB)
- メモリ: 8GB DDR4 SO-DIMM(4GB×2)
- モニタ:17.3型 非光沢液晶(解像度:1920x1080)
- HDD: 1TB(SATA 3)
- 無線: IEEE 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2
- バッテリ:約4.5時間
- サイズ: 420(幅)×279(奥行き)×33(高さ) mm
- 重量: 約 2.8 kg (バッテリー含む)
- 価格:94,980円(+税)
可もなく不可もなくな印象。CPUの定格1.6GHzと低めな点が気になるくらい。
幅42cmの17型で2.8kgはモバイルしている場合ではないため、どうしてもデスクトップPCでは嫌な理由があるなら、17型くらいがちょうどいいと思うなら、でしょう。
9万円台からのRyzen 2000シリーズ搭載デスクトップ - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1118186.html
新Ryzenネタは省略と書いたけれど気になる部分があるので1つだけ。
Ryzen 7 2700(3.2GHz)、メモリ8GB、AMD B350チップセット、GeForce GT 1030(2GB)ビデオカード、1TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 10 Homeを搭載し、税別価格は99,980円。
Ryzen 7 2700の場合、グラフィック機能を内蔵したAPUではなくCPUであり、どうしてもグラボの増設が必要になるのでゲームなどグラボ挿す前提でなければRyzenのコスパの良さは活かされない。
GTX 1030の単品は1万円少々なので無駄に1万円くらい盛られております。これがGTX 1060~辺りになると話は変わって来る。それが言いたかっただけ。
バッテリー非搭載Windowsタブレット、法人向けに - INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1118303.html
いくら法人向けとはいえども冒険しすぎではなかろうか、タブレットにバッテリ非搭載とは何の意味があるのか、は、こちら。
バッテリーを非搭載とすることで、常時給電で起こりがちなバッテリーの不具合による問題を解決し、安全性と長寿命を両立
実際、長くとも2年くらいでバッテリが膨張したりを回避するための発想らしい。また、法人なら壁面固定もあるのでそういう用途として、らしいが配線工事してまで壁に10インチのWindowsタブレット付ける用途が思い浮かばず。
バッテリ無くした独自仕様のためか、法人向けの値引き前提なのか、税別6万円は言い過ぎ。
ユニットコム(パソコン工房)
Core i7-8700/Quadro P400搭載ビジネス向けミニタワー - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/1119143.html
何がしたいのかわからない。
6コア/12スレッドのCore i7-8700(3.2GHz)とQuadro P400を搭載したビジネス向けPCで、DDR4-2400メモリ4GB×2、1TB HDD、OSにWindows 10 Home
なぜ下位モデルのQuadroを搭載したのか謎すぎる。Quadro搭載言いたかっただけなのだろうか。ちなみにグラボ単品2万円切れるくらい。このCPUはグラフィック機能内蔵なのでQuadroなしでも動く。
DELL
6コアの第8世代Core i9搭載ALIENWAREノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1118835.html
さすが海外メーカーらしい豪快な盛り方となっており、一部PCユーザのいう「アリエンワー」状態なハイスペック。価格は約20万円から。
珍しい箇所はディスプレイの仕様を変更できるところで、普通のフルHDか、同じフルHDでも120Hz(標準的な1秒間60コマの2倍な120コマ)か、もしくは60Hzの4K解像度かを選択可能。
なぜ珍しいかは、国内メーカーの場合は主に台湾などから数千や数万単位で同じ型のノートを仕入れる=モニタの仕様も同じ、に対してDELLの場合は自社(の下請け)が製造するので単位を変更可能なのかと。
上記2機種以外にも3種類の低価格モデルも出ているものの、ゲーミングノートというには貧弱すぎるため、ゲーマーならば20万円~のノートか、10万円台まで予算落としたいならデスクトップPC推奨。
TSUKUMO
14コアのCore i9やQuadro搭載のデスクトップPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1119417.html
ツクモのクリエイター向けPC久々に見た。
性能は価格と比例し、予算に合わせるか、性能に合わせて予算を盛るべきか判り易い標準構成。同じヤマダ電機傘下なのにフロンティアとは違う。
入門用ならば左端のQuadro P1000、学生向けとかそういう感じか。職人で黒字しまくっているなら右へ行けば良いけれど、節税目当てなら減価償却にご注意。
エプダイ
スペックを厳選したクリエイター業務向けPCを発売 - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1804/23/news118.html
見た目は昔からいいと思う、エプダイより3つの新製品。GeForeceやQuadro搭載によるデザイン向けハイスペック。
エプダイは特にデカいデスクトップPCのケースが私も欲しくなるほど設計良いので、カネがあるなら選択肢に入るだろうか。難点は1つ、コスパがありえないほど悪いメーカーなので代理店経由かつ値引きかリースで検討を。
個人で一括払いするメーカーではない印象が凄く強い。
デザイン用途のBTOパソコンが多かった4月下旬
やたらQuadro率が高い不思議を感じて新製品かと思い検索するも、マウスの特盛P6000が2016年11月、他のQuadroは2017年2月リリース。
この時期はデザイン向け需要が高まるのか、またはやることないので構成してみた、作ってみた系なのだろうか。
勝手に評価してみる、私の独断と偏見による。
- 用途次第で大アリ・・・TSUKUMOの性能刻み各種
- 納得の構成・・・マウスのB360+Core i3デスクトップPC
- ワケガワカラナイヨ・・・パソコン工房のQuadro P400標準
2番は3Dゲームとかしない、モニタが流用できるデスクトップPCの買い替えに最適。3番はパソコン工房が何を考えて中途半端なQuadro搭載したのかわかる人限定。
1番は刻み方が凄く上手いと思うのだけれども、完成品PCを買うようなデザイナや職人はサポートが必要になりそう、と思えば、デザイン向けPCを平常運転しているマウスのDAIVコーナーも選択肢余裕。
マウスのサポートは24時間、コールセンターは沖縄なので片言の日本語ではなく、深夜でも数人のマニュアル対応してくれるコール担当がいるはず。
マウスはPC不況と言われる中でも連続の黒字決算により、企業買収、テレビCMや街頭広告、ついに量販店でも本気出すような大手を目指す優良企業。
昔はPC初心者によるイチャモンとしての3大クソメーカーが、DELL、ドスパラ、マウスといえるほど暴れる人が多かったけれど、そういうクレーマーはもうパソコン使っていないのかも知れませんな。それでいいと思う。
>新Ryzen採用はどこも新規取扱いしているので省略し12種類。
省略しても両手で数えきれないほどとは多い限り。
>金属筐体で約1.1kgの11.6型軽量モバイルノート
タッチパッドの左上に妙な四角があるな、と思ったら指紋認証のセンサーだとか。私的に「主要なキーは大きい」「キー配列は思ったより特殊ではない」「ロゴが悪目立ちしない」あたりは良さ気なポイント。
ここまで低スペックの小型ノートなら完全に持ち運び用として割り切れますから、税込みで5万円切りは良い塩梅です。持ち運び用としてSurfaceに期待していた私は気になるモデル。
>マインクラフト
2016年と少し古いですが、パソコン工房がブログで必要スペックに言及しています。
パソコン工房 iiyama PCブログ - 大人気の「マインクラフト」を遊べるパソコンは?
https://www.pc-koubou.jp/level_hub_blog/day_20160406.php
ちなみに必要スペック、推奨スペックは以下とのこと。
必要
・Pentium D または Athlon 64 の2.6GHz
・2GBのRAM
・グラボはオンボードでも可。ビデオカードならGeForce 9600GTかRadeon HD 2400
推奨
・Intel Core i3 またはAMD Athlon II の2.8GHz
・4GBのRAM
・GPUはGeForce 2xx またはRadeon HD 5xxx
GTX 285とかHD5850とか懐かしい響き。この頃のGeForceはいろいろな意味で熱かったですね。
>Intel B360チップセット搭載の小型ゲーミングPC
見た目がPAスピーカー(ライブ会場とかカラオケ屋とかにあるデカいスピーカー)っぽいですね。この見た目でストレージがHDD仕様は少しもったいない。CPUをCore i3に落としてでも240GBくらいのSSDを載せて欲しいです。
>最大32コア構成可能なXeon搭載ワークステーション
お前は何と戦う気なんだと思いますけれど、Quadro搭載ならグラフィック用途なのですかね。勝手な印象としてはSSDにSamsung採用な点が気になるところ。そこはIntelを選んで欲しかった。
>CPU: Core i5-8250U(1.6-3.4GHz、4コア/HT、6MB)
持ち運ぶ気が起こらないだろう17型ノートで、モバイル向けのU付きCPUを採用するとは如何に。そこに無駄な金をかけるくらいなら、HDDをSSDに変えろよと。
>バッテリー非搭載Windowsタブレット
爆発防止かな。
>6コアの第8世代Core i9搭載ALIENWAREノート
15.6型で4K解像度とかDELLらしい冒険心あふれる仕様でレビューが楽しみ。だれかプレゼントしてくれるならメイン機として使っても良い面白さ。
>そういうクレーマーはもうパソコン使っていないのかも知れませんな
今はスマホキャリアのショップで暴れていそうですねw