最近発売のBTOパソコン6月上旬分。
今回もマジメな製品が多い、というかマジメにやってもらわなくては私も割と疲れる。相変わらずゲーミングなどの高性能パソコンが多く、普通のパソコンも普通に周知して欲しいと思った6月上半期の新製品。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2019年6月上旬)
3メーカー6記事分。画像は特徴的なモノや意味のある部分だけ。
パソコン工房(3)
144Hz液晶/RTX 2060搭載16.1型ゲーミングノートPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1187762.html
16.1型ノートシリーズにRTX 2060搭載モデルが追加。
なぜかパソコン工房だけ税込表記になるPC Watchの掲載、194,378円は税別179,980円ではあるものの、パソコン工房的には実売20万円を切れるとしたのかと。送料ぶち込んでも20万切れる。
モニタのリフレッシュレート144Hz対応は特長と言えるとしても、音のサンプリングレート192kHzなハイレゾ対応はノートでやる必要性に疑問。
個人的にゲーミングノートとして以前から気にしまくる箇所はキーボードで、ベアボーン同じなのか既存の16.1型と同じくアイソレーションに見えるアイソレーションではなさそうなストロークの深さがありそう。
私が選ぶならグラボはGTX 1660 Ti搭載の機種まで性能と価格を落とす。
Ryzen Threadripper搭載のハイエンドデスクトップ - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1188455.html
そう、それで良いとしみじみ思う市販ケースのOEM版。
この場合はクーラーマスターのケースをパソコン工房のOEMとしてクラマスが製造、提供されていると思われ、もしくはクラマスから仕入れてLevelインフィニティロゴを手作業で貼り付けているかどちらか。
10万円切れるような、グラボも搭載していないような、もっと言えばCore i5でさえないような普通のデスクトップならBTOメーカーが中国へ量産依頼したケースでも良いでしょう。
しかしゲーミングPCとなるとCPUが高性能、グラボが当たり前に搭載、電源容量も大きめになるだろうから、クラマスのような専門性の高いメーカーのPCケースを採用して差し上げた方がユーザに優しい。
私の自宅のデスクトップPC2種類もその考え方で、メインPCは当時1.8万円したクラマスのミドルタワーを迷わず選んだものの、事務用のサブPCは安さと剛性しか重視しない、確か5千円くらいのミニタワー。
ゲーミングPCに市販ケース採用は昔からドスパラがやっていた、この流れは正しいと思う。
例外的にDELLやHPのような自社モノでも設計から考えられていたり、一度現物を見たマウスのオリジナルな割にエアフローも見た目もよく考えられているマスターピースのケースはアリだとも。
15.6型フルHDノートに新色ホワイト/レッド - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1189133.html
これまた正しい。
NECとか富士通は平気で白とか赤とかやるところBTOメーカーはホワイトボックスと言われている割に白いノートとか出さない。普通に黒一色。
例外はやはりDELLとHPで、DELLは4色展開してみたり、HPは青しかないなどの見た目が特徴的なノートもある。
さすがにデスクトップ、ミドルタワークラスになると白はデカく見えてウザいかも知れないながら、ノートは元からそうデカいモノでもないので色の選択肢として大アリ。
まじめに記事読んでいないのでこれ書きながら知った、赤もある。ヒツジ先輩、記事の中身どころかタイトルさえ読んでいない疑惑(というか読んでいなかった)。
トップケース(モニタの裏)は手抜きして黒なのか?と思いきや、しっかり赤、圧倒的赤、コスパ重視で赤いノート探していた人には僥倖のカラーセレクション。
しかも iiyama のロゴは「なし」も選べる、ユーザ視点で考えられた上手いカスタマイズ。このくらいのサイズならロゴありでも気にならないし、フォントのデザイン性も悪くない気がする。
ロゴを外せるということは、このロゴは最初からノートには付いていない、ならば工場でパートのマダム達が手作業していると思われ、ぜひナシを選んであげましょう。Macのようにロゴを別途添付とかしてくれると更に良さそう。
私なら左上の隅に右上がり45度でロゴ貼りたい。
マウスコンピューター(1)
第9世代Core i7とGTX 1660 Ti搭載15.6型ゲーミングノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1190126.html
GTX 1060 Tiが1660 Tiへ置き換わったかと思いきや17型ではなかった。
というわけでメカニカルキーボードの方ではなく、正面の画像見ても意味薄いので公式から斜めの画像をパクってきた。このノートも上で貼ったパソコン工房のようなアイソレーションっぽいそうじゃないやつ感。
下位と上位モデルの違い。
- 下位:メモリ8GB、NVMe SSD 256GB(15万円)
- 上位:メモリ32GB、NVMe SSD 512GB + HDD 2TB(19万円)
私には実質3万円の差さえないと見える、高い方は当て馬か。
同じベアボーンでHDDの有無が変わるということは、HDDの着脱は工場でやっている=個人でもできそう。メモリとSSDも上下あるならこちらも個人レベルで交換できそうですな。知らないけれど。
CPU内蔵のGPUとディスクリートGPUを自動的に切り替えてバッテリ駆動時間を改善する「MS-HYBRID」機能も搭載。従来機の約5.5時間に対して、約9.6時間の駆動時間を謳う。
ゲーマー向け以外にグラフィック系の職人向けとしても良さそう。
DELL(2)
GTX 1650搭載可能なビジネス向け15.6型ノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/1188971.html
搭載「可能」と来た、最近のDELLの平常運転。
それ言うならCPUとOSとマザーの許容範囲内でメモリ128GB搭載「可能」とか書いても良さそうで頭おかしそう。
税別価格は129,980円から。
可能な限りの税別価格がいくら「まで」を書くがよろしいかと。
内訳はDELLのカスタマイズとして搭載「は」「可能」という、エプソンダイレクトに通ずるウソとまでは言わないまでも、まぎらわしい表現。
だいたいビジネス向けにGTX 1650が必要ならば、どういう用途でゲーム用のGTX搭載が必要になるのか提案しなければ伝わらないかと。
DELLの迷走は始まったばかり、なのだろうか。
LTE内蔵13.3型ノート。GTX 1660 Ti搭載ゲーム向けなど - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1189011.html
ライセンス料がProよりも安いのだろうかと疑えるSモード標準装備。
Windows 10 Home Sモードを搭載し、使用できるアプリをストアアプリに限定することでセキュリティを高め、性能を維持できるとしている。
これを解除して一度でもProエディションにすると二度とSモードには戻れないという、誰もが得する意味不明な従来のWindowsのソフト使えないロック解除に何の意味があるというのか。
スタンダードモデルのそのほかの仕様は、メモリ4GB、ストレージに128GB M.2 SSD、1,920×1,080ドット表示対応13.3型液晶などを搭載し、税別/送料込み価格は74,980円。
今どきこれでCPUがCore i3なら税込7.5万は少々高いのでは。ストレージがM.2はスロットのことで、特に何も書かれていないならSATA接続だろうから2.5インチの普通のSSDと同じはず。
同モデルにOfficeをプリインストールしたモデルの同価格は89,800円。
MSオフィスはPersonalでさえ+2万円が付属する際の相場なので+1.5万円はなぜなのか。Windows 10 Sだからこそ割安なのか。
Inspiron 13 5390(LTE)は、Wi-FiモデルをベースにMicro SIMカードスロットとモデムを搭載し、4G通信を可能にした。そのほかの仕様はプレミアムと同じで、価格は119,980円からとなる。
SIMスロット付のLTE対応になると+3万円は値打ちこきすぎ。
いずれも6月7日現在、17%オフクーポンが適用可能となっている。
その17%引いた価格が適正であり、逆にいうとクーポン適用ナシなら+2割増しと思えばよろしいかと。
必要性はないが夢はあるASUSの100万円ノート
独断と偏見で勝手に評価。
- 用途次第で大アリ・・・パソコン工房の3倍速そうな赤いノート
- 納得の構成・・・パソコン工房のクラマスケース採用
- ワケガワカラナイヨ・・・DELLの売り方全般
私がメーカーに居た当時、ノートパソコンの色違いを出せば?と提案したところ、仕入担当の人に「色が違うだけで別ベアになるので難しい」と聞いた。要するに色違いというだけで別モノ扱いとなり、最低仕入数(MOQ)的に難しいのだとか。それを踏まえ白と赤を国内メーカーがやる試みは割と称賛もの。
同じくパソコン工房のクラマス採用も良い意味で一見中途半端、悪く言えばコスパ悪くならないのか。そのハードルを超えてこそマウスコンピューターとの区別化ができるならば正しい方向だと感じております。
DELLは全体的にエプダイ状態の消費者だます前提なので見る気失せる。
今回のオマケはASUSのゲーミングノート。
source:ASUS、100万円もするゲーミングノートPC : PCパーツまとめ
最上位モデルが税込にすると999,864円。
店頭予想価格は「ROG Mothership GZ700GX」が925,800円、
CPUは4月に出たばかりの8コア16スレッド仕様。
主な仕様は、CPUがIntel Core i9-9980HK、メモリが64GB、ストレージが512GB NVMe SSD×3(RAID 0)、グラフィックスがGeForce RTX 2080など。
17.3型のディスプレイは3,840×2,160 ドットの4K/UHD。 通信機能として、2.5Gbps対応のLANと、2.4Gbpsに対応する無線LAN規格のWi-Fi 6(IEEE802.11ax)を備える。
CPUがインテル公式583ドル、メモリ64GBを3.2万とし、まともなNVMe接続の512GB SSDを1枚1.5万円として4.5万、モバイル用RTX 2080の価格は出ていないのでデスクトップ用が10万ならば15万としましょうか。
ここまで約30万円。4K大型液晶搭載の超高速通信仕様なガワに70万円の価値があると思う人向け。その価値はないとしても夢はある、とは2chまとめのレスをパクった。
既存のROGシリーズのノートとの違いはキーボードが外れる、ということは中身はキーボード側ではなくモニタの裏にパーツが詰まっているわけで、見方を変えると100万円ゲーミングタブレットとも言えますな。
アンケート参りましょう。
条件は、現実的に考えて自分のプライベート用PCに対していくらまで出せるか、自作PCならパーツ全部を新調する前提での総額をお答えあれ。
ちなみに私なら自作で総額12万。今使用しているメインPCのパーツをおおよそで合計すると11.2万円なので、今後これ以上は出す気ない(これ以上の性能は不要)とした逆算にて。
投票後に経過表示、投票せず経過のみ見るなら View Results をどうぞ。※2019.07.02 締めて画像へ差し替え
>Ryzen Threadripper搭載のハイエンドデスクトップ
スカスカなケースですね。風の通りは良いでしょうが、激熱CPUに激熱GPUを搭載してコレは騒音が酷そう。ヘッドホンは必須か。
>15.6型フルHDノートに新色ホワイト/レッド
レッドの方はワインレッドより少し明るい程度のキレイな赤ですね。色は好きです。この筐体でCore i3を希望。
>GTX 1650搭載可能なビジネス向け15.6型ノート
デフォルトでGTX 1050、BTOでGTX 1650なんだとか。ゲームのスコアでいうと1650は1050の1.5~2.0倍くらいの性能。DELLはデフォルトが高額なため、上位モデルを選んでも割高にならない点は良いのやも。安いモデルは超割高になるので嬉しくない訳ですが。