最近発売のBTOパソコン1月前半分。
今回は1月前半約2週間分ながら、多くの企業は5日まで休み、しかも13日も祝日なので営業日でいうと7日間しかなく弾数不足。なので日本では未発売のDELLとHP製品も混ぜて5記事分としております。
適当に見て参りましょう。
最近発売のBTOパソコン(2020年1月前半)
4メーカー5記事分。画像は意味のあるモノだけ。
マウスコンピューター(2)
重量約1.1kgで25時間駆動の14型ノートPC - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/biz/1227982.html
Mouse ProはビジネスPC、バッテリ長時間化でコスパは低下。
法人向けの14型ノートPC「MousePro NB4」を発売した。税別価格は109,800円。
以前はギリ10万円を切る99,800円で展開していたけれど、CPU刷新にともなうのか便乗なのか1万円高くなってしまい、経費的な処理としては面白くなくなってしまった。
バッテリ大容量化やCPUが第5世代になったからという理由で1万円もの値上がりは不自然、とするならば、マウスは良く数字見ているので10万円切らない影響は小さいと推測しているのだと思う。
あまり言わないけれど、マウスの中の人は本当に気持ち悪いくらい良く見ております。算数やアクセス解析に少し強めな私が言うのだからガチなやつ。
ところで25時間もの駆動時間必要かの点では、個人的にはそこまでは要らないと思う。しかしモバイルとして12時間のような中途半端なやつをアテにはしない方が良いとも思う。
私のノートがそれ系で、二桁ならば仕事中コードレスPCできるだろうと思っていたけれど、バッテリは劣化するもの。今ではメインとして使うと8時間もたなくなってしまった。
話を戻すと、価格が高めな以外は特にケチのつけどころなし。Core i5、8GB、256GB、14型非光沢パネル、25時間バッテリ、仕事でモバイるならば充分すぎる性能と容量。
もしかしてベアボーンが換わった?(以前のi5モデルは13.3型だったような気がしないでもなし)
Comet Lake搭載/Wi-Fi 6対応で税別9万円を切る14型ノート - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1228724.html
税別価格は約8.8~8.9万円、なので税込にしても10万円切れる。
Core i5-10210U(4コア/1.6GHz)搭載で、税別価格は
8GBメモリと128GB SATA SSD、Windows 10 Home Sモード搭載の「mouse X4-i5-E」が87,800円、
8GBメモリと256GB SATA SSD、Windows 10 Home搭載の「mouse X4-i5」が89,800円。
89,800円モデルの方が全然良い。という見方をするのではなく、何らかの理由でSモードが必要ならば2千円安い機種の方、が正しいでしょうな。
というか、これで8.9万円ならば最初に出たMouse Proではなく、こちらを選ぶべきかと。
但し、バッテリ駆動時間がまさかの12時間。この記事書いた後に上で12時間と書いたり訂正したのではなく偶然。
というわけで、3万円高くとも25時間が良ければMouse Proの方、劣化すると8時間厳しいかも知れないけれど安い方が良いならこちらのSSD 256の方。
別に個人向けを仕事用に使用してはならないルールはございません。Mouse ProはPCリサイクル無しなら、個人向けの方が全然お得。※個人向けはPCリサイクル代が商品代に含まれている
パソコン工房(1)
プロゲーミングチーム父ノ背中コラボ動画編集向けPC3モデル - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1227192.html
source:父ノ背中-Father's Back-
もう何か、なりふり構わなくなって来ましたな。
なぜプロゲーミングチームが動画編集向けパソコンでコラボするのか、とりあえずコラボ言っておけば良さそうな空気しか感じない。フロンティアがやる販促並に意味不明、もしくは違和感。
CPUにCore i7-9700K、メモリにDDR4-2666 8GBメモリ、ストレージに250GB NVMe対応 M.2 SSD+1TB HDD、ビデオカードにGeForce RTX 2080 SUPER
価格は税別約18.5万、ゲーミングPCそのまんま持って来ただけ。
これのメモリ16GB+SSD 500GB級で189,980円のやつを当サイト推奨PCとして3ヶ月連続で掲載しているので覚えております。
わかった、そういうことか。父の背中とコラボしたゲーミングPCを動画編集向けPCとして流用したため、コラボPCには違いない、ということ。にしておきましょうか。
普通にコスパ良いので普通におすすめ。但し動画編集にRTX 2080 SUPERクラスが必要なのか、メモリ8GBで良いのかまでは不明。
日本HP(1)
プレミアムPCの新製品を発表 Elite Dragonflyの追加も - ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2001/06/news044.html
ノートの方は見た目そう変わらないのでスルーし一体型の画像。
これ(ENVY)とは違うシリーズのPavilionと同様、上の飛び出ているカメラは上手い設計。押すと隠れる=レンズを物理的に役立たず化可能。神経質な方のご購入も遠慮しなくてOK。
価格は約1,600ドルで日本未発売ながら、現行品の27型と34型は販売しているのだから、近い内に日本でも販売されるのでしょう。20万円を切れるくらいだろうか。
HPにしてはただのオールインワンで1,600ドルは高い、と思いきや中身が凄い、とまでは言わないけれど濃い。
- CPU:Core i5-9400
- メモリ:16GB(DDR4、SO-DIMM)
- ストレージ:SSD 256GB + HDD 1TB
- グラボ:GeForce GTX 1650(VRAM:4GB)
- モニタ:31.5型(解像度:4K、IPS、HDR表示対応)
グラボまでは10万円くらいのデスクトップ仕様でメモリだけ規格がノート用。モニタが4K解像度に対応しており、IPSの遅さが影響しない程度ならば普通にゲーミングオールインワンPC。なので4Kモニタが600ドルと思えばまあ納得か。
珍しい点はThunderbolt 3端子装備、一体型ではありえないくらい滅多に見ないHDMI出力端子まであるそうな。TNパネルの外付モニタ接続できるなら、RTX 2060へカスタマイズすれば、どう考えても普通にゲーミングPC。
DELL(1)
ゲーミングノートDell G5 15 Special EditionにRyzenモデル - ITmedia
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2001/07/news062.html
米国にて約800ドルなゲーミングノートが4月発売予定。
やたらと安いのでグラボは無しだろうと思いきや、Radeon RX 5600MなるディスクリートGPU(独立したグラフィックカード)を搭載。しかもノート用RTX 2060と同等の性能だとか。引用はGoogle翻訳。
3DMarkでベンチマークされたAMD Radeon RX 5600M 6 GBモビリティGPU – NVIDIAのGeForce RTX 2060ノートブックGPUとほぼ同等
日本で出るとはどこにも書かれていないけれど、もしこれが国内販売されたならばどうなるか。
まともな性能のゲーミングノートは10万円を切れないとすると、もしかしなくともゲーミングノート普及はAMD、Radeonが影響するのかも知れませんな。
RTX 2060モバイル相当で丸ごと一式800ドルは凄い。
NECが米国市場でノートと一体型PCを販売へ
独断と偏見で勝手に評価。
- 用途次第で大アリ・・・DELLのノート、HPの一体型
- 納得の構成・・・マウスの8.9万円の方のノート
- ワケガワカラナイヨ・・・パソコン工房
HPとDELLのそう来たか感が新鮮。一体型にグラボ搭載でゲーミング、ノートにRadeon搭載すると高性能でも安くゲーミング、可能性が拡がり、見ただけで割と楽しめた。
マウスの8.9万円ノートと最初のMouse Proノートは本当にバッテリ駆動時間くらいしか違いが無く、(見た目でベアボーンも違うけれど)どうしてもでなければ安い方が全然オススメ&納得の構成かつコスパ。
パソコン工房のフロンティア感はなんとも言えずスルー。
今回のオマケはこちら。
NEC PCが米国市場に再参入。社長が語る日本産の強み - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1228955.html
製品情報を別記事より、価格部分を3箇所引用。
15.6型ノートPC。価格は2,099.99ドル
一体型のデスクトップPCで、価格は1,799.99ドル
13.3型モバイルノート。米国価格は1,599.99ドル
社長の話より。
これまで米国では、重くてもいいから薄くしてほしいという要望があった。(中略)最近では、日本も米国もニーズの傾向が統一され、米国でも軽さが求められるようになった。
薄く軽いならSurface、しかしバカ売れしているとは聞いたことがない。
目指したのは、世界で一番堅牢性が高いノートPCとして、最軽量のものである
それで売れるならば、パナソニックが海外展開してレッツノートが米国で売れまくってしまうと思うのだけれども。
海外市場でも品質が重視され、高価格帯のものが求められている。
NECが製造しているのはPC本体のガワ部分、ケースくらいだと思うのだけれども、その品質を上げるだけで上で引用した価格設定がまかり通ると思っているのだろうか。
最後に凄いことが書かれております。まさかのゲーミング市場参入。
ゲーマーのことを考えていないゲーミングPCを作るのであれば、むしろ作らないほうがいい。
私も一応ゲーマーなのでゲーマーのことを考えたパソコンを語ると、予算内で可能な限り高性能かつ大容量としたい。そこでNECがやると、同じ予算内ではそれなりの性能や容量にしかならないであろう矛盾をどうするつもりなのか。
また、その性能や容量に関する部品をNECもLenovoも製造しておらず、PC本体と同じかそれ以上重視されるであろうマウスとキーボードの品質にこだわりボッタクるつもりならば無理がありましょう。
日本のPCメーカーらしい、NECブランドらしいゲーミングPCを出したい。
それなりのコスパで勝負しているALIENWARE(DELL)とOMEN(HP)にノートでどう対抗するのだろうか。デスクトップは米国でもBTOメーカーがシェア握っているようなので話にならないとも思う。
NECが日本で通用しているのはPC98シリーズ主流の名残、次いで富士通のシェア高い原因はSOTECが日本上陸するまでパソコン=国内メーカーな印象が強かっただけ。
LenovoになれどもNECはNECか、昔からズレている。
>法人向けの14型ノートPC「MousePro NB4」
電源ボタンが右側面のSDカードスロット横にあるのは珍しいですね。本体を持ち上げたときに誤って電源ボタンを押さないよう、少し注意が必要。
マウスコンピューター|MousePro NB4シリーズ|インターフェース一覧
https://www.mouse-jp.co.jp/business/mpro-nb/nb400/#interface
>今ではメインとして使うと8時間もたなくなってしまった。
私が使用している仕事用のレノボは、1年半経過して「公称8時間、実測2時間半」になりましたよ。なお「電源に繋いでいる間は基本的にバッテリを外す。バッテリは30~80%くらいの充電具合で推移するよう使用」という何となくバッテリを労った使用環境でソレ。
>Comet Lake搭載/Wi-Fi 6対応で税別9万円を切る14型ノート
Core i5-10210U の動作クロック 1.60~4.20GHz はえらく幅ありますね。薄型筐体ですし、高負荷時のファンがどれだけ騒音を撒き散らすのか、少し怖いところがあります。
キー5個分の大きなスペースキーを設けたり、利用頻度の低いキーはFnとの組み合わせとし大胆にカットして18mmのキーピッチを確保したりなど、キーボードレイアウトは好みの筐体です。
マウスコンピューター|mouse X4-i5 キーボードレイアウト
https://www.mouse-jp.co.jp/images/m-book/x4/gallery/gallery12_mbx400s_l.jpg
>プロゲーミングチーム父ノ背中コラボ動画編集向けPC
動画編集にメモリ8GBは貧弱です。最低でも 16GB、できれば 32GB 欲しい。
グラボに GeForce RTX 2080 SUPER は良い選択。CPUエンコードよりGPUエンコードの方が高速ですから、特にフィルタをいくつも掛けた重い動画を日常的に書き出すなら高性能なグラボが必要。CPUエンコードより20~50%くらい高速化しますから。
なお「動画変換」だけならGTX 1660くらいでも問題ないはず。重要なのは「編集したあとの書き出し」です。