マウスとパソコン工房からノートPCが新発売。
いずれもウルトラブックでは無い普通のノートで性能や価格が似ております。大きな違いはノートPC本体の大きさ。今回は私が気になっている、ノートPCの仕様の需要について最後にアンケートが有るので暇ならご協力を。
では2種類のノートを適当に見て参りましょう。
CPUが高性能なノートが約7万円で販売中
ニュースリリースは2件共にPC Watchより。
【PC Watch】 ユニットコム、非光沢液晶採用の15.6型ノート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120907_558145.html
【PC Watch】 マウス、Core i7-3632QM搭載の11.6型ノート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20120910_558594.html
先にパソコン工房のノートの主要構成を書き出すと。
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:Core i7-3630QM(2.4-3.4GHz、4コア/HT対応、6MB)
- マザー:インテル HM76 チップセット
- グラフィック:Intel HD Graphics 4000 ※CPUに内蔵
- メモリ:4GBx1(DDR3 1333 PC3-10600) ※空きスロットx1
- HDD:500GB(SATA)
- DVD:スーパーマルチドライブ
- LAN:無線IEEE802.11b/g/n対応
- モニタ:15.6型ワイド非光沢(解像度:1366x768)
- バッテリ駆動:約3時間20分 ※JEITA測定
- 重量:約2.3kg
見出しでCPUが高性能なと付けた通り、CPU以外は普通の性能。
量産系BTOパソコンは最小構成が基本となっている為、メモリは4GB以上必要ならカスタマイズ、HDDをSSDにしたいなら別の機種、Blu-rayが要るなら他のノートにしましょうという事かと。
モニタは大きく解像度もHDと精細、しかしこれらは3万円のノートでも採用されるレベルなので、特に高級感は感じないやはり普通の仕様。
開き直っていると思う箇所がバッテリ駆動の短さと笑えるほどの重さ。モバイルを無視した固定設置タイプのノートとして使う前提でしょうな。
ではマウスのノートも主要構成を。PC工房ノートと大きく違う箇所のみとし、その箇所を太字にしております。
- CPU:Core i7-3632QM(2.2-3.2GHz、4コア/HT対応、6MB)
- マザー:インテル HM77 チップセット
- メモリ:4GBx2(DDR3 1600 PC3-12800) ※空きスロットx0
- DVD:無し
- モニタ:11.6型ワイド光沢(解像度:1366x768)
- バッテリ駆動:約6時間24分 ※JEITA測定
- 重量:約1.48kg
その他、細かい事まで言えばBluetoothの有無なども違うけれど、きりが無くなるのでスルー。
これらの違いを強引に薄めて参ります。
マウスとPC工房のノートを性能のみで比較
上から3つのパーツの違いについて。
i7-3632QMと3630QMの違いは大差無し
仕様一覧のクロック周波数は私の書き間違いでは無く、ナンバーが上の割に3632QMの方がクロック数値は下。
その他は何が違うか比較するとMaxTDPで、3632QMは35Wに対し3630QMは45W。クロックを落としてでもマウスは省電力を取ったという事でしょう。
性能の違いでいうと体感での差はまず判らないレベル。単にバッテリ駆動の為にどちらにしたか程度のものでしょう。価格はインテル公式にまだ載っておらず不明。
HM77と76の違いはRAID/ISRTの有無
何が違うのか判らなかったので調べると
M77とHM75の間にHM76というSKUが用意されている。このHM76はRAID/Intel SRT無しバージョンとなり、HM77の廉価版という扱い
工房マウスいずれもストレージは1台の構成なのでRAID/ISRTは無関係、とするなら同等品と見てよろしいかと。
H76は廉価版という事は、パソコン工房ノートの方が製造コストが掛かっておらず、それがPC工房の利益か売価へ反映されているかは知らないけれど。
メモリ盛らない工房、しかし8GBも必要か
DDR3メモリは相変わらず値下がっており、ノート用(SODIMM)と言えど4GBは今見ると最安は2千円を切っております。
それをおまけのように積んでみたマウスは競合対策として予防線を張った、または7万円ノートなら上の下くらいの価格帯なので盛ったと予想。
相対的に見るとパソコン工房はケチっていると思うけれど、4GB以上も必要な用途が思い当たらず、使わないなら載っていないと同様と言えましょう。PC-10600と12800の差は体感困難。
大きな違いはモバイルか固定設置ノートか
その他のパーツで性能など違いをまとめると、マウスのDVDドライブ無しは軽量化、11.6型は持ち運びし易いように、バッテリ駆動の長さは外部電源が無くても大丈夫、重量は軽いと言える限度の1.5kg切り。
これらがパソコン工房のノートとは大きく違い、どのように使うかによるので選ぶ人の環境に左右されましょう。
というわけで、色やメーカーの違いも有るけれど、ほぼ同じ価格や性能でも移動前提か固定前提かの違いが有るという事で、この件については本記事最後へ。
本命は約7万円の機種では無く1ランク上の物
購入を検討するなら読んで欲しい余談。
両ノートの価格と性能を合わせる為に、マウスコンピューターからは最下位機種、パソコン工房は上位機種で比較しておりますが、これらのノートはプレスリリースまたは宣伝用のエサと思われ、本命は1ランク上のモデルでしょう。
マウスの7万円ノートは、ニュースリリースの中では最小構成と書かれており、中位はストレージがSSDになった上にインテル520シリーズの240GBが搭載で約8万円。1万円差でHDD 500GBかインテルSSD 240GBか。私なら後者を選ぶ。
パソコン工房はプレスリリースでは2シリーズ中の上位なものの、販売ページへ行きシリーズ内で見ると最下位となっており、上位機種は普通にSSDを搭載。
約7千円高くなるけれど、HDD 500GBがインテル330のSSD 120GBへ。下位と比較し最上位は1.5万円も高くなるけれどSSDは180GBのインテル520シリーズへ。
こられを混ぜて比較すると、マウスのSSD 240GBモデルのコストパフォーマンスが良さそうに見えるけれど、先に書いた通り移動か固定かは大きな差。
一般的に移動と固定ノートどちらの需要が高いか(まとめ)
当サイトは私の個人ブログなので主観まみれなものの、押し付ける気は無くそういう書き方も過去していないと思うけれど、感想としては偏ってしまい気になる所。
具体的には、私なら11.6型のHD解像度は有り得ない(見づらく操作しづらい)と思うので、マウスに限らず小型高解像度ノートは嫌っておりますが、一般的にはどう思われているのか。
更に続けると、私の用途ではノートを屋外へ持ち出す使い方はせず、もっと言えばでかいデスクトップPC固定で満足しているのでノートさえ不要。しかし一般的にはノート需要の方が高め。
また、個人的には画面は非光沢を好んで使うものの、最近発売のノートを見ていると光沢画面が多め。
というわけで短期間、約10日になるけれど皆さんの意見を頂戴したく、この下と全ブログ記事の同じ辺りにアンケートページへのリンクを設置しております。
全5問は全て必須なものの、5回クリックし送信するだけなので1分で終わるレベル。抽選とか先着で何か当たる、わけでは無く何も出ないけれど、暇ならお付き合い有れ。
アンケート結果は2012年9月24日(月)に公開予定。通常はブログ更新を休む日なので、おまけ記事として公開する予定。
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