Dellが堅牢ノートを40万円以上で2機種発売。
堅牢性と言えばパナソニックと言いたいけれど、最近のレッツノートは頑丈というより機種が多いとか何かそちら方面へ走っている気がして面白く無し。Dellがやらかしているので適当に見て参りましょう。
重い厚い堅牢Windows 8ノートは有りだと思う。
デルが重くて厚い堅牢性の高いノートPCを発売
プレスリリースがDellの公式ブログに上がっております。
Dell 優れた堅牢性で過酷な環境に対応するフルラグドノートブックhttp://ja.community.dell.com/dell-blogs/direct2dell/b/direct2dell/archive/2014/06/16/dell-dell-latitude-14-rugged-extreme-dell-latitude-12-rugged-extreme.aspx
14型はタブレットに変形はしないけれど持ち手付き。12型はDellの十八番、画面が回転するタブレット兼ノートPC。
仕様はどうでも良い気がするけれど一応。
- CPU:Haswell、Core i3かi5かi7
- メモリ:最大16GB
- ストレージ:SSD 128~512GB
- グラボ:基本無し ※CPUに内蔵
- バッテリ:4~9セル
- モニタ:14or12型、HD解像度、抵抗膜式タッチスクリーン
- 無線:IEEE 802.11acデュアル2x2、Bluetooth4.0
- 厚み:4~5cm
- 重量:2.5~3.8kg
性能は普通、重量や厚みは普通のノート2台分くらい。抵抗膜式タッチスクリーンは手袋などでも操作出来るそうな。
普通では無い仕様も一部参考まで。
- 耐久性:
IP-65 保護(防滴)
MIL-STD-461F対応(電磁両立性)
MIL-STD-810Gテスト9(落下や温度など)
ANSI/ISA.12.12.01 (危険場所対応) - その他:
専用GPS対応
FHD Web カメラ(12型はフラッシュ付き)
ExpressCard 54 mm/PCMCIA
M.2スロット x 2(内蔵)
自動車用ドッキングステーション(Havis)
非接触型スマートカードリーダー など
何かと色々凄そうなものの、MIL-STD-810Gの説明が笑った。
MIL-STD-810Gテスト9: 運搬時落下(72インチ、60インチ、48インチ;単体;78回落下)、起動時落下(36インチ)、雨吹付、塵吹付、砂吹付、振動、衝撃、湿度、塩霧(ラバー加工キーボード対象)、 高度、爆風、太陽光照射、高温、温度変化、冷凍/解凍、非起動環境でのスタンバイ状態後の起動
爆風とか一体どこで使うのかと言えば、もちろん戦場。
Dell Latitude ~ Rugged Extremeの特徴と性能
無駄に長いこちらの動画をどうぞ。全部英語。画面の右が切れて音量調整できないと思うのでご注意有れ。
短いバージョンも。
動画を見るほど暇では無い人用にいくつか切り出しましょう。
まずはどこで活躍するかの提案その1として、とある現場。
日本ではこういう場所は見かけないけれど、傭兵とかやっている人には良いかも知れない。粉塵に強い上に防滴と言えるか微妙なほどの防水に近い設計なので、火事場でも活躍。
これで防滴とか遠慮し過ぎでは無かろうかと思うほど防水。海とか川へ突っ込むのは駄目とかそのレベルなのでしょう。
排熱は横から。端子はカバー出来るとしても、ヒートシンクらしきファンが付いた部分が丸見えになっているけれど防滴なのでしょう。
12型の方は変形可。
ぱっと見では普通のノートに見えなくも無し。いや、見えないか。
日本では販売というより取り寄せでしょうな。
福建省辺りに在庫しているとは思えない為、納期は1ヶ月以上見た方が良いと思うので、戦場へ出掛ける用が有るなら早めの問い合わせを。
重い厚い堅牢Windows 8パソコンは有りと思う
頑丈なのは普通のノートには無い単なる利点なので、なぜ重いわ厚いわ8でも良いかを書き並べてみましょう。
重さは取っ手で解決している
なぜこれをやらないのか判らないほど個人的に気に入っている箇所は取っ手。
本体に持ち手が有るのでバッグとか要らない。もっと上手くデザインするならパームレスト(手首載せる所)にもなるやも知れず。
普通のノートでやると、手提げ時にパカっと開いてしまったり、見た目の都合で売れなくなるのでしょうな。私は見た目全然気にしないので、レッツノートに取っ手が付いているなら衝動買いするか凄く悩む。要らないので買わないけれど。
ちなみに、いくら見た目を気にしないとは言え、パソコン工房が気合を入れている痛いやつは無理。
厚みはバッテリ駆動時間に期待
Dellのこれは堅牢性や防滴設計の為も有り厚くなっているのだろうと思うけれど、厚ければバッテリも載せ放題なので、9セル2本標準とか重装備も普通に出来るはず。
ノート本体が薄くなると当然ながらバッテリも薄くなり、容量も制限されるので、ノートPCという移動用の物としては矛盾しておりましょう。
Windows 8のタッチ操作が生きる
何かと激しい場所でタッチパッドを触りポインタを合わせてクリックとかやるより、画面を直接タッチして操作の方が簡単。
マウスを使う環境や細かい操作が必要な普通の作業ならWindows 7でマウス操作の方が良いけれど、地図をタッチして拡大したり、ボタンを押して作業を進めるような大雑把な作業のみなら8の方が有利。
タッチ操作用に作られているソフトなら操作用のオブジェクト(ボタンとか)あらゆる物が大きく作られ、振動でポインタが合わないとか間抜けな状態も避けられるはず。
というわけで、特殊な環境ならWindows 8系でのタッチ操作は有り。特殊では無くとも厚い重いノートは有りという、普通の人には訳が解らない気がするまとめへ続く。
軽量は良いけれど薄さの利点が理解不能(まとめ)
Ultrabookで加速したノートの薄型化。
スタバやマクドや新幹線の車内でドヤ顔したい人には良いだろうけれど、私のように実用や作業効率しか考えない人間には薄いとかデザインにこだわる意味が解らない。
厚みが有ればキーストロークを深く出来るので打ちやすくなり、搭載部品が増えバッテリ駆動も伸びるはず。重量は取っ手で解決。
後は電源オフ時に1m程度の高さから縦や横で落としても大丈夫ならよろしいかと。電源オン時に落とす人は何でも壊すと思われる為。
更に厚ければ基板同士を溶接する必要性も希薄となり、ネジ無しでSSDを交換したりも可能となりましょう。
パソコンを薄くしても見た目以外に何も良い事は無く、封筒に入って喜べるのはMac信者くらいのもの。
そしてモバイル用途ならWindows 8でタッチ操作も有りと思った。けれど、私はやはり8は要らないしノートも要らない。
>軽量は良いけれど薄さの利点が理解不能
何故薄いほうが良いかというと、持ち運びやすいからに決まってます。
いくら軽くても、2cmも3cmもあるノートPCを鞄の中に入れたり、会議の度ごとに持ち運んだりするのは、別に全然無理ではありませんけど億劫なもの。
さらに、持ち運びにくいということはそれだけ落とす可能性も高くなります。2~3cmのPCと5cmくらいの書類を両手で抱え込むようにして持ち運んで落としてPC壊した同僚がいます。それはまぁ先に書類のほうを何とかしなさい、という話ではありますが…。
>厚みが有ればキーストロークを深く出来るので打ちやすくなり、
確かに薄型化のデメリットとしてキーストロークの問題はありますね。なので厚いPCが不要だ、PCはすべからく薄くあるべきだ、とまでは言いません。
>なぜこれをやらないのか判らないほど個人的に気に入っている箇所は取っ手。
>搭載部品が増えバッテリ駆動も伸びるはず。重量は取っ手で解決。
鞄に入れて持ち運ぶのに取っ手は関係ないでしょう。
>本体に持ち手が有るのでバッグとか要らない。
>普通のノートでやると、手提げ時にパカっと開いてしまったり、見た目の都合で売れなくなるのでしょうな。
見た目がどうこうよりも、本体だけぶらさげて持ち運ぼうという人が少ないんでしょうね。どこかにぶつけて壊してしまいそうですし。
ちなみに、私が最初に使用していたPCはPC-286なんちゃらって言うノートPCですけど、取っ手がついていました。当時のPCはノートPCと言いつつ5cmくらいは厚みがあったので、鞄の中にも入らないサイズだったからでしょう。
>MIL SPEC
銃弾が貫通しないとかはないんですね。
>仕様はどうでも良い気がするけれど一応
なんで耐弾性能が載ってないんだ やりなおし
>耐久性:
50口径12.7x99mmによる耐弾性試験はどうした(迫真)
>爆風とか一体どこで使うのかと言えば、もちろん戦場
榴弾想定として破片入ってない爆風なら無意味(正論)
>日本ではこういう場所は見かけないけれど
そら幸いなことに戦争してないですし
>傭兵とかやっている人には良いかも知れない
いや、逆、むしろC4Iシステム化されてる正規軍こそ必要
http://ja.wikipedia.org/wiki/C4I%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E8%BB%8D%E6%88%A6%E9%97%98%E6%8C%87%E6%8F%AE%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0#FBCB2
http://ja.wikipedia.org/wiki/GCCS
>これで防滴とか遠慮し過ぎでは無かろうかと思うほど防水
>海とか川へ突っ込むのは駄目とかそのレベルなのでしょう
例えば米帝様にはチート正規軍な海兵隊というものがあってだな
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E5%85%B5%E9%9A%8A
>戦場へ出掛ける用が有るなら早めの問い合わせを
兵士として行くなら自前じゃなくて軍から支給されるし、ジャーナリストとして行くなら普通のPC持ってけやw
>本体に持ち手が有るのでバッグとか要らない
戦闘中にバックから兵器出し入れする軍とか初戦で壊滅不可避
>レッツノートに取っ手が付いているなら衝動買いするか凄く悩む
TOUGHBOOK買えばいいじゃんw
http://matome.naver.jp/odai/2128036517953121801
同じメーカーだしレッツに取っ手付けたようなもんだろ(適当)
>Dellのこれは堅牢性や防滴設計の為も有り厚くなっている
オイ、装甲板はどうした 装甲板は入ってないのか
車両の内装式モジュール装甲にも使用可能とかそういうのどうした
ちな、劣化ウランは重くなるからセラミックがいいと思う
よしわかった 追加装甲として背面側にリアクティブアーマー取り付けられるようにしよう、スラットアーマーはがさばるからそっちのがいいな
せっかくだから裏面の追加装甲は二重化した中空装甲を取り付けよう
これで50口径どころかHEATもAPFSDSも余裕(迫真)
>画面を直接タッチして操作の方が簡単
>振動でポインタが合わないとか間抜けな状態も避けられる
具体的にはつまりこういうことよ
http://ja.wikipedia.org/wiki/10%E5%BC%8F%E6%88%A6%E8%BB%8A#.E6.8C.87.E6.8F.AE.E3.83.BB.E5.B0.84.E6.92.83.E7.B5.B1.E5.88.B6.E8.A3.85.E7.BD.AE
あとはグローブしてる素手の状態じゃなくてもタッチなら操作できるとかね
>厚みが有ればキーストロークを深く出来るので打ちやすくなり
>搭載部品が増えバッテリ駆動も伸びる
耐弾性能もしくは装甲防御力が上がるが入ってない やりなおし
>電源オフ時に1m程度の高さから縦や横で落としても大丈夫なら
まずは 距離250mから12.7x99mmに耐える が入ってない やりなおし
>更に厚ければ基板同士を溶接する必要性も希薄となり
装甲防御力が上がるが入っt
>封筒に入って喜べるのはMac信者くらいのもの
違いを一行で
仕方なくWindows使ってるのがドザー、好きでMac使ってるのがマカー
>モバイル用途ならWindows 8でタッチ操作も有り
こうでしょう
× モバイル用途なら
○ タッチデバイスでなら
>レッツノートに取っ手が付いているなら衝動買いするか凄く悩む
昔はレッツノートにも取っ手がついたモデルがありましたよ。
レッツノートF (CF-F10A) | パソコン(個人向け) | Panasonic
http://panasonic.jp/pc/support/products/f10a/
ある小説で登場人物がマスコミの取材を避けるため取っ手の付いたパソコンを振り回していたシーンがあって吹きましたw
>特殊な環境ならWindows 8系でのタッチ操作は有り
工場や病院や野外などですね。
パナソニックもそういう用途のPCを出しています。
多様な現場に利く タフブック用途別事例 | パソコン(法人向け)| Panasonic
http://panasonic.biz/pc/news/toughbook/
>パソコンを薄くしても見た目以外に何も良い事は無く
LANや光学ドライブが省かれますしw
>私はやはり8は要らない
普通の人はたとえノートPCでもタッチは要らないですねw
アタッシュケースPCなる分野があったと記憶。
※PCを入れて運ぶやつじゃなくて、アッタシュケースにPC仕込むやつな
標的はそこか。
持ち運ぶ機会が多い場合はこっちに流れる可能性あり。
そのうち筆記用具程度の荷物が入れられるかもね。逆転。
きょうの記事は全体がDellの壮大なネタっぽいですねw
最初の写真ですでにコンボイにトランスフォームしそうですw
>抵抗膜式タッチスクリーンは手袋などでも操作出来るそうな。
現在タッチデバイスで主流の静電容量方式は水滴で誤作動を起こしたり、水中では反応しないらしかったりと過酷な環境で使うのが前提のものには向いてないですしね。やっぱり感圧式こそ至高。
タッチパネル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB#.E9.9D.99.E9.9B.BB.E5.AE.B9.E9.87.8F.E6.96.B9.E5.BC.8F
ただ気になった事が一つ。
リンク先にあるモデル構成一覧の「ディスプレイ」の項目で、12型の方は「抵抗膜式マルチタッチ対応」と書いているのに対し、14型の方は「抵抗膜式タッチスクリーン」となっています。もしかして14型の方はマルチタッチ出来ないんじゃないかと。Win8.1がどの程度マルチタッチを必要とするかは知りませんが。
>無駄に長いこちらの動画をどうぞ。
iPad2で見てると勝手に再生されて「うぉう」ってなりましたw
>私はやはり8は要らないしノートも要らない。
7も選べる模様。
Latitude 14 Rugged Extreme 14インチノートパソコン | Dell 日本
http://www.dell.com/jp/business/p/latitude-7404-laptop/pd
ノートPCで40万とは高値ですね。放熱部品に純金でも使用しているのでしょうか。
>抵抗膜式タッチスクリーン
感圧式とも言いますが、水を使用したり手袋を着用したりする場面では、役に立つタッチ方式ですね。タフブックに良く見られる仕様。何故かタフパッドになると、静電容量式に変わってしまいますが。
>重量:2.5~3.8kg
12型で2.5kgのタブレットPCとは、身体も鍛えられて一石二鳥ですね。伸縮式のスタンドでも付属品として販売すれば、より儲かるのでは。
>重さは取っ手で解決している
紙袋に重いものを入れて持ち運ぶと分かりますが、取っ手は非常に負荷が掛かりますから、取り付けて販売するのは容易にできないのでは。折れて落下して壊れました、というトラブルが容易に想像できます。
しかしDELL機の取っ手、なぜ手前側にあるのでしょう。操作する時に邪魔すぎる。奥側に配置すれば、ロックが甘かったせいで持ち上げた際に開いてしまっても、液晶がブチ壊れるトラブルは減りそうなものですのに。バッテリを搭載する関係上、背面には取り付けられなかったのですかね。
>ノートの薄型化
軽量化するには薄くするしかないのでは。ノートPCが重くても良いと思う方は、PCに対する機能的な役割を理解してデメリットを享受できる方だけかと。PCを単に仕事道具としてしか扱わない一般的な方々は、ノートPCの軽量化を喜ぶものだと思いますよ。