DELLと言えばサポート。
が、悪いという噂を大量に目にします。価格コムではソニーと並ぶダントツな評判の悪さ。古くからとは言ってもまだ1年ですが、昔から私のブログで常連の方々には「またか」と思われるかも知れませんが、これは分母が多いため。
他のメーカーとは比較にならない、正に桁違いな出荷台数がDELL然り富士通など。有名税とでも言いますか、名が知られると良いより悪いという言葉を多く聞くものです。
今回は動画マニュアルを公開していたため、ネタにして最後にまとめます。
DELLは通販中にもサポートをしてくれる
Webサイトへアクセスすると、数分経ち表れるエキゾチックなお姉さん。「何かお困りの事はございませんか?」と、BTOやパソコン初心者以外には余計なお世話ですが、インテルの公式サイトなど海外では突然アンケートが標準なのかも知れません。しかし日本でやるなと。
そのDELLチャットですが、映像や音声のみでは無く、普通に文字で対話する事も出来ます。以前、私がDELLで地デジを本気で探していた時のドキュメントをご覧下さい。
DELLチャットで相談してみた | BTOパソコン.com
答えて貰って終わり。では有りません。
見るだけでは勿体ない為、DELLで買うつもりが無くともチャットを試してください。DELL嫌いでも何故か購入してしまいそうな空気に包まれます。
他のメーカーでは有り得ない分解可能なサービスマニュアル
マニュアルと言えば普通は同梱の冊子やファイルでの提供。オンラインでも上がっているメーカーは有りますが、小さい特にBTOメーカーでは型番特有のマニュアルが無い事が多い。ソニーなどではメモリの交換まで書かれていますが、DELLはひと味違います。
サポートページから製品マニュアルへ進むと色々とリンクが並びますが、機種を選択し「続ける」を押します。私はDELLパソコンを持っていないため製品型番から適当にインスパイロンなど選びましたが、サービスタグ(シリアル番号)を入力すると、もっと簡単に行けるかと妄想。
英語のみ、にひるまずサービスマニュアルを選択。この前のページで言語の選択で日本を選んでいますが諦めてください。表示を押すと英語のメニューがずらり。
Inspiron9400はノートPCです。普通に考えて分解禁止かと思われますが、修理担当も驚きの内容が展開します。右下から4番目に有る System Board(マザーボードの事)へ移動。
スクリュー(ネジ)を外す箇所から細かく解説され、最終的にボトムケースからシステムボードを外しています。ノートPCではマザー交換が最も面倒ですが、ケースや液晶を外す上、元々分解し易いようには作られていないため、普通の人間は途中で何かをやらかします。
運良くきれいに外せたとしても戻せない確率は高いものです。DELLではこのノートに限らず、デスクトップはもちろん、最近のネットブック(ミニノート)やCULVのようなベア丸ごと製造以外はサービスマニュアルと称した分解マニュアルまで完備のサポートっぷり。
そして動画マニュアルへ
マーケティング関係者の間では、これからはtwitterだとか動画だと時代を先取りしていますが、正にその通りでDELL先生もご多分に漏れず。私も数本YouTubeに上げていますが、解り易さでは、動画>画像>文字。
ファンクションキー(F12)を連打しながら起動デバイスを選択など、動画の利点を使い、しかも数秒では無く数分に渡り撮影しています。
※上の画像は動画部分が解りにくいため、私が青い線で囲い加工しています。
そこまでするかと思われる程のマニュアルさ加減。これなら初心者でも簡単にデータを吹き飛ばせそうなので、意味が解らなくなった際は中断する勇気も持ちましょう。
まだ数本しか有りませんが、今後増えて行くかと思われます。日本語という事は、サービスマニュアルのような手抜きでは無く、本気で作って行くという事でしょう。
DELLの「無料」サポートは初心者向きでは無い
上の3点はDELLのサポートの一部ですが、いずれも「ここまでは自分で出来るよな?」という、一方的な案内とも取れます。
チャットは販売、営業のため商売なら企業は全力で売り込みに行くでしょう。この時点ではまだ初心者でも安心。対面販売に近付けるという素晴らしいやり方です。人員の問題で他社には真似が出来ない。
サービスマニュアルという、一見すると改造推奨な大変親切なマニュアルとも見えますが、これはDELLが派遣する(オンサイトと言います)サービスマン用のマニュアル。普通に地元の契約業者を向かわせるため、オンラインでのマニュアルが必須となりそのための公開。
動画マニュアルも、やはり凄い気合いの入れ様かと感じますが、問い合わせ無くサポートが完了するなら、これほど人や手間の掛からないやり方は有りません。勝手に見てくれ推進中。
散々な偏見と感じられるかも知れませんが、DELLのサポートが最高に良いと言えるのは高額な延長や時間を切った有料サポートを指しています。誰が1年保証のサポートが良いと言ったのか、という事。
日本のメーカーのサポートは、技術者だらけでマニュアルで必至に対応するアウトソース丸投げが標準ですが、人件費の安い東南アジアや中国をフル活用出来るDELLサポートの特徴。欲しいなら金を出すのが普通です。ボランティアでは無いという事。
DELL社員か信者かアンチか、解らない内容になりましたが、私はDELLのPCを修理した事は有れど自己所有した事は無い上、製品に関しては他のBTOが良いと思っています。
DELLの凄い所はビジネスのやり方であって、BTO(カスタマイズ)という意味ではどうでしょう。購入する人間が自分で決める事なので、DELLはこうだと決め付けはしませんが、分解する気満々な自作変態以外にはどうも納得出来ない部分が多く有ります。
リースでサポートに金を載せられる法人には最適かも知れません。
先にマニュアルを見て購入を決めるという選択も有りますね。
デルサポートホームページ
http://supportapj.dell.com/support/index.aspx?c=jp&l=jp&s=gen
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