ゲーミングPCの自作とBTOの価格を比較。
自作する人はするし、しない人はしないので比較するものでもないとは思うものの、以前エア見積りした軽作業用パソコンのパーツ選びのようにゲーム用パソコンでやってくれとお便りがメールにて着弾。
エア見積りしてみましょう。
実は先日のこの記事は今回のネタ用に書いたもの。
Steam用ゲーミングPCのスペックはどの程度必要か - BTOパソコン.jp
https://bto-pc.jp/select/gaming-pc-spec-2018.html
結果、最低限このくらいのスペックになるという主要パーツ。
- CPU:Core i7-4790K
- メモリ:16GB
- グラボ:GeForce GTX 1060(VRAM:6GB)
- SSD:適量
- HDD:TB単位で
- 電源:500W前後
しかしCPUの基準が古いため、ドスパラのBTOを参考に。
現在は決算セール終わったのか何なのか、5千円値上がりしております。
私へネタ振りされたということは自作には興味あるけれど組合せがわからないのだろうか。そういう時は仕様詳細の一覧を見ればOK。
簡易版として文字化。
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:インテル Core i7-8700K
- クーラー:静音パックまんぞくコース
- マザー:インテル H370 チップセット ATX
- メモリ:8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2)
- グラボ:NVIDIA GeForce GTX1060 6GB
- SSD:640GB(読込速度530MB/s, 書込速度450MB/s, TLC)
- HDD:1TB
- DVD:スーパーマルチドライブ
- ケース:ATX
- 電源:500W 80PLUS BRONZE
この通りに組み合わせるだけでOK。
知識のある人なら気に入らない部分は変更すれば良いけれど、私に言わせるとこのバランスで問題ないと思われ、しいて言えばHDD 1TBは割高になってしまうのでもっと大容量にするべきか程度。
価格コムを参考に。
【価格.com】パソコン | 通販・価格比較・製品情報
http://kakaku.com/pc/
ゲーム用PC自作の費用を最安基準でエア見積り
OS:Windows 10 Home 64ビット
自作パソコンなのでDSP版が割安、但しライセンス違反のOEM版が多いのでパソコン工房やドスパラ、ツクモのような専門店で買いましょうと以前書いたけれど、NTT-X Storeが安い。
さすがWin10、売れ筋2位で満足度1とかひどいですな。
12,980円でLANボードとセットなので構成変更しても大丈夫(なはず)。
CPU:インテル Core i7-8700K
CPUのBOXはどこで購入しても同じモノなので素直に最安のショップでよろしいかと。ちなみにBOXとは通常はCPUクーラーとのセットであり、インテルロゴのシール、マニュアルらしき冊子が付いているものの、8700Kはクーラー付属なし。
更にちなみに、BOXではないモノはバルク品と呼ばれる形態でCPU以外には何も付属しない、場合により保証期間が短いなどもあるが安いこともあるやつ。
BOX最安は38,970円。
クーラー:静音パックまんぞくコース
サイズの白虎が2,262円と安いものの9cmファンなので静音とは言い切れない可能性があり、無難に12cmファン搭載としましょうか。
初自作ならばクーラー選びで戸惑うかも知れないのでポイントを挙げておきましょうか。
- ソケット(LGAの数字)をCPUと合わせる
- 価格コムの対応ソケットは信用しない
- 取り付け方式を見て難易度を判断
- ヒートパイプやフィンの形を確認
- レビューで8700Kで使えるか確認
1を間違えると物理的に取り付けできない可能性があり、2は価格コムの情報は古いのでこの場合はサイズ公式の虎徹MarkIIのページで確認。
3と4が割と重要で、この製品はスプリングスクリュー仕様(ブリッジ式リテンション)と書かれているので一般的なプッシュピンやバックプレートより着脱が難しいかも。そしてヒートパイプとフィンはメモリやマザーボードに干渉することがあるので要注意。
5はレビューを見てCore i7-8700Kで使えている人が居るなら安心。ハイエンドCPUは冷え方がマズければ温度下がらないとかまれにあるのでやはり要注意。
最安ショップは送料かかるため、Amazonにて3,484円。
マザー:インテル H370 チップセット ATX
価格コムでH370を検索した安い順。
最安は1万円を切っているけれどMicro ATXなのでドスパラの構成に合わせるとしてATX、となると2段目のGIGABYTEが最安になるものの価格差が大したことないので、ここは私の好みで4段目のASRock先生製H370 Pro4で。
メモリ4スロット、M.2 NVMeも装備しているので後々遊びたくなった時に良さそう。ちなみにチップセットが決まっているならソケットで迷う必要はございません。H370ならLGA1151。
チップセットの違いと覚え方。
- B・・・ビジネス向け(必要最小限なので安い)
- H・・・ホームエディション(無難な拡張性)
- Z・・・ズバ抜けた拡張性(設定いじって遊ぶ用)
最安は送料無料で10,773円。
メモリ:8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2)
価格コムのメモリコーナーにて条件を4GB、2枚、DDR4、DIMM、PC4-21300で検索すると、Patriot Memory PSD48G2666KH [DDR4 PC4-21300 4GB 2枚組]が最安。DDR4まだ高いですな。
送料無料で9,698円が最安。
グラボ:NVIDIA GeForce GTX1060 6GB
6GB版GTX 1060の最安はColorfulというメーカー。
しかしあまり良い噂を聞かない、2番めに安いPalit~はドスパラが代理店状態であり差額があまりないのでこちらにしましょう。
グラボ代32,370円。
SSD:640GB(読込速度530MB/s, 書込速度450MB/s, TLC)
640GBのSSDが価格コムに出ない、1TBクラスは高すぎる、480GBは少ない、というわけで512GBにするとPalit Microsystems UVS-SSD512 (512GB) ドスパラWeb限定モデルというSSDが最安。
SSD代12,980円。
HDD:1TB
3.5インチ、1TBで検索すると東芝 DT01ACA100 [1TB SATA600 7200]が最安、但し送料が別。なので込にするとこうなった。
最安のショップはカード決済に対応していないようでウザい上、パソコン工房でここまでの別のパーツを選んだ気がするので送料は1つ分で済むかも知れない。
というわけで一応送料も入れて4,841円。
DVD:スーパーマルチドライブ
LGのGH24NSD1 BL BLHが最安で1,775円。
ケース:ATX
ここはやはりこれでしょう。
わけがわからない激安なATXケース。内部の構造も悪くはございません。
送料が別ながらドスパラではグラボをカートへエア入れているので5千円を超えており送料はかからないものとして2,980円。
電源:500W 80PLUS BRONZE
500W、80+ブロンズで検索し、最安のKEIANだけはイヤだという個人的なわがままで玄人志向KRPW-N500W/85+が次に安かった。
電源代4,968円。
キーボード&マウス
これが詳細不明。
- キーボード:GALLERIA Gaming Keyboard
- マウス:GALLERIA レーザーマウス (3200dpi レーザーセンサー、8ボタン、有線)
価格コムでゲーミングキーボードとマウスを安い順にすると2千円を切れるくらいから存在しているようで、チートくさいけれど2種類合計で5千円くらいとしましょうか。
ゲーム用PC自作の費用をBTOパソコンと比較
ここまでの自作用パーツ総額は140,819円。
ドスパラの完成品は139,980円なのでほぼ同じ、と言いたいけれど税別なので151,178円+送料となり送料を見なかったことにしても差額は10,359円となり、前回の軽作業用PCでエア見積もったパソコン工房の差額と似た感じに。
自作PCの方が安い理由も前回と同じ。
- 送料の無料化が多くなった
- 電源がやたら安くなった
- ケースも激安になった
そして私の理屈も同じ。
安さ重視なら自作=自作するならこだわる、そういう意味では矛盾しており、3千円のケースはイヤだとか、クロシコ電源イヤとか、CPUクーラーは~など言い始めると高くなってしまう。
ゲーム用で私ならばせめてこのくらいにはする。
- ケース:クーラーマスター MasterBox MB600L:6,480円
- マザー:ASRock Fatal1ty Z370 Gaming K6:24,111円
- HDD:東芝 MD04ACA400 [4TB SATA600 7200]:10,773円
163,589円なのでドスパラより12,411円高くなってしまった。
ケースはクラマスの割に安めな1万円切りだけれども、CPUがK付なのでクロック変えて遊ばねば面白くないとするならチップセットはZ、そして拡張性凄い割にコスパ良いASRock先生らしいマザーボードで。
HDDは1TBあたりのコスパが良い4TBでバックアップ用とするなら2台にしたい、SSDはせっかくなのでNVMe対応にするべき、ならばGTX 1060はバランス的に・・・とか盛って行くときりがございません。これが自作PCユーザの思考回路。
こだわらない最安目指すだけなら自作の方が安い、しかし自作PCとしてこだわってしまうならBTOパソコンの方が安いのでBTOパソコンおすすめ。
あくまで自作の場合は部品代の合計ですからね。
BTOなら当然工賃が乗るので、単純比較はどうかと。
完成品としての保証もありますから。
それに完成品なら届いて
「ポチッとな」
ですぐ使えるけど、自作なら不具合が出て・・・
と言う事も珍しくありません。
今更ながらの話ですが、組み立てを楽しめて、トラブルを楽しめる人で無いと自作は止めた方が良いでしょうね。
構成がハイエンドになるほど自作の方が安く上がりますが、その代わりそれなりの覚悟が必要かと。
単にこっちが安いと自作するのはお勧め出来ませんね。
>CPU:Core i7-4790K
メモリも容量だけで規格は指定していないのですから、大雑把に「4コア8スレッドの3.60GHz以上」あたりで良かったのでは。
>クーラー:静音パックまんぞくコース
ゲームPCで静音が昔から矛盾としか思えず。私なら「通常冷却コース」「強力冷却コース」「最大冷却コース」の3つを用意したいところ。
>OS:Windows 10 Home 64ビット
せっかくなのでこのあたりも一緒に。
Amazon | Windows10パソコン組み立て完全ガイド [ダウンロード]
https://www.amazon.co.jp/dp/B01LAILD2Y
>初自作ならばクーラー選びで戸惑うかも知れない
私なら「使いたいCPUの型番で検索して、同じCPUを使っている自作ユーザのCPUクーラーをそのまま使う」を選びますね。早くて確実。
>SSD:640GB(読込速度530MB/s, 書込速度450MB/s, TLC)
これColorfulのSL500ですかね。読み書き速度も同一ですし。
価格.com - Colorful SL500 640G
http://kakaku.com/item/K0001018759/
ASCII.jp:いま注目の格安SSD Colorful「SL500」ってどうなの? (1/2)
http://ascii.jp/elem/000/001/610/1610554/
工賃で思い出した。
オウムのマハポーシャが安かったのは、信者にタダ働きさせていたからなんでしたね。
最近の死刑の話題と込みで、大阪・日本橋の地下鉄出たところでチラシ配ってたのを思い出した。
口に出すと身ばれする可能性も無きにしもあらずですが、マハボーはそれだけではありませんでしたよ。kwskと言われても御免被りますが。
それでも言うならば、宗教とはそういう物なんだろうなという所でしょうか。
くわばらくわばら。