液晶モニタの光沢が良いかノングレアを選ぶか。
個人の好みで好きにすりゃ良いとは思いますが、私は非光沢派。しかし今これを書いている液晶は当時価格が安かったという理由のみで光沢モニタを使っています。蛍光灯は光らないよう設置しておりますが、外の光が多く入ると光って見えない。
グレアとはWikipediaによるとこう有ります。
不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のことをいう
コントラストがはっきりしてきれいなどの理由で光沢液晶が良いとするニュース記事も有りますが、どこかのメーカーが光沢液晶を出して右に習えと光沢液晶が数年流行ったのでしょう。私に言わせれば何の利点も有りません。
所有のノートはマット加工の非光沢。外に持ち出すと判りますが、太陽光の下やマックやスタバなどの店内、電車の中で開くと反射が邪魔になり場所を選び過ぎる。
光沢と非光沢モニタはどちらが人気か?
アイシェアの調査によると、約6割の人間が非光沢を選ぶようです。
所有率も書かれております。
自宅でのパソコン利用者に自宅の液晶モニターの種類をたずねると、69.9%が「非光沢パネル」と回答。「光沢パネル」は22.4%で、「液晶モニターではない(CRTなど)」が7.7%。
私が修理現場に居た当時はほぼ全てが光沢で、非光沢はインチ数の低い安いLCDや法人用の旧型PCが修理に入る程度。蛍光灯はバンバン映り込み、これはひどいと思った当時に光沢液晶を買っている私は阿呆かと。
しかし解説中に、現在光沢パネルを使用している人間は次も光沢という意見多し。
自宅パソコンの液晶モニターが「光沢パネル」の人で、今後購入するなら『光沢パネル』としたのは73.9%。
その後、現在「非」光沢パネル使用者に聞くと同様の数値に。
自宅パソコンの液晶モニターが「非光沢パネル」の人で、今後購入するなら『非光沢パネル』としたのは74.0%。
今使っており不満が無く、光るかどうかはどうでも良いという感にも取れます。
その他詳細はアイシェアのページをどうぞ。
液晶モニター「光沢パネル」「非光沢パネル」どちらがお好み? | リサーチのrTYPE[アイシェア]
http://release.center.jp/2010/02/0202.html
なぜ非光沢が良いか理由をナナオの宣伝記事より
ナナオ(ブランド名はEIZO)が自社で光沢を製造しない事も有っての宣伝を兼ねた記事であろうという事で、内容自体は良いので引きます。
パソコンモニターの「光沢」の是非について (Excite Bit コネタ) | エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1262953154717.html
先に光沢液晶の良い所から。
グレアは色が鮮やかに、そして黒が引き締まってコントラストが高く見えます。そのため、映像がきれいに見えるのがメリットです。特に動画を見る場合に威力を発揮します
グレアという呼び方はエキサイトの解釈か、ナナオが意図的に書いたものか。最初にwikipediaから引用した通り、不快感な眩しさ。グレアではない液晶パネルをノングレアと表現はするものの、逆はグレアでは無く光沢とするのが普通。
グレアは目が疲れ易く映り込みが邪魔だという事へ続き、解消する方法へ。
- 画面の位置や向き、角度を調整する。
- 窓にブラインドを、照明にルーバーを取り付ける。
- モニターに映り込みを軽減するフィルターを貼る。
角度調整は有りですが、一般家庭にブラインドや照明にルーバーは予算が厳しい。下手すると液晶モニタ2~3台買える額に。フィルタを貼るなら初めからノングレアにしろという事。
確かにコントラストは鮮明になりますが、そこまでコントラストにこだわるなら宣伝になりますが、ナナオの高級モニタや三菱などを選べば良いという事です。
しかしアイシェアの調査にあった通り、設置場所に光が入り込み反射しないなら私が書きまくるほど光沢や非光沢にこだわる必要も無いと言えます。
散々、光沢液晶反対意見を書きつつアレですが慣れです。
ナナオの反光沢解説をもっと読みたいならITmediaでどうぞ。
ITmedia +D PCUPdate:光沢液晶 vs. ノングレア液晶──それぞれのメリット/デメリットを理解しよう (1/2)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0505/26/news001.html
今後の(台湾、中国などでの)製造は非光沢主流になるようで、ナナオ(非光沢)の時代が来る事でしょう。しかし大型モニタの低価格化が早過ぎるため、液晶そのものの価値が落ちているとも感じます。
余談ですが約20年前、当時は大型であったナナオの17インチのCRT(ブラウン管)は15万円でも安いと言われておりました。ナナオでは有りませんが、今では22インチ液晶が1万円台で買えてしまう。
Windows7のタッチ操作はどの程度使われているか
元の調査はWindows7の所有率。
パソコン所有者の約1割が「Windows 7」を使用 - japan.internet.com デイリーリサーチ
http://japan.internet.com/research/20100126/1.html
この中でタッチ操作、Windowsタッチの利用率を調査されています。n=113
- 常に利用している:3.5%(4人)
- ときどき利用している:3.5%(4人)
- 試しに利用した程度:1.8%(2人)
4人とか2人では率としてどうなのかは置いておくとして、100人中7人程度しか使われていない現状。常に利用している3.5%がどこまで伸びるのか、メーカーは今後博打をしまくる事になるのでしょうか。
適当に価格を調べたところ、現時点ではマルチタッチの22インチが4~5万円、メーカーはAcerやI/O-DATAなど液晶モニタでは有名どころ。Acerの23インチが3万円台。ちなみにナナオは19インチで20万円とか書いて有りました。
iPadの記事で書いた通りタッチ操作が流行るというか、用途としてマルチタッチが無ければ不便な場面が頻繁に出て来なければ、今後も要らないと思います。
Windows7にはタッチ操作が標準と、まるで利点のように書かれていますが、おそらく凄く便利になると「思うから」どうでしょう?と漠然としており、そりゃお前ウリになっていないだろう、と思うわけです。
万一、タッチ操作が標準になれば、非光沢は無しでしょう。指紋や脂がモニタ表面に付くと、反射して汚れまで目立つ為です。特に企業(病院など)で光沢タッチは無しでしょうな。
次に買うモニタは、タッチ機能の無い非光沢の22インチ以下、DVIとHDMI付のHDCP対応にしようと思いましたが、安ければ光沢でも良いかなどというグダグダっぷりで終わります。
用途と同様、個人の好みや価値感でしょう。
モニタは人の意見は聞かない方が良いかも知れません。
現在私は24インチの液晶ワイドモニターを使用しています。
このサイズになるとキーボードとモニターの距離を広めにとって使用する人が多いと思います。
そうなると、タッチするにも届かないまたは身を乗り出さなければならない、と言う状況になるのではないでしょうか。
あくまで、マウスを使わないノートならスライドパットの操作性をカバーしてくれるかもしれないという程度のものかと。
あと、「証明」ではなく「照明」かと。
ちなみに私はノングレア派です。
それは想像していなかった。確かに。
24インチの16:9ワイドともなれば横幅はスクエア26インチ程度でしょうか。相当でかく距離を取らねば首振り扇風機状態。慣れや私らが想像しない使い方が有るのやも知れませんが、単純に考えて液晶サイズの大型はタッチ操作から離れて行く気がします。
ノートでは有りでしょうけれどデスクトップはヤバそうですな。
#2010/02/11 訂正:ご指摘有難うございます
誤)一般家庭にブラインドや証明にルーバーは予算が厳しい
正)一般家庭にブラインドや照明にルーバーは予算が厳しい