Super祭りな最近のNVIDIAのGeForceシリーズ。
GeForce GTX 10シリーズからRTX 20へと移行したつもりが早すぎて腐っていると自覚したか、GeForce 16シリーズなる意味不明なモノが出たと思いきや、更にSuperとか付けて茶を濁しまくり。
ただ、1660 Superは何かと完成している的な話を少々。
RTXだけではなくGTX 1660でもSuper爆誕
1660 Super発売についてはPC Watchの3記事だけで詳細OK。
- プラス10ドルでメモリ帯域1.75倍になったGTX 1660 SUPER
- GDDR6搭載でお買い得感が高まったGTX 1660 SUPERを試す
- GeForce GTX 1660 SUPER搭載ビデオカードが各社から発売
上から、1660 Super詳細、ベンチマーク、オリファン新製品情報。
4メーカーいずれも税別2.8万円から3万円少々の新発売で、10月末の時点で3万円を切るならば、あとはわかるな状態なので数日か数十日かに対して数千円が惜しいならば待ちましょう。
こういう書き方は初ながら、我ながら的を射ている錯覚に陥る。
1660 Superの性能は1660 Ti並かそれ以上?
PC Watchのベンチ記事、一発目がすべてを物語る。
どのベンチもだいたいこのような形。
上の図は解像度が一般的ではない上、3DMarkは妙に作り込んであるので、日本のゲーム用ベンチの普通にフルHDな結果も参考にした方が良くFF14、最上段が皆さんご利用中が多いフルHDでございます。
解像度が上がるほど差が詰まるは他のグラボやゲームも似た感じ。
PC変態な人々はこれらのスコア見てハァハァできるのかも知れないけれど、実用重視な者としては価格も重要。
価格コムで格グラボの人気ランキング上位から最安値抽出。
- 3位・・・1660 Ti(約3.1万円)
- 25位・・・1660(約2.6万円)
- 52位・・・1660 Super(約3.1万円)
今のところ性能やや劣るとされるSuperの方がTiと同じくらいの価格設定、ながら上でも書いた通り出たばかりのモノと型落ち待ったなしな少し昔に出たモノを価格比較するにはもう少し時間が必要。
今すぐ買えと言われたならばTiの方で良いとしても、年明けでどうぞな環境ならばSuperを今買うのは時期が悪い的なタイミング。
PassMarkのコスパベンチがおもしろい
話というか舞台は変わり、PassMarkではこうなっておりますな話も。
リニューアルしたようで比較機能が付いていたのでさっそく利用。グラフは今のところ機能していないと思われ無視して右の数値をご覧あれ。
source:PassMark Software - Video Card (GPU) Benchmarks
上段の図が性能のスコアで、PassMarkではPC Watchのベンチマーク各種とは反する形でSuperの方がTiよりも上。但しまだ出て間もないため、Superのデータが集まっておらず精度に疑問がございます。
下段は性能に対するコスパの良さを数値化されており、出た当初の価格でいうならば良い順に、Super>無印>Tiの順。
Super以外は発売後の値下がりで現時点の最安で語ると上記の通りではないけれど、出た当時のコスパスコアでSuperが優れているなら、時の経過でSuperが現実でも最優秀になる可能性は高いでしょう。
PassMarkは約8万種類のグラボが登録されているらしいため、自由に組み合わせて比較できる。
高性能順にすると、1080>=1660 Super>1770とか何これ凄い。
コスパの方のスコアはぶっちぎりで優勝どころか2倍以上の得点であり、いかに16シリーズがNVIDIA的に頑張っているか、悪く言えば10シリーズでボッタクっていたかがわかりやすい。
もう1つ、差がわかりやすい組み合わせも。
1080 Tiなどと比べるには価格設定が違いすぎるものの、性能は2割も変わらないなら価格としては半値以下で1080無印レベル、1080 Tiにより近付いた性能は優秀。
コスパで勝負すると1080 Tiの4倍近いお買い得となっており、このクラスを待っていた人は今すぐ買うか今夜買うべきかも知れないけれど、話を戻すとPC Watchでは1660 Tiの方が上なので冷静に。
自作PCだけではなくBTOパソコンでも同じグラボ搭載されるのだから関係ございます。TiかSuperかで悩みどころならば今後Superが値下がりするだろうから、今なら1660 Ti搭載の在庫処分やセール品、後でSuper狙いもアリかと。
ゲームよりも性能の高さを楽しむ日本人達
国内というか2chや5chのおっさんらが小金持ちな年代になったためか、やたらとRTX 2080以上だとか、とにかく上を目指すが正義な高みの見物がトレンディー。
しかし世界に目を向けると現実はこう。
source:Steam ハードウェア & ソフトウェア 調査
赤枠3つを上から順に行くと、シェア最多は小馬鹿にされやすい1060、次いで私でさえ「ゲーム用として大丈夫か?」と書いてしまう1050 Ti。ディオ様が大歓喜な貧弱ながら、これら2つ合わせて4人中1人が貧弱上等な低みの見物OK派。
次の赤枠は見ての通り1060 Tiでシェア13位の1.40%でしかなく、最新のプラマイは+0.23とやや優秀ながらSuperが出たことでSuperの値下がりと共に13位では居られなくなると憶測。
高額なパーツで満足するのは簡単、カネさえあれば誰にでもできる。そこをほんのりオーバースペックしつつ価格を抑えて選び買う人が賢い。
自作PCは趣味のオラオラならば当てはまらないけれど、BTOパソコンならば身の丈に合うPC選び、グラボ選びが良いと思う。
>1660 SUPER
コアやクロック周りは1660と同じで、メモリ周りだけ1660Tiに合わせたのがSUPERでしたっけ。搭載メモリがGDDR5から高速なGDDR6に変わりましたから、メモリ帯域がRTX 2060と同等に。高負荷時の落ち込みが起こりづらくなることが期待できます。
車で言うなら「最高速度は変わらないけれど、足回りを強化して悪路やコーナーに強くなった」感じ。
>「ゲーム用として大丈夫か?」と書いてしまう1050 Ti
補助電源不要でショート基盤ならではの小型モデルが多いですから、少し古い世代の中古PCに1050Tiを追加してライトなゲーミングPCを構築、という案もそこそこアリです。
比重。
公務員で土日祝日休みで平日の夜が割と自由ならば1660 Super突っ込んで遊びまくる時間が多そうなのでグラボごときに3万の価値は高い。
ただ、私はウルトラな高精細が目的やフレームレートでハァハァしてしまう変態行為が目的ではないゲーマーなので1050 Tiでも全然良さそう。
ゲームの評価とグラフィック性能は別だと思う感覚が時代遅れなのか、グラボに3万円以上出す変態はゲーム性以外の何かを求めているとしか思えず、そういう価値観が時代遅れなのか・・・
悪魔城のやつやりたいけれど購入しても積んでしまい詰むので虚しい。
Steam:Bloodstained: Ritual of the Night https://store.steampowered.com/app/692850/Bloodstained_Ritual_of_the_Night
ColorfulのGeForce GTX 1660 SUPERが発売、外観はMSI製品にそっくり - AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1217624.html
グラボはOKらしいけど、SSDが黒だから買う気にはなりませんね…