意味不明なタイトルにて失礼。
サンコーレアモノショップ(以下サンコー)より、テレビに接続出来るアンドロイド・スティックが新発売。過去にもサンコーやオンキヨーから出ていたけれど、今回の中華スティックは結構完成度が高いと思うので紹介。
機能や性能を適当に見て参りましょう。
サンコーから依頼された宣伝やステマでは無し。現物に触れず画像や仕様を見ただけで勝手にレビューするやり方。
なお、中華スティックという呼び方が良いとは思わないけれど、安い板PCが中華タブレットと呼ばれているようなので合わせただけで他意や悪意はございません。
テレビに接続するHDMIアンドロイド棒とは
アンドロイド棒という言葉も私が作っただけなので覚えないよう。総称を何と言えば良いのか判らないので、勝手に中華スティックとか称しております。
リンク切れが怖いので行くならURLコピペにて。
サンコーレアモノショップ【Android SmartTV Quad-core】クアッドコア(4コア)のCPU搭載でサクサク!自宅の大画面TVがパソコンに早変わり
http://www.thanko.jp/product/2961.html
これが何をする物かは、テレビなどのHDMI端子に接続するとパソコンの一部機能が使えてしまうという代物。Androidなので、タブレットPCやスマホがテレビに映る機器でも結構。
サンコーやオンキヨーではテレビと強調されているけれど、HDMIなのだから解像度さえ合えばパソコン用モニタでも良く、オンキヨーは22型モニタとセットの販売もしております。
タブレットPCなどとの大きな違いはタッチ操作では無くマウスになる点。当然ながら普通のテレビはタッチスクリーンでは無い為。
出来る事は画像の右下に載っているように、インターネットや写真の閲覧など。これもスマホが超大画面になったと思えばよろしいかと。
以前、フロンティアが21.5型タッチパネル搭載Android仕様モニタ、言い替えると巨大タブレットPCもどきを発売していたけれど、価格は当時3.5万円。モニタ代が入るので高くなるわけですな。タッチ操作は赤外線。
タッチ操作ではなくマウス、かつ利用中はテレビが1台見られなくなっても良いならこちらの方が安くAndroid端末として使用可能。
地デジ対応テレビに置き換わった辺りから、比較的安いテレビでもHDMI端子は標準搭載される物が多め。PCモニタが余っているなら超省スペースパソコンもどきへ。
更にポケットに入るサイズなので移動も簡単。自分のデータを入れた端末を簡単に旅先のホテルや友人や実家などへ持ち運べるわけですな。
今回の中華スティックは以前の物よりかなり進化しております。
「Android SmartTV Quad-core」の利点
サンコーレアモノショップはパソコンやPCパーツ屋では無い為、マニアックな説明が少なめ。そこで私が余計な世話として利点を挙げて差し上げましょう。
重量45gで最長約10cmと小型で軽量
重量45グラムは1円玉45個くらい、という置き換えでは重そうに感じてしまうけれど、一般的なマウスが100グラム前後とすると半分から1/3くらいの重量。または単三電池2本分程度。
ACアダプタなどのフルセットでも225グラムと表記が有るので、私が所有しているGALAXY Tabより軽い。いや、GALAXY Tabが結構重いのだけれども。
重量は良いとして気になる点が長さ。約10cmという事はハガキの縦2/3くらいなので、ポケットに入れるとはみ出してしまうかも知れない。幅4cmもやや大きめ。
しかしスマホのように歩きながら取り出す物では無い為、無理にポケットに入れる必要は無し。バッグなどに収納しておけばよろしいかと。
AC電源以外にUSB接続でも給電可能
画像の方が分り易いと思うので拝借。
右のACアダプタが給電用。これだけでは無く、その左上に束ねてあるUSB接続ケーブルでも給電可能。
テレビにUSB端子が有り給電出来るなら、ACアダプタ無しで使用出来るわけですな。家のテレビがそうなら、旅先用にACアダプタとHDMIの延長を準備とか。
HDMIケーブルが足りないなら、例としてAmazonなら送料無料で数百円。本体は長さ10cm有るので、ホテルなどのテレビが固定されていたり、HDMI端子の向き次第では必要でしょう。
CPU4コア、GPU別、メモリ1GBと高性能
私は日頃からタブレットPC(Android)端末に高性能CPUなど要らないだろうと思っていたけれど、Androidのバージョンが上がるに比例し高性能かつメモリも容量大きめが必要との事。
CPUは4コア1.2GHz、GPU(グラフィック)のGC2000は良く分からないけれど、メモリ1GBのDDR3は小型端末としては豪華な方だと思う。
内蔵8GB + 32GBまでSDHCカード追加可
Windows入りパソコンでは考えられない小容量なものの、Androidはシステムにもアプリにも大容量は必要とは言えず。
例としてGALAXY Tabは1GBしか内蔵されていないけれど私の用途では足りております。アプリ20個くらい、(無料)漫画14冊入れても余裕。
写真や動画などを大量に入れるなら32GBのSDHCカードはノーブランドやトランセンドなら2千円切れており、パソコンのストレージ追加のように万円単位にはならない仕様。
無線はIEEE802.11 b/g/n + Bluetooth
無線LANは当然のようにn対応。Bluetoothのバージョンが書かれていないけれど、今なら3.0以上でしょう。買うならサンコーへ聞いた方が良いと思う。
Bluetoothの仕様は規格では7台まで、実際には3台程度が正常に動作する範囲との事でキーボードとマウスともう一つ何かが行ける模様。OK Waveの回答を参考にしたのであてにはされぬよう。
Androidは4.0で「Google Play」に対応
Android4.0でネックになると言われている性能がメモリ容量。1GB以上が推奨とされており、今回の製品はクリアしております。
今気付いたけれど、オンキヨーの中華スティックは4.0でメモリ512MB。大丈夫なのかと心配にはならないけれど買わなくて良かった。
私が毎回見る機能はGoogle Playの対応可否。これが入っていなければ、アプリの種類は限られ、Googleの無料サービス(Mapなど)もブラウザからになる仕組。
中華スティックの難点が克服されております。
フルHDまで対応しており画面が広い
スマホやタブレットPCとの違いはタッチ操作以外に画面サイズ。フルHDに対応しているので、最近の大型テレビなら標準と言える大きさ。
WindowsパソコンやMacと同じ解像度、そして32インチなどなら一般的なパソコン以上の大画面。但し、テレビはPCモニタより精細には映らないのでアナログ並に多少ボケるでしょうな。
以上、サンコーから金を貰っているのかと思えるほど良いと書いてみたけれど貰ってはおりません。良い事尽くめにしたのでまとめで難点を。
中華スティック全体的に言える難点(まとめ)
意図的にここまで価格を書いていなけれど、今回の高性能中華スティックは何と14,800円と過去の中華スティックよりかなり高額。送料込なら15千円オーバー。
もう5千円出せばNexus7(Google純正タブレットPC、製造はASUS)が購入出来てしまう上、品質が心配。
長期間、電源ON状態にすると本体が発熱する恐れがありますので、使用時はご注意下さい。
4コアCPUかGPUの為か、高性能ゆえのあやまち。いや、宿命。
これがどういう事になるかはパソコンと似たようなもので、可能性としていわゆる熱暴走と言われる動作不良を起こしたり、最悪故障につながるというもの。
Amazonで約4千円で叩き売られている中華スティックのレビューより。
エラーが出る理由は自分なりに考えましたら、使用して5分くらいで本製品が熱くなるからではないか
そして性能が低い場合はこうなるという分り易い例。
マウスの動きは全く問題ないですが、キーボードの方はかなり厳しい感じです。 ルパン三世のタイトル表示かってくらい時間がかかります。
オンキヨーの中華スティックもAmazonにレビュー有り。
CPUは非力でもっさり。メモリも小さいんだろうと思う。
高性能なら発熱、低性能なら動作の問題。
でかいヒートシンクやファンを搭載するわけには行かず、かと言って性能を落とすとAndroidの新バージョンに付いて行けず。
インテルがARM仕様のCPUを出すなら解決しそうな気はするけれど有り得ない話。有ったとしてもCPU+GPU代が2倍くらいの価格になりそう。
1万円以下でまともに動く物なら私も冗談で1本行ってみようと昨年から見守っておりますが、これという製品はまだのようですな。
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