レノボが直販でゲーム用PCを連打。
レノボと言えば価格コムのノートPCページでは安価な製品が多く、個人的には安いイメージが強いけれど、直販サイトはそうでも無く、価格がデタラメな点は以前と変わらず。
今回も何かとおかしい。
レノボがゲーミングPCラインナップを一新
公式のプレスリリース。
レノボ、ゲーミングPCラインナップを一新 新ブランド「Lenovo Legion Y520」、VRも楽しめる「ideapad Y910」など4モデルを新発売
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2017/02/0221-1.shtml
引用。
ゲーミングPCとしてノートブックタイプの「Lenovo Legion Y520」、「ideapad Y910」2モデル、デスクトップタイプの「ideacentre Y720 Cube」、「ideacentre Y700」(追加モデル)の2モデル、合計4モデルを発表
画像のノートに既視感があると思えば、液晶パネルのベゼル(ガワ)の頂上が盛り上がっている箇所がDELLのAlienwareノートと形が似ていただけでオリジナル、ノート自社製造可能なレノボが他社のベアボーンとかOEMなわけが無いはず。
他の機種はプレスリリースのページに画像が無いけれど、ゲーム用ノートがベア違いでもう1種類と、キューブとミドルタワーのデスクトップPC。
キューブが特徴的、奥行きがある上いかにもな海外デザイン。
斜め後方からの画像を見ていると平衡感覚がおかしくなれそう。
画像の右に電源ユニット、I/O(端子類)が中央にあり、上部左にPCIスロットがあるという事はマザーボードは中央に設置されているのでしょう。
いずれの機種も適度、または多めに光っております。
レノボがゲームPCを一新するが相変わらずグダグダ
価格を一覧、カッコ内は税込。上2つがノート。
- 【Lenovo Legion Y520】130,500円(140,940円)
- 【ideapad Y910】295,000円(318,600円)
- 【ideacentre Y720 Cube】116,500円(125,820円)
- 【ideacentre Y700】103,500円(111,780円)
さすがに安売り王レノボでもゲーミングPCで激安は無理なようで、性能を上げなければゲーミングを名乗るのはどうかと思われ10万円を突破してしまうのでしょう。
上記の価格はプレスリリースでのWebダイレクト価格、発売日は全て同じ。
発売日:2017年2月24日
こっそり訂正されると私が嘘つきになってしまうのでソースとしてこちらも。
レノボ・ジャパン株式会社は、ゲーミングノートPCのラインナップを一新し、2月24日より発売する。
PC Watchは訂正があるなら日時入りでそう加筆されるはず。
何が言いたいかはこれである。
1機種のみでは無くideacentre Y700を除く3機種が2月28日へさり気なく変更、しかも「予定」付と来た。もはやこの時点で本当かよ状態。
私がこの記事を書いている時期は23~24日にかけてであり、せっかくゲーミングPCを宣伝がてら叩いてみようと思いきや残念な結果に。毎日ネタ切れなのでさすがに28日までは待てない。
ideacentre Y700だけは購入ボタンが出ているので販売中・・・
かと思いきや、これは旧モデル。プレスリリースより。
ideacentre Y700に追加モデルの登場です。最上位の構成では第7世代のインテル Core i7-7700 プロセッサー、グラフィックスカードはNVIDIA GeForce GTX 1070をそれぞれ搭載
右のモデルにはGTX 1070が搭載されているもののCPUが1世代前のi7-6700なので違うと判る。左も大6世代。それ以前にプレスリリースでの価格は「103,500円(税抜)より」なので2種類どちらにも合わない。
おそらくだけれども、103,500円は左のモデルのチップセット(マザーボード)とCPUが変更されるマイナーチェンジと思われ、価格表記が111,780円となり発売当日から35%値引きのクーポンが表示される二重価格状態になるはずで、これがレノボの平常運転。
もう1つケチを付けさせてもらうと、左のモデルはゲーム用として並べるのはおかしな仕様。画像が切れているので見えないけれど、こいつグラボを搭載しておりません。
Core i5-6500の内蔵GPUで何のゲームをしろと言うのか。モンハンとか2Dとか軽めなゲーム用とでも言うのか。単に安さをアピールしているだけでは。
BTOパソコン、完成品PCを買う人は性能とか構成が良く分からないからこそメーカーを信頼してゲーム用PCを買うのだから、グラボ無しなら「3Dゲームには適しておりません」程度の注意書きは出すべきと思った。
外資系メーカーのゲームPCは日本人のセンスと違う
DELLしかり今回のLenovo製品しかり。
海外では人とは違う妙な形のケース、やたらと光りまくるギミック類が人気あるのか、そして高価であろうとノートPCでゲームをする人が多いのか、これら日本人の感覚と合っていないのだと思う。
良い悪い例としてDELLのパーツ斜めまくり光るおむすび。
数年前にネタにした米国のBTOパソコン通販では、LED付ファンで光りまくるケースばかりどころか、おそらく光らせる事が目的であろう本格水冷のチューブをケース内へ張り巡らせるなどが平常運転のご様子。
それをそのまんま日本へ持って来てどうする感。
何機種かある内の数種類が光るとか変な形のケースならば良いけれど、それメインで前面に出されても困る。
国内でケース内を光らせまくっているのはゲーマーでは無く、主に自作PCユーザが自己満足やネタ画像の提供用として遊んでいる程度で、国内ゲーマーの優先順位はまず性能、次に容量、そして価格、見た目や光とかその色にこだわる人は少数かと。
また、レノボに限らず読みづらい英語のブランドも流行らない原因の一つとなっているとも感じており、Legionはレギオンなのかレジオンなのかリージョンなのか、漢字文化の農耕民族には定着しづらい。※カタカナ読みは「レギオン」らしい(音声聞くと私にはリージョンと聞こえた)
DosparaとかMouse、Frontier、Epson、どれも中学英語や当て字のようなカタカナ読みが出来るので分かり易い。Thinkpad、Ideapad、G-TuneもOK、DIVEはやや難ありか。ideacentreは読めない。
まとめましょう。
- ケースは地味で良く、光らない方が好まれる
- 性能や価格重視、ノートでゲームしない
- 読みやすいブランド名が定着し易い
日本と海外でなぜこのような違いが出るかはゲーミングスタイルの違いと思われ、米国は自宅へ友人を招いたり、パソコンを持参し友人宅で遊ぶLANパーティーをするに対し、日本人はそういう事をせず独りで自宅プレイ、複数人なら家庭用ゲーム機が主流な為。
光らせたり妙な形のPCケースを他人に見せて自慢する人が居らず、持ち運ばないので超割高な分厚い光るノートPCなども需要が無さ過ぎる。
外資系メーカーが日本でもゲーミングPC売るなら、マウスやドスパラのような普通の見た目で中身が凄い系のやつでなければ勝負にならないと思う。
レノボはその前に予定や価格がデタラメな時点で誠実を好む日本人には嫌われてしまうので、中華脳をどうにかするところから、でしょうな。
>Lenovo Legion
直訳すると「レノボ軍団」ですけれど、一気にダサく聞こえますね。
>合計4モデルを発表
レノボのゲーミングPCによくある仕様のようですが、この4モデル中「Y520」と「Y910」の2つは、インストール済みOSが「英語版」ですから注意が必要。
>DELLのAlienwareノートと形が似ていた
赤と黒を基調としたデザインも似ていますから、ロゴさえ付け替えればAlienwareとしても売り出せそう。
>Thinkpad、Ideapad、G-TuneもOK
私は「Ideapad」の読み方が「アイデアパッド」か「イデアパッド」か、少し悩みました。イデアは一般的な名詞ではあるまい、とアイデアに確定しましたが、いちおう検索してアイデア(アイディア)な事を確認。
>ideacentre
普通、センターは「center」と書きますから、パっと見は読みづらいですね。
>読みやすいブランド名が定着し易い
読みやすくても、パソコン工房の「雅シリーズ」はあまり好きでは無いのですが、使い続ければ定着するのですかね。
>パソコン工房の「雅シリーズ」
パソコン工房は一律センス無いと思う。Level∞とかSence∞などもまず読めないかレベル無限とか、センス・エイトなどと勘違いしそう。
無難なところではDELLのインスパイロン、HPのエリート、ドスパラのガレリアやマグネイトは私が今素で思い出せるくらいなので分かりやすい覚えやすい良いネーミングと思う。マウスのLUV MACHINESは見る都度モーニング娘思い出すのでやめてほしい。