パソコン工房のLesance(レサンセ)ノートの実機評価その1。
型番はタイトルの通り「Lesance NB S3112/T」、価格は約5万円の11.6型ノート、OSはWindows8が入っております。今回もいつも通りの流れにて、まずは開梱し見た目や触っただけの報告から参りましょう。長くなったので分解は明日。
3日間連続レビュー、1日目は開封編。
当サイトでは、昨年の5月頃もレサンセのノートとデスクトップを借りており、当時は私から冗談で貸してと言ってみると本当に送って来たという流れ。
今回はパソコン工房側からの依頼。3行にすると
- パ「また実機レビューやらない?Win7のデスクトップと8のノート」
- 私「良いけれど8は無条件に叩くよ。ノートやめとけば?」
- パ「いいよ。じゃ、両方送るね」
という感じでは無く、メールのマナーに則った事務的なやり取りをしておりましたが、8やめとけ->構わないという流れは本当。
Windows8はマイクロソフト、ハードウェアとは別とするならパソコン工房は痛くないのかも知れないけれど、セットで駄目だという結論になるは見えております。
それでも構わないという心意気は買うけれど、かと言って評価に影響するものでは無し。見たまま、感じた事を垂れ流して参ります。
なお、今回の検証は、とある会社事業所の一角をお借りしており、この場でも御礼申し上げます。有難うございました。
公開前追記:本体色が通販ページと現物では違うと書いておりますが、パソコン工房の連絡不足、または私の確認不足。詳細は評価3回目(3/3)にて。
「Lesance NB S3112/T」の開梱と外観
先に販売ページのスクリーンショット。
11.6型で解像度はHD(1366x768)、Windows8入り、液晶パネルは光沢という、私の嫌いな仕様となっております。
特徴のように紹介されている画像も2点拝借。
ローズゴールドと記載が有るけれど、画像の見た目はシャンパンゴールド。
モニタにより色は変わると思うものの、私が今これを映しているモニタは安物ながらナナオ(EIZO)製品なので、色表現の正確さは高いはず。
厚みは1.85cmと自慢しているけれど、今時2cm近いモバイルノートは薄いとは思えず。重量1.25kgも11.6型ならこんなものでしょう。
では現物へ。
箱は台湾などのベアボーン製造メーカーの流用では無く、ユニットコムのレサンセシリーズとして作られております。どうでも良いけれど。
開梱して左側を開けたところ。
全体の大きさを表す為に30cmの定規を置いており、ノートPC本体は更に大きめ。
購入し箱を捨てるなら、一応保証書は別途保管しておきましょう。無くても通販なら修理の際は購入履歴で判るとは思うけれど。
奥行きは20cmくらい。
そしてどう見てもピンクです本当にありがとうございました、というわけで、ローズゴールドという表現はどうなのか、パソコン工房の通販の画像の色がおかしいと思う。
正直、ピンク過ぎて引いてしまったけれど、良い方へ考えると女性うけはしそう。スマートフォンやMP3プレイヤーなどで良く見られる系。
ちなみに今回掲載の写真は全て、室内、蛍光灯(白色)、天候は曇り、デジカメはPentax Optio VS20(実売9千円くらい)、フォーカスとストロボはオート。画像の加工はリサイズと一部ぼかしのみとし、明暗やコントラスト、色補正などはしておりません。
向かって左の側面を撮影。
左のフタを開いた端子は有線LAN(イーサネット)コネクタで、プラスチックが開閉する設計。折れないのか不安。
その横のUSB端子は青いので3.0ですな。仕様一覧を見るとUSB3.0x1になっていた為、左側面に1つ。
逆、向かって右側面も。
厚みを測ると真ん中辺りが約1cm。左端から1cm付近の厚みは5~7mm、右の最も厚い部分は18mmくらい。
見えている端子はUSBが2つ、カードリーダー。右端の小さい穴はACアダプタの端子となっております。
裏返し。
シリアル、PCリサイクル、そしてWindows8ロゴシール。コアラベル(プロダクトキーのシール)が無いけれど、OEM版の8から廃止になったとかでしょうか。
モニタを開いたところ。
早速蛍光灯がハデに映り込んでおります。非光沢でも多少は反射するけれど、ここまででは無いはず。
右端の手前にはインテルのCore i3ロゴシール。Windows8シールはボトムケース(底面)に有りましたな。
キーはアイソレーション。
これでは高さが解らないけれど、キーの突出部分は1mmも無いくらい。
押してもへこむ程の深さは無く、キーストロークは1mm前後でしょう。キーストロークというより、ボタンを押す感じ。
キーピッチも計測。
18~19mm(おそらく19mm)なのでデスクトップ用の外付けのような一般的なキーボードと同じくらいの間隔。
11.6型と小型なものの、この点は評価出来ましょう。実際のタイピング時もストローク以外は違和感無く使えておりました。
ノートPC本体の幅は約30cm。
注目はタッチパッドで、本体(モニタ)サイズが11.6型と小さい割に幅が約10cmも有り、Windows8を意識した設計か。
また、クリックボタンが見当たらないけれど、タッチパッド手前の左右を押すと沈みスイッチが入る感触が有り、見えないだけで機能しております。
タイピングしつつタッチパッドを操作し感じた利点を1つ。
- 表面が微妙に(程よく)ざらざらしており、移動感が分り易い
個人的に難点と思った事2つ。
- 幅10cmはでかすぎる
- クリックボタンが判り難い
いずれも慣れとは思うけれど、幅の大きさは私の癖のせいか操作がやや困難。タッチ操作は人差し指でしているけれど、その際に私が薬指で手を支える癖が有り、ポインタが動かなくなる事がしばしばございました。
Windows8になりタッチパッドをやたらと大きくするノートが見られるけれど、幅や奥行きの大きさは他の指や手の掌が当たり易くなり誤操作の原因。
Windows8のせい、という事にしておきましょうか。タッチパッドの大型化による弊害はこの機種に限らないので、ノートを購入する際は店頭で適当なノートを操作してみましょう。
「Lesance NB S3112/T」評価その1(まとめ)
開封編、見た目や触った感じのみで難点2つと利点を1つ。
- 通販で掲載の本体色はおかしい(と思う)
- 付属品が電源ケーブルだけでレビュー?
- 重量や持った「感触」は安物とは違った
下から行くと、表面のザラザラ感と重量の約1.2kgという軽さは私が持っている3万円の安物とは違い、軽く安定した印象。ざらざらが滑り止め、とまでは行かないけれど、滑らない感のような安心感がございます。
見た目や触っただけの利点はその程度。
レビューしろと言う割になぜ不足品が電源ケーブルのみなのか。これではリカバリの方法や、おそらく付いているはずのCD化されたマニュアルが紹介出来ず、本当にそれらが付いているのかも不明。
私が前もって伝えていなかった事も原因とは思うけれど、本体のみで評価しろという意味だったのでしょうな。大手PCサイトは付属品までやらない。
大問題と思う点は本体の色。
もう一度、今度は私が撮影した画像の明るさを体感ながら通販ページ掲載の画像と合わせてみましょう。
左がパソコン工房通販、右は現物を私が撮影。
左はどちらかと言えば茶系、右は赤系。
右の画像加工は明るさをやや上げ、デジカメが蛍光灯(青)を補正し赤を強めたと見えるので、赤を少し落としております。
パソコン工房の説明ではローズ・ゴールドになっているけれど、ソニーなど風に表現するとシャンパン・ゴールドの類。
ローズ=赤、ピンクと伝えたいのかも知れないけれど、薔薇には黄色も有るので勘違いされてもおかしくは無し。
名前がピンク・ゴールド(シルバー)、シャンパン・ピンク、スプラッシュ・ピンクとかならまだ納得出来るけれど、ローズゴールドにするなら写真を何とかした方が良いと思う。
リンクする約束なものの、切れると嫌なのでレサンセシリーズのトップへ。
29,980円から選べるLesanceシリーズのことならパソコン工房通販
http://www.pc-koubou.jp/pc/lesance_special.php
しつこいけれど、どう見てもピンクではございません。
というわけで、見た目や触っただけではケチが大量に付いたけれど、これは見ただけという「点」での評価の1ページ。
次回、分解編からは量産系BTOパソコンのノートながら「ほう」と感心する箇所、利点が目立つので引き続きお付き合い有れ。
続きは公開すると下へ自動でリンクが入る仕組。リアルタイムで読んでいるなら、また明日の朝8時以降にトップページからどうぞ。
コメントする ※要ユーザ登録&ログイン