SSDとメモリとついでにHDDの価格について。
何となくもう底値だろうと思いつつ見ていると、いつ底なのかわからなくなるほど依然としてメモリ系が値下がり中。何で読んだか、年内は下がりっぱなしと専門家風な人が書いていたがガチなのか。
適当に見て参りましょう。
メモリもSSDもHDDも値下がる10月の秋葉原
リンクは全てAKIBA PC Hotline!より。
- DDR4メモリは全体的に値下がりが継続、ノート用の16GB×2枚は引き続き1万円割れ
- 最大7,000MB/sのNVMe SSD「Samsung 980 PRO」が登場、NVMe SSDは全体的に値下がり傾向
- 6TB HDDの1万円割れが常態化、Seagateからも18TB HDDが登場
メモリから参りましょう。
メモリは大きな動きこそないが、全体的に見ると下落傾向が続いている。
1割の値下がりは大きな動きだと思うのだけれども。最安値はセールや限定品が含まれるので平均値を見ましょう。上から4つがデスクトップPC用。
前月の値下がり幅が大きめだったので今月はそうでもないと言いたいけれど、性能高い方の16GBx2(1段目)が1,588円下がり13,134円の1割下げはデカいし、性能低い方(3段目)の747円下げて11,710円も6%下げ。
1GBあたり換算にしてみましょうか。
- 16GB×2枚(DDR4-3200)・・・410円
- 8GB×2枚(DDR4-3200)・・・429円
- 16GB×2枚(DDR4-2666)・・・366円
- 8GB×2枚(DDR4-2666)・・・355円
- 16GB×2枚(SO-DIMM)・・・441円
- 8GB×2枚(SO-DIMM)・・・429円
当たり前だけれどもデスクトップ用8GBx2の2666MHzが最も割安。もはや16GBも要らないという人でも8GBx2を買うべきまで来ております。
次、SSD。
全体的にプラスになっているものの、数十円~数百円なので前月とほぼ同じくらいの価格を維持しているとも。
本文を見ていると、元からまだまだクソ高い2TBクラスの値下がりが目立つ程度で1TB以下の話は地味な値下がり情報が多い。
そしてSSDも最大容量8TBの時代へ。AKIBA~には価格情報が無かったので、国内代理店のASKより。
source:CORSAIR社製「MP400」シリーズを発表 | 株式会社アスク
税込18万円。割といい感じのゲーミングPCが1台納品されるレベル。
AKIBA~へ戻り、おもしろい見方をしている箇所を引用。
ちなみに、大容量SSDの歴史を見る上で10万円をひとつの区切りとすると、「860 EVO」の4TBが2年前の2018年11月に税込99,800円を記録し、「850 EVO」の2TBが5年前の2015年8月に税込99,799円で発売されている。
ということは、1年後の今頃は8TBが10万円になっているやも。もしそうなると来年は4TBが5万以下、2TBは今2万なので1万円台は余裕でこなしていそう。
ラスト、HDD。
8TB以上が謎の値上がり。
とはいえ、いずれも1万円以上するのだから数百円は誤差レベルとして、12TBは平均3.5万円くらいなのでブレ幅もデカめになるのでしょう。しかしオワコンと言われるHDDが値下がりしないとは腑に落ちない。
超大容量といえば録画、で思い出した。私はテレビ手放して数年経過するので知らなかった。最近は全録レコーダなる変態チューナもあるらしく、6チャンネル最大16日分を録るのだとか。
そこまでしてテレビ見るか?と思ったけれど、スターチャンネルx3とかディズニーのやつを過去16日分全部残せると思えば、映画好きや子持ちファミリーにはアリかも知れませんな。
ネット通販は本当にメモリが更に値下がり中
いつものページを参考に上位16件まで。
【価格.com】パソコン
https://kakaku.com/pc/
メモリから。
上位5つの価格を比較。
- crucial 16GBx2・・・14,830円->13,673円(-1,157円)
- CFD 8GBx2・・・6,150円->5,698円(-452円)
- Corsair 16GBx2・・・13,750円->12,973円(-777円)
- Corsair 8GBx2・・・7,045円->6,573円(-472円)
- G.Skill ※新製品なので前月なし
AKIBA~の価格は税別、価格コムは税込なので安く見えないけれど、前回調査より値下がりは間違いなし。1GBあたりの単価、しつこいけれど税込。
- 427円
- 356円
- 405円
- 411円
2番のコルセアがぶっちぎりの優勝。
やたらと容量がデカく、いずれも2枚組なのでピンと来ない人多そう。8GBならば1枚あたり3千円、16GB1枚が6,500円くらいと言えば異様な安さとわかりやすい。8GBが3千円なら4GBは1,500円、2TBが750円とか。
SSD。
同じように上位5つの価格を前月と比較。
- crucial 1TB・・・11,997円->12,738円(+741円)
- crucial 500GB・・・6,880円->6,769円(-111円)
- WD 1TB・・・12,799円->12,799円(±0)
- SAMSUNG ※新製品なので前月なし
- ADATA 500GB・・・約7,500円->6,980円(-520円)
5番は前月ランク外だったのでおおよそ。
いずれも値上がりしているとは言い切れず、値下がり傾向は続いていると見てよろしいかと。1位の1TBはおそらくだけれども11,997円はAmazonのタイムセールだったのでは?と思える変な下がり方なので+741円は大げさとも。
HDD。
全体的に値上がりしているはず、とはいえ2位はSeagateでも良ければ8TBが1万円台前半。5位の東芝6TBは税込10,780円なので店頭表示価格の税別にすると9,800円は中々のもの。
1段目(1-4位)と2段め(5-8位)を見た感じ、求められている容量は6TB以下。8TBは単純にコスパしか見ていないか本当に必要だから8TBを選ぶのか。
東芝製品1~8TBの5-8位独占状態が何か気になる。ノートPC用の2.5インチならば1TB以上あれば良いとしても、デスクトップ用に1~2TBという中途半端さは何なのか。2TB以上使わないので安さを求めたか。
ちなみに私レベルに古い人ならば、東芝のHDDはうるさいイメージがあるかも知れないけれど、最近の東芝は(というかAHCIかNCQのおかげか知らないけれど)昔のHDDほどうるさくは全然ございません。
メインPCに東芝3台ぶち込んでアクセス音滅多に聞かない。起動ドライブ(キャッシュ)がSSDだからというだけの可能性もあるけれど。但し発熱は割と高めなので温度気にする派ならば避けるべきかも知れない。私は気にしない派。
値下げ追い打ちの円高傾向で現在1ドル103円
値下がりと言えばメモリ市場そのものの相場以外、輸入するものなのでドル円相場が影響するもので、先日から103円台まで来て戻らない。
source:米ドル/円 - FXレート・チャート - Yahoo!ファイナンス
直近で大きめに下がっている黒ローソクは11月5日で104円台からのナイアガラ。このグラフの日付は日本時間、米大統領選挙は11月3日ながら日本時間でいうと3日の夜が米国の夜明けなので投票は日本時間でいうと11月4日深夜から。
その翌日にナイアガラしたということは、トランプ大統領が優勢と見て絶望し米ドルが売られ円が買われたのかと思いきや、バイデン候補が当選といわれる11月9日になれども103円台から動かないので関係ないのか。
もしくはトランプ大統領が9日の週からバイデン候補の不正があったとして訴えるらしく、更には裁判長引けば選挙が無効になりトランプ大統領有利になるとのことなのでそれにビビって米ドル売りっぱなしの様子見か。
米ドル売られまくりは仮想通貨にも出ている気がする。
source:ビットコイン(BTC)|CoinGecko
10月上旬は10,700ドル前後の相場が11月1日に1.4万、11月8日は1.5万ドルを超えており、ビビってドルをビットコインに変換したのかと疑える。
余談ながらなぜドル円と仮想通貨のグラフの上下が逆になるかは、ドルを売り円が買われると円が足りなくなるので価値を下げる(円高になる)に対し、仮想通貨は株のようなもので買われるほど価値が高まるため。
話を戻すと、トランプ大統領が敗北宣言すると円安傾向、ひっくり返して再選になると円高はもっと進むかも知れず。メモリどころかPCパーツ価格全体が値下がりする可能性。でも多分しないしひっくり返るはず。
「今は時期が悪い」または「今がチャンス」どちらとも言えそう。
ちなみに米大統領は来年1月には決まらねばならないルールがあるとのことなので、長くとも1月中にはどうなるか見えて来ると思われ、急がないなら今は時期が悪いと見るか、買い時と判断するか。
結局は必要な時が買い時という、いつもの締めにて失礼。
>メモリの価格
最近はメモリの価格=2枚セットの価格、になりましたね。私は「2GB×1の中古ノートに2GB×1を追加」とか「4GB×1を8GB×1に換装」とかを定期的に行うため、1枚のみの商品にもけっこう注目しています。
>最近の東芝
会社デスクに7年くらい前の東芝ノートが1台ありますけれど、耳と筐体を1センチ以下くらいまで近づけ無いと動作音は聞こえませんでした。機種にもよるでしょうが、10年くらい前からけっこう静かになっている可能性も。