新製品と言えば2011年3月現在、旬はSandyBridge搭載PC。
新Core iシリーズの事ですが、予定より早くインテルがリコールに対応しているようで、各PCメーカー春モデルの発射準備と思われます。その中でマウスが新PCを連発している為、釣られて見る事に。
結果として宣伝ですが、良い事以外に悪いとは言わないけれど個人的に気に入らない箇所も勝手に指摘して参ります。鵜呑みされぬよう。
マウスコンピュータ公式のプレスリリースにリンクしても良いけれど面白く無い為、ニュースを検索し、そちらへ繋いで行きます。
Celeron搭載の低価格14インチLED液晶ノートは約5万円
他の新製品は3月3日発表、これのみ2月25日。
BTOパソコンでは無いどころか通販さえしていない、全国の量販店で販売される完成品のノートPC。
Techinsight » マウスコンピューター Celeronプロセッサーを搭載した低価格な14型ワイドLED液晶搭載ノートパソコンを発売
http://japan.techinsight.jp/2011/02/sanada201102241603.html
VAIOやMacとは比較にならない程の玩具さ加減は有りますが、BTOメーカーのノートはデザインに期待しない物。
価格は希望小売49800円。実売は10~20%引きくらいでしょうか。
LB-B300Sの主な仕様。
- OS:Windows 7 Home Premium 32bit
- CPU:インテル Celeron P4600
- メモリ:4GB
- HDD:320GB
- 無線LAN:IEEE802.11b/g/n
- モニタ:14型ワイドLED液晶(1366×768)
- 光学ドライブ:DVD スーパーマルチドライブ
良い所はまず価格。49800円でここまで揃ってしまうとは、5年前に持って行く事が出来るなら15万円くらいで売れそうな程にノートも進化しております。
CPUは古く無く、半年前に発売のデュアルコアでクロック周波数は2.0GHz。Windows7は普通に使えるHomePremiumで32bit版ならメモリ4GB搭載は上限。HDD320GBは、この性能の用途なら充分と言えましょう。
無線LANは今後の主流と言える高速な「n」有り、14型はノートとしては標準で大きくも小さくも無し。光学ドライブも標準で付いているなら、後々困る事も無いでしょうな。
性能は低め、完成度としては普通ですが5万円は安い。
気になる点はその価格の反対で、修理代が出せない程の低予算ユーザが購入する層になる事。
保証が切れた後にマザーまたは液晶のいずれかが故障したなら修理代は2万円を軽く超え、3万円超えも可能性としては大有り。ベアボーン交換するタイプなら、保証が切れた数年後に新たに購入した方が安く高性能かも知れず。
故障を考えなければ事務用途なら数年は使える程の性能な為、仕事用に追加や予備で1台行っておくならこれで充分な事が多いでしょうな。
但し、現在は64bitと32bit版OSの境目。今後、64bit版対応のアプリケーションをノートで利用する予定が有るならスルー。
長期保証が安く追加可能なら、購入する量販店で入るべし。
新Core i3搭載、約5万円のスリムPCと約8万円のマイクロ?
SandyBridge(インテル6シリーズチップセット)復活直後の新製品はスリムとマイクロ。これはBTO、通販で行けます。
マウスコンピューター、4万円台のCore i3搭載デスクトップなど3製品 - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1103/03/news045.html
先にスリム。違いはCPUのみなのでまとめて2種類。
Lm-iS610E:44,940円 (Lm-iS610B:49,940円)
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:インテル Core i3-2100 (インテル Core i5-2400)
- メモリ:2GB DDR3 PC3-10600
- マザー:インテル H61 Express チップセット
- HDD:500GB シリアルATA II (7200rpm)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
- グラフィック:CPU内蔵(インテル HD 2000)
旧Core i3と比較する物では無いかも知れないけれど、比較すると新発売にも関わらず価格が安い。今後、更に値下がりすると考えるなら、私の脳内プレスリリースの過去情報では、旧Core i3の新発売当時より1~2万円くらい安め。
Windowsは64bitとなっており、現在はナショナルブランドや大手は全てと言えるほど64bitなので良いとして。新Core iの利点は内蔵グラフィックに有り、グラボ無しでもそこそこ高性能。
HDDの500GBは足りなければ、後々USB3.0で外付け接続。メモリ2GBが意味不明な程の低容量で勿体無い気がしますが、ここはカスタマイズで性能と価格を上げてくれという事でしょう。
見せ方として価格が前面に来ており、企業としては上手い方法と言えますが、パソコンの構成としてはメモリ2GBが引っかかります。プラス2GBしても原価の上昇は2千円前後。メモリの在庫処分と想像し、メモリは罠です。
違いはCPUがi3またはi5の5千円差ですが、インテルの1000個単価は67ドルの差となっており、この価格帯で安くデスクトップを購入するなら気分的な物。クロック周波数はいずれも3.1GHz、但しi5はターボブースト有り。
5千円安く2コア4スレッドのTDP65Wか、5千円高く4コア4スレッドのTDP95Wか。スリムの電源容量(大抵300W以下)を考えると前者が普通かつ安全。後者はi5搭載でも5万円を切ったと宣伝したい用の見せ物構成と考えます。
それ以前にスリムPCそのものを私は勧めないのでケースが気に入らない。もう一つの型番はCore i7を搭載。
標準仕様は上2機種とほぼ同じな為、違う部分のみ。
Lm-iS610X(69,930円)
- CPU:インテル Core i7 2600
- メモリ:4GB DDR3 PC3-10600
- グラボ:NVIDIA GeForce GT430(1GB)
凄まじいアンバランスさ加減ですが、やはりこれも見せ物構成で、i7-2600搭載にも関わらず価格が7万円を切っている事でしょう。
メモリ4GBはまだ良いとして、GT430は何の為に載っているのか。これこそ内蔵グラフィックでよろしいかと。私のPCもGT430が載っていますが、ゲームなどせず、マザーがX58の為にNVIDIAの中で安い現行グラボで良いと判断。
利点はi7-2600搭載で7万円は安いというだけで、CPUのみ性能の突出した妙な構成。クロックスピードマニア用でしょうか。通常3.4GHz、ターボブースト時最大3.8GHz。
ここで気付きましたが、ITmediaの記事に誤り有り。 Lm-iS610X(69,930円)はスリムケースですがITmediaでは写真入でマイクロと紹介されております。
修正しないと思いますが、魚拓を取っておいたので元記事の内容が変わっているならmegalodon.jpに証拠を残しております。
スリムでCPUのみ高性能、電源容量とケース内の空間が少な過ぎ増設は困難。尚更無しと言えましょう。
コジマ電気でiiyama液晶モニタセットのCeleronとPentium PC発売
以前、地デジで紹介したマウスPCは西友用でしたが、今回iiyamaブランドとした完成品はコジマ専用。フロンティアがヤマダ電機やツクモで展開している完成品シリーズのような感じですな。
マウスとコジマ、iiyamaブランドのオリジナルデスクトップPCを2モデル | パソコン | マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/03/03/056/
仕様は2種類。
KDSL3405-E20BK(57,800円)
- OS:Windows 7 Home Premium 32bit版
- CPU:Intel Celeron E3400(2.60GHz)
- マザー:Intel G41 Express
- メモリ:PC3-10600 4GB(2GB×2、PC3-6400動作)
- HDD:500GB
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
- グラフィックス:Intel GMA X4500(チップセット内蔵)
- モニタ:20型ワイド(解像度1,600x900)
上位は上と違う箇所のみ。
KDSL5810TV-E22BK(77,800円)
- CPU:Intel Pentium E5800(3.20GHz)
- HDD:1TB
- モニタ:21.5型ワイド(解像度1920x1080)
- 地デジ:3波(地上/BS/110度CS)対応
差額2万円で上記構成の方に価値有ると見るか否か。更に西友用の地デジPCと比較。上と違う箇所のみ。
SY-E580VB-T(89,700円)
- メモリ:2GB DDR3 PC3-10600
- HDD:500GB
- ビデオカード:NVIDIA GeForce 210-512MB
- 光学ドライブ:ブルーレイ(DVDスーパーマルチ機能搭載)
グラボとブルーレイが付く代わりに、メモリとHDD容量が半減で約9万円。
地デジをやるならグラボは有った方が良いと思いますが、ブルーレイの有無が決め手になるでしょうか。これらを検討するならプレステ3も入れた方がよろしいかと。
いずれもG41チップセット、LGA775という古い規格で、気にならないなら充分現役として実用可能。
20インチセットは液晶が小型の為、設置場所の広さが取れないなどでしょうか。大画面の安いノートと思えば性能高めで格安。
21.5インチで地デジはどうかと思いますが、自室や書斎用など、パソコンとしても使いつつ地デジも頻繁に利用するなら有りかも知れませんな。
自作マニアやPC変態は今頃G41という時点で無しだろうとは思いますが、iiyama(マウスの子会社)液晶は悪く無いと思う為、iiyamaブランドとしているように液晶モニタの写り具合を見て購入しても遅くは無し。通販ならBTOパソコンの方が安く高性能。
いずれもスリムをやや太めにしたケース。電源の規格は何を載せているのかマウスの通販を見るも、このケースではオンライン販売しておらず不明。
結論としては、どう見てもパーツの在庫処分です。
新Core i7とGeForce GT 540M搭載15.6型ノートが約8万円
リコールから復旧したと見られる新Core i7搭載、更にグラフィックカードもNVIDIAが載っている性能高めなノートPC。
祝!出荷再開:7万円台で手に入る“Sandy Bridge”ノートPC――「LuvBook T」の実力 (1/2) - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1103/03/news037.html
マウスのプレスリリースが無い為、OSが不明ですが標準構成。
LB-T500X(価格不明、おそらく79,980円くらい)
- OS:Windows7 Home Premium 32/64bitセレクタブル(?)
- CPU:Core i7-2630QM(2.0GHz)※インテルHDグラフィック3000内蔵
- メモリ:4GB(2GBx2、DDR3 SO-DIMM PC3-10600)
- HDD:500GB
- マザー:Intel HM65 Expressチップセット(B3ステップ)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- NVIDIA GeForce GT 540M
- 無線LAN:IEEE802.11b/g/n
- 15.6インチ(解像度1366x768)
ニュースというより2ページ目でベンチマークをやっているレビュー記事。仕様が分散しており詳細不明も有り。価格は書かれておりません。
カスタマイズ(BTOパソコン)のようなので、マウスならOEMのセレクタブルになると予想しOSの項目は32/64bitのセット?としました。
カスタマイズしなければCPUとグラフィックカード以外は普通で低くも高くも無く。CPUとグラボは性能高めですがゲームなどを用途と考えるなら今度はモニタの解像度がやや低め。横は良いとしても縦768ピクセルは狭いでしょう。
最大の利点はやはり価格で、この性能のCPUとグラフィックを搭載で8万円は安い。けれど高性能な用途ならデスクトップの方が安く高性能、性能低くて良いなら初めに出た5万円ノートで良かろうと。
特徴はGPUの切替(GT540MとインテルHD 3000)らしいですが、この手のノートはバッテリー駆動しない前提のような消費電力かつバッテリー駆動時間が短いため価値薄め。
高性能なノートを安くという目的なら結構ですが、用途に合わせた高性能なパソコンという事なら、ノートフェチ以外は普通に考えてデスクトップ。
個人的に面白いと思った所はボトムケースからの分解。
ネジを外せばフタが開き、簡単に内部が見える構造。
左下はHDD、右にメモリや無線LAN、CPUファンも見える事から増設や交換が容易。メーカーPCで改造前提という考え方は妙ですが、万一の際は自分で何とか出来るやも知れず。
但しノートで故障し易いパーツは、HDDの次くらいにマザーボード。続いてメモリの次に液晶パネルという程にどうにもならない事有り。
もう一つ利点を挙げるとテンキーが付いているようです。エクセルなど数値を打ちまくるオフィス用ならテンキーを外付する事無く便利ですな。
マウスコンピューターの新製品弾幕まとめ
新製品よりこちらの方が気になります。
マウスコンピューター、Intel 6不具合を修正したB3ステッピングで出荷開始 - ITmedia +D PC USER
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1103/03/news096.html
マウスはしびれを切らしたか、2月中旬からデスクトップでもリコール対象マザーを搭載し販売しており、不具合の有るポートを使わないからとは言え、後々の増設や個人の修理では危ない所。
すでにB2ステッピングで出荷された製品の購入者に対しては、B3ステッピングのマザーボードへ無償交換を行うが、すでに3月2日より受付を開始している。なお、修理交換作業は3月7日以降、順次行う予定
ノートは最大でもSATA2本が普通で無関係と言えますが、デスクトップのB2ステッピングなら頃合いを見て交換の依頼を。
受付時に何日くらい掛かるか聞いておいた方が良いでしょうな。7日以降に作業開始なら、5日間の受付分が溜まっていると思われ、作業の順番待ちになり無駄な時間を食うかも知れません。
マウスもオフライン(量販店)の販売に力を入れており、フロンティアの安く性能が高い版と見ております。
しかしカスタマイズは変更が前提になっているようで、表面の価格のみで判断するとバランスが悪い事も有り。
カスタマイズ初心者用に勧めている「迷った時はメーカーが考えた標準構成」が通用しないので御注意有れ。
>CPUは古く無く、半年前に発売のデュアルコアでクロック周波数は2.0GHz
最近のCeleronは普通にデュアルコアなんですね…なんかすごいな。
いらないけどw
>スリムPCそのものを私は勧めないのでケースが気に入らない
私的にはこんな感じ
フルタワー>ミドルタワー>>>Microタワー>越えられない壁>ノート>
オマイらノート以下だから>スリム>意味が分からない>キューブ
大きさは正義、省スペース何それ美味しいのw インテリア?りんご買えw
>GT430は何の為に載っているのか。これこそ内蔵グラフィックでよろしいかと
かろうじて430なら勝ってそうw
http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-4490.html
>CPUのみ性能の突出した妙な構成。クロックスピードマニア用でしょうか
強いて言うならHD3000を利用したハードエンコ用じゃなかろうかなんて…
なんでも前世代よか10倍くらい早いって聞きますので。
もっとも、マウスは絶対そんなつもりはないでしょうがw
>電源の規格は何を載せているのかマウスの通販を見るも
マウスの電源計算は凄いですから。違う意味でw
おそらく定格最大に対してカツカツ、10Wの余裕すらないと妄想。
ただ、スリムで増設無しとすれば特に問題は無いかな。
>横は良いとしても縦768ピクセルは狭いでしょう
でも東芝あたりのハイスペック機でも結構1366x768構成って多いんですよね。
SONYですらフルHDノートはあんまり出してこない傾向があるような…
もともと顧客層がスペックとか見ない系なんで意外に需要無いのかもですよ。
なんかこう最近のマウスは顧客層をナショナルブランド化させようとしている傾向を感じます。
>もう一つ利点を挙げるとテンキーが付いているようです
私の安っすいノートもそうなんですが、確か今時は15.6インチ超えてくるノートだと、どこのメーカーでもテンキーは付いてたような気がします。
もっとも、もはやノートとはいえ持ち歩くような大きさじゃないのも確かw
>すでにB2ステッピングで出荷された製品の購入者に対しては
>B3ステッピングのマザーボードへ無償交換を行う
いやでもこれ、マウスくらいの規模になると、とてつもないない負担になると思うのですけど、Intelはどこまで保証してくれるんですかね。
まさか改良版マザーをメーカーに渡すだけで、メーカーの回収交換費用は出さないなんてことは無いよね。無いよねw Intelェ…
>良い所はまず価格。49800円でここまで揃ってしまうとは、5年前に持って行く事が出来るなら15万円くらいで売れそうな程にノートも進化しております。
サブ機としてノート購入を検討しているせいで最近情報収集に勤しんでいるおかげか(!?)、それなりに使えて安いので良いですね。
個人的にはナショナルブランドの春モデルが値下がりし続けた夏モデル登場直前を狙っているんですが、今回の春モデル全滅大作戦のおかげで状況が変わるかも!?ってとこが悩みのタネです。
>けれど高性能な用途ならデスクトップの方が安く高性能
PC変態な数人の友人を除き、周辺はノート一択ですね。全国的な現状と何も変わらず。
デスクトップを新調した際は「何で(ノートじゃないの)?」と言われまくりました。面倒なので「予算が厳しかったから」以上の理由は説明しませんが…
ところで「LUV MACHINES」は「ラブマシーンズ」で良いのでしょうか
店頭で「ラブマシーンズをお買い上げのお客様~」と呼ばれたら、多少の羞恥プレイですね。なるほど、それが狙いですか
>「迷った時はメーカーが考えた標準構成」
今はCPUに「Core i3-5xx」を載せたPCが、なかなかコストパフォーマンスの良い構成で出揃っていますね。SandyBridgeが登場したせいで、在庫がざっくざくになってきたのでしょうか。Core i5-6xxシリーズよりマシだと思いますけれど
>DeDeDeさん
>「何で(ノートじゃないの)?」
私は「キーボードにこだわっているから」で通しています。いま使用中のキーボードがRealforceの108UDK(全キー30g圧)ですから、嘘ではないと自分を騙せます