マイクロソフトとアップルがグーグルを恐れる理由とは?

2010年2月22日

MSもAppleもGoogle怖いなどとは言っていませんが、そうならざるを得ない状況。

私はXP信者では有りますが、多くのアプリケーションなどがXP(Windows)対応で作られており、Windowsの中では最も安定しておりマシだと思うだけで、Linuxでも他の何かでもWindowsより良いものが有ればそれを使います。

以前もMSとかAppleがビビっているという記事を書きましたが、今回は図解でもっと判りやすくを目指そうという、要するにネタ切れです。

頭痛くなりそうなら、図だけ見てラストのまとめをどうぞ。

 

2010年後半からパソコンのOS比率が変わって行くかも知れない

LinuxはOSでは無いだろうという事は知っていますが詳しくは知りません。ここでは私のレベルに合わせて全部OSとします。カーネルとかケンタッキーしか思い浮かばない為。

デスクトップ、ノートパソコンに入っているOSのイメージ(日本)

 かなり大ざっぱなイメージですが、デスクトップやノートで言うとAppleは別物。しかしWindowsPCのシェアを取ってやるという意気満々なえげつないCMを流す程の敵意っぷり。

緑のでかい四角はWindowsですが、Microsoftはパソコン本体は作っておらず、PCメーカーの箱の中で独占しております。DOS/Vとはこれまた古い呼び方ですが、Mac以外のWindowsが載るパソコンと思って頂ければと。

上の図は日本の事で 海外では下のLinuxと書いたフリーのOS比率が高まります。

そして左上がGoogleのChrome OS。Linuxを元に開発されたGoogle独自のOSで、現在出回っているChromeブラウザを拡張したようなものと私は解釈しております。上の図では、Macは直接対決にはならないけれど、MSは市場占有率が高過ぎるため、どう考えても直撃。

Chrome OSは、クラウドコンピューティングという、シンクライアントのような考え方のOSで、Windowsとは別物では有ります。これは締めで何がどうなのかまとめます。

GoogleのOSは2010年末の予定。

<参考>

 

モバイルOSとしてもGoogleは勢力を拡大して行く

QRコードや携帯用サイトでは無く、パソコンと同じようにWebブラウジング出来るフルブラウザというやつです。携帯のくせに生意気ですが、小さい画面ながらもYahooなどが普通に表示され、このブログもPC同様に表示出来るそうな。

フルブラウザの市場(Google対Apple対マイクロソフト)

適当になって来ましたが気にせず。

現在、最も有名かつソフトバンクのお陰で普及しまくっているiPhone。Microsoftは数日前に正式に発表があったWindowsフォン7。Googleは以前から小出しにしているAndroidでモバイルに参戦。

誰がMSに期待するのか判りませんが、高額なローン状態になるiPhoneよりAndroid搭載の端末を選ぶユーザは少なくなさそうで、Googleと言えば無料で次々に良いサービスを展開するファンの多い企業。これには期待する人間が多いかと。

携帯のキャリア(Softbank、Docomo、au)としてもiPhoneに対抗するには手っ取り早く質も良さそうなAndroidを入れてしまおうと。しかしSoftbankからもAndroido携帯は出るらしく、広まるまでにiPhoneは独占へ近付けねば面白くない所。

使う側からすれば何でも良く、便利で面白い機能が簡単で満載で安ければ良いという考えは私だけでしょうか。とりあえずiPhoneはまだ要らないと考えており、Androidoも用途が無ければ要らない。そう、興味が有りません。

<参考>

  

ついでにタブレットもGoogleが参入

タブレットPC自体が流行ると思えないのですが、かつて私はマウスの操作が難しいと感じキーボードから離れられず、お陰でWindowsは95から入ったという不器用っぷりを発揮した事が有ります。これでも一応メーカーでPC修理をしておりました。ノートの分解も。

タブレットPCの市場

MSはMicrosoftの略、Windows仕様のタブレットPC。

Appleが先日iPadを発表し、iPodでかくしただけだとか、Appleストアに日本語の電子ブックは無いから駄目だとか散々言われてジョブス(AppleのCEO)がキレていたかは知りませんが、牽制しまくりの状態。

ここでGoogleは、ハードウェア(タブレットPC)そのものを製造する気はさらさら無いようで、AcerなどのPCベンダと組む事で自社OSを広める作戦。タブレットが普及しなくとも、GoogleのOSはChromeもAndroidoも似たようなものらしく痛く無い。

Amazonは純粋に電子ブックリーダー機能な為、この中に入れるのはどうかと思いましたが、iPadが対抗していると読み、混ぜました。

 

GoogleとMicrosoftは検索シェアでも競合しており激戦中

ここではYahooも入ります。Yahoo(Japan)はSoftbank。

検索エンジンシェア(世界)Google、Yahoo、Microsoft

先にワールドシェア、Googleが約6割。

Yahooが2割程度でMicrosoft(以下、Bing)は1割くらい。大きいものがより大きく見えるよう、グラフを倒しておりますが、Googleが他を食ってしまうのでは無いかと見えます。実際に海外ではGoogleのシェアは年々微増しており、これはまずいと思ったのかMicrosoftがMSN-LiveサーチからBingと名称を改め中身の機能まで大規模に変更。

Yahooは諦めたのか、今年にはBingの検索エンジンを使うらしく、見た目はYahooでも検索はBing(Microsoft)を使っている状態へ。

検索シェア(世界)YahooもBingを使う

まあ何も変わりません。

Bingの気に入られ方次第ですが、これが日本に入るとこうなります。

日本の検索シェア予想

元からYahooが6割くらい占めておりGoogleは30%後半。

Bingが海外でYahooを巻き込むと日本ではこうなるというGoogle劣勢。しかし日本でBingが導入になる時期は未定かつ2012年頃とされており、まだ先の話。

Googleがいかにパソコンやインターネット、言い替えるとクラウドコンピューティングに本気かが判り、日本ではどう来るのかが気になるという事でした。

<参考>

 

Google「Chrome OS」は法人PCと低価格なパソコン狙い(まとめ)

メールとインターネットと画像整理、オフィスを時々使う。という用途ならChrome OSで事足りてしまい、OSが安いまたは無料であればWindowsパソコンより軽く1万は安価に。

今の私が正にこの通りですが、メールとインターネット以外にパソコンを使う事が滅多に無く。となればLinuxでも充分行けるわけですが、今まで使っていたアプリケーションやデータを捨てるわけには行かず。今のPCが故障してもXPを使い続ける、または面白半分でWin7に買い替えるかと。

まだ全体が見えず日本で受け容れられるかは判りませんが、Googleの日本対応が本格的に進み、Chrome OS搭載PCが普及してインターネットとメールが当然になれば、クラウドという価値の付いた安いパソコンに乗り換える、またはセカンドPCとして持ちたいユーザも増えるでしょう。

特に法人は機能は低くて良いから安く同じ仕様をと求める事が多いため、マイクロソフト様の制限など無いGoogleのOS(しつこいけれどクラウド中心)に乗り換える事は充分考えられます。

Windowsに残される道

  • 高性能かつインストールが必要なゲームPC
  • 既存のWindowsアプリケーションで無ければならない条件の下
  • Windows7や8が新しい流行を出し、かつクラウド化

それ以外はGoogleでまかなえてしまい、時間が経ち浸透して行くとLinux(ChromeOSやAndroid)用に開発されたアプリケーションに押され、いずれはMSもLinuxに はならないかと思いますが、かつてPC市場を独占していたNEC様もDOS/V軍門へ下りました。

NEC暗黒時代然り、独占というより協力しながら競合して行く市場が健全であって、マイクロソフトワールドなぞ誰も望んでおらず、とっととモーフィアスが迎えに来ないかと気付かないながらも待っている人は多数という事でございましょう。

Appleは独自路線で、MSに巻き込まれぬよう突っ走って欲しいものです。

いつにも増してまとまらず申し訳無い。

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※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

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