パソコン利用に関する調査結果が一部公開。
パソコンの販売数低下はWindows8が主な原因と消費者は気付いているものの、多くの大手情弱メディアが「タブレットPCに押されてパソコンが売れていない」と嘘情報を垂れ流す為、一矢報いる次第。
マイボイスコムの調査結果をいじりつつ解説。
ソースはこちら。
パソコンの利用のアンケート調査(3)|ネットリサーチのマイボイスコム
http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/17607/
ログインしなければ見えない回答が有る為こちらもリンク。
パソコンに関するアンケート調査|マイボイスコム株式会社のニュースリリース
http://www.news2u.net/releases/110545
マイボイスコムで無料版の会員登録し結果を見て来たけれど、引用する際は連絡が必要らしく面倒なので、上記リンク先2つにて見えている数値のみで参ります。
この調査が良いと思う点はサンプルの多さで、その数は12,782名との事。ネット調査なのでポイントばら撒きかも知れないけれど、選択式なら簡単なので精度は低くは無いと推測。
PC所有率はデスクトップ5割とノート8割くらい、タブレットは7.5%
種類別で所有率の割合。複数回答なので合計は100%超えております。
2年前の2011年3月の時点ではデスクトップ所有率がトップで約6割。
と言いたいけれど、このグラフはデスクトップは1つにまとまっているけれどノートが分かれております。詳細として見るには良いけれど、単純に比較してはいけない数値。
2013年で最も多い所有率は一般的なノートで、次がデスクトップPC。減少している原因を想像すると、購入以外にデスクトップPCが廃棄されていると予想。
一応動くけれど10年前に購入して放置。無料引き取りやPCリサイクルなどに気付き捨てると減るという。逆にノートの場合は10年前となると、1台10万円以上しており所有率が低かったとも言えましょう。また、PC普及率も今ほど高くは無かったはず。
このグラフ内の種類には不思議な数値が1つ有り、上から3番目の大画面ノートパソコン。ノートの17インチは一部メーカーのみが出しており珍しい方で、ノートで18~19型は私の記憶の限りでは聞いた事がございません。
この中には一体型PCをノートと回答者が勘違いしている可能性が有る、または18~19型の投票が0に近かった、いずれかは不明。(一体型PCはPCメーカーや統計屋によるとデスクトップに分類され画面サイズは20インチ前後)
ノートを大きさ別に分類しているやり方は良いと思うけれど、JEITAやIDCなどの統計では、大きさ関わらず全部まとめてノートに分類する事が多い為、ノートをまとめてグラフにしたものが下。
2013年のみで言うと、約8割の人がノートPCを所有しており、デスクトップ所有率は5割くらい。タブレットは1割満たない低さ。オンライン調査が原因か、パソコン所有率がやけに高いですな。
総務省調査によるパソコンの世帯所有率は2012年3月頃に7割くらい。この調査ではパソコンを持っていない率が1.1%になっている為、やはり比較してはならない数値。
タブレットはスルーし、所有率をデスクトップ対ノートへ。複数回答なのでこの表現はおかしいけれど何となく。
全体の所有率で比較するとデスクトップPCは年々減っており、0にはならないけれどまだ減るでしょう。
原因として需要や所有より大きいと思われる事は供給の減少。
大手PCメーカーの店頭販売での分離型デスクトップは皆無、一体型PCの出荷も年々減っている為、家電店でパソコンを購入するPCユーザの選択肢として自然にノートになって行くは当然。
デスクトップPC+大画面が良いならBTOパソコンお勧め。
主利用PCタイプはノートとデスクトップで9割以上、タブレット1.3%
次は複数回答では無く単一で主利用のPCタイプ。
これは単純に合計するだけで比較出来る為、パソコン対タブレットにすると、2013年はパソコン97.8%、タブレット1.3%と比較にならないレベル。100人中98人のメインPCは普通のパソコン、100人中1人がタブレット。
所有率と同じようにノートを合計したグラフが下。
デスクトップPCの所有率の高さから、ここでデスクトップがトップになるかと思ったけれど、ノートが5割を超えており、デスクトップは4割程度。
やはり物としては有るけれど使っていないデスクトップが混ざっておりましょう。3年前から押入れに突っ込んでいるとかでも所有になる為。
今度はタブレットとその他も含めた割合。2013年のみ。
サンプル12,782名なのでタブレットPCをメインPCとして使っている人は約167人くらい。関係無いけれど私の使用頻度を体感で表すと。
- デスクトップPC1・・80% ※今これを買いているメインPC
- デスクトップPC2・・30% ※事務仕事手伝い用の他人PC
- iPod Touch(WiFi)・・10% ※iPhone5の電話無し版
- タブレットPC(3G)・・1% ※旧カーナビ代わり、今は用途無し
家と外、仕事(やゲーム)と遊び、のような違いでしょうな。
最近は時々就寝前の数分くらいiPod~で無料漫画を読んでおります。タブレットは重く腕が疲れる。
パソコンの購入予定は減少するも、タブレット購入予定は5.8%
今後のパソコン購入予定。
この辺り↑の記載にて、第一回のみ「時期は未定~」の項目が有ったらしく、35.3%の水色は紫に置き換えてよろしいかと。
というわけで、2007年の「購入したいが未定」を59.7%とすると、4年後には41.1%、今年は35.6%と減り続けている事に。
灰色のはっきりと「購入予定は無い」も増えており、2007年から2013年までを単純に割ると年2.8%くらい購入予定無しが増加しております。
ちなみに多少は影響していると思う事が当時のWindowsの種類。2007年は1月にVistaが発売され氷河期のファーストインパクト。2009年10月に7発売、2012年10月の8でセカンドインパクト。MEとかはもう忘れましょう。
もう一つ影響として考えられる事はCPU性能が上がり過ぎていると思われ、今ならCeleron程度でも大抵の事は快適にできてしまう為、パソコンが遅くなった、重くなったから買い換えるという人が減っているのかと。
ラストは「購入したいパソコンのタイプ」。
デスクトップ減少、ノートはほぼ維持しておりますが、タブレットPCが何と5.8%と爆増しております。前前年比すると驚きの446.15%。これは凄い。わけが無かろうと。
前年比で騒いで良い数値はパソコンのように成熟~衰退期に入っている物で、成長期に入っているのかさえ判らないタブレットPCで前年比祭りしているメディアは頭がおかしいと思う。
PC販売減少は大手メディアも「Windows 8」が原因と言え(まとめ)
先日、とある大手家電のPCコーナーへ行った際、何となく富士通のFMVでタッチパネル搭載のWindows8ノートを触り愕然。
お触りタイル(モダンUI、スタート画面)の方では無く、「デスクトップ」へ行きショートカットアイコンをタッチ。するとアイコンの左上にチェックマークが付くだけで何も起こらず、ダブルタップしても起動せず。
店頭展示機なので何か設定が変わっているのかも知れないけれど、呆然として立ち去った次第。タッチ操作になると、お触りタイルどころかデスクトップ画面でさえ(私には)操作出来なくなっておりました。
ちなみに「店頭展示PC用シャットダウン」というショートカットがデスクトップ画面に作られており、少し笑った。
見出しのように、私が日記ブログで「8が原因と言え」と独り言を書けど意味が無いけれど、8を叩いて消費者やマイクロソフトへ氷河期になっていると気付かせなければWindowsは本当に7で終わってしまうかも知れない。
マイクロソフトがどうなろうと知った事では無いけれど、7のサポートが終了する2020年頃に全部Macへ買い替えは、ただでさえ高いMac代以外にも散財する事になり怖い。
以上、おまけとしてマイボイスコムの調査へ2つ突っ込んでおくと、板PCをタブレットパソコンというならスマホもパソコンになってしまう為、スマホも入れるべきでしょう。iPod Touchはタブレットかスマホか。
スマホなら元からパソコンが必要無かった人が代用とし始めており、PC販売数の減少に関わっているはず。私のてきとうな予想では、スマホ所有率や主利用は10~30%くらい占めるはず。
もう一つ気になったのでケチを付けると、タブレットPCを主利用としているユーザはアンケートの入力とか面倒な操作はしない人が多いと思うので、マイボイスコムの調査に参加していない割合が高いと思う。
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