高くなりすぎた感あるメモリとSSD。
SSDは最安当時の1.3倍くらい、メモリは2倍近くまで高騰しており、気軽にメモリを盛りまくるとか容量大きめなSSDに手が出しにくくなってしまった。まだ値上がり続けているらしいけれど本当なのか。
まあ本当なので適当に見て参りましょう。
メモリとSSD価格は値上がり?高止まり?
毎月恒例の相場チェック記事が上がっております。
メモリは全面的続騰、8GB×2枚1万8千円前後に上昇-AKIBA PC Hotline!
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/price/monthly_repo/1093902.html
約2ヶ月前の9月頃は1GBあたり1千円を少し上回った程度には値上がりしていたところ、2ヶ月後の今はGB単価1,125円前後まで上昇しているらしい。
デスクトップPC用のDDR4だけでは無く、ノート用のSODIMMも、DDR3も前月と比較し軒並み値上がりしているとのこと。
SSDはと言えばRAM(メモリ)ほどでは無く、値上がりしている物もあれば下がっていたり価格差0円もあるようで、問題はメモリが上がり止まらない。
これらは自作PCに限らず完成品にも影響。
メモリの価格数百円差で完成品PCがいきなり値上がる事は無いにしても、長い目で見ると仕入原価が上がれば販売価格も上げねばならず、モデルチェンジと称してこっそりほんのり値上げはあるある。
逆にPC本体価格は据え置きでモデルチェンジし、メモリ8GB標準の機種がひっそり4GB標準へ変更とかあるかも知れない。
ネット通販のメモリとSSDの価格
ここからは自作や自力での増設をしない人には関係無い、ネット通販で単品を購入する人用。時々チェックしておけば、いざ自作し直す際にSSD交換とかメモリ増設の時にビビらなくて済みそう。
相場のソースは価格コム。
【価格.com】パソコン | 通販・価格比較・製品情報
http://kakaku.com/pc/
これを書いている現在の1ドルは112円くらい。
メモリとSSD以外は値上がりしていないどころかPCパーツの宿命とも言える値下がりしているので安心してスルー。
メモリ値上がりしている?
関係無いけれど1位の価格があからさまにおかしい。
4GBx1の間違いなのか、価格設定を間違えているのか見て来たところ、エディオンがやらかしておりもちろん完売。在庫あるなら10セット買ってヤフオクへ放流し、12月購入予定のキーボード代に充てようと企んでみたが残念。
というわけで1位はスルーし、2位のコルセアは秋葉原相場と同じく8GBx2枚で1.9万円前後。2ヶ月前は1.6万円くらいだったので確かに続騰。
ところがその下、クロックを落とせば同じ容量のDDR4が1.7万円くらい。更に同等の性能な4位のcrucialなら1.6万円なので値上がりしていない物もアリ。
比較的息が長く人気もある2位のメモリの価格推移。
いや、やはり値上がりし続けておりますな。特に11月20~27にかけての値上がり幅2千円はデカい。
9月頃から階段状に上がっているという事は在庫が足りていないのか。実際、NANDフラッシュメモリ不足が高騰の原因なのでまだ上がりそう。
9位のCFD製品も似た形のグラフ。
昨年の夏が底値、そこから2倍以上へと高騰。
DDR3はどうなのか、エディオンが値下げテロしているのでその製品はスルーし、30位のこれで。
DDR4ほどでは無いにしても値上がりし続けております。
今、ランキングを見ていて気付いた。手持ちのPCがDDR3のSDRAM・SODIMM問わず、もしそうならDDR3自体がランキングから消え始めているので不足していたり予備が無いなら今の内かも知れない。
ランキング圏外にも在庫あるショップは存在するものの、店舗数が少ないので最安でも少々高めな場合が多い。
SSDも2ヶ月前より値上がり?
250GBが1万円切れるくらい、500GBになると1.6万円前後が当たり前になってしまった印象があるので、ここ2ヶ月で値上がりしているようには見えず。
ロングセラーなSanDisk製品、SSDランキング3位の480GB。
やはりSSDも昨年夏が底値でしたな。
このSSDは発売当初から割安感があったので値下がり率-13.3%(+13.3%値上がり)は当然のような感覚。今年に入り上下はしているものの、年初と現在そう変わらず。
同じくSanDisk、4位の240GB。
こちらはやや遅れて2月頃からの高騰。そこから3月で高止まりした後は現在も似たような価格で推移しております。
ラストはメーカーを変え、やはり息の長めなサムスン製品。
むしろ値が下がっている件。
とはいえどもやはり昨年の夏ほどではなく、10月から一時的に最安が1.8万円切りしているのかも知れない。容量的にいえばこのくらいの価格が妥当でしょう。
以上。メモリは続騰、SSDは年初からそう代わり映えしない。
次回底値でメモリとSSDを大容量にするべきか
基本は必要な時に必要な分だけ、が一般的かつ正しい考え方だと思うので価格がいくらになろうと関係無し。
私を例にするとメモリ8GBオーバーは差が体感できないので無駄、SSDは500GBあれば充分なので大容量は無駄。
ところがメインPCのSSDはいまだに256GBが搭載されており500GBクラスにはなっておらず、なぜかは事務用のサブ機に載せていたSSDが不調になり、メインPC交換用として在庫していた512GBを使ってしまった。
そうなるとメイン用に再び500GB級を買うかと言えば、高騰している今はもう買う気がしない。当時1.2万円が今は1.6万円。大差無いと思うかも知れないけれど、現行SSDの256GBは正常品、256で1.2万の感覚が抜けないので手も足も金も出ない。
では安い時に1本ストックしておけば良いかといえばそれもまた無駄になる可能性。SATA2が3になったようにSATA3からNVMeになって来ている今、旧モデルSSDを持っておくと時の流れで価値が下がり結局は安いとはいえなくなってしまう。
個人的にはこう思うので動けない。
- SATA3・・・今更?
- M.2のNVMe・・・手を出せる機種もあるが発熱が問題
- PCI-Express直挿し・・・まだ価格が高すぎて笑えもしない
とはいえ、PCIe系は本当にSATA3以上の速度が必要なのか?体感できるほどの差はあるのか?とか考えてしまう。
今が必要な時なのか判らないので困る。
>M.2のM.2のNVMe・・・手を出せる機種もあるが発熱が問題
発熱は気にしなくてもいいと思います。
NVMeのSSD搭載のノートパソコンもあるので発熱しても大丈夫だと思います。
心配なら念のためSSD用のヒートシンクがあるので取り付ければいいです。
私は買えるものではなく買いたいものを買う性格なため、あまり価格は重視しません。特に「買いたくて必要なもの」ならば、価格を理由に買わない手は無し。
無い袖は振れないため、金が無いなら買いませんけれど。
>GB単価1,125円前後まで上昇しているらしい。
一時期は薄利多売にも程があると思えるくらい激安でしたから、これくらいの価格だとむしろ安心感があります。GB単価1,000円を切るモデルは価格重視、GB単価1,300円くらいだと速度や冷却性を重視したクラス、といった区別ができそう。
>9位のCFD製品も似た形のグラフ。
初値が12,780円で現在18,580円とは、なかなかの値上がり。なるべく安くPCを組みたい方には少し痛いやも。
>ラストはメーカーを変え、やはり息の長めなサムスン製品。
16GBのメモリより500GBのSSDが安いとは面白い。
>SATA3・・・今更?
どうせ速度差は体感できないのですから、私なら「マザーボードにM.2のスロットがあればM.2のSSDで。無いならSATAでOK」です。個人的には全ストレージ容量は8TB(半分はデータ用、残り半分はバックアップ用)くらい欲しいですが、2~3TBのストレージを複数で用途により分けたいため、SATAのスロットを埋めないM.2は重宝しそう。