結論から言うと可能。
但しゲームによるという当たり前な話ではあるものの、パソコンでゲームしない家庭用ゲーマーならば意味がわからないやも知れず。PCゲームでの「Windows対応」は「PS4用」とは少々意味が違う。
元ネタから参りましょう。
グラボ非搭載PCがどのくらいゲームに向かないか
>>1より。
- インテル Core i7-8565U プロセッサー
- 16GB メモリ
- 1TB SSD
グラボなくてもいける?
メモリとSSDはどうでも良いとして、CPUの詳細を。後で私のメインなデスクトップPCも登場するのでそのCPUも添えて。
- Core i7-8565U(1.8-4.6GHz、4コア/8スレ、Intel UHD Graphics 620)
- Xeon E3-1226 v3(3.3-3.7GHz、4コア/4スレ、Intel HD Graphics P4600)
数字がデカいので下段の私のPCの方が上に見えるけれどそうではなく、Xeonは第4世代のCore i5程度に対して>>1のノートは第8世代のCore i7であり、グラフィック性能もノートながらこちらの方が上。
CPUのリリース時期でいうと4年の差がございます。
グラボなしの場合は性能どう見るのか?
グラボ無いならCPUに内蔵されているGPUが描画するのでその性能となり、上記2種類のグラフィック性能がどのくらいか、PassMarkスコアを基準にすると以下の通り。数値はもちろん高い方が良い。
- GeForce RTX 2070 14,680
- GeForce GTX 1650 7,810
- Radeon HD 6670 1,061
- Intel UHD Graphics 620 1,059 ※>>1のノート
- Intel HD P4600/P4700 671 ※私のメインPC
- GeForce GT 430 661
1はコスパも少し考えた人気の高性能グラボ。2はゲームするなら今どき最低限このくらいは必要と思われる中の下か下の上くらいに位置するグラボ。
3は3画面出力したいがため私が購入した8年くらい前に発売された当時8千円くらいのモノで、6も私が所有しているGPU非内蔵CPU用の映像出力用なためだけに6千円くらいで購入したで9年くらい前のグラボ。
3と6はいずれもゲーム目的ではなく映像出力目的で購入されるレベルのグラボであり、>>1のノートと私のメインPCはそれぞれのグラボと同等の性能。
8~9年前当時もそれぞれゲーム用ではなく、内蔵GPUがどのくらいゲームに向いていないかよくわかるかと。
PCゲームを家庭用ゲーム機に置き換えると?
PS4(プレイステーション4)とWindows PCを比較してみましょうか。
PS4のような家庭用ゲーム機はリビジョンで細かな違いがあるとしても基本的にCPUやグラフィックとかメモリなどは仕様がほぼ統一されているため、ゲーム作る側はその仕様に合わせて開発されており、PS4対応なら必ず普通に動く。
対してPCゲームはユーザによりCPUなどあらゆる部品が違うところがPS4などとの違いで、ゲーム作る側はWindows PCで動作はするけれど快適に動作する仕様は開発側が決めるので、遊びたいならゲームに合わせてどうぞになる。
なので最新の高性能パーツで固められたWindows PCでも、ゲーム側の要求がそれを超えていたならゲーム側の描画などが最高設定では厳しいこともあるのがPCゲーム。
非ゲーミングなグラボなしノートでゲームできる?
ハードウェア(パソコン)側とソフトウェア(ゲーム)側、2つを合わせて見て行きましょうか。4段階。
私のSteamアカウント内からゲームを取り出して参ります。さり気なくオススメのゲームを割と厳選しつつで。
1.低性能PCでも遊べる超軽いゲームもある
ゲームする際のCPU性能の見方としてはクロックの数値を重視すると良く、上で書いた2つのCPUをもう一度。
- Core i7-8565U(1.8-4.6GHz、4C/8T、Intel UHD~620)
- Xeon E3-1226 v3(3.3-3.7GHz、4C/4T、Intel HD~P4600)
>>1のノートは文句ない高性能で、定格1.8GHzは低めながらコア数必要とするゲームは軽いゲームでは皆無なので余裕。1コア動作ならば最大4.6GHz出るとかノートなのに凄すぎるレベル。私のPCの方も3GHz超えているので余裕。
具体的な境界線というものはないけれど、個人的にはゲームするなら2GHz前後以上、2GHz未満は厳しく2.5GHz超えが妥当と感じております。
クロック求めないクソ軽い名作ゲームは存在しており、140おすすめ。
最低:
- OS: Windows XP
- プロセッサー: 1.5 Ghz
- メモリー: 1 GB RAM
- DirectX: Version 9.0c
- ストレージ: 100 MB 利用可能
source:Steam:140
WindowsがXPなので20年前のパソコンでも動くはず。CPUは1.5GHzでOK、メモリ1GBもナメすぎた要件、DirectX 9.0cはXP時代のバージョン、ストレージ100MBは0.1GBのこと。
リンク先のスクリーンショットを見て「ええ・・・」と思ったならばゲームの面白さを理解されていない可能性。見た目Flashゲームでもありそうなレベルなので500円は高い。-90%セールならアリ。
このようなソリティアやマインスイーパー並のゲームならそりゃ動く。
2.グラボなしでも問題なく遊べるパターン
ここからはCPUクロック1.5GHzとかメモリ1GBでは少々どうかと思われるレベルながら、システム要件は推奨の方でさえこの程度なので多くのPCで余裕なはず。
推奨:
- OS: Windows 7
- プロセッサー: 2 Ghz
- メモリー: 2 GB RAM
- グラフィック: 1 GB (with Pixel Shader support)
- ストレージ: 200 MB 利用可能
画像はスーパーファミコン並な2D縦横スクロールのアクションゲーム。
もう一つ、こちらはグラフィック結構きれいな割にハードル低い。
最低:
- 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
- OS: Windows 7 or above (64-bit Operating System Required)
- プロセッサー: 2.0 GHz or better
- メモリー: 4 GB RAM
- グラフィック: Intel HD 520;1G or higher
- DirectX: Version 11
- ストレージ: 1200 MB 利用可能
source:Steam :The Vagrant
>>1のノートでも余裕で動く、実際私のメインPCでも普通に行けた。
>>1のノートや私のメインPCの場合は、CPUクロックが3GHz以上出る、メモリは8~16GB、なのでたいていのゲームのCPUやメモリの要件は推奨レベルをクリアしているはずで、そういうパソコンならばグラフィックの行だけ見ておけばOK。
実際に私がそうで、推奨の方ならここしか見ない。
グラフィック: Nvidia GTX 750 / AMD R7 260X or better ; 2G or higher
最低はとりあえず動きはする、推奨は「このくらいあれば普通以上に遊べる」として、上記ならばGTX 750が少々引っかかるけれど設定で描画を落とせば行けるだろうと何となくわかる。
3DゲームでもXP時代の古いやつなら大丈夫そうな例。
Graphics: 1GB Video RAM GPU w/ Shader Model 4.0 support. NVIDIA GeForce GTX 400 series or better. ATI Radeon HD5000 series or better
source:Steam:Saints Row: The Third
書き忘れていた、私はインディゲーマーであると同時にバカゲーハンターでもあるのでオススメの意味が違うなら失礼、と後出ししておく。
3.グラボなしでも何とかなるゲームの場合
ここからハードルは少し上がり、ベヨネッタを例として。
推奨:
- OS: Windows 7 / 8 (8.1)/ 10
- プロセッサー: Core i5 4460
- メモリー: 8 GB RAM
- グラフィック: Radeon HD7870 / Geforce GTX 760 or more (VRAM 2GB or more)
source:Steam:Bayonetta
システム要件「推奨」のCPUはギリでクリア。Xeon E3 1226 v3がこの辺りと同等、>>1のCore i7なら余裕で超えており、メモリ8GBも私のメインPCではギリ。
問題はやはりグラフィックの行、ながらHD7870またはGTX 760程度ならばグラボなしの内蔵GPUでも行けるはず。
但しボトルネックはVRAM 2GB orもっとの部分と思われ、CPU内蔵GPUの場合はメインメモリをVRAMとして使うためか、このVRAM容量が指定できず自動しかないためか、敵が5以上になるとカクカクとラグる始末。
結論からいうとできなかった。
source:グラボ無しの3Dゲーム用にVRAM容量を手動で変更
BIOS設定画面。
指定できる最大は512MB、Autoにすると自動なのだけれども、極端にいうとメモリ8GB搭載してVRAMに7.8GBとか使ってくれるとは到底思えず、何MB使ってくれているのか不明なまんま。
一応、利用可能は2GB近くあるものの専用は384MB。
利用可能ならば2GB近く使っていると信じたいけれど、ベヨネッタの設定画面を見る限りは1GBさえ行っていない気がする。
そして>>1がグラボ非搭載ノートでやりたいと申されていたこれ。
最低:
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 760 2GB/AMD Radeon HD 7970 3GB
推奨:
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 970 4GB/AMD Radeon RX 480 8GB
この程度ならば、>>1のノートなら最低を満たしていそうなので行けるはず。2chのおっさんらは無理だと言われているけれど、彼らは俺TUEEしたい傾向があるので真に受けてはならない。
問題は推奨のVRAM容量が8GBになっている点で、GTX 760クラスなら行けるとしても、もしかするとこのゲームもVRAM容量が重視される可能性があり、ギリで無理がある、カクカクとラグる可能性はございます。
4.グラボなしではまともに動かないモノも
このくらいなら描画設定を最低近くまで落とせば大丈夫、かも知れない。
最低:
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 960 2GB / AMD Radeon R7 370 2GB
推奨:
- グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1060 3GB / AMD Radeon RX 580 4GB
私のスーパーテキトーすぎる脳内変換も参考まで。
- GTX 680≒770≒960≒1050
- GTX 1060≒970≒780≒690
十の位にご注目すればプラマイ10になっていることがわかる。1世代変われば十の位が1つ上下する、という何となくな目安。
結論:Steamならば返品前提で試せばOK
グラボなしで動くかどうかわからないなら、Steamならばとりあえず購入すれば良く、まともに動かなかったなら返品すればよろしい。
条件は2019年8月現在、プレイ2時間以内+申請まで2週間以内。
多くの日本人は、「相手に非があるわけではないのに返品、返金を求めるのは申し訳ない」と思うことでしょう。私もそう。
飲食店に置き換えると、思ったほど旨くなかったどころかマズかったなら?箸を付けた時点で金を払うが義務、文句を言わず仕方なく完食するか残すことかと。
しかしSteamは海外であり、欧米感覚では日本人の何倍も返品に対する罪悪感がないらしく、思っていたのと違ったと感じたなら問答無用で返品も普通らしい。
それを書店に置き換えると立ち読みで、さすがに読了まで立ち読みは泥棒すぎるものの、数ページ読み面白そうと感じたならば買えば良く、思っていたのと違ったならば棚に戻せば良い。
Steamはこちら、書店の方と思いましょう。
別にSteam(出版社)は試されても損はしない、開発者(筆者)も気に入らず2時間さえプレイされず返されるなら本望だろうし別に損はしない。更に気軽に返品できるならばユーザ(購入者)も損をしないトリプルなWinというやつ。
逆に「動かないだろうな」「あまり面白くなさそう」そう思いつつ試したところ普通に動いて思った以上に面白くてハマってしまい買ってしまい積んでしまうとこれまたトリプルWin。
Steamにログインした状態でメニューのサポート>ゲームを選ぶ>「思っていたのと違いました」>返金を受けたい>返金方法の選択。
自慢ではないけれど、私は過去数年で軽く20タイトル以上を返品しております。とりあえず動くかを立ち読み状態すればよろしいのがSteamの上手いところと思い堂々と返金を受けましょう。
今しがた18禁ゲームを返品したところ。バカゲーは好きでもクソゲーに払う金はございません。
もう1本。
なお、ブラックリストとかあっても私は責任取らない。
【衝撃的】ほとんどのゲームはグラボなしでも動く【おまけ】
俺TUEE主義者には残念なお知らせかも知れない。
私は一応ゲーマーを自称、する割になぜグラボ載せないか理由は3つで、そこまで真剣にゲームにハマる時間はないから、以外にグラボなしでも画質にこだわらなければだいたいのゲームは普通に動く。今のところ体感で9割以上。
そしてそれを体感体験している私に言わせると、ゲーム性の良し悪しとはあまり関係ない描画制度の高さに対して2万ならまだしも6万とか10万のグラボはありえないわけでございます。
グラボ外して解像度低めにして描画設定を最低まで落としてアサシンクリードオデッセイやってみれば割と普通にプレイできるとわかる。
確かに30fps切れたり高画質慣れしていると目に厳しいかも知れないけれど、 ゲームしているのか映像が見たいのか、どちらが優先かを考えると私はゲーム性100%近いのでグラボの必要性を感じない。
プロゲーマーなら必須、趣味なら必要、片手間なら要らないと思う。
>グラボ非搭載ノートでゲームは可能?
「スポーツタイプじゃない自転車で長距離移動は可能?」
「パワーラックやダンベルとか無くても筋トレは可能?」
「100円ショップで揃えた化粧品だけでメイクは可能?」
「電動じゃない普通の歯ブラシで綺麗に歯磨きは可能?」
「ユニクロだけで揃えたファッションでデートは可能?」
結論:ゲームによる
>Core i7-8565U(1.8-4.6GHz、4コア/8スレ
末尾Uですから省電力版とはいえ、最大クロックがエグいですね。私の「4コア4スレの3.10GHz」とか玩具レベル。
>PassMarkスコアを基準にすると以下の通り
私のGTX 750Tiは「3,762」だと。Max-QデザインのGTX 1050とか、R9 260といい勝負。
>PS4対応なら必ず普通に動く。
PS2時代は高負荷でフリーズするゲームをそこそこ見かけましたね。私の中で有名どころはヴァルキリープロファイル。ドラゴンドレッドのフリーズ確率は50%。
ニコニコ大百科|ヴァルキリープロファイルとは
https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB
>私のSteamアカウント内からゲームを取り出して参ります
私が持っている中で要求スペックが高いゲームは「Lawnmower Game」ですね。3Dゲーム。ジャンルは草刈り。広い庭で存分に芝刈りがしたいけれど金が無いからそんな広い庭がないぞ畜生、という方にオススメ。いくらでも芝刈りができます。芝刈り機に乗れる。それだけで広がるロマンに負けないくらい芝も広がっています。一面に広がる緑の芝。刈っても刈っても生えてくる緑の芝。刈り続けていると何のために芝刈りをしているのか、そもそもこの爺さんは何故ひとりで芝を刈っているのか、そもそも芝刈りとは何なのか、自問自答して無になれます。
Steam|Lawnmower Game
https://store.steampowered.com/app/658600/Lawnmower_Game/
要求スペック
最低:Core i5、8GB-RAM、GTX 960M
推奨:Core i7、16GB-RAM、GTX 1030
>推奨: NVIDIA GeForce GTX 970 4GB/AMD Radeon RX 480 8GB
ゲームの設定で解像度を1280×800くらいに落とせるなら、CPU内蔵GPUでも行けそう。FPS系のゲームで無いなら、見苦しくない程度に設定を落としてもプレイに影響は無いでしょうし。
>このくらいなら描画設定を最低近くまで落とせば大丈夫、かも知れない。
これPUBGとかフォートナイトとかと同じ100人単位のバトルロイヤルゲームですから、設定を落とすと楽しくプレイできませんよ(ゲーム名:PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)。遠くのモノが見えないだけで大幅に不利です。
このゲームに限らずFPSやそれに準ずる大人数対戦ゲームならば、あまり大胆に画質設定を落としてのゲームプレイは非推奨。本来は楽しいはずのゲームが、スペック不足でクソゲー化するのはもったいない。