OSのインストールをした事は有りますか?
という調査をアイシェアが公開しております。PC関連の調査は簡単にネタ化するため有難く、他の公開データと比較しサンプルが多く精度も高いと言えましょう。
みんな自分でしてるの?自宅PCのOSインストール | リサーチのrTYPE[アイシェア]
http://release.center.jp/2010/04/2001.html
n=814は自宅にパソコンを持っている人の数で、回答者の約95%となっております。
しかし問題はその後
パソコン利用歴については、
- 「5年未満」が1.4%
- 「5年~10年未満」が12.7%
- 「10年~15年未満」が37.8%
- 「15年以上」が 48.2%
となっており、長期利用者が多数。
使用歴が長いイコール初心者では無いとは言えませんが、初心者と言えそうなPC使用歴5年未満が1.4%と11人しかおらず、上のグラフ「OSをインストールした事が有る:9.1%」は1人です。
回答1人で9%、2人なら18%を他(5年以上)の率と比較した表は如何なものか。間違ってはいませんが、横に回答数が書かれていない為、グラフのみ見た人はまさか1名の回答とは思わないかも知れない。
OSインストールで苦戦した数値はもっと高い
15年以上パソコンを使っているようなPC変態は見なかった事にして、だいたい5年以上使っていれば4割の確率、10年以上なら7割程度でOSインストールをした事が有るようです。
Windows76.7%とMac11.5%は分けられており、私ならMacの存在を忘れているかと思いますが、どこまでを指してインストールと言っているかが残念ながら取られておらず。リカバリや再インストール含めてOSインストールとしましょう。3種類。
ハードディスクリカバリ
OEM(メーカーサポートの割安な)Windows、かつマイクロソフト様のライセンスに違反せず、第三者メーカーが構築したリカバリシステムをおそらくBIOSから書き換えてHDDリカバリする方法。
と書くとややこしいですな。
パソコンを起動した後のWindowsの起動前、画面が黒い内に特定のキーを押しておく、または連打する事でリカバリメニューが表示される最も簡単な方法。東芝のDynabookならノートンで有名なSymantecが入っておりました。
子どもにも出来る程の操作で、これが失敗するならイメージが壊れている=HDDの故障やその他ハードウェアの不良が疑われます。
メディアリカバリ
ハードディスクリカバリはHDDの端に普通ではアクセス出来ず見えない領域を隠しており、それを復元する事で工場出荷にします。そのイメージというファイルを丸ごとメディア(CDやDVD複数枚)に入れたものです。多くはCD(DVD)から起動するだけでHDDリカバリと同じ。
クリーンインストール
キラキラのWindowsメディアからインストールする方法で、フォーマットから領域確保、ドライブを選択してインストールという難解な工程から始まります。
おそらくアイシェア調査で苦戦したOSインストールはクリーンインストールを指しているのかと思われます。HDDやメディアリカバリが含まれるとしたら、この数値で苦戦した数はもっと多いかも知れない。
しかし、自分でOSをインストールしたものの、設定などが以前と同じようにいかず、困ったことが「ある」人は全体の45.6%
50%は超えると見ます。
私も良く判っていなかった頃、「ドライバーってプラスとかマイナスのやつ?」と思っていた当時ですが、音が出ない、解像度がおかしいなどを経験しました。
修理現場に居た事も同様の症状を訴えるユーザがおられ、やはり忘れやすいドライバは有るもので、体感ですがこれらが多かったと思います。
- チップセット・・・・マザーボードに載っている部品をWindowsが認識
- イーサネットコントローラ・・・・有線のLAN。速度が出なかったり。
- サウンド・・・・音が出ない。音質の設定を変更できないなど。
CPU、メモリ、HDD、光学ドライブは接続すれば認識はしますが、グラフィック機能など本来マザーボードに載っている機能は認識しなかったり、ドライバを入れたりアップデートしなければ本来の性能を発揮できない事があります。
新しいOS「乗り換える、乗り換えない」の具体的な理由
調査の数値より、こちらの方が面白い。
新OSが出たら乗り換えますか?より検討するという皆様
- 「新しい機能に興味がある」
- 「処理速度が速くなることに期待するから」
- 「旧OSのサポートが切れると困るから」
- 「仕事で使う かもしれないから」など
独自調査、Windows7の利用率(3月)ではWin7の伸びが悪く、その理由として上記に魅力を感じない事が有るのかと。
ここからは乗り換えない派な私の意見。
新しい機能とは言っても自動バックアップ以外には用途が限られるタッチ操作。その他でWindows7のここがすごいという納得行く話を聞いた事が無く。地デジ程ではありませんが、どこが良いのか説得力が無さ過ぎる。
処理速度は64bitなら一部の処理でXPより上かと思いますが、XPのサポートは2014年4月まで延長ありまだ丸4年使えます。仕事場がWindows7なら確かに自宅でも乗り換えた方が効率が良くなりそうですが、企業の方がXP以前のWindows多し。
乗り換えない派の皆様は
- 「必要性を感じないから」
- 「面倒だから」
- 「お金がかかるから」
- 「初期トラブルが落ち着いてから考えるので」
- 「パソコンのスペックが新OSに見合わないから」
- 「パソコンごと買い替えを検討するから」など
私は全部当てはまります。
Mac(Apple)を使っており新OSが出たら何かに期待して詳細など見ずにすぐ乗り換えるかも知れませんが、Vistaをやっちまった時からWindows(Microsoft)に期待出来ない。
今年からマイクロソフトがWin7普及を必死になると予想
昨年のOSアップグレードキャンペーン、Vista付で購入するとメーカーによっては無料アップグレードなど有りました。今年はまだ目立った動きは有りませんが、夏頃、遅くとも年末からマイクロソフトのWindpws7乗り換えは必死にならざるを得ません。
Windows 7 移行サービス | マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/windows/windows-7/netupgrade.mspx
条件は、XPのDSP版かつネットブック(ミニノート)というワケの判らない状態。
クレバリーが具体的に27800円と表記しており素晴らしい事ですが、メモリ2GBに上げて7のHomePremiumにその価値が有ると思っているのでしょうか。ネットブックを27800円程度で買った可能性も有り得ます。
この条件規制はマイクロソフト様の常套手段で、徐々に規制がゆるやかになり、気が付けばOEMだろうと普通のノートやデスクトップだろうと適用する可能性が有ります。もっと幅広く安くなるかも知れない。
使い方やシステムは違えど、今年はGoogleのクラウドとAppleのタブレット元年。
どこまで激しく競ってくれるのか、私ら消費者はニヤニヤし期待するのみです。
書き忘れる所でしたが私の予想は高確率で外れます。
その昔、厨二病をこじらせていた学生当時、その頃PCユーザーはまだ少なく、「卒業制作にPC使ってる俺かっけーーーーー」等と、私的黒歴史を重ねていたところ、作品提出期限の2週間前にOSが逝ってリカバリしたのはいい思い出。
もうね、あの時の「あぁ、これは詰んだな」感は異常、おかげで厨二病卒業できたっていうw
ほんとバックアップは大事です(キリッ
私もヒツジ先輩同様、OSに限らず端末も用が足りてれば買い換えない派ですが、仮に今現用のアンティークPrescott機が壊れて、仕方なく端末を新調するなら普通にwindows7入れます。
いくらかたくなに乗り換えないと言っても、今端末ごとで買うのだったら普通にwindows7、わざわざXPにダウングレードして買うなんてことはまずやらんです。
そら、普通に考えて当たり前だろーよと思われるかも知れませんが、XP厨的に考えて、無いとは言えないw
PC丸ごと買い替えならWin7ですな。
面倒だからXPでも7でも良いだろうと。
Win2000とXPからだったと記憶しておりますが、ドライバの入れ易さや自動認識(プラグアンドプレイ)が更に進化していると妄想しつつWindows7には見ていない部分への期待が有ります。
環境どころか性格まで『酔って自演したか?』と思える程似ておられるためTakaQさん、ブログ書いた方が良い。個人的に面白過ぎる(笑)
「光学ドライブは接続すれば認識・・・」
昔は起動用FDDからゴニョゴニョしないと認識しなかったような。
それどころか、大量のFDDからOSをインストールした記憶もあります。
そのせいか、今でもFDDは必ず乗せます。
光学ドライブからブートできるようになったのは、98SEぐらいからだったでしょうか。(記憶が定かでは・・・)
評判の悪いVISTAですがインストールはXPより格段に楽になってました。
まあXPではOSが古くなって、OSが持っているドライバーが新しいハードに対応出来なかったという事かもしれませんが。
ちなみに私はVISTA-SE(7)は、様子見です。
現状VISTAで不自由有りませんから。