マウスの選び方2016。
友人のマウスが故障したらしく、症状はチャタリングでありもちろんロジクール。保証期間は過ぎていたので買い替えた方が早い、しかしどのように選ぶと良いか分からないとの事なので助言する次第。
マウスの買い方と選び方。
持ち方や疲れ方で変わる自分に合うマウスの選び方
マウスの選び方記事は以前にも書いたけれど、今回は手が小さめで力の弱い女性向けで解説するので、解像度やその切り替えのような難しい話は省略。
1.選択肢は価格コムやAmazon
何から調べどこから入ると良いかの目安としては、価格コムとAmazonの人気ランキングがおすすめ。女性に人気と言われる楽天市場は、メールばらまいてランキング操作するので信用ならず非推奨。
Amazonのマウスの人気順はこちら。リンクは画像の下。
source:Amazon.co.jp 売れ筋ランキング: マウス の中で最も人気のある商品です
激安品が人気のようですな。
Amazonはトラックボールが別カテゴリになっているので、トラックボールも見るならば左のリンクから行ける仕様。
価格コムはこちら。
source:価格.com - マウス 人気売れ筋ランキング
比較的安い物が多いけれどAmazonほどでは無し。
利用する客層として、Amazonは一般ネット通販ユーザが多いと思われるに対し、価格コムは自作PCユーザの割合が多めならば、ややマニア寄りな選択になっているのだと思う。
どちらを信じるかはアナタ次第という事で、私は価格コムから探す事にしております。マウスの安い高いの分け方を私の金銭感覚にて。
- 1千円以下・・・激安
- 1~3千円・・・安物
- 3~6千円・・・やや高め
- 6~9千円・・・高級品
- 9千円以上・・・おそらくゲーマー向け
数百円だから故障し易いというものでは無く、機能や性能の差が大きいのだろうと解釈しましょう。
時々、ネット見る程度に使うならば安物でも支障無いだろうし、ゲーマーならばマクロ(自動操作プログラム)を設定したボタンが10個くらい付いているとかの違い。
ブログ書く程度でしかPC使わない私がゲーマー向けの高機能マウスを使えども宝の持ち腐れ、但し激安品では頼りないし長時間使うには適していないだろう、という感じ。
価格では無く、用途を考えて性能を見て予算を考える点ではパソコン選びと同じだけれども、マウスは直接手で操作する物なので、性能以外に大きさなども変わるところが違う。
2.持ち方違えばマウスも変わる
多くの人がこのようなマウスの持ち方をしているという画像。
source:The Ultimate Guide to Buying a Computer Mouse - Logical Increments Blog
日本語に直しましょう。
- Palm Glip・・・かぶせ持ち
- Claw Glip・・・爪立て持ち(つかみ持ち)
- Fingertip Grip・・・つまみ持ち
かぶせ持ちはマウス全体を覆い、手のひら全体がマウスに密着するに近い持ち方。爪立て~は、かぶせ~より指先が立つので手のひら中央辺りが浮き、つまみ~は指でしか掴んでいないので手のひらはマウスにくっついておりません。
手元に普通の大きさのマウスがあるならかぶせ持ちしてみましょう。そこから手のひら中央を浮かせると爪立て持ちになるので、マウスが大きい場合は持ちにくく、平たくても操作しづらい事が何となく判るかも知れない。
つまみ持ちはクリックやホイール付近を持つので、高さがある方が良く、幅が広いマウスの場合はやや厳しくなるかと。
- かぶせ・・・大きめ
- 爪立て・・・やや高め
- つまみ・・・高めで幅の狭い物
マウスのサイズはどこを見るかは、Amazonならば商品ページに書かれている事があり、価格コムの場合は商品単ページに「スペック詳細」という小さなボタンがあるのでそこへ。
現物が無ければ中々分かりにくいので、種類が多く無くとも良いなら家電店などでフィッティングした方が良いかも知れませんな。
このように電池と並べてあると分かり易いけれど、比較出来るような画像での提案が滅多に無いのはどうにかして欲しい。
source:サンワサプライのレーザーマウス400-MA062(R)レビュー - BTOパソコン.jp
このマウスはご覧の通りクソでかいのでかぶせ持ち用。爪立てまでは行けるだろうとしても、つまみ持ちするには無理がありそう。
3.形状に加え重量は結構重要
幅や高さ以外に重要と思うところは重さ。
好みの重量は人それぞれ、用途により変わると思われ、腕力や握力も関係していそうですな。私は軽ければ軽い方が良い派なので上記84gでも普通くらいで若干重いと感じるはず。
注意する事は上のように84gと書かれている場合、それは電池込なのか、ケーブルも含めた合計の重量なのかで本体の重さが違うところ。
上のマウスはロジクールの「Wireless Mouse M235」という型番であり、検索すると公式ページがヒット。84gは電池込なので、ロジクール製品のグラム表示は全て電池込だろうと予想出来る。
私は軽い派大きめのかぶせ持ち。所有しているマウスの中で最もクソだと思うマウスはAppleのマジックマウス。
このマウスの素晴らしいというか凄まじいところは設計。何とクリック1つしか物理的な機能が無い、他を全て排除したシンプルさ。
どのように操作するかは、画像左を押すとクリック、左上付近を押すと右クリック、中央を指でなでるとホイール、その他ジェスチャなど多彩な操作が可能なものの、この薄さで実測106gもあるという馬鹿なデザイン。
source:Magic Mouse 2 - Apple(日本)
薄く重いので持ち上げにくく、かぶせ持ちすると疲れる。爪立て、つまみは物理ボタンが1つなので誤クリックしてしまうし、表面のセンサーに触れると誤操作。
相変わらず信者は絶賛しているけれどレビューはアテにならない、「見せてもらおうか、Apple製品の素晴らしさを」と調子に乗り、KIYOMIZUテンプルからダイブしたところ全身を強く打って死亡。
このように高額、多機能、高評価、見た良し、一流メーカー、なのに製品は自分に合わないという状況はマウスあるある。
大きさと同じくらい重量も重要なので、自分の握力と持ち方に合わせた物を厳選するべし。
4.有線と無線の昔と今の違い
古くから無線マウスを知っているなら、ワイヤレスマウスに対し以下のような悪い印象があるかも知れない。
- 電池の持ちが悪い
- 途切れる事がある
- 動作が遅延する
電池についてはメーカーや機種により違い、上で貼ったサンワサプライの赤いデカいマウスは35日でエネループ2本が消耗するという燃費の悪さ。
それに対し、今私の手元にあるロジクールのM510マウスとM570トラックボールは、電池1本で1年以上も使えております。毎日6時間はトラックボール使っているので、使用頻度低い短い人なら3年保証切れるまで電池交換不要な可能性。
電波が途切れるなら、デスクトップPCの背面にレシーバーを挿しており障害物がある為と思われるので、前に挿したくないならUSBの延長を買えばよろしいかと。
source:ヨドバシ.com - GROOVY グルービー GM-UH015F [USB延長ケーブル 30cm]
検索キーワードは、「USB フレキシブル 延長」で似た物が出るはず。ケーブル部分が針金のように曲がり固定できるので、背面USB端子にレシーバーを直接付けずにフレキをアンテナ状に折り曲げて障害物を避け感度を上げる。
遅延についてはマウスでは私は経験した事が無く、キーボードならばBluetooth接続の物がAndroid端末で遅延しまくった(キー押して0.2~0.7秒くらい遅れて入力される)ので、Bluetoothは避けております。経験上、ロジクール、エレコム、サンワサプライのレシーバーは大丈夫、他は知らない。
有線はUSB接続ならば昔より良くなっており、Windowsが起動する前から使えるとか進化し、対してPS/2端子は廃れて行く運命。
source:ASRock > Z97 Extreme6
左上の紫/緑の端子1本がキーボードとマウス併用となっており、もちろん同時には挿せない。しかし、今時PS/2端子用のマウスとか見ないので気にしなくて良さそう。
5.ロジクール製が圧倒的人気
価格コムのマウスのページを下へスクロールすると、メーカーの人気ランキングのようなグラフがございます。
ロジクールが圧倒的人気を誇っており、5人中2人近くがロジクール。
私ももれなくロジクールであり、手元のトラックボールとマウス以外、誰かに貸す用の予備としてロジクールの安いマウスを所有。
なぜ人気なのか、理由は以下の通りだと思う。
- 安い割に手に馴染む物多し
- 安物から高級品まで種類が豊富
- 保証期間が1年以上で最長3年もある
- 無線式の電池のもちが良い
- サポートがネ申
グラフのバッファローとエレコムは安いので数が出ていると思われ、モノとしてはロジクールとマイクロソフトのマウスが使い易く高機能な物もある感じ。
保証はマウスにより違うけれど、私の所有するM510とM570はいずれも3年保証。一度買い替えたM570の買い替える前バージョンは3年間で7回も故障しており、全部で計7個のトラックボールをタダでもらっております。
「故障するならダメでは?」と思うならやめておけば良いのだけれども、この後に購入した後継のM570tは2年半でまだ1度しか故障しておらず、おそらくスイッチが改善されたのだと思うので多分大丈夫。
サポートの何が神かは、通常は保証書と領収証が必須、時には元払いで発送し、何日も待たされて・・・という流れになりそうなところ、ロジは領収証だけでもOK、無いなら納品日が判るメールのスクリーンショットでもOKという緩さ。
そして交換依頼したなら、まずロジから新品が送料ロジ持ちで送られて来て、それに同梱されている着払い伝票付き封筒で故障品を送り返すという、なぜそこまでするのか意味不明なアルティメット親切。
ロジ以外は大抵1年保証、エレコムやサンワサプライなどは平気で6ヶ月とか、「上海問屋かよ」とツッコミを入れたくなるほど短い場合がございます。
番外:直感を信じて選ぶ
色々書いたけれど、私はそこまで考えた事は無し。
- M570・・・トラックボールという物を使ってみたかった
- M510・・・当時価格コム1位、無線なのに安い(3千円)
- マジックマウス・・・見せてもらおうか(もういい
かぶせ持ちなら大きめ、爪立てかつまみなら小さめ、後は重量を見る程度として見た目の直感で選択しても良いかも知れない。
BTOパソコン購入時はマウスの有無に注意(おまけ)
これもマウスの選び方として書いておきましょう。
NECや富士通などでデスクトップPC、主にオールインワン(一体型)を購入したなら、必ずといえるほど自社ロゴの付いたキーボードとマウスが付属しております。
BTOパソコンでも付属しており、下の画像はパソコン工房。但し激安品。
と言いたいけれど、NECなどのマウスも高級なものでも無く、設計などを見るに行って2~3千くらいの物でしょう。
そしてBTOパソコンの場合はマウスなしが標準の場合も。下の画像はマウス(コンピューター)のカスタマイズ画面。
私が友人知人へBTOパソコンをいくつか提案した際、「外付キーボードはお持ち?」と聞く理由はこれ。
なぜキーボードのみ聞くかは、キーボードを持っているならマウスも持っているはずで、元がノートならばマウスはあれどもキーボード無いかも知れない為。
付属しているならそれを使えば良いのだけれども、そのオマケな激安マウスに少しでも不満を感じたなら新たに市販品を1個買いましょう。
昔々の有線式ボールマウスは構造が単純な為か故障しづらかった印象があるものの、現代版マウスは複雑なのか数年も経てば何かと故障してしまうもの。
予備として1個あれば安心、パソコン使えないからと近所の家電店で適当なマウスを本命として買うよりは、故障する前に吟味して購入しておく方が後々の事を考えるとよろしいかと。
また、標準でオマケマウス無しの場合でもPC普及率は7割超え。ノートがあるならマウスあるだろうから、1台予備として買ってしまいましょう。今使用中のマウスが気に入っているなら、それをもう1台予備としてもおかしくはございません。
世の中には自分に合うマウスを求め10台以上買い続けるマウス難民も存在しており、私のようなPC使用歴長い人間は予備のマウス何個あるのか分からないというPC変態も居ります。
メイン鼠:仕事用、自室用、予備の3個体制理想
廃盤のため自室用はすでに断線系不良(寿命)からチャタ系不良へスイッチ移植手術済みついでに外殻も交換してるのでもうどっちが生き残ったかわからんねフュージョン
※チャタ系は予備機の金型が粗かったのか使用開始直後から左クリックにガリつく違和感あり
その後やはりというか片当たりのせいでしょうと推測される短期間でお陀仏
(ゲームで連打かましてたしね
サブ鼠:自室ゲーム連打用(これぞゲーミング鼠)
連打でメイン鼠(廃盤)がやられた可能性があるので交代要員募集
採用職種
無線:3(静音:2)
有線:2(静音:1)
生存:1
Digio2 オプティカルホイールマウス PS/2変換アダプタ付 グリーン MUS-CKT49GN
無線部隊は全滅、有線静音も仕事のメール機用へ(メーカー付属品ホイールジャコデッカ君と交代)
無線部隊の一人が反応不安定だったのたしかに背面レシーバーだった(バレー部
メールにてタレコミ。
2chでの情報によると、ロジクールのサポートは最近は神では無いらしいとの事。タレコミくれた人は最近ロジサポ使っておらず、私も1年半くらい問い合わせていないので不明。
故障したなら試すけれど、あいにくというか運良く今回のM570tは長持ちしてくれております。もし情報をお持ちなら btopc.com@gmail.com まで。
>Amazonはトラックボールが別カテゴリになっている
中の人が詳しい方なのか、別個に扱っているのですよね。トラックボールは新製品がほとんと出ないため、ランキングに入る可能性が極めて低いことから、マウスと一緒にしても意味なしと考え、別カテゴリに分けているのやもしれませんが。
>マウスの安い高いの分け方
私はもう少し大雑把ですね。羅列するなら以下なイメージ。
激安……600円以下
普通……601~3,000円
高め……3,001~10,000円
激高……10,001円以上
激安が600円以下の理由は、値付けに「598円」辺りが多いため。ちなみにイヤホンだと、1,000円でも高いと感じる方が多い模様。
>多くの人がこのようなマウスの持ち方をしているという画像。
私はかぶせ持ちとつまみ持ちの中間ですね。付け根から指先まで、指全体をマウスに置きながら、手のひらは浮かせている状態。M570のような大きいトラックボールはかぶせ持ちですが、仕事用のマウスは中~小型のマウスを使います。
>家電店などでフィッティング
ヨドバシカメラとかケーズデンキとか、比較的に大型の店舗を持つ量販店なら、いくつか実機が置いてある所もありますね。秋葉原へ行ったなら、ヨドバシとソフマップとツクモexがお勧め。私はキーボードばかり見ていますが、マウスもそれなりに置いてあったはず。ツクモ本店へはほとんど行った事が無いため、そちらの内情は知らず。
>重量
ちなみにアルカリの単3電池は約24g、単4は約12g。エネループの単3は約27gで、単4は約13g。Proは単3が約30gで、単4が約13g(スタンダートと同じ)。liteは単3が約19gで、単4は約11g。単4の方はあまり差がありませんけれど、単3はそれなりに差がありますから、軽すぎてポインタの動きがピーキーになるとか、重すぎて手が疲れるとか不満があるなら、電池を交換してみるのも手。
>Wireless Mouse M235
公式サイトの宣伝文句「使いづらいタッチパッドはもう必要ありません」はなかなか挑戦的で良いと思いました。ネット価格より高めな家電量販店でも、1,200円あれば買える程度の実勢価格で嬉しいマウス。
ロジクール: Wireless Mouse M235、第2世代
http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/wireless-mouse-m235r
>予備として1個あれば安心
ちなみに無線マウスの場合、私のようにUSB子機を無くすとマウスがプラスチック製のゴミに変わるため、ロジクールのUnifyingは助かる模様。