SSDの値下がり推移10月版。
当記事は11月公開となっておりますがデータは10月31日時点。現在の価格をインテルを基準にすると、120GBが8千円を切り、240GBは1.4万円まで価格が下落。価格推移を見ると一旦止まっているような気配。
SSD価格の相場を適当に見て参りましょう。
インテル330シリーズ、120GBと240GBの価格が停滞
インテル330、120GBの発売時からの価格推移を価格コムより。ちなみに人気売筋ランキング1位の製品。
source:価格.com - インテル 330 Series SSDSC2CT120A3K5 価格推移グラフ
最安(赤い方)の推移は、10月上旬までは順調に値下っておりますが、中旬からやや上がり現在は安定。価格は約7600円。
そしてランキング2位になっていた、インテル330の240GBの推移がこちら。
source:価格.com - インテル 330 Series SSDSC2CT240A3K5 価格推移グラフ
9月までは値下がり、10月に入るとほぼ横ばい。120GBより更に安定した停滞具合と言えましょう。
容量単価については、120GBが7600円とすると240GBは15200円でもおかしくないところが13900円まで下がっており割安。
しかし売れている方は価格コムによると120GBなので、120GBで充分と考えるユーザが多いのか、SSDに1.4万円は高いと判断する人が多いかでしょうな。
この停滞が安定しているというには別の理由もございます。
インテルSSDは新製品の335シリーズが既に販売中
インテルは330シリーズの後継っぽい335シリーズを10月20日から販売解禁しており、既に10日以上が経過。
速度などを見ても公称値は330と変わらず。何が違うかはNANDフラッシュの製造プロセスで、25nmから20nmになったとの事。
インテルSSD 335発売、平面セル構造の20nm - Engadget
http://japanese.engadget.com/2012/10/30/ssd-335-20nm-mlc-nand/
nmの値が小さくなる意味は、簡単に言えば技術が上がり原価が下がり、小型化や同じ容積でも大容量や高性能が可能。
どこまで値下がりするか分からないけれど、未だに価格コムに登録されておらず、ドスパラを見ると約1.5万円。
差額は約千円。噂によると同容量の330と335では実測すると335の方が高速という話も有る割に目立たない新登場。
330シリーズの10月下旬の価格推移は335発売の影響が有ったとは見えず、おそらく330の240GBは、これ以上値下げすると利益が確保出来ないレベルまで来ているのでは無かろうかと。
335の方が製造コストが安いとするなら、330シリーズは335が大量に出回る前にショップは在庫処分しなければならないと思うけれど、その動きがございません。
というわけで一旦値下がりは止まったと思われ、待ち組の人は買い時なのやも知れませんな。
私を例にすると、当初は120GBにしようと思っていたけれど、ここまで来たなら240GB。今載せている起動ドライブのHDDは250GB。価格が問題と思っていたけれど、目押しして良い時期が来たようで。
秋葉原店頭調査も同様に停滞、HDDは以前の価格へ
やや古いけれど、インテル335発売前の秋葉原の店頭価格情報。
HDD/SSD最安値情報(調査日:2012年10月18日)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20121020/p_hdd.html
インテルSSD、330シリーズ120GBの推移を引かせて貰います。
レポート本文より引用。
SSDはブランドモデルに小幅な値下がりが見られる一方で、廉価モデルは小幅に値上がりしているものが多い。
小幅な値上がりは底値の可能性。インテルのみでは無く、6Gbpsの120~128GBという括りでの推移も掲載されております。
最安の5980円は限定セールでしょうか。120~128GB全体の相場は6月下旬から7千円弱で安定。
240~256GBクラスも8月頃から安定しており、約13千円弱。
インテルとか転送速度を細かくこだわらなければ、crucialなら128GBが6千円を切っていたりするので、RAID0とかで遊ぶなら手頃な価格。
HDD価格もタイ洪水前の相場へ
HDD価格が急騰した時期が1年前の今頃。当時、WesternDigitalの2TBが7千円を切れておりましたが一気に1万円以上、HGST製品は2万円近くまで高騰。
あれから価格は徐々に値下がり、現在の店頭価格は7千円以下へ。
通販の方ももちろん下がっております。
source:価格.com - ハードディスク・HDD(3.5インチ) 人気売れ筋ランキング
2TBが約7千円、3TBでも約1万円という安さ。
起動ドライブは240~250GBのSSD、必要ならデータは2TB以上のHDDを必要なだけ搭載、が現代の構成でしょうな。デスクトップなら。
換装は本当にその容量で良いか再考する時期(まとめ)
当ブログやPC関連ニュースサイトでSSDの価格が下がったとか新製品が安いなど話題にする事が有るけれど、一般PCユーザ向けとしての問題は性能(主に速度)より容量。
例として私の場合、毎日6時間くらいパソコンの前に張り付き、用途はブログを書くとかオフィスを少しいじる程度なので大容量ストレージは求めず。但し早めにHDDからSSDへ交換しなければ時間効率で損をしている事に。
具体的には、HDDなら6時間掛かる作業がSSDなら5時間になるとすると、30日間で30時間の無駄な時を過ごし、言い換えると寿命を削っているとも言えましょう。
逆に超ライトユーザで、PC利用頻度が1日1時間くらいで週2回しか触らず、用途がデジカメの画像や動画の保管整理、メール受送信程度ならHDDでも私より無駄な時間は少なめ。
しかし動画保存用に大容量が必要となればSSDはまだまだ高額。無理に今、240GBクラスを超える大容量SSDを購入する必要性は無いとも言えましょう。
PC関連ニュースは市場を賑わせる為、私はブログ更新用に仕方なくネタにしているだけなので、本当に今の価格でSSDが必要か、大容量ならまだ待った方が良くないか考えてみましょう。
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