未だ安いとは思えず容量は笑う程少ないSSD。
ハードディスクが安くなり過ぎSSDが高額に感じる事も大いに有りますが、同じ1万円出すなら40GBのSSDより2TBのHDD。とまでは言いませんが、未だセレブ御用達またはマニアの遊び道具。
インテルのSSDが本年Q4(10~12月頃)、新製品が出るようです。
最近良く使わせてもらう上田新聞殿よりインテルのSSDロードマップ流出情報。
PINUPS - 上田新聞 blog版: INTELの新しいSSDのラインアップ
http://nueda.main.jp/blog/archives/005122.html
3日後、Engadgetにも上がりました。解説はこちらの方が詳しい。
インテルX25-M SSDに25nm 600GB版、X25-EはMLCへ?
http://japanese.engadget.com/2010/08/15/2011-x25-m-ssd-25nm-600gb-x25-e-mlc/
Hardware-InfosよりインテルSSDのロードマップを画像で拝借。
Q2'10は2010年第二四半期(4~6月)、Q3は7~9月、Q4は10~12月。
現在はQ3'10にあたり、ロードマップによると10月から年末までに新型がリリース予定になっております。
6月頃にフロンティアがインテルらしきSSDを搭載したやたら安いPCを出してみたり、同月に2TBのHDDが安くなったと思えば160GBで速めなSSDが値下がって発売など有りましたが、特に前者はインテル様のSSD御発売用の布石だったのでしょうか。
SLCの価格下がらず、インテルも諦めたかMLCへ
外れる事で有名な私の予想では、MLC(マルチレベルセル)は書込による消耗が早く単純にSLC(シングルレベルセル)の1/2の寿命と考え、SSD買うならSLCだろうと夢のような事を言った記憶が有りますが、相変わらず一般向けでは無い超高額。
Engadgetの解説より。
またSLCタイプのフラッシュメモリを採用したエンタープライズ向けSSD X25-Eでは、来年Q1の " Lyndonville "から「エンタープライズグレード 25nm MLC」メモリ採用に切り替わり
X25-EはExtremeというインテルの中では最上クラスの意味で主流はX25-MというMainstream。エクストリームがMLCになってしまうという事は、コンシューマ(個人)向けにはMLCで行くと見えます。
他社もSSD発売しまくり当初はSLCが稀に見られたものの現在は全てと言って良い程MLCまみれ。寿命がどの程度かは未だ5年経たず理論データのみ。皆様、博打が好きなのかと思っておりましたが、ここまで値下がりすれば良いかも知れない。
HDD/SSD最安値情報(2010年8月7日版より)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100807/p_hdd.html
容量あたりで計算すると、SLCがMLCの4倍以上の価格となっており、取扱店や販売数が少ない為か中々値下がりせず上記の始末。
SLCは業務用という位置付で良さそうな気配有り。
SSDの人気ランキングとX25-M(80GB)の価格推移
今何が売れているか見るなら価格コムのSSDランキング。8月17日午前5時頃のデータとの事。ちょいと加工しております。
価格.com - SSD | 製品情報、価格比較、通販
http://kakaku.com/pc/ssd/
容量は赤を塗った箇所。40なら40GB、64は64GB。右端4位のSAMSUNG製128GBが28と表記されている以外は型番から容量が読めます。
現在、売れているSSDはcrucialが6月から売っている新製品。価格も安く速度が速い、SATA6Gbps対応となっておりインテルを抜いております。容量単価で見てもインテルより若干安めですな。
128GBも現実的な価格になっており、大容量とは言えぬものの、いずれもGBあたりの単価が揃って来ております。満足度2位のみSLCで他は全てMLC。
その他メーカーはPCWatchが毎週一覧にしており、秋葉現地価格を知りたい場合はこれが良さそうです。
【PC Watch】 CPU、HDD、メモリ相場情報(秋葉原 '10/8 第3週)(HDD) GPU内蔵のLGA1156 CPUが8千円割れ、DDR3メモリの下げ続く
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/market/20100817_387437.html
X25-M(80GB)の価格推移を1年前のデータよりグラフ化
数ヶ月前までランキングでトップになっていた、現在人気4位のインテルSSD80GB。ネグロックさんがRAIDで4台数珠繋ぎにした動画を思い出します。
価格コムのグラフは過去2ヶ月を表示するようですが、それ以上は数値で見る事が可能。残念ながら閃いてしまった為、エクセルを起動し嫌々作りました。ソースは以下。
価格.com - インテル X25-M SSDSA2MH080G2R5 価格変動履歴
http://kakaku.com/item/K0000046440/pricehistory/
しつこいですが最安価格のみ。平均はもっと高い。
約1年で26千円が21千円程度まで落ちており、先に上げたアキバPC watchの秋葉原ショップ価格情報では2万を切っている所も。
最安価格変動額の推移を別のグラフにて。
発売3ヶ月までは競っており、下げると売れる、売れると上げるの合戦場と化していたようですが、年末から年始にかけての約1ヶ月間でファーストインパクト。5月辺りから現在までにセカンドインパクトが見られます。
インテルの300や600GBという大容量SSDなど、価格がどうなるかによりますが、ロードマップが漏れた事で各機(店)エントリープラグごと排出しまくるやも知れませんな。書いている私も意味不明です。
価格comは推移の期間が弱い為、上の面グラフを価格コムのAPIとGoogleのAPIで表示させると神かも知れず。誰得かはもちろん私のみ。
折角データを拾ったのでX-25Mの最安に挑戦した勇者達を無駄に集計。
他店が価格を下げると自店を下げるという逆オークション状態で、最安になった数を表しております。EC-JOY、価格コムでは良く見ますな。BTOメーカーも健闘。
SSDの構造や特徴を難しい解説と共に図解
コンピューターワールドや東芝より、これは良い図解。
【解説】メインストリームへの躍進を続けるSSD - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/storage/188050.html
左、HDDは円盤が回転し棒が動いて内容を読み書きし、右のSSDはメモリのような部品で読み書き。回転しないのだからぶっ壊れる可能性が低いと。但しメモリやCPUが故障するように、ある日突然見えなくなる事も有りましょう。
HDDよりマシというか構造が違うのだから比較は出来ないという事で。
2ページ目に東芝が出した比較の図も有り。
転送速度は、これは実測でしょうか約5倍。シークタイム(HDDのヘッドがデータを探しに行く時間)はアームが無いのだからSSDは超速い。Windowsの起動時間はYouTubeなどで良く上がっていますが、東芝の計測では5秒も速い。
私のXPは35秒で起動完了しますがPentium4が無理をしているのでしょうか。
SSD価格の推移と予想、いつが買い時か?
Computerworldの内容は私がギリギリ解る程度に難しく、良く解らないならこの手の記事は最後のページに有りがちなまとめを読むとよろしいかと。
すぐに飛びつく前に「プラスされるスピード」が「マイナスされるストレージ容量」に見合うものかどうか、よく考える必要があるだろう。
その通りで、インテルの大容量や25nmなど技術的なレベルが上がったSSD発売により価格はどうなるか。
1GBあたりの単価を市場価格250円とすると、HDDの約50倍高額。
SSD(MLC)の300GBは7万5千円、600GBは15万円。これは現行のSSDで計算しているため最低でも75千や15万という意味ですが、最近のインテルはCPUで言うとデフレがブームのようで、技術は上がれど価格を維持する。インテル、てんぱってる。
見所は大容量というそこでは無く、新しい160GB、80GB、40GBの発売時の価格。これによって、1~2ヶ月遅れで現行品の処分が始まる可能性有り。ドスパラやツクモなど情報が速いのか敏感なのか、1ヶ月前から在庫処分の可能性も有り。
以上より、いつ買うか、買い替えや買い足しするかを考えると来年以降という事で、インテルの新SSDが出るまでに現在のSSDがどこまで値下がりしているかも関わりましょう。
判断は個人の価値観になる為、買いのラインを切ればという事ですな。
システムドライブとして使用するには、最低でも100GB以上欲しいのですが、
1万円になるまで買えません。(なるんやろか?)
小容量の物は安価であるようですが、何も考えずにソフトをCドライブにインストールする方なので、40や60GBではすぐ不足するのは目に見えていますし、ちまちま残容量を考えながら使うというのは、うっとうしい。
それに、OSのみ入れて起動だけ早くてもしょうがないし。
(起動を早くするだけならスタンバイで十分かと)
寿命ですがHDDでもクジ引きみたいなところがありますから、こっちは気にはなりません。
SSDに置くのは容量から見てOSとソフトだけになると思いますから、それならいつぶっ飛んでも修復は可能でしょう。
CrucialのRealSSD C300 は一時やたらと品切れしてたのが印象にのこってたんですが、なるほど一番売れてたのですね。
今どきのマザボはSATA6GbpsとかUSB3.0が普通に乗ってるようですので、せっかくSATA6Gbpsついてるならってことでシステムdiskにしてるのじゃなかろーか等と想像できます。
てか同じ状況なら私もそうすると思うしw
単体で355MB/秒出るとかsugeeeee、64GB1万円だったらちょっとマジメに考えるかもw
いや、オマイの場合先に915買い換えろって話なんですけどね。
根本的な疑問ですが、なぜSSDは軒並み2.5インチなのでしょうかね
マウンタを使えば3.5インチでも使えますが(というかそれが主流な使い方でしょうけれど)
>なぜSSDは軒並み2.5インチなのでしょう
3.5インチもあることはあるというか、存在していないわけではないのでしょうけれど、512GBで15万円超とか意味の分からない価格をしているところから単純に考えて
大きい分半導体素子というかセル数は多く、キャッシュもたくさん搭載できる
↓
大容量で速度も高速化できるが、鬼のように高額
↓
数が出ない
↓
値段が下がらない
↓
数が出ない
↓
値段が下がらない
↓
以下ループ
一方そのころ2.5インチ・・・
月に数百円単位で価格が下がり、容量も徐々に増大しそこそこ売れ出す
↓
SSDメーカの中の人
A「15万の一個売るより1.5万の10個売るほうが簡単じゃね?」
B「おまえ頭いいな」
C「天才あらわる」
↓
2.5インチ生産増
↓
さらに価格が下がる
↓
さらに売れる
↓
生産増
↓
また価格が下がる
↓
以下ループ
ってことなのではなかろうかと妄想しますw
> 通りすがりの偏屈者 さん
考え方がシンクロ率高し。
私も面倒だから飛んで良いデータはCドライブに突っ込む方で、一時期ジャンクのHGST(日立)120GBを入れて1年過ごした時期も有りました。壊れたけれど。
40GBが大容量の時代は2万でも普通であったものの価値観は変わり、120~500GBが普通に載っている現在ではSSDの大容量化、せめて250GB辺りまでと1万のラインでしょうな。2TBが9千円の衝撃はでかい。
> 庶民A さん、 TakaQ さん
私が考えた理由その1
自作やBTOに偏ると分からなくなるものですが、国内で売れているパソコン全体で言うとNECや富士通、DELLやHPも上位に居りますがナショナルブランド多し。彼らは3.5インチストレージが載るPCをほぼ作っておりません。量産には2.5インチや1.8が正道。
その2
HDDは密度は上がりプラッタ枚数やサイズという物理的な事が有りHDDは大有り。SSDはメモリが入っているようなもので現在のMLC(2ビット)かつ容量と価格でやるなら2.5インチが最適かつ売れる価格の限度。
TakaQさんの書かれた通り、空間を大きくして容量を増やしても売れなければ利益額は出ず次に行けない。3.5インチ使うようなオタクは勝手に枠を付けるなり5インチシャドウベイにすっ転がしておけという事でしょう。
250GBで1万切れば本気出す。
そこまで行けば寿命はどうでもよろしい。SSDも消耗品。
インテルとマイクロン、1セルに3ビットの記憶が可能なNANDフラッシュを発表 : ストレージ - Computerworld.jp
http://www.computerworld.jp/topics/storage/188930.html
>TakaQ さん
>ヒツジ先輩
確かに、3.5インチ用に作るとマニアックなセレブ御用達になりましょうか
3.5インチが載らないPCの方が多いことは存じませんでした
私は高速性や低発熱・省電力性より、静音性に魅力を感じています
128GBが1万円を切ったら買ってしまいそうです