9月4日14時頃、TWOTOPの通販が消滅。
秋葉原や日本橋の店舗はFaithと統合しBUY MOREへ。TWOTOPと名の付く店は、福岡と何故か仙台に有るけれど、今回通販が突然の終了。プレスリリース拡散と同時に終わってしまった為、やや驚いた。
何がどうなったのか適当に見て参りましょう。
TWOTOPの通販が2013年9月4日で終了
閉店当日、深夜のTWOTOP通販サイトのトップページがこちら。
画面上部にグローバルメニュー(デスクトップパソコン、ノートなどのリンク部分)は残っており、一見すると変わっていないように見えるけれど、通販は出来ない仕様へ変更済。
4日の15時頃に行ってみると、デスクトップパソコンをクリックするもTWOTOPとしてパソコンの販売はしておらず、ノートは売ってはいるものの、機種別で掲載されている画像をクリックするとパソコン工房の商品へ飛ぶようリンクされておりました。
「ゲームパソコン」のやっつけ仕事感が半端ない。
私個人のTWOTOPの印象は、生きていた頃のクレバリー並かそれより見づらく、仕様もPC初心者には難しく見える感じ。製品はパソコン工房とそう変わらず結構被っていたかと。
今年になり、Faithが高性能ゲームPCに特化、TWOTOPは株取引用やクリエイター向けの高性能PCに特化し始めていたけれど、上手く行かなかったのか。
並べるとこう。
- PC工房・・普通のノート、デスクトップ、ゲームPC
- Faith・・高性能ゲームPC
- TWOTOP・・トレーダー、クリエイター、ワークステーション仕様
- Good Will・・(パソコン工房と同じ)
同じ会社で通販サイトを持てば持つほど維持費が掛かるもの。TWOTOPは売上や経費に見合わないブランド力の低さという意味での通販終了かも知れない。
パソコン工房「Tuned by TWOTOP」で継続?
どこへ移ったかは、パソコン工房の通販サイトのメニューで「TWOTOPプロフェッショナル」として追加。
kabuパソをクリックして見ると、他のパソコン工房製品のように普通に販売中。
また、グローバルメニューの「TWOTOPプロフェッショナル」の右には「TWOTOPクリエイター」も有り行ってみると、Quadro(主に3Dデザイン用のビデオカード)搭載PCが9種類並んでおりました。
今までのパソコン工房には無かった特殊なPCが揃ったと言えば良いように聞こえるけれど、TWOTOPを切り捨てたという事には変わり無し。
次はズバリ「Tuned by Faith」と推測(まとめ)
少しBTOメーカーの組織の事を知っている変態なら予想すると思うけれど、こうなるとFaithも危ないのでは無かろうかと。
ユニットコムのIRニュースより、2013年3月決算前に大規模な減資のお知らせ。
株式会社ユニットコム(中略)は、資本金の額7 億 5031 万5033 円を6 億5231 万5033 円無償減資し、9800 万円としましたのでお知らせします。
source:IRニュース - 株式会社ユニットコム
目的は2つ有ると思われ、資本金1億円を切る事で様々な節税効果。もう一つは単純に事業の縮小や赤字に備えていると見るが妥当かと。
今回のTWOTOP通販消滅以前にユニットコムでは店舗の統合や閉店が全国規模で行われており、遂に通販にまで縮小の波が来たのでしょう。
TWOTOPとFaith個別の売上は分からないけれど、ユニットコム全体(PC事業以外も含む)の売上高は約412億円。売上総利益(売上-原価)率は約18%とPC事業にしては大きいと思うけれど、営業利益(売上総利益-販管費)は約2億7千万円なので6.6%程度。
純利益は4200万円の黒字決算なので上手く調整していると思うけれど、今は事業を拡大する時では無さそうな動き。
FaithがもしTWOTOPと同程度の売上や利益、または赤字を出しているなら、通販維持の費用が掛かるFaithブランドも消して、パソコン工房へ統合する可能性。
私のようにBTOメーカーを5年近く見ているとFaith通販の消滅は勿体無いと思うけれど、今年4月の独自調査では知名度がツクモやフロンティアにさえ負けており、サイコム並の低さ。
ドスパラやマウスなどと並ぶ、トップクラスの知名度なパソコン工房ブランドへ統合してもおかしくは無いというか、この流れならその方が自然。
個人的には「さらばFaith、TWOTOP同様パソコン工房へ統合」という記事は書きたくないけれど、今年になりゲームPCでプレスリリースを撒きまくっていた割に、7月頃から全然見なくなっており統合は近いのかも知れない。知らないけれど。
BTOメーカーはWindows 7でもPC販売している為、8氷河期の影響は受けていないとするなら、昨年のクレバリー破産、今年のKOUZIRO解散という事例も有り、PC業界全体が厳しくなっているのは間違い無さそうですな。
>TWOTOPは株取引用やクリエイター向けの高性能PCに特化
どう考えても数は出ないというか、そもそもトレーダー、クリエイターといった人口自体のπが小さい上に、その中でさらに安定した収益を上げれている割合が、いったいどれだけあるんだよという。
>昨年のクレバリー破産、今年のKOUZIRO解散という事例も有り
そういえば夏前くらいに新宿のドスパラも閉店してましたな。
大手の家電量販店がAmazonに息の音を止められそうな風潮ですし、少なくと昨今は実店舗を抱えてる事自体が相当負担なんでしょうな。
出だしが通販からで元々実店舗で展開してないマウスはわりと好調ですしね。
実際のところ、わたし的にはBTO市場はわりとどうでもいいんですが、自作パーツ市場が縮小するのはちと困るというか、つまんねぇw
BTOパソコン業界があまりにも縮小するようならサイト名変えましょうかw
なんか考えるのめんどうなんでヒツジ.jpとかで(適当)
そうね、サブタイはえーと
役立つPC情報紹介サイトのフリをしてGoogleをおちょくるブログ
とかでいいわw
>トレーダー、クリエイター
Faithも同様、需要調査がてら最後の勝負に出た印象。
というのが、突然今年になりプレスリリースを撒き始め、何となく「これで駄目なら潰そう」感がしておりました。気のせいと思っていたけれど。
ゲームPCは以前アンケートでやった結果のように(私の)予想より遥かに高い需要があるようなのでFaithは無事なのか。しかし最近本格的にリリース記事が出ておりません。
http://bto-pc.jp/btopc-com/select/game-pc-research-2013-04.html
>新宿のドスパラも閉店
服や靴なら質感やサイズなど細かく見たいけれど、パソコンは画像と文字情報で分かってしまう為、実店舗は時代遅れなのでしょう。パソコン工房は良く粘っていると思う。
昔はパソコンショップが有れば場所と名前を覚えておき、必要な時にそこへ足を運び、店員に詳しく聞いて高額な商品を買っていたけれど、インターネットが普及した今では、メーカーからの画像広告がどこにでも有り、消費者同士で教え合ったり検索で詳細を知る時代。店員とのオタク話もネット上のPC変態と入れ替わっておりショップの必要性が皆無に近いという事なのでしょう。
>サイト名
takaq.comとか取って移転し丸投げで。
TakaQ.com - 屍踏み越えてNVIDIA信者を増殖させるブログ
>屍踏み越えてNVIDIA信者を増殖させるブログ
なんかこう書くと進撃の巨人ていうよか、B級ホラーのゾンビ映画サブタイみたいな印象なんですがw
確かに200シリーズやFermiの400番の時代を耐え忍んでますから、死ななさはアンデッド並かもしれませんなw
「Gefo of the Dead」とか「WORLD WAR N」とかそんな感じですかw
って、ん!? それNVIDIAが人類の敵じゃねぇか をぃw
TWOTOPがONETOPになったわけですか。
で、なぜ「Tuned」なのですかね。
チューンって日本語だと「調整」が該当する言葉だと思うのですけれど、それだとゲーミングPCに相応しい名称な気が。
個人的には「株」を「kabu」とローマ字で書く意味が不明で寒かったり、proシリーズはCPU内臓グラフィックスの「HD Graphics」と「HD Graphics 4600」を混同して表記していたり、クリエイター用PCで選択できるディスプレイにAcerやLGがあってEIZO(ナナオ)が無かったり、見切り発車的な雰囲気が漂っていて不安を抱くのですけれど。