BTO PCメーカー知名度調査の結果発表。
前回はいつやったのか調べると2009年12月となっており4年以上も前。あれからクレバリーは消滅し、DELLは以前ほどの勢いは無いような気がしております。改めてアンケートを実施したので買う側売る側問わず、是非御覧有れ。
有効回答数は以前とは桁違いの規模。
先に条件など。
- 期間:2013年3月3日頃から3月24日頃まで
- 方式:一択または複数選択のみ、全3問
- 回答:1,511件
- 対象:当ブログ訪問者(およびその派生)
さすがに3週間もやれば1500を超えるようで、問1のメーカー知名度の複数回答は11,409票という、やった私も驚く数となっております。
素のグラフや数値でも良いけれど、円にしたり並べ替えた方が見易いと思うので、エクセルにて変換しつつ解説や感想文を追加。ちなみにソースの数値やグラフはこちら。
知名度1位は僅差でパソコン工房がトップに
Q1、知っているブランドまたは社名を全てチェックしてくださいの結果。
上位がえらい事になっております。
1位のパソコン工房と2位のドスパラは5票差、次は2票、そして1票差となっており、4位まではどのメーカーが1位になってもおかしくない結果に。
5位の日本HPまでは、一般PCユーザでも知っているメーカーと言えるやも知れず、ツクモから下はややマニアックで、フェイスとサイコムは知る人ぞ知るは大げさと思うけれど、かなりマニアックな方になるのでしょう。
回答は複数で、知っている、聞いた事の有るメーカーは片っ端からチェックが入っているはず。票数では順位しか良く分からない為、率へ変換。
上位4メーカー(ブランド)は10人中9人以上が知っており、下位2メーカー(ブランド)は10人中7人未満くらいが存じておられるご様子。
この数値は高過ぎると思われ、仮に渋谷駅前で無差別1,511人へ同じ質問をしたなら、全体的に「知っている」は下がり、DELLやHPが上がるでしょう。当サイトで実施したアンケートなので偏って当然、一般的な数値では無いものとしてどうぞ。
また、当初は3月31日か4月に入るまでアンケートを公開し続ける予定と書いた気がするけれど、3月24日頃に突然停止した理由は、終了のタイミングで結果が偏るかもと思った為。
3月3日(下)から、赤丸の記事が問題。
調査期間中にパソコン工房ネタがやたらと多く、偶然レビュー記事を発射していた為に25日を過ぎるとデスクトップ編が上がる為、24日以降の投票は更にパソコン工房が有利になるだろうと思い停止。
全記事の最後へアンケートへのリンクを付けていた為、該当記事を読んだ人はパソコン工房を知らないわけが無い、という意味。
しかしアンケートの回答数は公開直後から数日が最も多いと思われ、となると3月8日に上げた記事のマウスコンピュータがパソコン工房や他メーカーより有利かも知れない、とも考えられましょう。
とは言え、調査中はメーカーやブランド名を出さないとか更新を止めるわけにも行かず。私は故意にやっていたわけでは無く、偏りは仕方無い、または自然な事として、今回の数値を知名度のランキングとさせてもらいます。
PC選びで最初に見るメーカーはサイコムが4位
Q2、PC購入時どのメーカーから探しますか?の結果。
先に断っておくと「その他」(231票)は除外しております。当初から順位付に入れるつもりは無く、選択肢が無いからと強引に他のメーカーをてきとうに選んで欲しく無かった為。
当サイトは価格優先のパソコン選びが方針なので、(サイコムは例外として)量産系BTO PCメーカーでのランキングとしており、そういう意味も有り。
話を票数へ戻すと、知名度では最下位になっていたサイコムが9件中4位へランクアップ。工房、マウス、ドスパラの次は凄い。回答は複数では無く一択。
多少高くてもカスタマイズでパーツを選びたいとか、こだわり有る人が多いのか。2chなどで鉄板と言われる為の結果か。または私が以前購入していたからなのか。
1位のパソコン工房はダントツでトップになっておりますが、これはおそらく最近私が記事内でPC工房ネタを多くやっていたり、構成や売り方が上手いと評価した率が高かったと思う事も原因かと。
個人的に、パソコン工房(というかユニットコム全体)の延長保証の安さを評価している為、どうしてもそうなってしまう。
他は、DELLとHPの順位が逆転しておりますが、1票差でなので誤差や偶然のようなもの。
また、フロンティアが最下位まで落ちておりますが、パソコン工房とは逆にフロンティアは知識不足や間の抜けた売り方をしており、過去数回、記事1本丸ごとフロンティア叩きになってしまった事が原因かも知れない。
しかし当サイトのアクセス解析による訪問数の新規とリピータ率は6:4か7:3くらい。影響が有ったとしても大きくは無いでしょう。
最初に選び始めるメーカー、サイコムの善戦は見事。他は知名度と大差無いような有るような。
PC選びで最重視するのは性能・機能が過半数
Q3、PC購入時に最も重視することは?の結果。
「最も」と付けた通り1択。複数にしようか迷ったけれど、私なら全部に近いくらいチェックを入れるだろうと思い敢えて1択にて。
回答の並び順は、右の「価格」から時計回りになっており、実は私が予想した重視される事ランキングの順序となっておりました。
最も多いのは価格だろうと思いきや、性能・機能が5割を超えトップ。性能・機能と一緒にしてしまったけれど、主に「性能」の事と推測。
機能ならデスクトップの場合は自作PCや組立代行、ノートなら有名メーカーの型落ちの方が無駄なほど盛られており割安。BTOパソコン屋を選ぶ理由が無いかと。
次いで価格が2位。(量産系)BTOパソコンは、安さ、シンプル、カスタマイズを求めて購入するものと感じており上位は当然。私は1位と思っていたけれど。
3位は品質。中身は同じなのでどこのメーカーでもそう変わらないと言い続けているけれど、未だに品質を気にされる人は多いようで。
多少違うのは、電源、マザー、載せるならグラボ。これらにこだわり数万円予算を積み自作PCやショップの代行でも良いと思うけれど、物によらずパソコンはある日突然故障するもので、パーツを選び積まれた差額を延長保証へ突っ込んだ方が良いと思う、けれど個人の自由なので余計な世話ですな。
デザインは約1%、納期は「1」票と低く、100人中99人はそれらを気にしない。即納とか当日出荷、翌日納品、あす楽とかドスパラやフロンティアが宣伝しているけれど、あれは的外れで遅れた際のリスクが高いだけかも知れない。
「その他」の2%は分からないけれど、サポートは3%の人が求める模様。何をサポートして欲しいのかまではやはり分からないけれど。
以上より、BTO PCメーカーは「性能・機能>価格>品質(?)>その他」を重視すると、よりPCユーザの希望に応えられるでしょう。
今回の結果(このページ)は、後でPCメーカーの広報やサポートへ無差別にメールで知らせる予定。
見るか、読むか、重要視してくれるかは別としても、金を突っ込みポイントをばら撒く無差別アンケートで、ポイント目当てのいい加減な回答より遥かに貴重なデータと思う。
BTOパソコンのメーカー知名度ランキング(まとめ)
知名度の1問だけで送信ボタンを押してもらうのは勿体無いと思った為、最初に見るメーカー、何を重視するか、という質問も付けてみたけれど、予想外に価格より性能や機能を重視する人が多め。
では、どこのメーカーを選ぶ人が何を重視するのか、クロス集計というやつで上位3項目(価格、性能・機能、品質)とメーカーの繋がりを出してみたけれどここから先は有料。というのは冗談で、疲れたので明日、後編という形で公開予定。
今回のアンケート結果は一部の無効票を除き荒らしなどは無かったと見ており、偏りは有ると思うけれど精度は高めと感じております。
なお、票数は結果からそのまんまの数値を抜き出しており、故意に操作などはしておりません。メーカーから「うちを上位にしろ」とかの依頼も無し。もし有ったとしても私の性格上、それをバラしてネタにすると思う。
以上、Q1の知名度を元に全ページ左の順位を入れ替えつつ説明や星の数も更新する予定。4年以上も放置していたとは自分でも驚いた為、ブログが1年後も更新を続けていたなら、来年の今頃に再調査するので、その時はぜひ投票にお付き合い有れ。
ご協力有難うございました。後編は公開後、この下へリンクが現れる仕組。
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