Windows8発売から3週間。
家電量販店などでは、Windows7仕様の型落ちパソコンが安いから8仕様が売れないなどと点での言い訳をしているご様子。では、通販ならどうなのか。また、型落ちの概念が無いBTOパソコンはどうなのか。
どうでも良いと思うので、さらりと読み流し有れ。
売れているWindows8仕様のパソコンは安物か信者用
見出しをこう書くと8が売れているように解釈されるやも知れないけれど、ごく一部の売れている機種は、という意味にて。
どういう事か価格コムの売れ筋ランキングより、先にノート。ここからのスクリーンショットは全て11月15日の22時頃撮影。
source:価格.com - ノートパソコン 人気売れ筋ランキング
Windows8は、9位にレノボの約5.4万円、12位にASUSが約5.2万円、いずれもタッチスクリーン無し。10位にソニーのVAIOが約13.6万円。以上3機種のみ。8仕様ノートが10位以内に入っていない上に上位20件中3件はひどい。
続いてデスクトップ。
source:価格.com - デスクトップパソコン 人気売れ筋ランキング
Windows8は、8位に日本HPの約3万円、11位も同じく日本HPで約4万円、14位はDELLの11.8万円、以上3機種。
デスクトップPCはノートより需要が低く、更にインターネットで探している人は価格コムへ行かなくとも直接BTOパソコンを探せば良いので精度は落ちると思うけれど、こちらもひどい。
14位のDELLは、価格コム限定モデルになっているので、大人の事情でランクインしているのでは、などと邪推しております。DELLの割に高額過ぎ不自然。
もう一つ、タブレットPCも一応見ておきましょうか。
source:価格.com - タブレット端末・PDA 人気売れ筋ランキング
唯一のWindows8仕様で20位圏内は14位、富士通の約6.8万円タブレットPC。但し、これも価格コム限定モデルとなっており、iPadより上は不自然。
リンク先の富士通Webマート。
発売(価格コム登録?)日は10月22日、現在は11月15日。
3週間以上経過するも20台売れていない物がiPadより上はやはりおかしい。価格コムのランキング広告枠を富士通が買っていると見るが妥当でしょう。
価格コムのみでは信用が薄れて来たので、coneco.netのノートも拝見。
source:ノートパソコン 価格・比較 [coneco.net] コネコネット
一覧ではOSの種類が書かれていないけれど、御丁寧に全てモデル別の季節が書かれており、20位中18件が夏モデル、2件が春モデルなのでWindows8パソコンは無し。デスクトップも同様の結果。
価格コムのデスクトップ売れ筋で日本HPの3~4万円PCが有ったけれど、Windows7が動作するなら8も動く為、PCメーカーは生産時にHPのようにOSを7では無く8にするだけ。
それをしても8が売れないのか、売れないから8仕様にしないのかは不明なものの、この有り様が8の現実。
型落ちの概念が無いBTOメーカーでも8は売れていない
有名メーカーや完成在庫品は旧モデルという型落ち化が有るけれど、BTOパソコンメーカーに型落ちは無し。
Built to Order(受注後生産)なので基本的に在庫はせず、既存モデルが古くなって来た際はキャンペーンと称してメモリ容量を上げるなど仕様を変えたり、数千円値引きする程度。本当に型落ちレベルになった際は、モデルを削除し新型番で仕様を刷新。
パソコン工房のデスクトップ、(自称)売れ筋より。
自称と入れた理由は価格コムで見られた疑いのように操作が可能な為。
これが本当の売れ筋なのか、パソコン工房が売りたい機種のベストかは不明なものの、いずれにしてもWindows8は6機種中0。
上の画像の右に「~急上昇ベスト」と称して8が入っていた為、上の画像は本当に販売数から出ている可能性が高め。クロスセル(関連商品)システムが入っているようなので自動でしょう。
パソコン工房以外では、マウスコンピューターが小さいながらも売れ筋表記。
1位と2位はWindows7、3位は8と7が並行販売。これもマウス側の操作か、などと詮索しても真実は不明なのでスルーし、日本HPもどうぞ。
ノートとデスクトップの売れ筋枠を画像編集で結合しております。
ノート左から、7、8、7。デスクトップは、8、7、両方。価格コムなどと比較し不自然過ぎるので、これは操作されていると見るが妥当。
ランキング操作の有無に関わらず、通販では(日本HP以外は)7より8は売れていない、または8より7の方を売る気有りと見てよろしいかと。
年末商戦に向け、BTOメーカーは祭りの準備、量販店は通夜の準備を。
Windows8は今売れないのでは無く将来性も暗い(まとめ)
販売店やPCメーカーは、「今は」とか「まだ」など付けて売れない原因を創作し安心したいのかも知れないけれど、PCユーザという消費者視点で言わせて貰うと8は今後も必要と思えず、その主な理由を5つくらい。
- タッチ操作でハードウェアが高額化
- タッチ操作無しでは7より使い難い
- モダンUIの必然性が伝わらない
- 8が7より優れていると思えない
- PCはPCタブレットはタブレット
7が自動車なら8は水陸両用バギー。
水の上を進むならボート(iPadなど)が便利、陸を走るなら車(旧Windowsなど)が快適、細い道は二輪(スマホなど)で良く、車やボートやバイクより高額で運転の難しい水陸両用バギーを求める人は少なくて当然。
8と旧Windowsの違いを知らず購入させられてしまう一般PCユーザが気の毒。車を購入しつもりが乗ってみるとバギーでした、と。
今後、タッチスクリーン液晶パネルの製造コストが下がり、パソコン兼タブレットPCという形態での用途が増え普及するなら8は有りになるやも知れないけれど、その頃には8の次のWindowsが出ているでしょう。
ちなみに上の置き換えはアップルCEOがSurface(Windows RT)を上手く否定した表現を参考にしております。
空も飛べて水の上でも進める自動車を作ることはできるだろう。だが、どれもうまくこなすとは思えない
思えない。
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