Win7とXPシェア逆転、ブラウザはChrome普及へ(2012年1月)

2012年2月 7日

Windows7発売から約2年と3ヶ月。

前回、12月分データ集計の際に来月Windows7がXPより多くなると予想しておりましたが本当に逆転。それとは別に、ChromeブラウザがFirefoxを抜きそうなので、合わせてアクセスデータを見て参りましょう。

2012年1月、1ヶ月間の集計より。

2012年1月31日間のアクセス総数。GoogleAnalytics基準。

  • 491,386 ・・セッション
  • 362,954 ・・ユニーク

対象は当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分。携帯電話用ページを除くセッション数が基準。

今回の記事とは関係無いけれど、携帯電話用ページのURL重複がひどく、Googleがインデックスしないよう制限した為、今年から携帯電話で記事を検索してもヒットしなくなると思われます。

 

Windows7とVistaとXPの利用率(2012年1月)

今回のグラフは緑がWindows XPで青が7。

windows-share-2012-01.jpg

1.69%の差を付けて7がWindowsシェアのトップへ。

そしてVistaが初の13%割れで12.88%へ。過去の数値を見ると2011年6月の13.30%から13%前半を維持していたものの突然の下落。

PC買い替えで減ったというより、サポート切れまで残り約2ヶ月が原因か、または誤差と見るべきか。Businessエディション以外は2012年4月10日でサポート終了する為、Vista Home~などを使っているなら良いタイミングと思い込む事にしてPC買い替えを推奨。

しかしWindows7も(Professionalなどを除き)2015年1月に終わる予定になっており、あと3年を切っているので微妙ですな。DSP版で3千円差程度なので、Pro~の機能が要らなくてもPro~の方が良いかも知れない。

3バージョンの推移。

windows7-vista-xp-2012-01.jpg

逆転後は移動平均が邪魔に感じるけれど、今年はWindows8が出る予定なので引き続き放置し様子を見る事にしておきましょう。

いつだったかマイクロソフトが7利用率は早期にXPを抜くような事を言っていた気がするけれど、ほぼ直線で30度くらいの推移。

当記事のデータは分母が月間約49万セッションなので、大規模なサイトでは更に直線がはっきりしていると予想。Windowsシェアは急激に上がるものでは無いという事ですな。

7とXPの前月差を推移にしたグラフ。

windows7-xp-compare-2012-01.jpg

Windows7発売半年後に一度1%を切る落ち込みが有るものの、2011年1月からは1~2%の間で7移行するユーザが増えている御様子。

私のように自宅ではXP、仕事場ではXPと7が3:7とか複数でアクセスする人も居られると思われ、ユニーク(人間やIP)数というより1アクセス単位なので、完全な移行という意味ではございません。

XPと7対決、半々になる時期はいつになるか予想グラフ。

windows7-xp-50-50-2012-01.jpg

今回で一旦7が50%を超えた為、タイトルを占有率予想へ変更。

可能性は低いけれど、今後も7が確実にXPを超え続けるとは言い切れず、PC版Windows8が出た後にどうなるか分からない為。

以上、Win7発売翌月から毎月集計して参りましたが、約2年3ヶ月(27ヶ月)で当サイト内では7がようやくXPを超えた所。この調子では次(8)が出ても急激には伸びないでしょうな。

 

ブラウザ利用率はChrome上昇、Firefoxが順調に下降

海外のデータでChromeがFirefoxを抜きそうという記事が上がったので、それは国外だからと思ったものの、当サイトでも20%を目指して上昇中。

下の画像は2012年1月のウェブブラウザ利用の割合。

web-browser-share-2012-01.jpg

 嫌味を込めて「順調に」下がっているFirefoxと書いた理由は、約半年前から続く狂ったようなメジャーアップデートでアドオンへの弊害を考慮しなかった為。

最新のFirefox10は先日(1月31日)にリリースされ、過去バージョン用のアドオンにも対応したと書かれておりましたが遅過ぎ。

私の場合、Firefox5へ上げた際に複数のアドオンが使えなくなり4へロールバックし以後はブログを書く時以外はChromeを利用。

Windowsでも同じ事が言え、いくらOSが良くなっても対応しないソフトウェアが多くなれば勝手に資産を減らされるようなもので、ユーザ視点では無いと言えましょう。

推移を見ると微速なもののChromeが上がりFirefox下降。期間は画像右上を見ての通り、区切りは見易さ優先で1週間毎にしております。

chrome-firefox-2011-02-2012-01.jpg

面倒なので再計算しなかった為、全体(青)を分母としてChrome(橙)とFirefox(緑)を御覧有れ。比較は後者2本の幅だけ見てもよろしいかと。

Firefoxが減っている原因の一つとしてアドオン関係も有ると思うものの、Googleは更に追撃をかけて来ており、FirefoxでGoogleにログインするとトップページにChrome誘導ボタンが出現中。 

google-home-2012-02-firefox.jpg

左がログイン中、右はログアウトしリロード(更新)した後のキャプチャ。

IEでは以前からGoogleログイン無関係に誘導ボタンが表示されておりましたが、私が気付いた時期という限定された範囲で言えば、昨年12月頃からFirefoxでも表示。

Firefoxがいくら高速になれど連続アップデート被害者は納得せず。無料なので仕様と言われるならそれまで。素直に別のソフトウェア(Chromeブラウザ)へ。

海外のデータとは、CNET Japanに掲載されていたこちらの記事。

IE、PC上でのシェアは維持-1月ブラウザ市場調査 - CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/business/35013692/

world-pc-browser-usage-share-2010-2012.png

範囲が世界なので、このデータに中国も入っているならIEが高めになるでしょうな。彼らは海賊版XP利用率が高く、比例してIE6も多い御様子。

ちなみに上のグラフは参考用に1枚貰って来た画像で、他にモバイル端末などの結果も出ているので興味が有るならCNET記事をどうぞ。

 

今後の見所はWin8の更に次のWindowsがいつ出るか

Windows8年内リリース予定で気になる事は

  • Windows7とXPのサポート期間が長い
  • PCメーカーが8がこけると推測すると7が更に長く
  • マイクロソフトがWindowsのライフサイクルをどう考えているか

サポート終了予定はWindows7が2015年1月、XPがその約9ヶ月前(2014年4月)になっており、それぞれ寿命は2012年2月現在を基準にすると、7が3年弱、XPが2年強と結構長め。

セット販売するPCメーカーがWindows8がやばい(こける)と推測した場合、または実際にVista級の失敗になった場合、PCメーカーが販売するWindowsはVista時代のXPのように7主力へ。

これらにマイクロソフトがライフサイクルを2~3年と考えているなら、8がこけた際にWindows9を丁度XP終了時期に重ねる事が出来、そうなると7終了半年以上前に9がリリースという事に。

8が駄目なら乗り換えないユーザが多くなると思われ、PCメーカーは7主力にするもその頃にはサポートが更に短縮されており、差額に大差無い7のPro~を標準構成にする可能性。

そうなると7(Pro~)のサポート終了は2020年の予定なので、今を基準にするとサポート終了まで約8年。Apple(Mac OS XやiOS)とGoogle(Android)は進化すれどWindowsは7で停滞。

以上は推測では無く予想や妄想なので真に受けぬよう。しかし過去の実績で言うと8はこける順番。歴史は繰り返すのでしょうか。

半年くらい前から、プリインストールされるWindows7がProfessional標準のBTOパソコンや完成品が増えて来た気がするけれど、気のせいでしょうな。

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BTOパソコンメーカー比較

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※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

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