悪いばかりでは面白く無い為、Windows8の良さを紹介。
とは言え、私は未だWindows8のパソコンやタブレットPCは所有しておらず、使わずに良さを知るとは無理が有る為、先日試用させて貰ったお名前.com デスクトップクラウドのWindows Server 2012で騙る 失礼、語る事に。
使ってみなければ判らない、Windows8の利点5つ。
電源を入れた後の起動が7などより速い
私が見ているOSはWindows Serverなので起動時間は不明。電源は常時オンの状態で、ログインすると数秒で繋がり、作業途中の画面で始まる為。
起動の速さはWindows8の発売前から噂に上がっており、ITmediaの記事によると7と比較し3~7割との事。
Windows 8は起動時間を高速化 7に比べ3~7割高速化 - ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1109/09/news099.html
Windows7は確かXPより若干速いと謳っていた記憶が有る為、XPと比較すると更に速いという事でしょう。
仕組みは上の画像や記事本文に書かれているけれど、純粋なコールドスタートでは無く、ハイバネーションが混ざっており、初期化時のファイル読込を高速化しているご様子。
私はWindows起動中はPCの前から離れ別の事をしているので起動時間は気にならないけれど、気にする人は多いと思われ利点と言えましょう。
ニュースなどのレイアウトが格好いい
良い意味でマイクロソフトらしくない、センスが良いと思うデザイン。モダンUIよりニュースをクリックし、ロード後の画面。
何故か茶を吹いたなら失礼。狙ってはおりません。私は声出して笑った。
それは良いとして。マウスのクリックでも指などによるタップでも押し易いボタン型の大きなリンク。タイトルと概要が引かれており分り易い。
シンプルで目に優しく、・・これ以上思い付かないので次へ。
横スクロールもマウスで快適に操作可
上のニュースの画面を例として、タッチ操作なら画面を左へスワイプ(指を滑らせる)すると表示画面が左へ移動するけれど、マウスでそれをやっても動かない仕様。
それならスクロールバーをドラッグするのかと言えばそうでは無く、マウスのホイールを回すと左右移動可能。縦スクロールは無いので問題無いわけですな。
また、タッチ操作が前提と思われ、右クリックしメニューから選び、などという煩雑な操作も無い為、とにかくクリック操作でのページ遷移が基本。
タッチ操作の方に合わせては有るものの、マウス操作でも問題無く使う事が出来るよう考えられております。
7以前には無いストアは無料アプリ多数
旧Windowsと8の違いで最大かも知れないサービスがWndowsストア。
無料アプリが沢山用意されており、有名なサービス、ブランドが一目瞭然。有料アプリをゴリ押ししている感が無い辺りも好感が持てましょう。
もちろん、ここでもニュースと同様に縦スクロールは無く横スクロールのみ。マウスならホイールで右へ移動が可能。
カテゴリは上で見えているスポットライトやゲーム以外、音楽や動画、通販、旅行、教育、ビジネス、行政など種類が豊富。
旧来のアプリケーション利用のようなパッケージを購入し、CDやDVDメディアなどからインストールし、という手間無くオンラインで簡単に利用出来る事は利点。
7との違いはスタートボタンが無い程度
最後にデスクトップ画面の事も。
これは個人差が有ると思うけれど、私の例ではスタートボタン(Windowsロゴのボタン)は頻繁に使うものでは無く、稀にファイル名を指定して実行や電卓へ行く程度。時々シャットダウンもここから。
スタートボタンを多用する人にはきついかも知れないけれど、無ければ無いで諦め、タスクバーが少し広くなり改善されたと強引に 捉えるとよろしいかと。
Windows8が好き、マイクロソフト万歳、7以下は古臭いと思う人なら、「スタートボタンが無ければ何も出来ないの?」と笑って差し上げましょう。
私などに対して。
旧バージョンと比較したWindows8の難点5つ(まとめ)
5秒で思いついた5つの難点。
- モダンUIのタイルが見た目重の視実用軽視
- スタートボタン無しが8へとどめを刺した
- とにかく操作しづらい
- どうして良いか解らなくなる
- 何が解らないのかも判らなくなる
3から後がやたら漠然としておりますが、1や2のように具体的に書こうとすると軽く50個は超えそうな為。50は言い過ぎとしても10は余裕。
モダンUIは他のタブレットPCなどと比較しインパクト有り、タイルは一色で良くここまでセンス良くデザインしたなと思えない事も無いけれど、これが仇。色と白いアイコンでしか判別出来ず、iPadやAndroidのような直観での判り易さに欠けておりましょう。
そして、スタートボタンの削除はモダンUIを強引に使わせようとするマイクロソフトの考え方が見え透いており、生産性を無視した愚行。スタートボタンというOSの構造部分をフリーソフトなどでカスタマイズしなければ使えないOSは完成とは言えない。
3~5の難点は私が今回Windows8(~Server 2012)を操作しつつ感じ続けた事で、最もストレスになった操作はチャームの表示。
下の画像、右下の小さな四角を御覧有れ。
ニュースなどからスタート画面へ戻る、デスクトップからスタート画面へ戻るなどの際は、画面右上または右下へマウスのポインタを移動し、チャームを表示させスタートアイコンを押す事になるけれど、そのマウスオーバーでチャームが開く面積が17x17ピクセル。
私がフルHD(1920x1080)で表示しているのでやたら小さいのかも知れないけれど、一発でチャームを表示出来る確率は体感7割以下。更に上下へ移動しスタートを押せる率は5割未満。画面内側へ寄らないよう上手く移動しなければチャームが閉じる為。
ちなみに私の高級キーボード(Realforce106)にはWindowsキーなどという、XPで誤操作の原因になるような邪魔なキーは付いておらずショートカット不可。
利点の5つを各1点とするなら、難点1~2は1点としても3~5が計50点くらい。あまりにもひどい操作性。
Window「s」という割にメインのモダンUIはシングルウィンドウかつ最大化状態なので、マルチタスク排除という生産性や作業効率の低下。
どう操作するか以前に、何をすれば良いか判らないOSがWindows8。
利点は確かに有るけれど、それに覆い被さって余り有る難点。あまりにもユーザでは無くマイクロソフトが何をしたいかで作られており、Windows Me、Vistaに続くサード・インパクト。
不謹慎失礼、表現の悪さは承知の上でストレートにいうと、Windows8が好きとか使いこなせるユーザは、DV被害に遭っても亭主が好きで離れられないような人を思い浮かべてしまった。
ストレスが心地良くOSそのもので遊ぶならWindows8はお勧め。
デスクトップへの直接のブートはない、と言明したMicrosoftはいい根性だが、問題は、どこまで意地を張れるか、本当にスタートメニューを永遠に葬ってしまうつもりなのか、という点だ。
本当にいい根性だと思う。
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