Windows 8の発売から約半年が経過。
家電量販店の店頭の多くではWindows7仕様のパソコンは消滅し8へ移行。通販も大手メーカーPCは一部を除き在庫限りと思われ、BTOパソコンや自作PCを知らない人は自動的に8を選択するはめに。
Windowsシェアなど、2013年4月1ヶ月間の集計より。
2013年4月30日間のアクセス総数。Google Analytics(以下、GA)より。
- 358,266 ・・セッション
- 252,543 ・・ユニーク
対象は当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分。携帯電話(ガラケー)用ページを除くセッション数が基準。
Windows 8と7とVistaとXPの普及率(2013年4月)
Windows内の割合をGAより。
4月は全体的に変動が少なく、過去の他の月と比較し前月との差が大して出ておりません。
トップは約57%のWindows7で5人中3人くらいが利用しており、XPは3割を切り3人中1人いないかも知れない程度へ。
どのくらい変動が無さ過ぎたか、前月差のグラフ。
右端の棒をご覧有れ。
7(赤)が見えないけれど、前月との差がマイナス0.03%と低すぎた為。なぜかXPが増えておりますが、増加したと見るより他のバージョンのWindowsでのアクセスが前月より少なかったと見るが妥当。今更、中古PCのXPを買うとか他のバージョンから入れ直す人は滅多に居ないはず。
話を戻し、利用率の推移とバージョン別で比較したグラフ。
昨年の夏前に停滞していたVistaは10月頃から下がり始めており先月9%切り。その下に有る紫は8で、発売から半年経過するもVistaを超えず。
今回の集計で横ばいになった7と8は翌月(5月)に反動で増加すると推測出来、XPはいつもより下がりそう。
7と8の発売後からnヶ月で表した利用率比較。
水色の棒が示すように、発売後の勢い差は7と8で開き続けており、2ヶ月目に続き6ヶ月目も差が大きくなっております。
この比較はまとめでもう少しやる為、暇なら最後までお付き合い有れ。
当サイト訪問の約2割がモバイル端末に
Macが変な場所に有り、目に付いたので撮影。
スマートフォンなどが普及する前は、Windowsの次はMac。
しかし現在は同じくアップルのiOSがMacに代わり2番目に来ており、僅差といえるかは微妙なものの3位がAndroid。
iOSとAndroidを合計すると2割近くまで割合が上がっており、Windowsが8割を切っているという。
当サイトは見ての通りWindowsネタが多く、Macは滅多にいじらない上、スマホや板PCネタは時々けなす程度で詳しくはやらない方針。
しかもスマホ用レイアウトには対応しておらず、他のサイトよりモバイルやMac率が低いと思われ、一般的なサイトなら5人に1人以上は小型端末でインターネット利用をしているのでしょう。
ちなみにこのような割合を見て「スマホ(タブレット)がPCを追い詰めている」と、嬉しそうに情報を垂れ流すメディアが良く有るけれど、多くは率で比較しており全体が1の意味を忘れておりましょう。
極端な例では、私は最近iPod Touchを携帯しており、当ブログの更新確認で1日1回iPod~でアクセスしております。PCは入稿用に最低でも1回はアクセス。私のみならモバイル率は50%。
当サイトに限らず、通勤中はiPhoneでGIGAZINEへ行き、帰宅後はPCでGIGAZINEへ行く人も居られましょう。
具体的には、利用数が「PC0、モバイル1」のように切り替えた人以外、私のように端末が「PC1」から「PC1、モバイル1」になったユーザも居り単純にPC対モバイル端末はおかしい。
マイクロソフトは本当に8へ移行出来るのか?(まとめ)
上で貼った前月差は7やXPが混ざっている上、過去のデータが残り見づらい為、これをご覧有れ。
x軸は月で左端が2012年11月、右端は先月。数値は例として4月なら、4月-3月でWindows 8の割合を引き算しております。
左端(11月)は10月を0としており8発売直後なので大きいけれど、他の月は1月を除き1%未満。注目すべきは2,3,4と下がり続けており、5月はどうなってしまうのか笑えて 不安になる進捗。
しかし数値は当サイト内限定、アクセス(セッション)基準なので別のサイトなら違う形になるかも知れないけれど。
7はデータが有るので過去6ヶ月と、その更に6ヶ月前の推移を比較。前月差では無く素の割合。
y軸の範囲は同じく6%、いずれも最低値を左下で合わせております。
昨年12月(赤の線)は8発売前の昨年6月並に伸びており、1,2月は停滞するものの3月で再び上昇。4月は微減。この調子で行くと5月はまた伸びるのか。
仮にWindows8が求められおらず、7が良いと感じているユーザが多いとするなら、今後こうなると予想。
- BTOなどで7仕様はまだ販売していると気付く人が増加
- そうなると8の増加率は下がり、7の伸びが徐々に回復
2になる前にマイクロソフトは7を終わらせ8一本にしなければならず、予定では来年10月26日で7は出荷終了。XPの前例が有るのでまだ分からないけれど。
「7でも8でも売れるならマイクロソフトの利益になる」という意見を2chまとめで見たけれど、ただでさえ出遅れたアプリビジネスが、8普及の遅れで更に悪化させるわけには行かないでしょう。
7の息の根を止めた後、市場がどうなるか妄想すると
- Windows(8)PCが他の機器(小型端末やMac)と比較される
- Windows(8)を嫌い、他の端末を選択する人が増加して行く
- 大手メーカーがPC事業撤退、BTOメーカーやショップ倒産
本当に7が無くなると、私のようにWindowsソフトやハードの資産が多い人は8を改造して7やXP風にすると思うけれど、そこまでしない(できない、発想しない)一般ユーザは離れるでしょう。そうなると1や3は有り得る話。
ちなみに1は、7ならWindowsパソコンとしてMacのような位置に有ったけれど、8はタッチ操作アプリでタブレットもどきにしてしまった為、小型端末と比較されるという意味。
マイクロソフトは現CEOだけ頭がおかしいのかと思ったけれど、会長までぶっ飛んでおり救いよう無し。CEOに言わされている感が有るけれど。
MicrosoftはWindows 8をPCだけでなくタブレット向けにも提供しており、Surfaceシリーズはキーボードカバー(オプション)とOfficeの搭載によってプロダクティビティも高いと語り、PCとタブレットを明確に分けて考えるのは難しくなってきていると主張
明確に分けた方が目的や用途が簡単に判る物を、混在させ分かり難くしているのはマイクロソフト様でございましょう。
アップルCEO「Surfaceは妥協した曖昧な製品」 - Engadget Japanese
http://japanese.engadget.com/2012/10/25/ceo-surface/
私という点での例としては、ポケットに入れる前提のiPod Touchへキーボードを付けようと思った事は無く、 GALAXY Tab に付けてみた際は、そこまでしてタブレットPCを使う気がせずキーボードはお蔵入りしております。
アプリを開発するならMac、使うならiPad。
パソコンとタブレットを明確に分けており、マイクロソフトはアップルに買収された方が良いと思う。
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