ついにWindows 7利用率が60%超え。
Windows 8発売から半年程度は7が横ばいに近い微増となっており、このまま7は停滞し8が伸び続けるのかと思っていたけれど、一般PCユーザにも、まだ7仕様のパソコンが売られていると気付いて来たのか。
Windowsシェアなど、2013年7月1ヶ月間の集計より。
2013年7月31日間のアクセス総数。Google Analytics(以下、GA)より。
- 318,170 ・・セッション
- 224,734 ・・ユニーク
対象は当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分。携帯電話(ガラケー)用ページを除くセッション数が基準。
Windows 8と7とVistaとXPの普及率(2013年7月)
GAより、Windows各バージョンのアクセスの割合。
発売10ヶ月にして今だVistaに勝てないWindows 8。この調子では発売2年後でさえ20%行かないでしょう。何か大きな改善でもしなければ。
例として、まともなスタートボタンを付けるとか、スタート画面を完全に排除するとか、タッチ操作は別のOSでやるとか。
当サイトのみでは信ぴょう性が、という人用に世界シェアも。
source:NetMarketShare
全OSが対象で日本ほどXPが減っていない点は違うけれど、Vista4.24%に対して8は5.4%と同じくらいの低さ。
当サイトはBTOパソコン.jpで、最近はややマニアックな記事が多いので偏りは有ると思うけれど、それにしても8が伸び悩み過ぎ。
推移も見てみましょう。
7の増加率が復活しており、8は相変わらず横ばいに近い有様。
Vistaは昨年やや停滞した時期が有ったけれど、現在は順調に微減し続けております。XPも今年4月は妙な感じに上がったけれど、5月で取り返し以前のペースへ戻り減少中。
8、7、XPを前月との%差で表し続けたグラフ。拡大は横1000pix超え注意。
7の増加は1%を切れるくらい、XPの減少は1%くらい。
8は食べ頃のタケノコ並に低くなっており、下手するとマイナスへ埋もれてしまいそうな程に勢い無し。
上のグラフはWindows 7発売翌月、約3年前からの全部で見づらい為、8発売の2012年10月から先月までへ範囲を変えたものがこちら。
ここでは移動平均の線を御覧有れ。
この線は過去3ヶ月間の数値を平均し今後どうなるかExcelが計算し傾向を表しているもので、4月を境に7は増加傾向、8はスキー場かと突っ込みたくなるほどなだらかに落ちております。
発売時期は違うけれど、発売からの月単位で7と8を比較。
線グラフの差が青い棒。オレンジの棒はプラスなら8の勝ち、マイナスなら負け。
7は発売9ヶ月目にして20%を突破していたものの、8は7.24%なので約3倍くらいの差となっております。
4つくらい上のVistaを含めた利用率推移の折れ線グラフを見ると分かるけれど、10ヶ月目からの7は増加率が上がっており、SP1が出た15ヶ月目辺り(2011年2月)から更に上がっている為、8は益々厳しいでしょうな。
8.1は8の更新や改善というより複雑化した、どちらかといえば改悪に近いバージョンなので、年内に出ても急激に伸びる事は無いはず。
あのスタートボタンを店頭で触ったなら、むしろ落ちそう。
ウェブブラウザ利用の割合はIEが余裕で4割を切っている
今回はブラウザを少し見て参りましょう。主にウェブ制作者向けですな。
IEが何と36.5%まで減少。伸びているのはChromeブラウザでFirefoxは微減。この流れなら、いずれChromeブラウザがトップシェアになるでしょう。
IEをバージョン別へ。
IE10は不安定らしいものの利用率は約4割と高め。
これはPC初心者や一般PCユーザが「インターネットはこれ(IE)でやるもの」と思い込んでいる為と思われ、Chromeなどの他のブラウザの方が快適と知らないのかも知れない。
忌むべきIE6以前のバージョンは2%くらいまで減少しているので無視して良いレベル。IE7を含めてもIE7以前は6%未満。
ふと気になったブラウザは、10位の「IE with Chrome Frame」。
これは古いIEでChromeのエンジンを利用できる素晴らしいっぽいプラグインと思われるけれど、残念ながら終了との事。
米Google、「Chrome Frame for IE」開発終了 -INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130614_603657.html
可能ならChromeへ乗り換えましょう。
Windows 7完全復活の兆し、考えられる理由と不安(まとめ)
もう一度、推移のグラフを見てみましょう。
注目すべきは、過去3ヶ月の7の増加とXPの減少。
4ヶ月前、2013年4月はXPが上がり7が落ちている為、当サイト独特な何らかの誤差が出たと思われるけれど、それを無視すると7の増加とXP減少は昨年の勢いと同じくらいの角度。
何が起こっているのか、なぜ7が伸び続け始めたか私が予想する理由は3つ。
- 比較的パソコンに詳しくPC歴の長いXPユーザが7へ移行開始
- 一般PCユーザがBTO PCや自作用(DSP版)7に気付いた
- PCメーカーが法人向けに8では無く7を導入し始めた
1は、比較的PCに詳しいXPユーザで、来年4月にサポート終了と意識しつつも私のように延々XPで引っ張っている人。この属性が重い腰を上げ始めたと推測。
2は、今まで家電店の店頭でPC購入していた人が、BTOパソコンなら、または自作PCなら今でもWindows 7で購入出来ると気付く人が増えたと予想。
3は、これから起こるかも知れない法人などの大規模なPCリプレース(置き換え、移行)で、8を嫌うならPCメーカーは7を出すしか無いと妄想。
少なくとも来年3月までは1と3が続き7有利。2はマイクロソフトが7を終わらせるまで継続するもの。
2012年の安定した時期で見ると、1年間で7は約15%増、XPは約15%減。XP終了まで約6ヶ月なら7.5%くらいは7が上がりそう。
そうなると7は約67%となり、3人に2人がWindows 7PCユーザ。XP終了後も7の伸び率が好調で、7完全終了が2014年10月とし約半年有るとするなら、7は75%くらいに到達し4人中3人が7ユーザに。
7が終了するとWindowsは8系のみになってしまう為、そこからは7が落ち8が伸びると思うけれど、マイクロソフトは本当に7を終了出来るのか。
無いとは思うけれど、私がビビっている事は、あまりにも8が売れず7に居残るユーザが多いなら、偉大なるマイクロソフト様が無慈悲に7のSP2を出し8のスタート画面を追加するのでは無かろうかと。
- Windows2000 SP4
- Windows XP SP3
- Windows Vista SP2
- Windows 7 SP1 ←予想通り。
- Windows8 ←経験則からいうと、出ませんよ。
やるなよ、絶対やるなよ。※やれという意味ではございません
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