2012年10月となれば夏モデルの処分時期。
同時に今月はWindows8が発売される予定。ノートPCの最安を価格コムで見て行くと底値まで来たと思われ、時期的に今が良いと個人的に思う次第。実際の価格以外に何故今なのか、その理由をPC初心者でも分り易いよう解説。
価格、性能、機能をまとめ3段階で参ります。
価格は全て価格コムを参考。リンクが手間なので、行くならノートパソコン売筋ランキングよりお探し有れ。
普通の性能で良いなら今時のノートは3万円前後
Core2時代の記憶で止まっているなら、ノートは安物でも新品なら10万円はする物と思われているやも知れないけれど、現在は3万円でもまともなノートが購入化。
ランキング20位以内より3つ抜き出したものが以下。
共通する主な仕様を書き出すと以下の通り。
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:Celeron B820(1.70GHz、2コア/HT無、2MB)
- HDD:320GB
- DVD:スーパーマルチドライブ
- モニタ:15.6型(解像度:1366x768)
- 無線LAN:IEEE802.11b/g/n
共通しない点では、メモリがLenovoは4GB、Acerと東芝は2GB。但しAcerのみ有線LANが1000BASAEに対応、しかしUSB3.0は無い模様。
重量はいずれも2.5kg前後、バッテリ駆動は4~5時間なので移動では無く半固定設置のようなノートPC。
昔からノートを買い換えているなら安過ぎて気味が悪いかも知れないけれど、安い理由は品質などでは無くCPUやHDD、メモリ、液晶パネルなどが数年前より大幅に安くなり、高性能や大容量化している為。
個人的には、これ以上の性能を求めるユーザは目的が有るに違い無いと思っております。ブログ書いて年賀状刷る程度なら充分。
Celeronとは言えデュアルコア、HDDやメモリは現状では最低限と言える小容量なものの、使い切らなければ大容量に意味無し。
価格の推移はグラフを見ての通り、Acer、Lenovo、東芝のノートは最初から安く売るものの、更に値下がっておりいずれも横ばいと言えましょう。
これ以上の値下がりは数週間で数百円程度、または在庫を切らせるショップが増えると値が上がる可能性もございます。販売店が値上げするという意味では無く、安売り店から順に在庫が消え、高い店が残るという意味。
Windows7 Home~が1万円くらいの価値とすると、ノート本体は1.6~2.3万円程度。どうやって製造し日本へ運んでいるのか解らないレベル。
高性能ノートでも今の時期なら軽く5万円を切れる
将来性を考えてみたりCeleronでは無理が有る用途なら、CPU性能を多少上げてもCeleron搭載ノートとの差額は2万円以内くらい。
同じくランキング20位以内より3例。
CPUは左から、i3-2367M、i5-3210M、i7-3520M。Core i5やi7でさえレノボなら余裕で5万円を切っております。
AcerがCPU性能の割に高額なものの、グラフの最安(赤)がまだ下がりそうなのでこれは待ちでしょう。
先に出した3万円前後のCeleronノートとの違いはCPU(と内蔵グラフィック)以外にHDDが500GBになった程度。
この容量の差とCPU性能の差を考え、HDDが320GBでは足りず、コア数や高い動作周波数が必要と判断するなら有りでしょうか。
私はライトユーザなのでCeleronで充分。この価格なら修理すると買うより高く付くと思われ、将来性は考えず使い捨てと見るべきかと。
Lenovoノートを横で比較すると、CPUが違う以外にメモリが2GBと4GBという差。これに8千円の価値が有ると思うならi7、無いならi5。Celeron+メモリ2GBで良ければ、i5より1万円安く、i7より1.8万円も安い。
PC初心者が高性能ノートを買う理由の一つとして考えられる事は、性能と用途のバランスが見当付かない為でしょう。
別の理由にメインPCとして考えている為かも知れない。私はノートを主力として使う趣味が無く、補助や実験用として考えるのでCeleronで良いとか言っているのかも知れない。
MS Office付は富士通やNECなど値崩れがひどい
ラストはマイクロソフトオフィス2010が抱き合わせのノート。
この手のセット販売は有名メーカーに多く、春モデルもひどかったけれど今回は更にひどい値崩れ具合。
ランキング20位以内より4機種。
主な仕様は以下。
- OS:Windows7 Home Premium 64bit
- CPU:Core i7 3610QM または3612QM
- メモリ:8GB
- HDD:750GB~1TB
- Blu-ray:読み書き可、BDXL対応
- モニタ:15.6型(解像度:1366x768)
- 無線LAN:IEEE802.11b/g/n またはa付
- オフィス:Home and Business 2010
高性能、大容量、高機能と正に初心者向け。更にナショナルブランドの十八番と言える全てオフィス2010のHome and Business付となっております。
Windows7 Home~が1万、オフィス~ビジネスが2.5万円の価値とすると、PC本体は3.4~4万円くらい。(WindowsはDSP版実売、オフィスはBTOメーカーのカスタマイズの差額を適用)
一つ前の5万円以内ノートより高機能かつ高性能、更に国内有名メーカーPCなので益々PC初心者は安心、でしょうか。
なぜここまでPC本体の価格が下がるかは、オフィス2.5万円はBTOメーカーでカスタマイズ(追加)した場合の差額としており、実際にPCメーカーが仕入れるライセンス料は安い為。WindowsもDSP版では無くOEMなので1万円は軽く切れておりましょう。
注意する事は、オフィスを使うのか。更にパワーポイントまで使うのか。使わなければ単なる2.5万円くらいの無駄遣い。
オフィス抱き合わせはこれだけでは終わらず、性能を落とせば更に意味の解らない安い機種がございます。
CPUは左から、Pentium、Celeron、Core i5。
NECはBlu-rayがDVDスーパーマルチになるなど、いずれも7万円前後の高性能ノートより何かと下がっておりますが、全てマイクロソフトオフィスのHome and Business 2010付。
3.5万円引くと、NECノートは1万円少々になってしまう意味解らなさ。
グラフの期間が短くどのくらい値下がりしたか判らないので、NECノートを例に発売直後からの推移を引かせてもらうと。
発売当初は10.5万円くらい。値下がり率はNECは55%、富士通は45%以上が私の個人的な目安。グラフの最安推移でも判るけれど55.7%は底値。
Windows7ノートはなぜ今が買い時か?(まとめ)
まとめると、高性能で無くとも良いなら3万円前後のLenovoやAcerの完成品。オフィスが必要ならNECなどの抱き合わせの型落ちが安く、その底値になるのが今頃の時期。
今月Windows8が発売されると、当たり外れは別としても各社8仕様のノートが増える為、一時的か恒久的かは判らないけれど、7仕様の選択肢が少なくなるはず。
更に来年1月末まで、Windows8 Proへのアップグレード権が1200円で購入出来るというマイクロソフトの大サービスがございます。
Windows 8 優待購入プログラム- ホームページ
https://windowsupgradeoffer.com/ja-JP
条件などを一部引用。
- Windows 7 OEM Certificate of Authenticity ラベルとプロダクト キーが貼付されている(中略)PC または DSP 版を新規購入された方が対象
- 対象PC購入期間は、2012年6月2日から 2013年1月31日迄です。 本プログラムの申し込みおよび購入手続きの期限は2013年2月28日
- 2012 年 10 月 26 日から、購入およびダウンロードの手続き、プロモーション コードが記載された電子メールが送信されます
Windows8 Proの価格はDSP版が15千円くらい。アップグレードしなければ1200円無駄になるけれど冗談で購入しても良い安さ。
時期的に今がなぜ買い時かまとめると。
- Windows7仕様のノートが多機種有る
- 春や夏モデルの機種で底値が多い時期
- Windows8 Proのアップグレード権が1200円で購入可
必要なら今でしょう。
私は先日からノートを1台購入しようと延々検討しており、その時期が来たと感じております。パソコンはメーカーで選ぶ物では無いと考える為、直販の売り方が汚いレノボでも、修理依頼すると1ヶ月以上掛かるAcerでも問題無いとして、いずれかになる予定。
なお、当ブログはBTOパソコン.jpでは有りますが、BTOパソコンやBTOメーカーを選ばないという選び方も有り、ゴリ押しするつもりはございません。
普通の使い方をするノートなら今回のような完成品の在庫処分時期を狙い、デスクトップやゲーム用ならBTOパソコン(メーカー)がお勧め。
パソコンの購入は用途から性能と価格の順で考えましょう。
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