Windows 10発売から1年半が経過。
先月10がようやく4割を超えたと書いたところ、今回の集計ではまたもや4割を切るという有様。しかし2月は28日と他の月より少なめ、ちょうど4週間で土日が8回入ったので多少のブレはありそう。
2017年2月、1ヶ月間の集計よりWindowsシェア。
アクセス総数をGoogle Analytics(以下、GA)より。
- 439,803・・・セッション
- 333,081・・・ユニーク
ここからのデータは当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分、携帯電話(ガラケー)用ページを除くセッション数が基準。
Windowsバージョン別の普及率
GAより、Windowsのバージョン別シェア。
前回は4割を超えた10が今回で再び40%切り。
おおよそで、10が4割、7が5割、その他1割。XPは3年くらい前、Vistaは再来月サポート終了なので早めに移行を。当サイトの集計に出ているという事はネットに繋がっているのだから危険かも知れない。
推移はこちら。
やはり無償アップグレード終了後の10冴えませんな。
いくら無償期間内に10へ移行した人が結構多いとは言えども、故障して買い換える人もいるだろうから、10まみれになった現在の市場で10停滞は何かおかしい。
今回も本当に停滞なのか、当サイト独特な片寄りが無いか、StatCounterでも確認。期間が2017年2月より過去1年間なので短め、日本のみ、Windowsのみ、PCのみ。
こちらではついに10が逆転しており、次も10が上回るならば当サイトの10率も上がるのだと思う。なぜか10が下がる可能性もある、という意味。
発売後からの36ヶ月勝負。
この調子では25ヶ月目あたりで10が7に負けそう。
前月差はいつも通りわずか。
わずかというか、無償アップグレード期間中の移行が多かっただけとするならば、これが普通なのだろうか。
GAは無料な割に高機能という例を紹介
PCやWindowsシェア関係無いけれど、このアクセス解析サービス、Googleには世話になっているので、どのくらい凄い機能があるか、以前使っていたなら今はどうなのか、マジで?と思える機能を紹介致しましょう。
年代と性別
まずは、なぜか皆さんの年代や性別が判ってしまう何それ怖いなグラフ。
個人を特定するものではないのでご安心。
例として私は年齢や生年月日、性別をGoogleアカウントなどへは登録しておらず、その割にグラフ化出来てしまうGoogleは一体何なのか。
割合を見ると意外とおっさん率は低いようで、中心は35歳前後というところか。25~44歳くらいと表現した方が良さそう。このデータは以前、とはいえ7年近く前だけれども、アンケートで当サイトで調査した結果と割と近い。
source:BTOの認知度とメーカー知名度ランキング(2009年11月頃度) - BTOパソコン.jp
左の年代は、10代、20代、30代・・・という刻みなのでGoogleとは違う点に注意。右の性別は以前は女性2割だったのか、自称なので盛られているのか、または7年前は女性率高かったのか。
有力な説的には、7年前は月間1,500アクセスくらいに対し、今は10倍くらい。しかもリピーターな常連率も昔よりは高い為と見ております。
現在は1割くらいらしいので今後は女性率1割、年代は25~44歳中心という表現にしようと思った。
地域(都道府県、市区町村)
都道府県トップは東京、次いで大阪、そして神奈川までは人口が多いだろうから普通としてもその次になぜ愛知。
千葉と埼玉より愛知県民に好まれているのか、愛知県民がBTOとかWindows好きなのか。北海道が7位も高めな気がしてやや意外と感じた。
これも良く考えなくとも、なぜGoogleは都道府県を知っているのか、IPアドレスで多少は見当付くとしてもデータ取れすぎでは無かろうか。Google先生に特定されていない件数は50アクセス分、0.01%でしかございません。
もっと分からない事が市区町村のグラフ。
大阪市がトップ、次に横浜市、そして新宿区、なぜわかる。
全部で849ある内の不明(not set)は21位に位置しており、さすがにこちらは分からない率が高め。しかしそれでも0.91%となっており、100人中99人の市町村をなぜかGoogleは知っているという。
リアルタイム解析
オーガニック検索は検索結果の広告では無いリンクから、ノーリファラーはブックマークやURLコピペ移動など不明な場合、参照はリンク元ページがウェブサイト。
左上の現在96とは今何人くらいの人が当サイトを見ているかの目安で、上記の画像は平日の夕方18~19時頃なので22時過ぎると余裕で3桁行くはず。
アンケートや企業が集計した調査結果が好きな私には凄く楽しめるサービスだけれども、ハマり過ぎると2~3時間見ていたなどザラなので最近はあまり気にしないよう心がけております。
このように趣味で解析見ても良いけれど、主にはネット通販サイトの広告(アドワーズ)を出したり、アドセンス(クリック広告)の収益を上げる用途なので、ECサイトやアドセンスで食おうと思っているウェブマスターにはおすすめ、というか必須。
アドワーズ、アドセンス、サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)などGoogleの他のサービスとの連動も強化されているようなので、しばらくアクセスしていないなどなら今一度GAにアクセスして全体を見ておきましょう。
今なおXP終了祭りの影響が残っている?
いつも集計に使用しているエクセルの一部のスクリーンショット。
妙な事に気付いた。
XPとVista入りPCは古い上に再来月にはVistaもサポート終了なので減少は当然としても、7と10の2016年8月と2017年2月、ついでに8も良く見てもらいたい。
途中で増えたり減る点は、毎回同じ人が集計対象では無いどころか、当サイトの新規セッション率は66%くらいなので当たり前にある事としても、あまりにも7が減っていない、10が増えていない。
参考までに2012年頃、まだ最新が7仕様PCだった当時の7の伸び率は平均1.2%/月くらい。ところが上の画像の10は平均0.27%/月しか伸びていない点が妙。
いくら無償期間中に10へアップグレードした人が居るとしても、パソコンはある程度年数が経てば買い換えるものとするならば、あまりにも伸び率が低いのでは無かろうか。
これは10無償アップグレードした割合以外、8仕様はまだ比較的古くは無く、そしてXP終了の2014年4月までに7や8へ買い替えたPCならばまだ3年くらいしか経過していない、と仮定すると、今でもXP祭りの反動が残っているやも知れず。
となると、先日上げたJEITA統計のような前年比100%前後の維持がしばらく続いた後、再び前年比プラスが続くのかも知れない。
多分、それは7終了祭りと重なり、そこからまた何年か、XP祭り終了のようなPC販売氷河期が何年も続くのだとも思った。
>ネットに繋がっているのだから危険かも知れない
Vistaを主な攻撃対象としたマルウェア、ぱっと思い付かないのですが、何かありましたっけ。もしかしたらVistaは、最もウイルス感染率の低かったOSとして歴史に残るやも。
>なぜか皆さんの年代や性別が判ってしまう何それ怖いなグラフ
直接的な情報を得ていないにしても、統計を取る相手が数十億人クラスで存在するなら、ウェブ上の行動で年代や性別くらい分かりそうです。色黒の白人で軍医らしい左腕に怪我をした疲れている風のワトスンを、ホームズがアフガニスタン帰りだと見抜いたような感じ。
>例として私は年齢や生年月日、性別をGoogleアカウントなどへは登録しておらず
案外Googleアカウントに登録している人が多いからじゃないんですかねw
>IPアドレスで多少は見当付くとしてもデータ取れすぎ
>100人中99人の市町村をなぜかGoogleは知っている
スマホだったら位置情報で特定していますし、PCでも年代や性別と同じくGoogleアカウントのプロフィールから特定していそうですw
サイト訪問者はどこから来ている? 地域の精度はどれぐらい? 「地域」レポートを正しく活用しよう [第40回] | Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座 | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/02/07/14614
IPアドレスと位置情報を対応付けるデータベースがあるようですw