Windows普及率、10と7が逆転間近か?(2017年7月)

2017年8月 8日

10シェアが再び上昇。

前月が不自然に微減した為か何なのか、今回は割と大きめなプラスとなっております。10が増えるという事は10以外が減るわけで、もちろん7も減少している様子から見て参りましょうか。

2017年7月、1ヶ月間の集計よりWindowsシェア。

アクセス総数をGoogle Analytics(以下、GA)より。

  • 409,646・・・セッション
  • 310,781・・・ユニーク

ここからのデータは当サイト(BTOパソコン.jp)のブログ部分、携帯電話(ガラケー)用ページを除くセッション数が基準。

Googleからの嫌がらせによりアクセス数が右肩下がり。EC(ネット通販)サイトならば致命的なのでスマホとSSLには必ず対応しましょう。

 

Windowsバージョン別の普及率

GAより、Windowsのバージョン別シェア。

Windowsシェア

7をギリで抜けない10、しかし差は0.4%まで詰まった。

前月がマイナス0.29%というおかしな推移となったので今回で取り返した印象。毎回しつこいけれど、4位のXP以下のWindowsは全部サポート切れているのでネット接続しない方がよろしいかと。

推移はこちら。

推移

延々停滞していたVistaがひっそりと3ヶ月連続で低下し続けております。5月からなので4月のサポート終了に反応されたのでしょうな。

特徴的な流れは7と10が昨年1月頃から鏡写しのように推移している点、これに対して8系は昨年9月頃から停滞しており、タダでも10にしたくなかった人が7%くらい居られる模様。

前月差。

前月差

10と7、動きが出て来ております。何が原因かさっぱり判らない。

発売後の伸び対決。

発売後の期間対決

このまんま7の勢いに負けず36ヶ月伸び通せるか。

今気付いた、水色の「7-10」は逆、「10-7」ですな。次回から訂正してお送りする予定というか今直した。

 

Windowsバージョン別クロス集計とFlashの無効率

Google風にいうとセカンダリディメンションの追加、Windowsのバージョン別利用へ2軸目をかけ合わせてみた。

ブラウザ

ブラウザ

最も多い組み合わせはWindows 10+Chromeという、マイクロソフトにしてみると面白く無いであろうペアとなっており、肝心なEdgeは5位という低さに。10なのにEdgeがIEに負けているところがいかにEdgeが求められていないか良く判る。

今回のシェアは10と7が同じくらいにも関わらず7よりわずかに10のChrome率が高いという事は、7ではChrome以外のブラウザも多少は人気があるのでしょう。

年代

年代

なぜかGoogle先生には年代までお見通しのようで、当サイトはPC変態が多いので最多は25~34歳くらいの若者とおっさんの間くらい、次が35~44歳のおっさん達でいずれも7ユーザ。

3と4位も同じ年代の順で10ユーザ。その下の5位は明らかに最近の若者、6位はシニアに片足突っ込んでいる年代であり、7より10ユーザの方が年齢層がやや幅広そうな結果に。

性別

性別

やはりなぜかGoogle先生には性別まで判ってしまうらしく、トップは男性10ユーザ、次点で男性7ユーザ、続いて男性8.1ユーザと来た後にようやく女性の7、10ユーザと続いております。当たり前的に約9割が男性。

FLASH

FLASH

FLASHもクロスすると、7と10のFLASH入っている率は同じくらいながら、3と4位を見ると7より10の方がわずかに入っていない率が高め。新しいWindowsを入れるとブラウザも新しいバージョンを入れる事になる為でしょうな。

これは2軸混ぜると判りにくいのでFLASHのみへ。

FLASHのみ

FLASHのみ

FLASH無し率6割少々。

この現象は3大ブラウザといえるChrome、IE、Firefoxの内IE以外がアップデートの際に積極的にFLASHを無効化している為。IEだけは段階的に無効化して行くというニュースを先週見た。

なぜ無効にしているかは脆弱性が高く狙われやすい、そして2020年の予定でAdobeそのものがFLASHの提供&サポートを終えるので約3年後には完全に終わるはず。

FLASH無くても困らないけれど、FLASHゲームが手軽にできなくなるのは少々困りもの。ブログのネタ切れ現実逃避に脱出ゲームとかシューティングをやっておりました。

 

Windows10リリースから2年でシェア45%はどうなのか

リリースから2年で45%ならば4年で90%まで行くかといえばそれは無い。発売後の対決グラフをもう一度。

発売後の期間対決

無償アップ終了の境界線の直後は8月で38.18%、という事は過去1年で伸びた割合は7.01%でしか無く、無償で無ければ年間7%くらいしか伸びないやも知れず、そうなら2年後の2019年8月頃は59.21%という計算に。

しかし無償終了後の停滞期を抜けたとするなら最新月から過去4ヶ月で6.10%も伸びているのだからx3で12ヶ月あたり18.30%なので2019年8月には81.79%となり、その頃はちょうどWindows 7終了祭り真っ只中だろうから9割も夢ではなさそう。

ところがサポートが切れても7を使う予定の人も存在。山吹色。

10移行時期はいつ?

source:過去3ヶ月くらいのWindows 10の状況(2017年7月) - BTOパソコン.jp

全体の16%+未定の一部とすると2割くらいは移行やサポート切れを重要視していないわけで、本当にそのまんま貫き通すなら10シェアの天井は8割未満。

とりあえずここ4ヶ月くらいを見ると10への移行は順調と言っても良さそうですな。祭りブーストでどのくらい加速するか、2年後を楽しみにしております。

コメント(3)

>Googleからの嫌がらせによりアクセス数が右肩下がり
見比べると

2014年7月の利用率調査時……セッション 514,204、ユニーク 383,866
2015年7月の利用率調査時……セッション 620,178、ユニーク 470,487
2016年7月の利用率調査時……セッション 602,540、ユニーク 453,044
2017年7月の利用率調査時……セッション 409,646、ユニーク 310,781

確かに急落。レスポンシブデザインだとかモバイルフレンドリーだとかでしたっけ。スマホに対応しないからといって、PC利用時の検索結果まで手を加えるとか迷惑千万。スマホで検索できるのにも関わらず、わざわざPCから検索しているのには理由がある訳で。

海外SEO情報ブログ - Google、モバイルファーストインデックスの導入予定を正式発表。スマホ向けページを検索の評価対象に。SEOへの影響は?
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-introduces-mobile-first-index/

モバイルフレンドリーって、要はパソコンアンフレンドリーですよね。Googleは最大多数の最大幸福を目指しているのでしょうか。それはそれで仕方がないとも思いますけれど、他に乗り換えられるライバル的なサービスが無いと、利用者は追従するしか無いところは難点ですね。

コトバンク - 最大多数の最大幸福(さいだいたすうのさいだいこうふく)とは
https://kotobank.jp/word/%E6%9C%80%E5%A4%A7%E5%A4%9A%E6%95%B0%E3%81%AE%E6%9C%80%E5%A4%A7%E5%B9%B8%E7%A6%8F-68046

>7をギリで抜けない10、しかし差は0.4%まで詰まった。
私のまわりですと、今のところ自宅PCのOS率は「Win7:Win8.1:Win10=7:2:1」くらいですね。会社でWin7を使っている、購入したWin7機がまだ壊れていない、辺りが最大の原因。現状の新規購入ではWin10しかほぼ選択肢が無い訳ですから、減る方がおかしい。

>10と7、動きが出て来ております。何が原因かさっぱり判らない。
大穴で「AMDのRyzenが高性能だから、長く身を潜めていたAMD党員がここぞとばかりにWin10でPCを組み始めた」に1ドル賭けます。

>10なのにEdgeがIEに負けている
業務に関してですと、入札参加に必要な電子申請では、今のところEdgeがOKな役所を見たことがありません。IE11までOKは多し。

>FLASH無し率6割少々。
思ったより2割くらい多い結果。とはいえ現代だと必要な場面は限られますから、Flashが必要な際はブラウザを使い分けるのが賢いやも。

初めまして。earthwormと申します。私もRYZENの発売を知り、PCを自作してみたいと思いました。そして、羊先輩のブログに出会いました。以来、ずっとファンの一人です。羊先輩のアドバイスを参考に、いつかは、RYZENを使って、PCを自作したいです。サポートが切れるまでvistaを使ってました。サポート切れる前は、私のPCだけかもしれませんが、怒涛のアップデートがされ、あげくPCの画面が頻繫に真っ暗になり、再インストール直後は出来たDVDの再生が、出来なくなりました。羊先輩のおかげで、原因が、マイクロソフト社にあるような事を知りました。えげつないマイクロソフト。今は、ネットにつながないで、使っています。DVDの再生も出来ます。全くの素人ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Windows 7のシェアに変化なし、Windows 10への移行が一向に進まない : PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/51823473.html
世界的には7のシェアは減っていないようですよw

7と10の両方を使っていますが、
・10のほうが一手間多い
・7と10で挙動が違う機能がある
・Edgeやストアなど10独自の機能を使っていない
という理由で7で十分だと思いますw

Windows 10 Sのインストーラーが公開される | スラド IT
https://it.srad.jp/story/17/08/05/0643242/
これ誰得?w

「Windows 10」リリースから2年--良かった点、悪かった点 - ZDNet Japan
https://japan.zdnet.com/article/35105406/
最後の2つがひどすぎw

コメントする ※要ユーザ登録&ログイン

BTOパソコンメーカー比較

パソコン工房

高性能: ★★★★★ 保証: ★★

コスパ: ★★★★★ 安定: ★★★

初心者: ★★★★

性能とパーツの相場がある程度わかる人なら標準構成が多いのでコスパ重視で選びやすい。同じに見える同じ価格でも仕様の違いがどうなのか判る人には最適。

DELL

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★☆☆☆ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

10年以上前まではDELL=初心者向けの安いパソコン、それはもう通用しておりません。クーポン適用後が適正価格だと見抜けるパソコン詳しい人向け、または大人買いで割安になる法人向け。

日本HP

高性能: ★★★☆☆ 保証: ★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★

初心者: ★★★☆☆

コスパと性能以外にも見た目も重視したいならHPのノートも選択肢としてアリ。自社製造状態なのでBTO=ダサい印象は払拭されるかと。デスクトップは法人用、ゲーミングは海外向き。

ツクモ

高性能: ★★★★★ 保証: ☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆

初心者: ☆☆☆☆

昔のマニアックな感は無くなり家電通販のような普通のパソコン屋に。機種が少なく特徴的な少数精鋭状態なので選べる人を選ぶ。ヤマダ電機の一部、または自作PCのパーツ屋さん。

フロンティア

高性能: ★★★☆☆ 保証: ☆☆☆

コスパ: ★★★★ 安定: ☆☆☆

初心者: ★★★☆☆

フロンティア神代の解散後、現所長のパワハラがひどいとタレコミが複数あり、私から内情を運営会社へ伝えると逆ギレされて私を訴えるぞと謎すぎる返しがあり困惑中。

サイコム

高性能: ★★★★★ 保証: ★★★

コスパ: ★★★☆☆ 安定: ★★★

初心者: ☆☆☆☆☆

PC自作したくない中~上級者向け、昔ながらの2chおっさん御用達な鉄板メーカー。動かない構成でも購入できるので初心者にはおすすめ不能。量産系BTOのようにコスパ悪くならないのでサイコムだけは自由なカスタマイズを激しくおすすめ。


※ドスパラはパーツの偽装疑いを誤魔化したり取引先を勝手に切る信頼性暴落した事件があり掲載中止(2020.11.26)

※マウスコンピューターは高いぞと書きまくったからか遠回しにリンク削除しろと言って来たので削除(2021.03.28)

勝手に評価シリーズ

結果として宣伝になっていますが依頼されたわけでは無く、依頼されてもやりません。

データ復旧のIUECを勝手に評価
あなたの街の~を勝手に評価
ESETセキュリティを勝手に評価

カテゴリと更新通知

プロフィール

ヒツジ先輩

書いてる人:

BTOパソコンの元修理担当。ハードウェアに超詳しいワケではありませんが、どうしたら故障するのか何となく解るので壊れにくいパソコンを紹介します。