AOMEI Backupperを使ってみたので紹介。
私が普段利用している無料のバックアップソフトはEaseus Todo Backupだけれども、コメント常連の庶民AさんはAOMEIを使われているとの事。使い勝手はどうなのか、Easeusと比較しつつの感想文。
今すぐ必要では無い人も適当にお読み有れ。
AOMEI BackupperでHDDやSSDを丸ごと無料でコピー
ダウンロードはこちら。
AOMEI Backupper - 窓の杜ライブラリ
http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/aomeibackup/
落としたならダブルクリックでインストール開始。
ちなみに他人のPCをTeam Viewerで遠隔操作しつつスクリーンショットを撮っているので一部ぼかしております。
現在のバージョンのAOMEIはインストール中に妙なプログラムが入る事も無くすんなり完了。画像はインストール中の一部のみ撮影。
起動するとこのような画面になるはず。
新規作成をクリックすると左のメニュー1つ下のバックアップへ移動するだけなので無視して左下のクローンを押す。
システムクローンは鍵マークが付いており、SNSでAOMEIのCMを垂れ流さねばアンロックしてくれない仕様なので最上段のディスククローンを選択。
ソースはWindowsが入っているCドライブを選ぶ。
宛先ディスク(ターゲット)は消えても良い、または空のドライブを選択し、次へを押すと注意書きの表示。
要するに消えますよという意味なので全部消えても良いならはいを選択。
するといきなり開始では無く最終確認。開始ボタンでスタート。
37%で21分経過、183GB中98GBという事は半分を超えた辺りなので%と合っていないけれど気にせず待ちましょう。
53%までは確認出来たけれど、その数分後一気に100%になり処理完了。
このPCの所有者は自力でSSDを搭載しバックアップ用HDDも取り付けたくらいの知識をお持ちなので、SSDを取り外しHDDからの起動を試してもらったところCドライブと全く同じ状態でWindowsが立ち上がるとの事で無事クローン完了。
SSDへ戻してWindows起動、再びTeam Viewerでリモート接続してFastCopyで同期によるバックアップが出来るよう仕込んで任務完了。
クローンはEaseusではなくAOMEIでも良いと思う(まとめ)
Easeusはシンプルで分かり易いと書いたけれどAOMEIはもっと分かり易い。
AOMEIとEaseusで検索してみると、AOMEIでディスククローンを作るとWindowsの修復が必要だったとか、Easeusは使う以前にインストール出来なかったという環境も存在するようなので、どちらか駄目ならもう一方を使う感じでよろしいかと。
このような高機能なソフトがタダとは、良い時代になりましたな。
完成品のBTOパソコンでも2ストレージ構成を推奨(おまけ)
例としてマウスでのカスタマイズ画面。
画像のようにSSD無しを120GBへ変更すると、マウスは容量の小さい方へOSをインストールするとの事なのでSSDへWindowsを入れてくれる仕様。120GBで足りないなら240でも480でもOK。
DVDドライブがDならば以下のようになるはず。
- Cドライブ・・・SSD:120GB<-Windows入り
- Eドライブ・・・HDD:500GB<-空(何も入っていない)
昔はこの状態ならばCドライブはWindowsやアプリケーションをインストールし、Eドライブはマイドキュメントを移動したりでデータ用としていたけれど、2016年現在はクローンや同期用のソフトがタダなので導入のハードルが低い。※昔は1~2万円する上に速度も遅くマニア向けだった
PC納品直後にAOMEIやEaseusなどでいきなりCドライブをEへクローンしておき、可能ならば同期もさせておけば、いざCドライブが故障したりWindowsがぶっ壊れて起動しない時の保険になる。
具体的には、C->EのクローンならばEドライブからも起動出来るわけで、Cドライブでの不具合で修理に出すと、メーカーの修理担当者は正常なEドライブはいじらない、CのSSDのみ交換しWindowsを入れ直すので保存したデータは消えない。
Cドライブが真っさらになり修理から帰って来たならE->Cへ逆にクローンを作成すれば元通り。もし修理担当者がEドライブがどうなっているか開いて見たなら、ブート(Windows起動)するかまで確認したなら、安心してデータを消せるのでユーザに感謝するレベル。※本当は彼らも消したくない
また、保証期間が過ぎてSSDが故障したなら、市販のSSDを購入して換装して逆クローンすれば簡単に復活可能。ストレージ交換はメモリの次くらいに手軽、SATAと電源コネクタを差し替えるのみ。
故障したSSDの取り外し方が分からないなら外さなくとも良く、新規SSDは適当にケース内へ置いてみたり、端子が外れそうもなければぶら下げてもOK。
PCメーカーはユーザデータの事には(ストレージ交換やOS入れ直しで削除する以外は)基本的にノータッチ。自力でやるにしてはあまりにも手軽になったクローンやバックアップ、同期を強く推奨するけれど自己責任にて。
>私が普段利用している無料のバックアップソフトはEaseus Todo Backup
個人的な感触で言えば、どちらも有名なソフトだけあって使い勝手は良く、特に機能にも差があるとは思えないため、どちらを使っても良いですね。
私は「バックアップしたイメージファイルを仮想ドライブとしてマウントし、ファイルを個別に取り出せる」辺りが気に入ってAOMEIを使用中。ただし、役に立った機会は数えるほど。Easeusに同機能があるかは不明。