クレーマーを発見したので迎撃。
ノートPCのマザーボードが故障したらしく、店舗でゴネまくりパーツ代が不明とか高額などとイチャモンをつけた挙句、見積もりが有料と聞いてキレている、どう見てもたちの悪い人のツイート。
元PCメーカー修理担当の私からいくつか。
ノートPCの修理費は高額で見積もり有料は当たり前
元ネタの前にノートPCや修理について5つ。
値打ちこいておくと、私は修理工場で数千台のデスクトップとノートPCを修理していた事がある、但し昔の話であり8年以上も前の事。しかし修理現場の事情は今もそう変わらないと思う。
1.なぜノートPCを購入してしまったのか?
修理代が高すぎる系のクレームは主にノート。
デスクトップPCで大騒ぎされるクレーマーは多くがPC初心者や知ったか系の人ばかりに対し、ノートは純粋に見積もりが高額という理由でブチ切れる人が結構存在。
少し考えると判ると思うけれど、ネジ2本の側板外してプラスドライバー1本あれば全てのパーツを簡単に外せるデスクトップに対し、数十本あるネジを外し外装を剥がして分解するノート、どちらが修理費用高くなるかは子どもでも判りそうなもの。
2.どうして延長保証や保険に入らないのか?
「1年半で故障した」などはパソコンあるある。
だからこそ、特に高級なPCこそ3年などの延長保証が必要となり、メーカーの延長が無ければ保険会社の修理保証もあるのだから保険を掛けておくべきでしょう。
無保険で事故をし、「治療費が高い」とか意味が解らない。今回はパソコン工房なので+10%でプラス2年の延長が可能。なぜカスタマイズで付けなかったのか、自業自得。即納でカスタマイズ無くとも、延長保証は追加可能。
3.パソコン修理は一度パーツ交換し見積もる
これ、知らない人に言うと結構驚かれる。
PCメーカーの修理は専用の検査機があり、それでチェックすると「CPU NG」などと表示してくれるのだろうと想像される人が居られる。
実際どうやっているかは自作PCユーザと全くと言えるほど同じで、デスクトップPCの電源が入らないならサイドパネル開けて電源ボタンを押してみる。CPUクーラーのファンが一瞬回るならおそらく電源ユニット、何も起こらないならマザーボードの可能性、しかし電源替える方が簡単なので電源替えてみる、という流れ。
ノートPCも同じで、電源が入らないならまずバッテリを抜いてみる、次に工場のACアダプタで電源オンしてみる、駄目ならため息をつきながらマザーボード(機種により電源基板)を交換し、正常動作すれば見積もりを作成。OKなら返却、NGならば元の故障したマザーボードへ戻して組み立てて返却。
現場としては見積もりで修理中止になれども作業内容はほぼ同じなのだから、見積もりが有料になるのは作業料と思えば数千円程度ならば格安、大サービスと言えましょう。
4.修理以外に全体の検査をする手間も掛かる
メーカーからマザーボード故障として見積もりが出た時点でマザーボードの故障。逆にいうとマザーボード以外は正常。
なぜ正常と判るかは、一度正常なマザーボードへ交換し、他のパーツに異常が無いか専用のソフトで確認する為。これは自作PCユーザは持っていないメーカー専用の検査ツール(ソフトウェア)が何種類か存在。
どうして全体を検査するかは、マザーボード交換後に電源が入りマザー交換の見積もりを出した後、キャンセルならセーフだけれども、見積もりOKの後に検査中にHDDがエラー吐いたとかシャレにならない。見積もりの後出しは出来ない、という意味。
マザーボード以外に異常は無いというお墨付き、時間を要する検査をいくつかやるのだから、タダでOKとは行かないでしょう。ちなみに保証期間内ならばタダだけれども、それは故障率などを予想し製品代、利益の部分に含まれております。
故障のまんまヤフオクで売り飛ばす際、「おそらくマザー故障、他は異常無いはず」と書くより、「メーカー修理キャンセルしたマザーの故障、他のパーツは異常無し」の方が価値が高い。
5.保守在庫はメーカーの言い値や当時の価格
PCパーツは2年も経てば消えて行くほど進化が早いものだけれども、息の長いパーツや3年保証の存在があるので保守在庫(修理用パーツ)の長期保管が必要。
3年経てば要らないかと言えばそうでも無く、メーカー側は5~7年くらいは有償でも修理を受けるものなので5~7年在庫しておかねばならない。
余談かつ極端だけれども、1枚60万円とかするQuadro(ビデオカード)搭載機が1台でも売れたなら、次世代の同等か上位互換のQuadroが出るまで最低1枚は保守在庫が必要になる、と言えば修理代が高くなる原因の1つとしてうなずけるかと。
SATA接続のHDDのように大容量かつ高速化された新製品へアップグレード出来る物ならば良いけれど、今後消えて行くと予想されるDDR3メモリは今から5年以上在庫しておく必要アリ、と言えば分かり易いだろうか。
5年経とうと古くなろうとパーツ代は当時の仕入れ値プラスアルファ。今なら3TBのHDDが1万円切れるけれど、メーカーが在庫している500GBのHDDが5千円程度とは限らず、仕入れが1万なら1.2万円くらいは言うもの。
また、ノートPCの場合はBTOメーカーでは基本的にベアボーンという半完成品の状態で主に台湾から仕入れており、もしBTOメーカーが自社修理工場で分解しパーツ交換するならば部品単位での取り寄せが必要。
そのパーツ単品はもちろん割高。10万円のノートのベアが5万円でもバラで買えば10万円は余裕で超えるだろうし、製造側からBTOメーカーへ分解禁止と言われている機種は丸ごと交換になるので、セールなどで安く買うパソコンとは違い購入時より高価になる事も珍しくはない。
クレーマーのツイートまとめへ突っ込んでみる
元ネタはこちら。
ノートパソコンの修理費はなぜ高い? ~ボッタクリか適正かについての一議論~ - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/1040505
クレーマーのキレ言を引用にて。
パソコン工房で買ったPC、マザー故障で修理見積もりだしたら10万かかるって言われた 二度と買わねえ
そんなものでしょう。
CPUはCore i7-4710MQ搭載の高性能ノート。高額なノートは高額な理由があるわけで、CPUが高性能ならばマザーボードもそれなりに。
ノートPCが12万円でも安かった10年くらい前の相場で言えば、マザーボードは4~6万円、これに海外からの送料やメーカーがある程度の利益を乗せる。
そしてノートのマザーボードはパソコンの修理で最も面倒な部類なので交換作業が1万円などナメた設定になるわけが無し。
Core i7が搭載出来るようなノートPCならばモバイルでは無いとして、ベアボーン交換では無くパソコン工房が自社で修理している可能性はあるけれど、ベア交換のベア代という可能性もあるわけで、そうなら10万は不自然な額ではございません。
続いてパソコン工房の店舗での会話らしき部分。
- わい「故障箇所わかってるからパーツ交換の先に見積もり出してくれ」
- パソコン工房「わかりかねます。製品と同額ぐらいです」
- わい「CPUやメモリによって製品価格変わるやろマザー同じでも どんぶり勘定すぎるぞ」
- パソコン工房「わかりかねます。」
クレーマーの見本のような言い分。
仮に私が友人のPCを見てマザーボードが故障している可能性95%と思えども、店やメーカーなどへ「多分マザーの故障、9割方」などとは言わないし友人にも言わせない。
パソコンのプロ相手に客が故障箇所を決め付けるような言い方は失礼な上、私も修理現場で、「マザーボード故障」と書かれた依頼書は見て良い気はしなかった。余談だけれども、そういう修理品は大抵マザーは正常、8~9割くらい。マジで。
要するに知ったか&自称上級者様のサイン。
もうこれで本当にマザーの故障かどうか判らなくなってしまったけれど、話はまだ続くのでそういう事にしておきましょう。
そして、パソコン工房の「わかりかねます」も当然。店舗スタッフがノートPCの修理がマザーかベア交換どちらになるか知っているわけが無いだろうし、それらの価格も判るわけが無く、作業費用を部署違いなのだから勝手に言えるわけも無い。
- わい「商品の型番確認したやろ?性能も把握したやろ?」
- パソコン工房「はい」
- わい「その上でマザーの交換費を求めてるの おわかりか?」
- パソコン工房「わかりかねます。見積もりに出して6000円払ってください」
このクレーマーはデスクトップPC並にマザー交換が簡単と思っているのだろうか。私は初めてノート分解した時は開けるだけで1時間、戻す時も1時間くらいかかった。
最終的に片道15分程度まで短縮出来たけれど、平均40分くらいかかるとするなら、私は無償ボランティアで働いていたのでは無いので40分の人件費かかるし、メーカーも親切でマザーボードを在庫し続けていたわけでも取り寄せたわけでも無し。
それらの責任に対し6千円は妥当、むしろ良心的。
- パソコン工房「修理費は本体と同額ぐらいに」
- わい「だからさ、OS、CPU、メモリ、ディスプレイで値段は3万にも10万にもなるだろうが。マザーの交換の話してるんやで?」
- パソコン工房「はい」
- わい「じゃあ3万のノートだとマザー交換に3万でCPU高額やったらそんだけかかるんか?」
パソコン工房の店員も面倒になって来たのか、らちが明かないので遠回しに帰れと言っているような印象。
3万のノートだろうとノートのマザー交換がパーツ代と作業費合計3万円という格安設定なわけがない。私が購入したパソコン工房の3万円ノートは、マザー故障したら捨てるかヤフオクで2コ1にする予定。メーカー修理に出せば絶対購入額超えると判っているし、3万円以上の価値は無い。
この人の言いたい事は解る。しかし私は3万円以外に1万円のノートもパソコン工房でゲットしており、メモリの故障以外は1万円以内で済むわけが無いと言えば、購入額と修理代の関連性の無さが解るのだろうか。
話を戻し、本体と同額くらい、ならばマザー交換もベア交換も可能性としてはアリ。マザー交換はマザー単品が高額で分解が困難なので作業費が高額。
ベア交換すると本体部分が丸ごと新品になるけれどやはり高額。しかも最低限CPU、メモリ、ストレージを載せ替える作業があるので複数分の交換費用が発生してもおかしくない。
- パソコン工房「わかりかねます。」
- わい「つまり基盤情報わかった上で修理費は3万~10万円で正確に知るには6000円かかると」
- パソコン工房「はい」
基板情報(マザーの型番?)は外から見て判るわけが無いので修理費用もわかるわけが無い。しかし3~10万は見ておいた方がよろしい、と言われたのでしょうな。私が店員なら5~10万あるいはそれ以上と言いそう。
こんな雑な対応をしてくれたパソコン工房の商品をみんなが二度と買わないようにここにつぶやいておく
こんな嫌な客に絡まれてしまったパソコン工房の店員が気の毒すぎる。
こうして、「パソコン工房最悪」という流言飛語が爆誕するというクレーマー独特のパターン。以前も書いたけれど、メーカー名を名指しで最悪と言っている人は知ったか自称上級者、または初心者すぎて混乱したクレーマー。この人は両刀。
私以外の意見はリンク先のまとめを読んでみましょう。クレーマーに同意している人は良く解っていない人達、「アンタの方がおかしい、店員の対応は真摯だ」とクレーマーを批判している人達の文章は説得力があるものが多い。
読んでいて気分の良いものでは無いけれど、クレーマー関連記事3つ。
ちなみに私はドスパラやパソコン工房の関係者ではないし、金をもらってパソコン工房などの援護をしているわけではございません。元ノートPC修理していた常識的な人間として客観的に意見したまで。
修理現場はコールセンターと連動しており、コールセンターの仲間達がクレーマーに度々いじめられていたのでクレーマー憎しとは思う。
自力で修理交換できないなら後の事も考える(まとめ)
マザーボード交換がパーツ代だけで出来ると思っていたり、本当にマザーの故障か確認する為に交換してみる作業がタダだと思う方がおかしい。
もし私ならどうするか?
まず、そんな高いノートは絶対に買わない。ありえないけれど、どうしても高性能ノートが必要な状況になったなら絶対に3年保証を付ける。
3年過ぎてマザーボードが故障したっぽい、メーカー修理が10万とかならば、ヤフオクで同型番のノートか同型のベアボーンをキーワード検索、無ければアラートに設定して出品を待つ。狙いは液晶割れで、電源入らないとかジュースこぼしたジャンクは不可。2コ1にするという意味。
逆に液晶を割ったならば保証期間内であろうと保証適用外なので、電源の入らない同型のノートやベアを待つ、または逆にそういう人向けに故障したまんま出品する。
更にヤフオク検索と同時にノートを分解し、マザーボードを取り出して型番を見て検索し、海外サイトでマザーボード単体が販売されていないかも探す。パソコン工房ならばCLEVOという台湾メーカーのベアボーンの確率が高いので時々見かける。
この程度の発想が出来ない、交換作業する自信が無いなら大人しくメーカー修理に出すか、メーカー以外の修理業者からボッタクられるべきでしょう。
なお、今回のクレーマーがわけわからないところは高性能ノートの修理をあきらめたのは良いとしても、DELLでスリムタワー(?)を購入している事。
- 出来れば背負えるぐらいで万が一マザー飛んでも買い替え修理できるデスクトップだ!
- となると本体価格が安いからぶっ壊れてもとっかえが効きやすいNUC系でもいいな
- 次の商品を購入しました:Dell 『Dell デスクトップパソコン Inspiron 3250 スリムタワー Core i5モデル 17Q12/8GB/1TB/Windwos10』
- 3年保証つけた
省略したURLによるとこれ。
source:Amazon.co.jp: Dell デスクトップパソコン Inspiron 3250 スリムタワー
このクレーマーは間違いなきニワカ、あとはわかるな。で終わろうかと思ったけれど解らない人もいるはずなので説明しておきましょう。
DELLはパソコン工房などと違いマザーボードを自社(正確にはFoxconnなどの下請けが)製造しているので交換用のマザーボードはDELLしか持っておらず、チップセットを合わせたとしてもケースに上手く収まるかは別の話。
ところでこのケース、Micro ATXにしては小さい気がしたのでDELLのオンラインマニュアル見るとナニコレである。
source:www.dell.com/inspiron-3250/システム基板のコンポーネント
「ノートのマザーかよ」と突っ込みを入れたくなる規格不明のオリジナル。
また、マザーボードを変えるとWindowsがDELLのOEM(DELL製品専用)ライセンスなので承認が通らないと思われ、通ったとしてもライセンス違反になってしまう事をこのクレーマーは知らない。
更にDELLは製品安いけれど修理代が高い、パソコン工房より余裕で高額なはずな事も知らないのでしょうな。
もう1つ追い打ちすると、ノートの修理代が11万とすると、DELLのデスクトップを7万で買うならもう4万出せば高性能ノート復活した。3年保証付けたらしいので更に差額は縮まり、ノートからデスクトップへ替えたという事は新たにモニタが1台必要なので差額1万円少々になりそう。
パソコン工房は悪くないし、キレずに真摯な対応をした店員は偉い。何が悪いかは、このクレーマーの性格と運。基本的に自作PC以外はマザー交換は出来ないのでご注意あれ。※サイコムのような市販品使うBTOや量産系でも時々市販なマザーは例外
3年半後、このクレーマーのツイッターの書き込み欄には、「DELL最悪」と書かれているに500ペリカ。
>DELLでスリムタワー(?)を購入している
まあ前より少しは進歩してるんじゃない(笑)かと思います。
・DELLだから簡単な自己診断プログラムが入っている可能性が高い
・DELLだからネット検索すれば容易に分解メンテマニュアルが手に入る可能性が高い
本人がDIYである程度修理できる かもしれない
・ノートや一体型よりは放熱面で故障しにくい(機種によるが、おそらく)
・液晶一体型に比べ、若干 故障箇所の切り分けがしやすい
欲を言えば
・グラボ無しならば、数千円のグラボでも付けておいたほうが、CPU付近の発熱が抑えられ故障しにくいかもしれない?(これは根拠検証なし真偽不明)
でもマザボの交換修理まで考慮するなら、規格品マザボで数が出ている機種の搭載されたものを選ぶでしょうね。また保証切れのDELLの修理価格の高さは有名。
>数十本あるネジを外し外装を剥がして分解する
しかも安いドライバーを使うとネジ山を舐めてしまい、二度と付け外しできなくなるという凶悪な罠を搭載。畳の目地に入るほど小さいネジを使うのは止めろと申したい。
>延長保証
3万円くらいの安いノートならともかく、10万円以上なら迷わず加入するが吉ですね。自分で修理する気が無いなら尚更。
>一度パーツ交換し見積もる
そら壊れたパーツが何なのか特定しないことには、修理料金も納期も不明ですからね。バラさずにツールでパッと故障箇所が分かるなら、修理業者は歯医者並に増えるはず。
>自作PCユーザは持っていないメーカー専用の検査ツール(ソフトウェア)
一般のユーザが正常動作のチェックをするなら、重めのベンチマークソフトでも動かしましょうか。モンハンで正常動作でもFF14はエラーを吐くとか、3DMark11は途中で止まるとか、負荷を掛けて異常があるなら何処かおかしい。
>故障箇所わかってるからパーツ交換の先に見積もり出してくれ
仮にマザーが壊れているとしても、他のパーツも壊れていないかは不明ですからね。基盤がショートしているのか、はんだが取れているのか等の詳細も不明。見積もりなんぞ出せる訳が無かろうと。一度も診察を受けた事がない医者へ「鬱っぽいから向精神薬の処方箋をくれ」と言ったって無理なのと同じようなもの。
>ノートのマザー交換がパーツ代と作業費合計3万円という格安設定なわけがない
パーツ代が1万としても、マザー交換から動作確認までを2万で引き受けたくは無いですね。地元の電器屋ならあるいは、という程度。
>メーカー名を名指しで最悪と言っている人
非常に大きな会社だと、案外に許される傾向もありますね。DellしかりIntelしかりMSしかりAppleしかりLenovoしかりSamsungしかり。
>3年半後、このクレーマーのツイッターの書き込み欄には
その前に「発送に3週間も掛かるんだと。しかも船便。待ってたら連絡が来て『事情により納期が1週間ほど伸びました』だとさ。Dell最悪」となりそう。
では仮名じゃ無いA社の対応を。
職場の同僚がA社製の一体型PCを修理見積もりに出しました。
症状は電源を入れても永遠にブートしないというもの。
A社「基盤とHDDが死んでいます」との診断。
同僚「じゃあ、修理いいっすわ」とそのまま引き取り。
私「同時に死ぬのはちょっと考え難い、いじらせてもらえるか?」
同僚「あー復活しなかったらそのまま捨ててください」
私「リカバリーディスクは?」
同僚「なんでしょうかそれは」
こんなこともあろうかとA社のディスクを数十枚所持しているのであるが。
思い当たるバージョン6.0ブートせず。その次の6.3ブートせず。
そういえばグラフィックボードAとNが関係する問題がある。と6.4を読み込ませる。
正確にはそれがデスクトップ用なのでブートする方がおかしいのだが、とりあえずは起動した。
インストールしようとすると「このディスクからはインストールできません」と。
全体の診断をするとハードウエアには異常がないというレポート。
じゃあ何故ブートできないのだろうか。HDDの診断もできるので実行してみる。
検証の結果いくつか修復が必要だとでる。
その後元気にブートするA社製の一体型PCであった。
ハードとしては一切故障していないがブートだけは出来なかった模様。
無論A社としては新しいのを購入して欲しいだろう。
なおA社の名誉の為に申し添えますと、別件で相談した時。
デスクトップを中古で入手して元のリカバリーディスクは無し、
アップグレードしたバージョンで動いていたが当方は持ち合わせていない。
そしてそのHDD自体が飛んでしまうという状態になってしまった事がありました。
その時はゴネずにただ力なく電話を切りました。
後日のことですが海外拠点から「公式より一日前の日付の入ったブートディスク」
がDVDRで送られてきました。
当然一体型の時とデスクトップでは担当者が違いますし、想定される利用者層も異なります。
住所が分かっている上にヘビーユーザーだというのもばれているでしょう。
客とは言えども自分の出来ない事を頼んでいるのだから、ある程度は謙虚にならなければ。
ネタになるかと期待したもののA社では解らない。
問題無いと思う上に、その文面からしてA社から何か言われたなら私が責任持つので、そのような珍しいリカバリ方式を採用しているメーカー名をご教示いただけると私も勉強になるのでぜひ公表してもらえると幸い。
2017年現在、診断ツールを採用しているのはドスパラかDELLくらい(レノボは3年くらい前にやめた)と見ており、海外からDVDが送られて来たという事はDELL?
>A社「基盤とHDDが死んでいます」との診断。
個人の自作PCユーザな私に言わせると有り得ないレベル。基板(マザーボード?)とHDDが同時に故障とかないない。
しかし、メーカーに居た当時の私に言わせるとありえる。メーカーが持っているソフトウェアチェックは、致命的ではないとしてもエラーがあれば故障と判定するのであるある。
>住所が分かっている上にヘビーユーザーだというのもばれているでしょう。
失礼ながら悪質なクレーマーではないと言い切れる自信はおありだろうか。企業が位置個人に大して普通そこまでしない。常識的に考えると。違うなら失礼。私がメーカー側ならクレーマーに対してならそこまでするかもと思った為。
リカバリディスクはバージョンではなく最低限チップセットかマザーボード単位で違うはず。もしバージョン管理ならば、そこまで大規模にリカバリの流用が可能という事になるのでDELLとしか思えないのだけれども、DELLのパソコンでそんな事をしているという話を聞いた事が無いのですがそれは一体何なのか気になるのでメーカー知りたい。
仮名じゃ無いA社はAppleでござる。
まあ自作PCの巣窟になに紛れ込んでるんだといわれると切ないが。
会社のmacにwindowsも結構インストールしているのでお許しあれ。
>基板(マザーボード?)とHDDが同時に故障とかないない。
私も「そりゃあんまりだッ、馬鹿こくでねぇ」と思ったのでいじくってみる気になったのです。
しかもこの機種のHDDは温度センサーが特注でかなり面倒な事になる。
>失礼ながら悪質なクレーマーではないと言い切れる自信はおありだろうか。
これは会社でリストアしていて「20台」に対して30-40回のインストールをしている。ついでその際に会社の電話番号をずーっと入れていたのです。会社で電話したものですので・・・。
AppleのOSは機種専用もしくは全機種用ということにはなっています。
ディスクの黒いラベルは適応する全機種に、グレーのラベルは機種専用です。
デスクトップとノートの流用はかつては簡単に出来たのですが、最近はかなり難しいです。
しかしそのマシンには10.6.4以降が必要なのですが10.6.3しか黒いラベルが無いのです。本人のグレーのラベルはもしあっても実家にしか無い上にとても遠い。
かといって稼働中のマシンからOSXはリカバリーは作成できません。
ということでてっとりばやくデスクトップの10.6.4からブートしてみた次第。
10.6.3まではATIで10.6.4からはnvidiaのドライバーが読み込めればブートできるという事情。
今回の場合についてはこれがイーリガルなのは重々承知ですが。
OSXならFWのデイジーチェーンで別なマシンをマウントしてHDDのアクセス権を修復して修理可能です。
駄目だった場合は10.8でもインストールする予定でしたが、本人は起動するならそのままでいいと言うので。
こういう顛末です。あ、BTOメーカーに「番外」でappleを付け加えるのはどうでしょうか。