まとめ記事で面白いスレを発見。
自作PCの難しいところはパーツ選び、組立は簡単、そう言う人は何度も組み替えて慣れていたり、メーカーの生産や修理工場で働いていた人の言い分であり、私も昔はよくミスっていたと思い出した。
事例と私の失敗経験を元に解説。
自作PCの組立作業で初心者がミスりやすい7項目
元ネタはこちら。
自作PCやり始めて最初に詰むのって : PCパーツまとめ
http://blog.livedoor.jp/bluejay01-review/archives/55587267.html
パソコンいじりの初心にかえることができそうな、初心者時代あるあるを網羅していると思った7項目。
1.最大の難関?フロントパネルのコネクタ接続
画像は私のメインPCのマザー、ASRock Z97 Extreme 6にて。
source:ASRock > Z97 Extreme6
1より。
1:フロントパネルコネクタだよな?
そう思う右下の赤枠、むき出しになっているピン。
初めてサイコムの完成品デスクトップでこれらコネクタを外した際、かろうじてスイッチだけはわかったので何とかなったけれど、どこに挿さっていたのか写真とか撮影していなければ、マニュアルが無ければ初心者なら詰めると思う。
何が難しいか、いくつかの要素がございます。
- LED(アクセスランプ、電源)はプラスとマイナスがある
- 自作慣れしていなければ基板の印字の意味がわからない
- マザーボードによりピンの配列が様々すぎる
- ケースによりケーブルの色や種類が違う
- 2本1組なのに1本ずつバラけている
- メーカーPCは端子が無印字もある
一からの自作PCならば2はマザーのマニュアルがあるし、6は必ず端子に何用か印字があるものの、BTOメーカーのオリジナルケースは印字が無い(生産時に色で指定される)場合もあり、量産系BTOならマザーのマニュアルが付属しない。
これら2点以外でも最初は中々どれをどこに挿すべきか迷うだろうし、マズいことに挿し間違えると故障につながる事もございます。ちなみに端子が1本にバラけている理由はプラスとマイナスのピンが隣り合っていないマザー用。
何の知識もない状態からなら個人的な意見としてはここが一番難しいと思う。なぜ配置や色を統一してくれないのだろうか。
ちなみに慣れると端子とマザーのプリント(SWとかHDD LED+など)を見るだけで挿せるようになる。
2.CPUクーラーのバックプレート方式が2大難関?
10:CPUクーラー付け替えがしんどかった マザボの裏に固定するのつけるやつ
ケースのコネクタと同様に慣れなければ難しいと思う。
CPUクーラーの固定には、バックプレート方式とプッシュピン方式の2種類があり、それぞれ利点と難点を兼ね備えております。
- バックプレート:重いクーラーでも大丈夫、取付が面倒かつ難しい
- プッシュピン:固定部分がプラスチックなので折れる、着脱が容易
バックプレートはその名の通りマザー裏の鉄板でクーラー固定する。
source:CPUクーラーの固定はバックプレート主流 - AKIBA PC Hotline!
リンク先で違いが詳しく説明されているので、マジな初心者がガチで自作PCするなら一読推奨。
なぜバックプレート主流になって行ったかは、重いクーラーもしっかり固定できるとか、水冷の場合は基本バックプレートなため。
バックプレートは金属板挟みにてネジで固定するため、重くデカいサイドフローなクーラーでもガッツリ取付可能。反面、マザーの裏の作業なので着脱時はマザーの裏へアクセスする必要があり、バックプレート非対応ケースならマザー外さなければならないのが面倒。しかも4点の締め加減の強弱で水平を保つ、これが割と神経使う。ネジ締めすぎてマザー割る人も居るし、水平でなければヒートスプレッダ浮くので冷却不足に。
プッシュピンはマザーの表面から着脱するのでマザー外さなくても良く、ピンを押したり回したり引っ張るだけの作業なので大掛かりにならない上、何も考えず取り付けるだけで水平になるよう設計されております。反面、ピンの先はプラスチックなのでヘタすると曲がる、折れる、強い衝撃で外れる、慣れねば着脱に苦労する、など。
私も一時的にバックプレート方式のデカいトップフローを付けていたけれど、クリーニング時に毎回鉄板外すの面倒になり今はプッシュピンのサイドフロー。
もちろん過去にプッシュピンの足先を折ったことある。
3.メモリを挿す時の力の入れ加減は?
5:メモリ力いっぱい差していいのか…? どこまでが正解なんだ…?
正解は、マザーが割れない程度に強く押して良く、装着できるまで力を入れてOK。さすがにメモリ挿そうとしてマザー割ったとかは聞かない。
私の失敗談は、初めてメモリを増設か換装かしようとした際、外し方は両側のレバー開けば良いとわかったものの、取付はメモリをスロットへ入れてレバー戻せば良いと思っていたので認識せず。
外し方は合っていたけれど、メモリを装備する際は押しましょう。取付時にレバーにさわる必要はない。押してハマればレバーは自動的に閉じる。自作しないならこれ知らない人多そう。
4.意外とすんなり行かない背面のI/Oパネル
マザーの画像の左上を左側から。
マザーやケースを何度も組み替えたことあるアニキ達が苦笑いしそう。
14:一番苦労したのはI/Oパネルはめ込むの
デスクトップPCお持ちならば背面のこの端子は必ず見たことがあるはず。画像なら端子類の周囲の白い部分が銀色の四角い金属で覆われておりましょう。それがI/Oパネル。※Input/Outoputの略。
失敗は修理現場でも2回やらかしたことがあり、取付忘れ。ケース交換とか滅多にない修理なのでパネル付け忘れてマザーのネジ止め途中で気付いてネジ外すハメに。
>>14が何に苦労したかは、おそらくパネルがほんのり大きい、正確にはパネルは固定できるよう四辺がバネ状に曲がっているため、まっすぐかつ平行に取付なければならず、力任せになることも。
力任せは時にはグーでパンチすることもあり、左がハマると右が外れ、右がハマると左と上が外れるとかあるある。
安いケースやマザーのI/Oパネルは本格的に物理的にハマらないであろうサイズ違いも過去に一度見たことがございます。
5.相性問題は今でもAMDではメモリで出るらしい
15:相性問題
最近知ったことは、今でもAMDの構成ではメモリとの相性問題が出て動かないとか普通にあるらしく、安全第一で行くAMDユーザはAMDとかRyzen対応メモリと書かれたモノを買うのだとか。
インテルなら出ないかと言えば最近は滅多に出ない。但し時々マザーとメモリの組み合わせ、メモリ同士のチップにより相性が出て(と表現する)画面真っ暗でBIOS起動しないことも。
もちろん私も経験済で、DDR2時代にHynixとnanyaのチップ違いな組み合わせで起動しなかったため、それからはメモリ買う際は載せる分すべてを同時に購入しております。
2年くらい前にDDR3でマザーと相性出て起動しないPCも見たが、10年以上前と比較すると遥かに相性出る可能性は低くなった気がする。
また、相性が出ていても起動してしまうパターンも修理現場で見たことがあり、Windows上での挙動がおかしい、ブルースクリーン出る、Memtest86+を流すと真っ赤な行が高速スクロールした。
6.BIOSの専門用語と英語は慣れ
3:BIOS
source:スマホのアプリでPC電源を遠隔操作でオンする方法
これ本当に慣れ。
なぜかは1番のマザーとケースの組み合わせに似ており、マザーによりBIOSの表記や設定項目が違う、メーカーにより表現が微妙に違うので一律で教えられないし聞いても簡単に答えられないので慣れるしかない。
私はBTOメーカーで修理していたのでBIOS設定そこで学んだ、と思われるならばそんなことはございません。メーカー修理でBIOSいじる機会はCMOSリセットするくらい。まれに検査ツールのブート用にUSBにしたくて変える程度。もっとまれにHDD認識していないらしき時。
本格的にBIOS設定の英語の意味がだいたいわかるようになったのは割と最近、数年くらい前で、電圧確認、各ファンの回転数、CPUのアンダークロック、CPUとマザーの温度、WOLやUSBからの電源オン、など興味を持ち頻繁にいじり始めてから。
今でもZ97 Extreme 6内の項目は2割くらい意味がわからない、さわるとマズそうな箇所もございます。オーバークロックに興味がないのでメモリのレイテンシとか電圧どういじれば良いかぶっちゃけわからん。
失敗談というほどではないけれど、大昔にBIOSリセットされたことに気付かず、CDドライブが1番になっており、入れっぱなしにしていたCDがパソコン起動すると毎回ぶん回り「Windowsの起動遅いのなぜだろう?」と不思議だったことも。※OSが入っていないか毎回CDを確認されてしまう。
7.ドライバは昔と比較し簡単になった
19:ドライバ
不明なデバイス定期というやつか。
わからないデバイスはわからないため、今でもこれが何なのかわからない。おそらくThunderboltのような気がしないでもない。
一部のDELL製品やDSP版仕様を除くメーカー製の完成品はドライバのインストールという概念を知らず何のことかわからず詰む人も居そうですな。
メーカーのリカバリディスクはドライバを適用した状態でイメージ化されているため、この作業をする必要がないことが多い。
自作PCはパーツの組み合わせはユーザが決めるものなのでドライバは個別であり、Windowsへ「チップセットはこれ」「イーサネット(有線LAN)はこれ」「オーディオは~」と1つずつ教える作業がドライバのインストール。
Windowsの2000頃までが割と鬼畜で、合っているはずなのに適用されないとかあり、亜種のドライバを海外サイトへ探しに行くとか冗談抜きであった。
私がミスった事例としては、型番似ているから大丈夫だろうと入れて認識しない上、削除さえできなくなりWindows入れ直した。
けれど今、特にWindowsが10になってからは本当かよと思うほどMicrosoftが様々なドライバを持っているようで、ネット接続すると自動的にドライバが適用されて行き、グラボやNVMe SSDなど特殊なモノ以外は何でも入る。NVMeはメーカー側がドライバ提供していないなら、10なら標準で対応。
ドライバは昔ほど難しくない、というか今どき詰む原因にはならなさそう。
α.他にも落とし穴は意外と色々あるある
別スレの1より。
- CPUクーラーを上下逆につけて放置
- SSDをマザボにつけるときの六角ネジが取れずペンチを買いに行く
- 本体のグラボの端子出すとこのカバーが取れずペンチで破壊
- フルプラグインの電源でどのケーブルがいるのかわからず悩む
- biosを起動したもののどうやってOSを入れるかわからない
source:ワイが昨日PC組んで困ったこと : PCパーツまとめ
1番のクーラー上下逆がちょっと何言っているのかわからない、サイドフローで上下逆にしてエアフローをリバースしていたのだろうか。通常はファン用電源コネクタの配線が出ているところが上のはず。
2番もよくわからない、6角ネジとは六角レンチで回すネジなのか。ペンチではなく専用の工具があるのでそれ買いましょう。
3は合っている気がしないでもない、安いケースは一度切り取ると元に戻せない設計もあるため。高価なケースはたいていネジ止めされており、外せばパネルも外れるし元にも戻せる。
4はCPUとグラボ補助用の8pinで悩むかも知れませんな。電源側と端子側の穴の形が違うなので合わせて奥まで挿し込む。フルプラグインとは、電源ユニット本体から全部の配線を外せるやつ。
5は初歩中の初歩で、SSDなどストレージにOSが入っていないならば、OSのインストールディスクやUSBメモリ棒挿しておけばパソコン本体側がOS(正確にはブート可能な何か)を探してくれるので放置で良いはず。私が6番で毎回CDがぶん回っていた動作がそれ。
7項目以外にも意外とオリジナルな詰み方がある例として。
自作PCも失敗して覚える時代は終わった
私のオリジナルなクソ馬鹿な失敗としては、LGA775時代のCPUを向き間違えてフタしてクーラー載せて電源入れてマザーごとぶっ壊したことがございます。もちろん自分のパソコンで。
なぜそんな失敗をしたかは、その1つ前の規格のSocket478は今のAMDのようなピンがCPU側から生えている設計だったので、向きを間違えるとソケットにはまらないため。LGA775もハマらないけれどよくわからなかった。
DDRとDDR2が排他仕様なマザーボードと知らずに同居させて起動せず、サイコムにメールして教えてもらったり、興味本位でRAID0とかSpanning試してデータ吹き飛ばしたりも。
こうしてCPUには向きがある、メモリ排他仕様なマザーもある、RAIDやスパニング怖い、という感じで失敗して痛い目に遭い覚えて行くが昔の自作パソコン。
しかし今はインターネットがあり質問できて教えてもらえるし、YouTubeで作業手順の予習もできれば、パソコン工房やドスパラ店舗へ駆け込みどうにかしてもらう手も。
昔の和食の職人が見て盗め、が、今は教えてあげる店もあるように、自作PCもぶっ壊して覚える、から予習したり教えてもらいながら失敗せず作業できる環境になっております。
自作PCの組立作業は難しくない、そう言えるのは自作できる人だから。してみたいなら今は自作のハードル低いので失敗を恐れながら一発で完成させてみましょう。今回出なかったけれどCPUクーラーのグリス塗り(盛り)も割と難しいはず。
難関はその手前、パーツの組み合わせ。ケースとマザーのコネクタ接続や、BIOSにもメーカーにより項目が違うように、「こうすれば簡単に組み合わせわかるようになる」とは一概には言えない。
それらが面倒ならBTOパソコンおすすめ。
>フロントパネルのコネクタ接続
接続はマザーをケースに組み込んでからになると思いますが、だいたい刺しにくい・見にくい位置にコネクターがありますね。
10cmぐらいのバラ線がショップで売ってますから、それを使ってマニュアルとにらめっこするのが分かりやい。
Asusにはコネクター接続用のブロックが付いていて、それにケース線をつないだ後でコネクターに刺すようになっており便利ですね。全マザーがそうなっているかは知りませんが。
>相性問題は今でもAMDではメモリで出るらしい
長らくAMDで組んでいますが、スカは引いたこと無いですね。
ただ、今のRyzen には、シングルランクとかデュアルランクとか有るので、それには注意して下さい。
更新とかでマザーと一緒に同一ショップ(リアル店舗)で買う、通販ならセット物を買うなら問題ないと思います。
>BIOS
昔、意味の分からない日本語表記のBIOSが有りましたね。
はっきり言ってBIOSレベルなら英語で十分です。
>パネル付け忘れてマザーのネジ止め
これ、結構やります。
最近の一番の敵は冗談ではなく老眼ですな。今年の1月メガネかけてもケースの中が暗くて見えず、ヘッドランプで中を照らしながら組み上げましたw
今年還暦の私も、激しく同意します。
私の場合、近視で老眼、さらに若干乱視でもあるため始末が悪い。
>フロントパネルのコネクタ
とりあえず必要なのは「PWR SW」とか「POWER SW」とか「Power Switch」とか書かれている、電源スイッチのコネクタですね。繋がないと電源ボタンを押しても起動(通電)しませんし。
私は目ざわりなためLEDランプは繋いでいません。
>バックプレート
だいたいのモデルでは付けたままでもCPUクーラー自体の脱着はできるため、私はけっこう好きな固定方法です。他クーラーに流用できませんから、CPUクーラーの交換でもマザボ交換と同程度の作業が必要な点は、自作派にとってやや大きめなウィークポイントですが。
>メモリ
私は両手の親指で、それぞれレバー付近のメモリ両端を同時に押しています。同じ力ではなく、どちらかを少しだけ強めに押して、先に片方をガッチリ固定してからもう片方を最後のひと押しするのが私のやり方。
>背面のI/Oパネル
取り付けようと四苦八苦した後でよく見たら、上下が逆さまだったこともありますよ。
>メモリ
チップの搭載数には少し注意が必要。
ツクモ福岡店 最新情報|メモリ増設はチップ数に注意 Part.2
https://blog.tsukumo.co.jp/fukuoka/2015/12/ram_caution_part2.html
>わからないデバイスはわからないため、今でもこれが何なのかわからない
なお私のPCでも同じ箇所に不明なデバイスが表示されている模様。繋いでいるデバイスの中で使っていないモノといえば、モニタに付いているUSB端子とカードリーダくらい。
https://i.imgur.com/xRVlUMg.jpg
>他にも落とし穴
1.ケーブルの長さが足りない
2.ケーブルの本数が足りない
3.電源の「O」と「ー」を逆に理解している
4.ネットの「組み立てる時は基本全裸」を信じて実行する
5.ネジが余る
6.ミリネジとインチネジを間違えネジ穴をなめる
7.ネジの締め具合が分からずマザボが曲がる
8.コンセプトは「コスパ最高PC」だったはずが、いつの間にか「ぼくのかんがえたさいきょうのPC」に
9.痛PCでも作ってみるか→30分で挫折
早朝暗いうちのタックルの準備や仕掛け作りも同様ですな。最近仕掛けは船宿のものを使うようになりました。釣果は大差ないw
竿のガイドに糸を通したりするのは家でやります。
それでも飛ばしている事が・・・
仕掛けはほぼ自作です。
既製品を使って大物をバラしたら後悔しますので。
しかし仕掛け一つ作るのにかかる時間がかなり長くなってしまいました・