東芝のHDD 4TB(MD04ACA400)を購入。
容量が足りなくなったのでは無く使用中のSeagate製HDDのST3000DM001が故障しかけており仕方無くおかわり。価格などの情報は2016年6月現在なので未来から来た人は脳内変換を。
先に東芝HDDの話から参りましょう。
東芝製4TB HDD「MD04ACA400」の評価・レビュー
HDD本体の写真を撮影して上げても無意味な気がするので接続後のCDI。
東芝製の3.5インチ単品は初購入。ここまでまっさらなHDDは初めて見た。
電源投入回数の2はHDD交換後に一度シャットダウンしたので元は0のはず。SeagateやWD製品などは5~7回になっていたけれど東芝はリセットでもしているのだろうか。
7時間になっている原因は不明。PC接続する前にクローンをしたけれど、寝る前に開始し帰宅まで17時間放置していたので全てでは無く、約2TBのデータ量、総容量3TBに7時間かかったとするなら合っているものの7時間もかかっていないはず。
というどうでも良い事はこのくらいにしてベンチマーク。
実に普通のハード・ディスク・ドライブ。
容量が0では無い原因は先程書いた通り、使用中のSeagate製HDDから東芝HDDへクローンしている為。
2014年1月頃の容量0のSeagateと比較するとやや性能ダウン。CDMのバージョンを3.0.3に合わせて測り直しております。左が東芝、右Seagate。
Seagateはこの時点ではマザーボード違い。
SATA2接続にも関わらず速いという事は使用量の影響でしょう。HDDの中身は円盤でありCDやDVDなどとは逆に外周から書込するので同じ1回転でも外の方がデータ量多い=高速。
本当に使用量の関係なのか改めてSeagate製品でCDMベンチ。左が2016年6月現在で使用量70%、右は2014年1月頃で容量0。
東芝と同じくらいまで低下。
使用量が関係しているのか、マザーボードの違いかは特定出来ず、する必要も無いと思うので以上。
その他の気付きとしては価格コムでのクチコミの通り結構うるさい。逆にいうとSeagateのHDDがほぼ無音だったわけで、AHCI効果で無音になっているのかと思っていたけれど勘違い。やはりHDDはガリガリいう。
HDDのボリューム拡張とオフライン解決について
先に私のPCのストレージ構成から。これ知らなければ意味が解らない。
ドライブ名:何用か
- C:SSD 256GB、起動ドライブ
- D:HDD 250GB、Cのバックアップ用
- E:HDD 3TB、データ保管用
- F:HDD 3TB、Eのバックアップ用 <-こいつが犯人
今回はCとDは無関係でEとFの話。
FドライブにしているHDDは元はEドライブとして使用しており、回復不能セクタが無限増殖を開始したのでFへ格下げし、正常な元FをEへ移動。
そして東芝の4TBが来たのでFドライブの3TBはスクラップ行きとして再び入れ替え。
- E:HDD 4TB、東芝の新品
- F:HDD 3TB、元Eドライブ(バックアップ用)
単に取り付けたのでは無く、上記の元Eドライブの3TB->東芝4TBへクローニング(中身丸ごとコピー)しております。
東芝4TBのみ取り付けクローンが正常に完了している事を確認し、3TBを取り付けるとこうなってしまった。
中身が全く同じな為か3TBがEドライブへと変更され、同じEドライブとしてかぶっている4TBがオフラインになっております。※下段左の窓
初めて見たので検索するとこちらに解決方法が掲載。
HP Z シリーズ - 署名の競合によって状態がオフラインになったハードディスクをオンラインに変更する方法
http://h20564.www2.hp.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-c03933322
説明通りに右クリックしてオンラインへ変更、する前に3TBのドライブ名をEからFへ変更済。
4TBをEドライブと認識してくれたので、次はパーティションの拡張。上の画像の通り、3TB HDDの2794.39GBのクローンなので931.50GBの無駄。
Eドライブの上で右クリックし、ボリュームの拡張を選ぶとウィザードが起動。いつもフリーソフトでパーティション拡げているので初めて使用した。
分かり難いですな。
右のディスクとなっている953,858MBが先ほどの931.50GBのようで、そこを無くしたいので何と無く削除ボタンを押すと次へボタンが押せず。画像の状態で次へを押すと拡張完了。
ディスク3、Eドライブが3725.90GB、約4TBへ拡大。
Eドライブの容量が3TBを超えるとバックアップ用のFドライブ3TBが足りなくなるけれど、そこまで行くには数年かかると思われ、それまでにEドライブのSeagateなST3000がもつとは思えない。
と妄想していたところ、予想通りなまさかの展開へ。
壊れかけのSeagate製HDD「ST3000DM001」その後
お引き取り願うST3000はこちら。
昨年12月の記事で40の回復不可能セクタ数が約半年で688まで増加。これ以上増えるといくらバックアップ用とはいえ精神的によろしく無く、元のHDDが故障したならこちらが本体になるのでデータの破損が怖い。
というわけで外して東芝4TBを付けた2回目の起動でまさかの道連れ。期待を裏切らないST3000、まるでどこぞの野党のような自爆機能。
型番同じなので外した方を取り付けたのかな?と思いたいけれどもちろんそんなわけは無く、CDIを開くといきなり8が16まで増加しており少し笑った。生の値は10進数へ変換。
東芝が来るまで持ちこたえ力尽きたといえば奇跡的ともいえるけれど、単純にこのST3000DM001シリーズがクソなだけでございます。
いずれも2014年1月頃の購入で、初の回復不能発生時期と正常動作期間は以下の通り。ちなみに保証期間は標準で2年。
- ST3000DM001(その1)・・・2015年12月頃(1年11ヶ月)
- ST3000DM001(その2)・・・2016年6月(2年6ヶ月)
前回の記事で書いた通り、その1は2016年3月頃まで保証期間なので記事のネタ用にRMA(修理交換)申請しようとしたけれど、SeaToolで検査をすると回復不可能セクタを無かった事にされたのでRMA不能。
その2は保証期間を過ぎており、再びST3000を使う気にはなれないのでバラしてゴミ箱行きとし、もう1本東芝4TBをおかわり予定。
HDDの選び方に正解は無く人それぞれ(まとめ)
個人的にSeagateは二度と無いとして今回は東芝にしたけれど、他人にまでSeagateはやめろというつもりはございません。
私のHDDの選び方は単純。
- Seagateを除外・・・個人的に
- 最もコスパの良い容量・・・3~4TBが現在最良
- ストレージ1本1.5万円以上は出せない・・・4TBが1.3万円
次に価格コム上位から今回は4TBを見て行くと各メーカーで特徴が判明。
- HGST・・・欠点無いが何故かクソ高い
- WesternDigital・・・インテリパークがウザい
- 東芝・・・うるさく熱いらしい、保証の有無や期間不明
ケチな貧乏人としてHGSTは違う意味で問題外。WDはインテリパーク切れば良いけれど面倒、かつWD製品はプライベートでも修理現場でも良い思い出が無い。
普通の人は騒音、高熱、保証不明は嫌かも知れないけれど個人的にそういうのは割とどうでも良い事ばかり。
アクセス音は慣れ、発熱は故障率と無関係らしいので無視し、修理するくらいなら捨てて買い換えるだろうと。
ところで東芝のこのHDD、保証は1年間ある模様。
source:ハードディスク 故障品交換手続きのご案内|東芝:パーソナルストレージ
箱入りでは無く保証書も無いけれど、保証シールがプチプチに貼付。
高確率で使わないとは思うけれど、修理ネタで1記事書けるなら保証期間内での故障時は依頼してみるかも知れない。
HDDは消耗品。いつか必ず故障すると信じてバックアップは忘れずに。
>7時間になっている原因は不明
出荷前に全数検査でもしているなら実時間かもしれませんが、その辺はソフト読みならではの誤差ですかね。
>本当に使用量の関係なのか改めてSeagate製品でCDMベンチ
ランダム4Kの読み書きダウンが特に激しいですね。残り容量が100GBくらいしか無い私の3TB-HDD(上書きで差分バックアップ用)なら、恐ろしい低下具合になっていそう。
>価格コムでのクチコミの通り結構うるさい
故障した時はすぐに分かりそうですね。
>中身が全く同じな為か3TBがEドライブへと変更
私が「2TBが故障→3TBへクローンして入れ替え」した時は、もう少し奇々怪々でしたね。確か
「Fドライブが消えたから欠番。Gは光学ドライブだから無し。よって新しい3TB-HDDはHドライブを割当ます。Fドライブへの名前変更は不可能です」
からの
「USB経由で元Fドライブが接続されたから、こっちにFドライブを割り当てます」
のコンボ。
Windowsの復元で使うバックアップデータ、Dropboxの同期データ、バックアップソフトの保存先をFドライブにしていため、複合的に「何とかしてFドライブの環境を変えずに動かそう」という努力が働いた模様。
>お引き取り願うST3000はこちら。
よく考えてみると、代替処理済のセクタ数がゼロで、代替処理保留中=回復不能のセクタ数、というのはかなり厳しいですね。不良セクタが出る=代替処理は無理で回復不能、という事。
HDDの選び方。私は今のところ、容量と値段だけ見ていますね。速度や機能は度外視。ただし新製品は外し、発売から1年は経っているモデルを選びます。理由は「1年あれば、致命的な不具合は誰か見つけているだろう」くらい。